kariokaの「極楽鳥シネマ」

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ダニエル・ジョンストンのドキュメンタリー映画、「悪魔とダニエル・ジョンストン」を観た。

ジョニー・デップ、デヴィット・ボウイ、カート・コバーン、トム・ウェイツといったアーティストたちを魅了してきた、天才シンガー・ソングライター兼アーティスト、ダニエル・ジョンストン。
特に、ニルヴァーナのカート・コバーンが、ダニエル・ジョンストンの描くカエルのTシャツをよく着ていたことから、有名になったそう。カートはダニエル・ジョンストンのことが大好きだったので、着ていたそうですよ。

長年に渡りうつ病に苦しみながらも、世界中のアーティストたちを魅了する伝説的シンガー・ソングライター、ダニエル・ジョンストンの半生を追ったドキュメンタリー。自ら記録した膨大な量の録音テープやホームムービー、家族や知人の証言を中心に、その狂気と創造性、愛に満ちた日々を映し出す。監督は、ドキュメンタリーで活躍するジェフ・フォイヤージーグ。ダニエルの破天荒な人生に圧倒されるとともに、献身的に支える両親の姿が印象深い。

1961年に生まれたダニエル・ジョンストンは、幼いころから音楽や漫画、映画作りなど特異な芸術的才能を見せていたが、厳格なキリスト教原理主義の両親にとっては反社会的なことにしか思えない。80年代初め、自作自演のカセットテープを周囲に配り始め業界から注目され、名声を得ようとしていた矢先、彼は精神を病んでしまう。 (シネマトゥデイ)

幼少の頃から賢い子供で、成績はトップ。そして、芸術的な才能に恵まれ、漫画を描いたり、映画を自分で主演監督したり、作詞作曲をしたり。いつも、その天才的な才能は注目されていたんです。なんだか、この前観た「恋愛睡眠のすすめ」ミシェル・ゴンドリー監督の自伝フィルム「ずっと12歳のまま」と似てました。頭の中が妄想でいっぱいで、それを作品としてアイデアいっぱいに作り上げていく・・・。

しかし、ゴンドリー監督と違ったのは、家族が全くダニエルを理解していなかったということ。

ゴンドリー監督は祖父が発明家、父が作曲家、母もクリエイティブなことに夢中で子供の世話も忘れるくらいの人でした。兄弟もみんな協力して、様々な芸術作品を子供の頃から作り上げていました。

一方、ダニエルの家庭は、厳格なキリスト教原理主義の思想の家庭で、両親は、ダニエルが日常的な生活に無頓着で、変わった絵ばかり描いている困った子供だと考えていました。なんとか、真っ当に生きていくようにしなければ・・・と、常にガミガミと注意し、悪魔のような絵だ!と批判し(確かに、目玉や脳みそが溶け出す人など、不思議な絵を描いてます。)やめさせようとします。だから、彼にとっての芸術活動には、罪の意識が植え付けられてしまったのではないでしょうか。彼の頭の中には芸術活動をすればするほど悪魔が棲みついてしまって。

ゴンドリー監督は、天才と呼ばれる人ですが、CMやPVを仕事として完璧主義で仕上げていって、途中で精神がおかしくなって投げ出したりせずに、やっていける人です。
でも、同じように少年時代を過ごしたダニエルは、天才と思われながらも、仕事にしようとすると、狂気が顔を覗かせて、ことごとく失敗していった。
ふたりの違いって・・・と、考えてしまいました。


でも、このドキュメンタリーは面白いです!!!
ダニエル・ジョンストンは記録魔で、フィルムや録音テープをたくさん残していたので、それとインタビューをまとめて、密度の濃いドキュメンタリーが出来上がりました。
やはり、天才と紙一重どころじゃない人なので、エピソードのひとつひとつが面白い。

*美術学校時代の初恋の人が葬儀屋に嫁いでから、彼女に関する恋の歌を何百曲も作った。歌も演奏もはっきり言って下手。でも、メロディラインや詩は、初期のビートルズやボブ・ディランのよう!と言われてました。彼の曲に感銘を受けてカバーしたミュージシャンはたくさん!

*MTVの取材場所に現れて、ゲリラ的に自分を売り込んだ。一躍有名人に。バイト先のマクドナルドは取材やファンで大混乱。

*家出して移動遊園地で働いていた時期あり。(夜の移動遊園地いいな〜。綺麗です。)

*悪いミュージシャンたちに、LSDを与えられ、更に精神不安定に。躁うつ病が悪化。悪魔が顔を覗かせて彼と戦っていた。絵に顕著に表れる。キリスト教と罪悪感に支配されていたのでは?キリスト教の影響って、私は日本人だしわからないが、欧米の人には大きな精神的問題なんでしょうね〜。

*サタン、666、葬儀屋、マクドナルド、ビートルズ、お化けのキャスパー、マウンテン・デュウー、キャプテン・アメリカ、目玉・・・決まったものが彼の妄想を支配し、作品にもたびたび表れる。天才の芸術家って、あるイメージやものに執着して、それを何度も作品に登場させますよね〜。例えば、妄想の天才アーティスト草間彌生の水玉模様とか。あれも精神病の症状らしい。固執の仕方が凄い!

*レコード契約、コンサート・・・うまく事が運ぶと、精神バランスが崩れて、逮捕や精神病院行き。
自由の女神に落書き。騒音を注意した老女に悪魔を見て追い詰めて2階から転落させ骨折させる、小型飛行機のキーを父が運転中に奪い取り投げ捨てて森に落下・・・。周りは大変です!

*長年尽くしてくれたマネージャーをメジャーレコード契約時に、メタリカの悪魔の手先だと言って、突然の解雇。このマネージャーをモデルにウッディ・アレンが映画を作った?映像が出てきます。

うーん、面白かったけど、いろいろなことを考えてしまうドキュメンタリーでした。
妄想癖のない私は、彼ら天才の妄想にのって違う世界に浸るために、たくさんの映画、絵画、音楽に触れているのかも・・・と思いました。でも、突出した感性をコントロールするのも困難な人生ですよね。
羨ましくもあり、気の毒でもあり・・・。うーん・・・。。。

☆そういえば、8月4日にカート・コバーンのドキュメンタリー映画「カート・コバーン アバウト・ア・サン」も公開するようですね。ミュージシャンはフィクションよりもドキュメンタリーの映画のほうがいいので、フィクションである「ラストデイズ」は観たので、これも観たいです。強烈なキャラクターであればあるほど、フィクションよりも面白い。「ゆきゆきて神軍」とかね!☆

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ぬあぁぁ〜これ観たい!ダニエルジョンストンさん良く知らないけど(えっ!)観たい!

2007/7/5(木) 午後 8:03 MIYA

きゃぁ〜、かりおかさんのレビューも凄いです!!
私はこのDVDでダニエル・ジョンストンを知ったので理解できてないところが多々ありますね〜お恥ずかしい(^-^;A
厳格なキリスト教原理主義っていう所は「キング・罪の王」を思い出しますね〜ダニエルのお母さんって実は怖そうな人でしたね!
カートのドキュメンタリー公開なんですか!?観たいけどこちらでの上映は無さそうですよ・・・@@@

2007/7/6(金) 午前 1:52 R*alph

MIYAさん、ドキュメンタリーで映像や音声がたくさん残ってるのが凄いです。初恋の彼女のことも撮影してるし(とっても可愛い人です!)コンサートでだんだん神がかりになってくるところも凄いです。コントロール不能みたいでした・・・。なかうさんのところでこの絵を見てから気になってました♪

2007/7/6(金) 午後 5:18 かりおか

このDVD観ていたら、MTVのくだりで、以前BSでこの人の特集を観たことあったのを思い出しました!私もそれまで全然わかりませんでしたよ〜、ラルフさん。こういう芸術分野の天才は小さい頃から周りと違うんでしょうんね〜。でも、真っ当って何をもって真っ当というのかな〜と思ってしまいました。「恋愛睡眠のすすめ」にも似てますが、一線を越えてるか越えてないかの違いがわかりません・・・。その才能をお仕事にできるか、精神の病と見るかの差は?自分をコントロールできるか、否か?
お母さん、ダニエルの映画の通りだったんでしょうね〜。宗教の影響って揺るぎないものなんですね。教育についても考えちゃいました。TBありがとうございました♪

2007/7/6(金) 午後 5:35 かりおか

なんだか、ブログの雰囲気変わりましたね。勉強になります。かっこいいポスター

2007/7/6(金) 午後 11:03 [ - ]

ペロスさん、飽きっぽいので背景もアバターも画像もコロコロ変わるんですよ〜。観る映画もいろいろなので、いつも雰囲気は違うかも(笑)今はダニエル・ジョンストン気分ですが、来週は「傷だらけの男たち」観るので、香港気分です(笑)このポスター凄いよねー。下書きなしで浮かぶイメージで書いちゃうようですよ。凄いイメージ!!!

2007/7/7(土) 午前 10:13 かりおか

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ダニエル・ジョンストンはもう本当に大好きでほとんどのアルバムを持ってます。初期のカセットテープの音源なんて本当にヘッポコな音質でどうしようもないんだけど、メロディは美しくて切なくてポップで、泣けてきます。彼がメジャーレーベルからCDを出した時は腰を抜かしました。
・・・なのですが、実はコレまだ観ていません。劇場に行けなくて、DVDを買おうかと思ったらレンタルもしていたので、どうしようか迷ったまま今日まで至ってしまいました。早く観なきゃ。
・・・なので、今回は以前書いた関連記事をTBさせてもらいます。本作を観たらまたTBしに来ますね。

2007/7/7(土) 午後 10:29 なかう

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この方知りませんでしたが、かりおかさんのゴンドリー監督との対比の考察がおもしろいです。某ブログさんでヒットラーとチャップリンの比較をされていた方がいらして、それも興味深かったけれど。

2007/7/9(月) 午後 3:16 car*ou*he*ak

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お〜、これはレンタルショップで気になっていたDVDです〜。
バイト先に取材陣やファンが押しかけるのは面白いですね^^

2007/7/9(月) 午後 10:53 サムソン

なかうさんのところでこのカエルの絵を観てから、なんだか気になってしまい、DVD借りてしまいました!凄い人でした!お仕事に結びつきそうでつかないのが、なんとも・・・。精神的な危うさ繊細さは芸術活動には魅力になったりしますが、コントロールできないと本人も周りも大変そうでしたね。トム・ウエイツやベックがカバーしているのと本人の歌の2枚組みのアルバムを聴いて観たくなりました!
ローリーを思う彼は「シザーハンズ」のよう・・・って、なんかいいですね☆初恋の人、ローリーはとても可愛いです!現在の姿も多少おばさんですが、でも発言も雰囲気も素敵な人でした!

2007/7/10(火) 午前 0:58 かりおか

12歳の感性を持ち続けているという点では同じようなんですが、それを仕事として生かしていくゴンドリー監督と、コントロールできないダニエル・ジョンストン・・・と考えてしまったのです、カルさん。家族の協力や無理解って大きいのかなー。私は無理解なほうだったので、ダニエル観てると切ないところもありました・・・。病気になるほど繊細じゃなかったんですが。でも、今は息子に無理解かも?って反省したり・・・。いいところを伸ばしてあげたいものです。

2007/7/10(火) 午前 1:07 かりおか

サムソンさん、エピソードが実話なのがびっくりです!
バイト先はマクドナルドですが、ダニエルは注文もとれず調理もできない人なので(病気のため?元々?)テーブル拭きだけでした。でも、けっこう長く雇ってくれたみたいですよ。

2007/7/10(火) 午前 1:10 かりおか

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観た観た!オモシロかったです!そうそう、なかうさんとこで見て気になってたんですよ!これっくらいキテレツな人のドキュメント作品はオモシロい!周りを取り巻く人たちがあたたかくて、いいなぁ〜と思いました。彼の絵もっと見たいし、曲もちゃんと聴いてみたい!

2007/7/22(日) 午前 8:33 MIYA

MIYAさんも観たんですね!面白かったですね。つい、人に勧めてしまいました。ドキュメンタリ好きな人なんですが、凄かったって。感想まだちゃんと聞いてないけど(笑)ゆきゆきて神軍も友人に勧めたら、引かれたことあったのを思い出しましたが、たぶん大丈夫でしょう(笑)曲、聴いてみたいですよね〜。レンタルじゃないかも。あ、ルースターズのベストはレンタルしてきちゃいました!大江さん、いいよね。花田さん、下山淳はライブで観たことあるけど、大江さん抜けてルースターズといえるのかと言われてたかもね〜。大江慎也もダニエル・ジョンストンと共通したとこが多いような・・・。でも、また復活したんですね。

2007/7/23(月) 午後 0:53 かりおか

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ぶはは!「ゆきゆきて…」は引いちゃう方いるかも!しかしこっちの作品は映像も凝ってるし…私も大丈夫と思いますよ。
ルースターズ聴いちゃいましたか!良いでございましょ〜☆大江さん抜けたルースターズは私聴いた事ないんですよ!あっ花田さんってビジュアルがロックな感じでカッコ良くないですか?ライブ行ったんですか!良いなぁ〜
大江さんのドキュメントのすぐ後でこの作品観たから私も重なるとこありましたよ。

2007/7/23(月) 午後 4:26 MIYA

花田さん、かっこいいですよね☆ベストの後半は花田さんの曲でした。いろんなバンドが出演した時に、花田さん観たことあると思います。美形でした。下山淳は泉谷しげるのルーザーで観たことが何回もあります。大音量のギターだよね〜。チャボがもうひとりのギタだったので、チャボ目当てで行ってたんですよ。でもソロやる!ってチャボ抜けちゃって。アナーキーの藤沼さんが入りました。泉谷って、いろんな人と仲いいんですね。そういえば「爆裂都市」にルースターズと出演してましたね♪

2007/7/24(火) 午後 0:41 かりおか

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ようやく観たのでまた来ました!いやあ良く出来た作品でしたね。やっぱ当時の音声や映像があれだけ残ってるとリアリティが違う!
彼にとって創作活動そのものが「悪魔」というのがとても切ないです。キリスト教の影響も大きいんでしょうね。一部の原理主義者のいうような善悪二元論って日本人にはちょっと理解し難いです。
しかし、おっしゃるとおりローリーはなかなか可愛い人でしたね!「I love you」って無理矢理言わせるダニエルはどうかと思いますが。あらためてTBさせてください。

2007/9/29(土) 午前 2:08 なかう

欧米の映画を観てると、キリスト教の影響からか、神に対する罪の意識が精神に色濃く影響を与えてることがよくあり、日本人としては、それがどれだけのものかわからないことも多々あります。ダニエルみたいに幼少期から言われ続けると、罪の意識が激しくなってしまったんでしょうか?真っ当に生きるという両親の思い込みも彼を追い詰めたのかな。素敵な詩とメロディ、独自の絵画センスがあるなんて、羨ましい人なんですけどね〜。CD聴いてみたいですよ。TBありがとうございました、なかうさん!

2007/9/30(日) 午後 11:58 かりおか

この作品、一時期レビューUpしてる人が多くて、最近の映画に疎いワタシはま〜ったく知らなくて、チェックしてみたら、かなりツボに入りそうな映画だったので気になってました。
この人のminiVideoも見たし、このカエルみたいな宇宙人の絵のタイプもモロ好みなんで、見たいですね〜。

2007/10/1(月) 午前 6:38 anemone*DDR

私も知らなかったんですが、カート・コバーンがTシャツを着ていたり、ジョニデがファンだと言ってたりする人だというので、観てみなした。↑のなかうさんの記事で興味持ったし。
記録魔で自分でいろいろ記録してる人なので、内容の濃いドキュメンタリーでしたよ!繊細な感性をコントロールするのは大変そうでした。

2007/10/2(火) 午後 10:56 かりおか

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