kariokaの「極楽鳥シネマ」

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石の微笑

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もう一本、ららぽーと横浜で観たフランス映画は石の微笑。「ピアニスト」のブノワ・マジメル主演作というので、興味を持って観に行きました。75歳のフランス映画の巨匠クロード・シャブロル監督が、イギリスのサスペンス小説家ルース・レンデルの原作をもとに作った映画。とても良く出来た映画で、普通の生活を丁寧に描きながらも、そこに変化が起こる様子を全く不自然さなく、観るものを飽きさせないように作ってあり、さすがでした!今年、日本で一般公開も決まっているようですよ。

フランス西部の地方都市に住むフィリップ。父親のいない彼は、美容師の母や妹ふたりの支えとな
って、また改装業者の営業として、真面目に生活していた。しかし、母は結婚を約束した恋人に裏
切られ、上の妹は結婚、下の妹は夜遊びをしたりと、心配が絶えない。そんな時に上の妹の結婚式
花嫁付添人をした妹の同級生センタが、わが家の庭に置かれた彫像・フローラとそっくりなのに驚
く。フローラに執着していたフィリップは、センタに一目で恋に落ちる。パーティー会場ではよそ
よそしかったセンタが、帰宅したフィリップのもとに、いきなり雨の中をびしょ濡れで訪ねて来る
。運命を感じたと抱きつくセンタ。ふたりはお互いに夢中になる。産まれた時には母がすぐ亡くな
り、女優の卵で様々なオーディションに合格し、アメリカでストリッパーをしていて・・・と語る
センタを虚言癖のある子と思うフィリップ。父親の残した屋敷の地下室に暮らす変わったセンタだ
が、彼女と恋に落ちたフィリップは、会わずにはいられなくなっていた。しかし、センタに、ふた
りの愛の証明に「人間が完全になるために必要な4つのこと」を要求される。木を植えること、詩
を書くこと、同姓と寝ること、人を殺すこと・・・。

フィリップは真面目でハンサムで家族思い。でも、そんな生活が知らずと負担になっていて、恋を思い切りすることも出来なかった。でも、ずっと気に入っていた石像に似た女性に出会って、感情を堰きとめていたものが外れてしまったんですね。しかし、一風変わった彼女の世界を信じきることはできなかった常識人でした。ブノワ・マジメルは、変わった女性に翻弄される役が多いのでしょうか?「ピアニスト」でもそうだったし。実生活でもずいぶん年上のジュリエット・ビノシュと結婚していたし。(別れたようですが。ビノシュに飽きられた?)でも、彼は好青年で優しくかっこよくて大人しい雰囲気ですね。日本の伊勢谷友介を感じ良くした感じがします。感じが言い分、常識人というか、アブノーマルを信じ切れない男の人役なんですね〜。

センタは、常識的な生活とは、元々かけ離れた女の子。どんどんその考え方も過激になっていくんですが、何故フィリップを同志と思ったんでしょうか?自分を愛してくれる人だから?謎を秘めた、しかし力強いセンタを2世俳優ローラ・スメット(ナタリー・バイの娘)が、魅力的に演じています。

ふたりの世界が違いすぎたということでしょうか。母や妹との現実の生活(美しい母娘です。家の中の様子もこじんまりとしてますがおしゃれ。フランスの普通の家庭の様子が描かれています。)を守りたいフィリップ。一方、父の残した荒れ果てた屋敷の地下室に住み(上にはタンゴダンサーの義理の母と愛人がタンゴの練習を常にしています。)現実の生活感が皆無のセンタ。一緒に堕ちることができないのでしょうね?センタの変わった様子に引かなかっただけ、彼はいい?でも現実は・・・。

ふたりの青い目がとても美しかったです・・・。

閉じる コメント(11)

興味を惹くストーリーですね。魔性の女に振り回される男・・・。

2007/4/14(土) 午後 0:06 [ yk ]

フランス映画らしいですよね。同じ日に観た「情痴アバンチュール」もそんな感じ。フランソワ・トリュフォーの「突然炎のごとく」とか代表的な振り回し映画でした。この映画のような感じで、一緒に堕ちていくというと「ポーラX]を思い出しました・・・。

2007/4/14(土) 午後 11:55 かりおか

これも良さそうですね〜!ブノワ・マジメル、私は観たことがないかも??「ピアニスト」も観たいんですよ〜。でも痛いんでしょ〜?痛みには弱いから勇気がいりますね(^-^;A 気丈な時に借りてみようかな!

2007/4/15(日) 午後 11:14 R*alph

映画作りがやはり巧いので、フランス映画ですが眠くならずに観ることができましたよ。このブノワ・マジメル、なかなかいいです。「ピアニスト」も素敵でしたが、映画は相手のイザベル・ユペールが強烈でした。でも、ハネケでは観やすいと思います。「人生は長く静かな河」の子役がブノワですが、その映画、以前観たいと思ってて未見です。

2007/4/17(火) 午前 8:50 かりおか

確かにブノワって変わった女性に翻弄される役が多いですね。生ブノワも静かでやさしい好青年って印象でしたから役の中でも自然に演じられたりして。「遊び人風な役」は年下の人で演じてますよ。

2007/4/18(水) 午後 9:17 [ - ]

センタ役のローラは日本人っぽい顔じゃないですか?青い目は美しかったですよね。

2007/4/18(水) 午後 9:22 [ - ]

ブノワのプロフィールに性格は内気・・・と書いてありましたよ、ひゅーのすけさん。生ブノワもそんな感じなんですね。優しそうでいいですね〜。遊び人風?では観てみます!違う一面ですね☆センタみたいな顔立ちの人、いるかもしれませんね。でもハーフっぽいと言われそう〜。青い目は印象に残りますよね。

2007/4/19(木) 午前 9:14 かりおか

やっと観れましたw
素敵でした、ブノア!育ちが良さそうな感じで清潔感があって。
だからなのかどうか、相手役のローラ・スメットは好きになれなかったですね(^^;)
こういう顔立ち、日本人でもいそうだけど、劇中でアイスランド系という説明があったので、なるほどって思いました。
眼の色がチャームポイントでしたね!
淡々としていて、情熱的というよりは、冷酷な雰囲気が怖かったですね〜!
TB、お返ししますね〜!

2008/12/13(土) 午前 0:54 R*alph

ブノワ、素敵だったでしょ♪ラルフさん。
ブノワの映画、いろいろ観たいけれど、なかなかレンタルにないんですよね〜。サスペンスものが最近は多いのかな?サスペンスってあんまりすすんでは観ないんですが、ブノワ目当てに借りようかなと思ってます。今年はフランス映画祭には来なかったみたいですね。この年は来てたのに、私は舞台挨拶なしのを観てしまって残念でした。。。
ローラ・スメットは、ああいう堕ちていくのが止まらない女性でも、はかなさよりも逞しさが強かったかもしれないですね。。。
TBありがとうございました♪

2008/12/14(日) 午前 1:11 かりおか

放送してくれたのでたまたま観れた作品なのですけど、この雰囲気はハマりましたです^^
マジメルくん好きというのもあったかも(笑)
そうそう、日常に思わず堕ちてしまうような事があるのかも…という描き方は秀逸でしたよね。
こちらからもトラバさせてくださいね♪

2009/10/3(土) 午前 11:09 じゅり

普通の生活も丁寧に描いているところが、さすが巨匠の風格でした。
観てて、全く飽きませんでした。
ブノワ映画も制覇したいところですが、なかなかレンタルないんですよねー。「王は踊る」が一番観たいです♪「ピアニスト」での美しさは衝撃でしたね〜。「人生は長く静かな河」も可愛かったです!
TBありがとうございました、じゅりさん。

2009/10/4(日) 午前 1:40 かりおか

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