|
西瓜を観た。18歳未満は観れません。。。(台湾のツァイ・ミンリャン監督作品は、いままで「愛情万歳」「河」「HOLE」と観てます。「青春神話」も観たかも?) 台湾の鬼才ツァイ・ミンリャン監督が、「ふたつの時、ふたりの時間」に登場した主人公2人のその 後の再会を綴った異色ラブストーリー。主人公の一人がAV男優との設定で随所に過激な性描写が登 場することから、本国の台湾では審査の基準を巡って社会的な論議が巻き起こった。極限の水不足 が続き、人々が西瓜ジュースでのどの渇きを癒している台湾の街。そんな中、久々にパリから帰国 したシャンチーは、偶然にも昔路上で腕時計を買ったことがあるシャオカンと再会する。次第に惹 かれ合う2人だったが、シャオカンには彼女に知られたくないある秘密があった。(YAHOO映画) 相変わらずのツァイ・ミンリャン監督節の、無言で重苦しく、孤独さの切実さが溢れ出す様な映像が続く。そこにAVの撮影風景と、ポップでキッチュなミュージカルシーンが挿入されているという摩訶不思議で強烈な映画。「HOLE」という以前の作品にもちょっと似ている。あちらは、異常気象で水浸しでしたが、この映画は雨が降らず、水不足で、豊作のすいかのジュースを皆が飲んでいるという設定。そして、日本のAV女優の夜桜すもも嬢の参加により、リアルなAV撮影風景が繰り広げられてびっくりです。アダルトオンリーの映画です・・・。 水不足なのにすいかまみれの撮影にベトベト・・・。マンションの給水タンクに忍び込み、水浴びをしながら、何故か半漁人のようになり、美しい月明かりの中、歌いだす主人公・・・。こんな変わった場面ばかりです。だんだん描写も露骨な感じになっていく・・・。 ツァイ・ミンリャン監督作品は、ずっとリー・カンションが主演していますが、少年の頃からこのような映画に出演し続けて、歪みそうだと心配になるほど。この映画ではAV男優までやらされてます・・・。私は未見ですが、前作の「ふたつの時、ふたりの時間」の続編らしい。「ふたつの時、ふたりの時間」は、フランスでトリュフォー映画にかかせないジャン・ピエール・レオも出演。リー・カンションはツァイ・ミンリャン監督の「トリュフォーにとってのジャン・ピエール・レオ」みたいな人なのかな? AV男優が職業とはいいにくいが、彼女に迫られても気が乗らない。微妙な状況。彼女は、水不足のように、自分自身も孤独で乾いているような人で、滑稽さギリギリの真剣さで演じているチェン・シャンチーは大変だったろうな。でも、実はとても切り替えの早いたくましい女優さんらしいですね。孤独で乾いたようなやるせない女性は、ツァイ・ミンリャン作品にはよく登場しますね。 昆虫のような孤独で滑稽な人間たちを描きたかった・・・というようなことを監督は語ってます。私はうまくは語れないんですが、衝撃作品であったのは確か。滑稽なコメディにもなるような題材を、大真面目にギリギリな感じで映画にしてます。身体を使って生命を表現する、ポルノを利用して人生を語る、この映画が表現したいのは捻じれた人生、セックスに対する偽善を破り、パターンを破壊したい・・・と監督はインタビューで語ってました。。。
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- 映画レビュー




「河」は観ました。やはりこの「西瓜」も無言で重苦しいのですね。「河」は悪い映画とは思いませんでしたが、一度見たらもう二度とは観たくない様な映画だった記憶があります。
2007/4/26(木) 午後 7:09
ツァイ・ミンリャン監督の映画は、もう一度は観たくないけれど、一度は観なくてはと思ってしまいます。これは、AVと映画の境目がわからなくなりそうな映画ですが、切実な感情が突き刺さるように表現されてて、「映画」だと。ミュージカルシーンは摩訶不思議です。リー・カンションは河でもそうですが、監督との絆があるので、ここまで出来たんでしょうね。
2007/4/27(金) 午前 8:05
「河」は見ましたね、う〜だったけど。見たいと思いつつ、まだ見れていません。表札、ガエちゃんですか?
2007/4/27(金) 午後 8:39
この映画も、う〜かも。ラストの方は眩暈がしそうでした。でも、可笑しいような哀しいような。「黒い眼のオペラ」「楽日」も観たいと思ってます。表札は「アモーレス・ペロス」のガエルです。同じ監督の「バベル」をGWに観る予定なので。「恋愛睡眠のすすめ」も公開ですね。
2007/4/27(金) 午後 10:30
私はツァイ・ミンリャン映画はまだこれと「河」しか見ていないのですが、もしかすると特に濃い作品を先に見てしまっているのかもしれませんね(笑)かりおかさんが仰るとおり、同じ作品をもう一度見たいとは思わないけれど、他の作品は見てみたい、そんな気にさせられる監督ですね。TBさせてください!
2007/4/28(土) 午前 0:00
秋香さん、一番濃いのをふたつ観てしまったかもしれませんね。HOLEもこの映画に似てますが、ここまで激しくはなかったです。予告で観た「黒い眼のオペラ」も濃そうでした・・・。リー・カンションはあんまり好きじゃないんですが、ここまでやるのか!とびっくりさせられますね。TBありがとうございます。やっと記事にしました。監督インタビューで誤魔化したみたいになりましたが^^;
2007/4/28(土) 午前 5:26
かりおかさん、こんばんは。
ツァイ・ミンリャンもだーい好きなんですよ。そうそう、リー・カンションは監督にとって、トリュフォーにとってのジャン・ピエール・レオみたいな存在といえると思います。「黒い眼のオペラ」も素晴らしくよかったですよー。私の2006年のベスト映画の2位から5位は、ファティ・アキン作品、ツァイ・ミンリャン作品だったのでした。去年秋の映画祭で、リー・カンションの監督作品を観たのですが、これまたエロエロ系で鮮烈でした。こちらもお気に入り。
2008/2/9(土) 午前 0:17 [ かえる ]
ツァイ・ミンリャン監督も、とっても気になるんですよね〜。この映画、強烈すぎて戸惑いもありましたが、不思議とこういう映画、嫌いじゃないんです。かえるさんみたいに、分析していただくと、なるほど〜と思いました。ひりひりするような孤独がいつも存在してますが、切り口が斬新なんですね、いつも。私は観る時に、痛さについ入り込んじゃうんですが、考えると発想が面白い映画です。「黒い眼のオペラ」はもっと変わった話みたいで、レンタルにあったら(これがなかなかないんですよね。)絶対観たいです☆東京フィルメックス、行きたかったんですけどね…。
かえるさんの好きな映画、かぶるところが多かったので、また過去記事にTBさせてください。(しつこいかも?m(__)m)
2008/2/9(土) 午前 11:55