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岩井俊二監督作品のスワロウテイルを再見。ビデオ化された頃に観たことがありますが、今回、岩井俊二プロデュース「虹の女神」が良かったので、岩井作品観たくなって借りました。岩井作品の中では、制作費もかかっていて大掛かりですよね。岩井作品では好きじゃないほうなんですが、でも印象に残るシーンはやはりたくさんあって、忘れられない映画ですね。 また、主演のひとりのCHARAのこの映画のために作ったバンドYENTOWN BANDのテープをうちの娘が聴いていて、この映画観たい!と言ったので借りました。以前、一緒にCHARAと浅野忠信主演の岩井作品「PicNic」を観たら、えらく気に入り、特にCHARAを好きになって(鴉の羽で作った服を着て破れた蝙蝠傘を持った彼女は独特ですが最高にキュート!)よくCHARAの昔のテープを引っ張り出して聴いてるんですよね。もちろん、新しいCDも借りて聴いてる。私もYENTOWN BANDの曲は好きでよく聴いてましたねー。「あいのうた」良かった☆何回も聴いてしまいます。 『Love Letter』で一躍日本映画界の寵児となった岩井俊二監督が、近未来の日本を舞台に、斬新な映像感覚で作品である。 東京湾には「円都(イェンタウン)」と呼ばれる無国籍地帯が広がり、アジア各国からの移民も多く住んでいる。娼婦のグリコは、母親を殺された少女アゲハと一緒に暮らしていた。ストーリーは、偽札作りやグリコが歌手として成功していく様子、アゲハの母親捜しなどが絡みあいながら展開していく。 英語、中国語、日本語がとびかう無国籍感覚と、アゲハたちが広大な空き地に作ったコミューン感覚が、閉塞した日本の現状に対するアンチテーゼとなっている。My Little Lover がライブハウスに出演していたりと、PV出身の岩井監督らしさがあふれる意欲作だ。(Amazon.co.jp) 1996年公開の映画。こんな人も出てたのね〜と驚きました。やはり以前観たので、詳細は忘れてました^^;一番覚えていたのは、アゲハ(伊藤歩)が蝶の刺青を入れるところ、渡部篤郎と山口智子がバスーカをぶっ放すところかな?この頃から渡部篤郎、好きだったな。三上博史のラストシーンも虚しく切ない。後は、江口洋介 、アンディ・ホイ 、桃井かおり 、大塚寧々 、洞口依子 、ミッキー・カーティス 、渡辺哲 、塩見三省 、小橋賢児 、藤井かほり 、ケント・フリック 、ローリー寺西 、田口トモロヲ 、鈴木慶一 、光石研 、酒井敏也 、クリス・ペプラー 、浅野忠信 が出演してました。 この映画は日本映画なのに、様々な言葉が飛び交うので、字幕なんですよね。当時は、三上博史や江口洋介の中国語のような英語のような言葉に違和感があって、観ててのれなかったんですが、今観るとそれほど気になりませんでした。私がいろんな国の映画を観るようになったからかもしれません。無国籍風のはしりだったのかも。 でも、円都はねー。ちょっとわざとらしい。お金かかって作ったんだろうなーと思えちゃって。猥雑さも作られたものなのがいただけない。作り物なら作り物に徹していれば、もっと面白かったんでしょうが、少しリアルなだけに好きじゃなかった。演劇でこういうテイストのものが大好きで観慣れていたので衝撃が私には薄くて、円都の様子はわざと作られてるように見えてしまって、あんまり好きじゃありませんでした。猥雑だけどテンション低いんです。どこかおしゃれ。これならフルーツ・チャンの「ハリウッド・ホンコン」や三池崇史の一連の新宿ものやフィリピンもの、新宿梁山泊の映画「夜を賭けて」、唐十郎の芝居、山本政志の映画、アニメの「鉄コン筋クリート」の方が・・・。CHARAの長い長いPVにも見えてしまう。2時間半!長すぎです・・・。もっと短くできたと思います。盛りだくさんだったから切れなかったのかな?いらないダラダラシーンが多かった。盛りだくさんだから薄い感じもした。いつもの岩井俊二作品よりも切なさも足りなかったです。 でも、後半は良かった。子供たちが偽札作りして東京に偽札を撒き散らすところや、たくさんのお金を焼き捨てちゃうところとか、当時ここが問題になってR指定になったようだけど、印象的。子供や青少年を撮るのが、岩井俊二は抜群に巧いです。揺れ動く不安定な存在だからかな。そこをフィルイムに焼き付けるのが上手。だから、岩井監督作を観てると、ノスタルジックになって、心がむずむずしちゃうんでしょうか。伊藤歩はこれがデヴューだけれど、とても可愛いですよね。今はCMで観るけど、美人になりました。岩井作品の「リリィ・シュシュのすべて」でも凛として綺麗だった。 なんかかんか文句を言ってしまいましたが、でも、観終わった今も、雰囲気をひきずってしまうところがある映画なんですよね〜。当時からこういうフワフワした感じで生きていたいと思っていたもので^^;
こういう映画を観ると、自分が意外にも家庭をもち、一応(?)真っ当に暮らしている・・・。それが不思議なんですねー、時々ね。。。 |

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懐かしいですね〜。
僕もYENTOWN BAND、好きでしたよ。お子さんも興味持つなんて、いい物は世代を超えるんですね!
この映画、何がいいのかはっきりいえないんですけど、仰る通り「雰囲気」。コレが心地よいんですよね。印象的な映画でした!
2007/7/21(土) 午前 1:08 [ lig*tm*n*2002 ]
岩井監督は才能がありすぎて、それを詰め込みすぎている、という印象があるんですよね〜。
シンプルな映画作りに徹すれば、今頃、日本映画界の顔だったかも?
んまあ、わかりませんですけれども。。 ^^;
2007/7/21(土) 午後 1:23
懐かしいですねぇ。PicNicのCHARAも可愛くて好きなのですが、今でもCHARAをみると自動的に浮かんできちゃうのはこちらの映画。観た当時は気づくと「マイウェイ」を口ずさんでた記憶が・・・確かみんなに囲まれて歌ってましたよね。あの部分がある意味特にCHARAのPVっぽいかも・・・。でも不思議と私の中では”日本映画”と言われると思い浮かんだしまう映画のひとつです。
2007/7/22(日) 午後 0:47 [ びっけ ]
そう。この映画「長い」とか「無駄が多い」などと言われていますねぇ。おいらσ(^^)はちっともそんな事ないんですが・・。こちらにTBさせてもらいました。コメもありがとうございました。
なんせ、ブログはじめたばかりの記事でして。ちと、恥ずかしいですが。
2007/7/22(日) 午後 10:53 [ - ]
岩井俊二でこれだけ観ていません 自由になりすぎると良い映画が撮れなくなる監督って割といますが岩井俊二もそのイメージ
2007/7/22(日) 午後 11:47
YENTOWN BANDは、テープ引っ張り出して聴いてますが、耳に残る歌ですよね〜、wigwigさん。でも、ずっと聴いてるとやる気なくなってくるけど(笑)娘はCharaとかYUKI、矢野顕子など、ほんわか系の歌手が好きみたいなんですよ。私はそうでもないですが・・・。
2007/7/23(月) 午前 11:45
初期の短編の方が、テーマが絞れていてまとまっていたのかもしれませんね、サムソンさん。長いと更に一般受けはしにくい映画になってるかも。でも、嫌いじゃないです。「花とアリス」「リリィ・シュシュのすべて」はかなり好きなほうでした!
2007/7/23(月) 午前 11:47
そうなんですよね〜、この映画を観終わるとCharaの歌声が頭からしばらく離れなくなってしまうんですよね〜。でも、マイウェイはシド・ビシャスの方を思い出します☆
ちょっとゆるゆるとした雰囲気が日本映画ぽいのでしょうか?
2007/7/23(月) 午前 11:50
Reyさん、こういった雰囲気の中で生活していた頃は、長いとか感じなかったかもしれません。いまは、自分もなんだかセカセカしてしまって、短くてキレあるものがちょうどいいと思ってしまいがちなのかも。猥雑ならもっと刺激を!となってしまう。観たことないものみせてほしいという欲求が強くなってしまうのかも。すれすれゆるい雰囲気も、この映画の特徴なんですよね。山本政志の映画の雰囲気も似てると思いました。今観ると長い!と感じるかも。当時は「てなもんやコネクション」が大好きで3度も劇場に行きました。今じゃ考えられません・・・。こういう邦画はよく観てました。
「花とアリス」「リリィ・シュシュのすべて」は凄く好きな方なんですが・・・。もちろん、「ラブレター」は大好きでした。TBありがとうございます。
2007/7/23(月) 午後 0:04
TKRさん、テレビのシリーズは評判いい作品が多いですよね、岩井監督。自由にいろいろ取り入れると、散漫に観えるのかもしれませんね〜。その世界に共感して浸れれば、面白いのかも。プロデュースじゃなくて、自分で新作は撮らないのでしょうか?
2007/7/23(月) 午後 0:07
観たはずなのに全く覚えていないのが不思議です。どうも岩井監督の感性と私の感性が響きあわなかったみたいです。
2007/7/24(火) 午後 10:29 [ yk ]
岩井監督、駄目ですか〜?私は、この映画はちょっと・・・でしたが、やはり好きなところも多いんですよ♪「花とアリス」「リリィ・シュシュのすべて」「ラブレター」などの青春ものもお好きじゃないですか?主人も岩井俊二は観たことない!といばってました(笑)好き嫌い別れる作家ですよね〜。
2007/7/29(日) 午後 9:19