kariokaの「極楽鳥シネマ」

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SONNY

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ジェームズ・フランコ主演、ニコラス・ケイジ監督の「SONNY」を観た。どうして観たかというと、ジェームズ・フランコが主演だからですよ♪ちょっと続くかも。(出演作少ないけど。)

軍を除隊し、ニューオリンズの実家に戻ったソニー。娼館を営む母ジュエルは、稼ぎ頭の男娼だった息子の帰りを心待ちにしていた。母にみっちりと技を仕込まれたソニーは、すでに伝説の男娼だったのだ。母はさっそく復帰を迫るが、ソニーは堅気になる決心を固めていた。拒絶された母は激怒し、泣きじゃくる。だが二人の古い友人ヘンリーだけは、ソニーを温かく励ます。やがてソニーは母の元で働く新人の娼婦・キャロルと愛を重ねるようになり…。

巨匠コッポラの甥としても有名な俳優ニコラス・ケイジが、ついに初メガホンを取ったのが本作。『ソニー』は15年も前に俳優としてアプローチしたこともある、思い入れの深い作品だったとか。時代設定を彼が青春時代を過ごした80年代初頭に、舞台も彼が大好きな街ニューオリンズに変更。室内シーンはそのほとんどを彼の自宅で撮影、とニコラス・ケイジのパーソナルな映画に仕上がった。もちろん彼もチョイ役で出演! (gooより)

ニコラス・ケイジの初監督作。ニコラス・ケイジって面白い人ですね〜。この映画、主演するつもりだったんだ〜、ふーん・・・ナルシスト?でも、ニコラス・ケイジが演じていたら、もっとアクの強い変わった作品になったかもしれませんね。でも、何故ニコラス・ケイジはこの映画を監督したかったんだろう?その点がよくわからなかったので、コメンタリーがついていたので、もう一回ニコラス・ケイジのコメントを聞きながら観てしまいました。

エリア・カザンの「エデンの東」を観て、俳優になろう!とニコラス・ケイジは決心したらしい。この映画、確かに「エデンの東」の雰囲気がありますね〜。ジェームズ・フランコはこの映画の前に、ジェームズ・ディーンの伝記ドラマで賞を貰っていたのでそれでキャスティングされたということはあっただろうし、この娼館のマダムのようなお母さんは、「エデンの東」の小さい頃に出て行った怖いお母さんにも似ているよう。ちょっと、テネシー・ウィリアムズの演劇「欲望という名の電車」の雰囲気にも似てるかな?(「欲望という名の電車」はニュー・オリンズが舞台ですものね。私はこの作品が大好きで映画も観たけれど、舞台も違うキャストで3回以上は観ています!!!原作の脚本ももちろん持ってますよ!大好きなんです。)
演技の巧い役者を揃えて、まずは小さな作品でも、役者の演技が生きるように丁寧に作られている感じがしました。

そして、舞台をニコラス・ケイジが大好きで住んでいた町、ニュー・オリンズに設定しています。役者もメインの俳優以外は、ニューオーリンズの地元の俳優を採用していて、パーソナルな映画になったみたい。たとえば、ショーン・ペンの初監督作「インディアン・ランナー」は、ショーン・ペン自身の痛みが随所に感じられる映画でしたが、ニコラス・ケイジの場合は、痛みというより、市井の人々への優しさが滲み出ているような映画になった気がします。コッポラ一族のお坊ちゃんだからか、それほど自分自身に深い深刻な悩みがないのかもしれない・・・。

色彩も色鮮やかになるような技術を使っていて、現実の本当はすさんだ生活が、現実じゃないみたいに綺麗に見えるように撮っているようです。ソニーが現実逃避をする時に眺める流れる光る滝の壁の絵があったけれど、ウォン・カーウァイの「ブエノスアイレス」の滝のランプにも似ていました。映画の色彩のトーンも「ブエノスアイレス」に似ていて、思い出してしまいました。

主役のソニーにジェームズ・フランコ。ニコラス・ケイジは彼のことが大好きみたい!役作り、リサーチも熱心な俳優で、何箇所かの演技を彼の本当の純粋な感情のようにみえる、と絶賛しています。(そこの絶賛された演技は私も大好きです!浴室の洗面台でキレルところ、キャロルと雨の中泥まみれになるところ、お葬式の後など。)哀しい時に笑ってしまったり、優しいのかと思うと凄く冷たい怒りの表情が表れたり、世慣れているのかと思いきや純情な感じになってしまったり。編集していると、ジェームズ・ディーン、ウォーレン・ビィーティー、チャールズ・ブロンソンなどの大スターを彷彿させる!と言ってます。「俺はカットと同時に涙なんか流せないなー。凄いなー。」と感心したり。ニコラス・ケイジはいい人ですね!嫉妬したりじゃなくて、俳優仲間を尊敬し賞賛するんです!地元ニューオリンズの年配の女優さんたちにも最高の勇気ある演技をみせてくれた!と言ってました。

ソニーをコントロールしながら依存している母親ジュエルに「秘密と嘘」「リトル・ヴォイス」でオスカーノミネートのブレンダ・ブレッシン。その恋人ヘンリーに「パリ・テキサス」のハリー・ディーン・スタントン。サニーと同じ境遇の次第に心を通わせていく娼婦キャロルに「アメリカン・ビューティー」で本当に妖艶でキュートだったミーナ・スヴァーリ。みんな、微妙な感情の揺れ動く演技をさすがの演技力で演じてます。ニコラス・ケイジはそれを観て、楽しくてしょうがなかったようですね。低予算、短期間の映画のようでしたが、巧い俳優のストレートな芝居、舞台劇にも通じるような雰囲気を楽しめる映画になりました。

作品の演出にも、コメントからニコラス・ケイジが役者をやっていく上でのポイントみたいなことが影響されているようで、興味深かったです。本人はいたって真面目なのだが、初めはユーモアさえ漂わせながら、感情の昂ぶりを観客がショックを受けるような演出、演技で見せる。ハリー・ディーン・スタントンが、情けなさそうに見えながらも、侮辱したウエイターの鼻にナイフを突っ込んで脅したりするアイデアも、ニコラス・ケイジからだったようだし、ジェームス・フランコが一般人の歪んだ様子を目の当たりにした時の驚くような哀しさ憤り怒りの演技は、自分で演じて観たい箇所だったようです。ニコラス・ケイジの「フェイス/オフ」「ワイルド・アット・ハート」が好きなんですが、まさにユーモアを漂わせながらもショックな演技の連続でしたからねー。どうみせるかということにこだわっているんだと思いました。サービス精神があるんですね。でも、語り過ぎないようにもしたいとも言ってました。俳句のように、詩的に見えるようにとも。

一回目を観たときは、何が言いたかったのかな?ニコラス・ケイジ?と正直疑問でしたが、二回観て、言いたいというよりも、こういう映画が作りたかったんだな、と納得できました。

「抜け出したいけれど、抜け出せない。」
ソニーは息子に12歳から男娼させるなんて、一般的に見れば虐待母でもある母親に逆らえません。なんとか、お母さんの面倒を見てあげようと思っているけなげな子です。子供って、どんなお母さんでも好きだったりするんですよね〜。(ちょい耳が痛い・・・。)でも、育ちや職業のせいで、白い眼で見られていることも知っている。それしか知らないけれど、好きでなった職業でもない。むしろ母親のような年齢の女性たちの欲望のはけ口になってしまっている。ソニーは優しい人間だと思いますが、やはり我慢の限界はある。ソニーの母親に摑まってしまっているかのようなキャロルも、本来なら凄く魅力的な可愛い女の子で、本当はふたりとも惨めな生活から抜け出したい。ソニーは諦めてしまって、徹しているけれど、キャロルはなんとか抜け出そうとする。できれば、ソニーと一緒に抜け出したい。このふたりのシーンはどれもこれも大好きでした!ふたりとも並外れた容姿なのに、泥にまみれてしまった哀しさをみせてくれて、凄いなーと思いました。あの雨の泥まみれになって真情を吐露するシーンは特に大好きです。

男娼と娼婦のはなし・・・と思うと?でしょうが、そこを越えた、人としての純粋に生きたいというなかなか叶わない切実なる願いが底辺に流れているような、感情を揺り動かされる映画でした。ストーリーだけを追うんじゃなくて、舞台劇のように俳優の演技に感心したいような。だから二回目の方がより、面白かったかも。音楽も良かった。ラスト、「君へ続く道」のジョニー・キャッシュの歌がかかるけど、いいですね!ニコラス・ケイジはプレスリー好きでも有名ですが、ジョニー・キャッシュもすきなんでしょうね。

次はジェームズ・フランコの映画は「DEAN」を観たいと思います。楽しみ〜♪
しかし、ジェームズ・フランコは舞台が好きなのかな?「トリスタンとイゾルデ」はシェイクスピア劇みたいだったし、これはテネシーウィリアムズの戯曲みたいだし。「スパイダーマン」で有名になったけれど、それは彼にとってどうだったんでしょうね〜。出演作が少ないのは、けっこうスパイダーマンに縛られてしまったのかな?トビーとキルスティンはたくさん出演してる気もしますが・・・。作品を選んでいるのかな?納得いくいい作品にめぐり合ってほしいですね。(余計なお世話ですが^^; )

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このひと、スパイダーマンに出てたひとだね。女のひとはパリ・テキサスにでてたんだ。どっちも観てます。勉強になりました。ニコラス・ケイジ

2007/7/17(火) 午後 8:10 [ - ]

ペロスさん、女の子は「パリ・テキサス」の女優さんじゃないですよ。「アメリカン・ビューティー」でケビン・スペイシーを誘惑していた女の子です。この写真だと「パリ・テキサス」のナスターシャ・キンスキーに似てますね〜。「パリ・テキサス」の主人公のおじさんんが古い友人役で出演しているんですよ♪

2007/7/17(火) 午後 11:44 かりおか

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これは気になっている映画ですが、なかなか手が出ないでいます〜。。 でも記事を読ませていただいて、気負うことなく借りればいいんだ、と思いました〜^^;
気になるのなら、借りればいい。。 そんな、感じです。。 (たかがDVDレンタルですが ^^;)

2007/7/19(木) 午後 2:25 サムソン

私もそういう映画はたくさんあるのでなんだかわかります(笑)なんかどうしようかと何年も悩んでるのがあります、なんとなく。そういう映画に惹かれちゃうんですけどね、いざ観るとなると・・・。でも、これはそんなに悩む映画?男娼でおばあさんに近いおばさん相手なのが辛いですかね〜?ミーナ・スヴァーリは可愛いです。

2007/7/23(月) 午前 10:57 かりおか

この映画好きです。ほんと二人とも美形なのにこの環境からなかなか抜け出せなくて哀しいですね。確か素性を隠して普通のふりをしても男性友達の中で浮いてしまう所がありましたねぇ。やっぱり素人とはうまく付き合えないのかな?「DEAN」では本当にジェームズ・ディーンのようでしたよ!

2007/7/31(火) 午後 11:30 Jimmy

美形のふたりが、なんだか可哀想で印象深い映画になりました、じみ〜さん。ジェームズ・フランコはいいですね!今一番好きになったかも!「DEAN」も観ましたが、感心しました。理不尽な親の態度に苦悩するでも反抗しない素直な孤独な青年の役が続いてますよね〜。「DEAN」が良すぎたのでしょうね!記事、書こうと思ってます♪

2007/8/2(木) 午後 3:42 かりおか

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わ〜素敵なレビューですね〜♪
私は「DEAN」を先に観てしまったので、こちらの方がちょっと大人し目のイメージでしたが、フランコ君はこういう役合いますよね〜影の世界で生きている若者の迷える気持ちがよく伝わってきました。
ご訪問、遅くなってすみませんでした。TBお返しさせてくださいね♪

2007/11/25(日) 午前 11:29 choro

この役、合ってましたね〜。「DEAN」も良かったです!ポール・ハギス作品「エラの谷」に出演してるみたいなので公開待ち遠しい!
ゴリラと遭遇する主人公役で監督と脚本もしてるみたいですね。レンタルに並んでましたが面白いのだろうか?不安・・・。舞台用の脚本だったようですが、何故ゴリラ?意外と冗談好きな人なのかな?フランコくん・・・。エドワード・ノートンが監督作でおぼっちゃんぽい題材の選び方で正直がっかりしたので、彼は・・・。御覧になったら感想お願いします、Choroさん!

2007/11/26(月) 午後 0:05 かりおか

作品を思い出しながら、更に、なるほど〜と思いながら読ませていただきました。
かりおかさんのレビュー読ませてもらったら、また再見したくなりましたよ^^
フランコくん魅せてくれたし、ニコちゃん初監督作としてもお見事だったと思います。
ハリー・ディーン・スタントンの味のある存在感もとっても良かったです。
フランコくんまとめてレビューですが、こちらからもトラバさせてくださいね♪

2010/10/4(月) 午後 10:37 じゅり

泥にまみれている中に純粋な気持ちが見えたり、舞台劇のようでもあり、好きなタイプの映画でした、じゅりさん。フランコくん、ますます好きになりました。「ミルク」も良かったし。
「スモークング・ハイ」観ても好きでいられたら、本当にファンかも?TBありがとうございました!

2010/10/5(火) 午前 0:33 かりおか

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