|
オープンしたてのららぽーと横浜で開催されたフランス映画祭で「情痴アバンチュール」を観ました。「スイミングプール」「8人の女たち」「ピーターパン」などに出演のリュディヴィーヌ・サニエ主演です。六本木会場の方で観れば、本人の舞台挨拶もあったようですが、日程が合わなかったので行けませんでした。残念! 監督はカンヌ映画祭で短編部門のパルムドールを受賞した経歴を持つ新鋭グザヴィエ・ジャノリ。 しかし、ある日マンションの前に雨でびしょ濡れになりながら、裸足で震えて立っている怯えた様子の女と目があってしまった。ほっておけない様子の彼女をジュリアンは追いかけてしまう。見失ってしまうが、また次の日も仕事帰りに出会ってしまった。マンションの部屋まで追いかける彼。そこには、まだ幼い彼女の息子と、自傷行為により傷ついて眠る彼女がいた・・・。 なんとなくこの主人公の彼ジュリアンは、村上春樹の小説の主人公を私に思い出させた。規律正しく淡々と日常を過ごしながらも、巻き込まれていってしまう彼。彼の心の奥のなにかが求めていたのが彼女のような人だったのか、静かに過ごしていたはずの彼は、彼女とその周囲の出来事に翻弄されていく。実は、彼女は少女の頃から荒れた生活をしていて、誰の子かわからない子供を生んだのだが、年上の家庭もちのちょっと危ない仕事をしていそうな魅力的な男の援助を受け、守られながら暮らしているような女性だった。しかし、彼女にその恋人のすべての愛情が向いているわけでもなく、妻子との関係を彼女のために捨てたりするわけではない。強すぎる彼女の愛されたい気持ちから逃げるかのように、別の逃げ場も作りながら、彼女を救った気持ちでいる男性。愛されたい気持ちが強すぎる彼女は夢遊病になり、自傷行為をも繰り返すようになっていったのだった。 ジュリアンは、そんな彼女をなんとか救いたいと思うが、彼も幼馴染の彼女との関係を彼女のために断ったりはしない。ふたりの男の愛情を受けているようだが、自分の気持ちを抑えきれない彼女に全てを与えることは、彼らのどちらにも出来なかった。たとえばフランス映画の名作「ベティー・ブルー」の主人公に似ているような彼女だけれど、「ベティー・ブルー」の中の恋人ゾルグのように、共に堕ちていってくれる相手には出会えなかったということだろうか。共に堕ちることって、なかなか出来ないだろうし、そこまで相手に求めるのは求め過ぎ、欲張りすぎなんじゃなかろうか、とも思ったけれど・・・。 そんなふうに愛を求め過ぎてしまった女の子の話でした。リュディヴィーヌ・サニエが艶っぽく、女の私でもぞくっとくるような可愛さなので(スイミング・プールでもクラクラする感じでしたね〜。)男の人たちがほっとけないのもわかるけれど、こういう女の人を受け入れるには、それくらいの覚悟と器がないと駄目なんだな〜と。覚悟があっても悲劇を呼ぶのかもしれない・・・などと思いました。 実際のリュディヴィーヌ・サニエはこの主人公とは真逆の人みたいで、インタビューなどを読むと、常に精神が安定している人みたいですよ。よかった!!! この映画がきっかけで、ジュリアン役のニコラ・デュヴォシェルと結婚して、お子さんが産まれたそうです。リュディヴィーヌ・サニエは、まだ少女みたいだったのにね〜。フランス女優は成長が早い・・・。 愛の求め過ぎに注意!ということでしょうか・・・。
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- 映画レビュー







リュディヴィーヌ・サニエはスイミングプールで魅力たっぷりでしたね。気になる女優の一人です。フランス映画ならではのストーリーですね。
2007/4/12(木) 午前 1:00 [ yk ]
「8人の女たち」ではまだ子供だったんですけれどね〜。オゾン監督の秘蔵っ子と言われてました。実際の彼女は聡明で落ち着いた女優さんみたいで、役に飲み込まれない人もたいですね!役に飲まれる精神の弱い人だと可哀想です。でも、フランス女優は強そうです・・・。
2007/4/13(金) 午後 5:43
これもDVDになったら観てみたいです!今はフランス映画、お休み中です。疲れてる時はダメですよね〜笑「スイミングプール」がすっごく気になってたんですが、面白いですか〜? 「マッチポイント」は評判いいから観てから読ませて貰いますね〜!楽しみ〜♪
2007/4/13(金) 午後 9:00
ツタヤが半額だったので、フランス映画をまた借りてしまいました。しかもハネケを2本も!来週は発狂してるかもしれません・・・。馬鹿ですね〜。「スイミングプール」は推理もののような官能もののような。よくわからない作品ですが、女優は良いです。「まぼろし」「ぼくを葬る」の方がいいかもしれません。「マッチポイント」良く出来た映画でした。ジョナサンも適役でした!
2007/4/14(土) 午後 11:36