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イカとクジラを観た。「ライフ・アクアティック」でウェス・アンダーソンと共同で脚本を書いたノア・バームバックが監督、脚本。アカデミー脚本賞に本作でノミネートされました。 うーん、もっとコメディ色が強いのかと思っていたのですが、どちらかというとシリアスかも〜。 観た後、軽くへこみました・・・。 ウェス・アンダーソン監督が製作しているんですが、私はウェス・アンダーソン監督作の方が好みでした。「ロイヤル・テネンバウムズ」「天才マックスの世界」は大好き! でも、そういえば、「ライフ・アクアティック」はその2作に較べて、シリアスなところが多かったかも。父と息子の話が、ふたりで同じ女の子を好きになってしまうところが似てたし。 キャストもウェス・アンダーソンの映画の配役よりも、よりリアルでした。 だって、ウェス・アンダーソンだと、父ビル・マーレイやジーン・ハックマン、母はアンジェリカ・ヒューストンだから!そのキャスティングを聞いただけで、ちょっとクスッとなるでしょ? この映画では、父ジェフ・ダニエルズ、母ローラ・リニーです。ちょっとよくいそうな父母ですよね〜。 1986年、ブルックリン。16歳の兄ウォルトと12歳の弟フランクの両親は共に作家。しかし父バーナードはかつては脚光を浴びたものの、現在は長くスランプが続いていた。一方の母ジョーンは『ニューヨーカー』誌での華々しいデビューを控えた新進作家。そんなある日、兄弟は両親から離婚することを告げられる。そして、兄弟は共同監護という形で父の家と母の家を行ったり来たりの生活が始まる。やがて、弟はストレスから学校で奇行を繰り返すようになり、冷静に受け止めていたかに思われた兄もまた学校で問題を引き起こしてしまう…。(all cinemaより) 観るまでは、私、ジェフ・ダニエルズが父親役じゃなくて、ジェフ・ブリッジズが父役だと勘違いしてました!どうも、老けてるし、いつもより真面目。かっこよさも足りないなーと思ってたら、違う人だったんですね〜。ジェフ・ブリッジズだったら、もっと笑ってしまったかも。でも、違った分だけ、リアルでしたねー。 これ観てちょっとへこんだのは、うちの家族とちょっと似てるかな〜と思ったので・・・。 お兄ちゃんとお父さんの会話が小説の話(カフカやフィッツジェラルド)だったり、緊急事態なのに「勝手にしやがれ」の台詞を急にお父さんが言い出したり、「ママと娼婦」のポスターが貼ってあったり、息子のデートについてきて「ブルーベルベット」を一緒に観てしまったり・・・うちも娘との会話が、あの映画は、とか、あの小説は良かった、だの、そんな会話ばっかりで、家に映画のチラシも貼ってあるし・・・。(でも、うちの娘はこのお兄ちゃんみたいに、自分では読んでなかったり、ぱくったりするような子じゃないのが良かったんですが。幸い正直な性質の良い女の子です・・・。)この弟も、うちの子は、まだ小学生ですが、しょっちゅう横を観ると鼻をほじってたりして私がガミガミ注意してるのが、なんか似てて、先行きが思いやられるなーと。あと、ひとりだけ話題が違ってて、「僕だけこのうちの人じゃないみたい」なんていじけることもあったり・・・。(そうかと言って、私がポケモンやケロロや星のカービーの話やゲームの話ばかりはできないし・・・。すればいいじゃんとも言われましたが・・・。でも、小さいうちは一緒に虫獲ったり、プール行ったりが大事なのかもしれないですねー。虫なんか獲った事なかったのに一緒にセミとりし続けた夏もありましたね〜。)男の子って繊細で、よくわからないので、この思春期の兄弟を見てると、なんだかへこみました。ただでさえ難しくなる年頃なのに、離婚して、両方の家に一日おきに暮らさなければならないとは!悲惨な兄弟でした・・・。お母さん、息子をチキンというのはやめましょう!(そういう私も昨日息子をヘタレ!と言いました^^; 反省。)でも、ちょっと笑ってしまうんだけど。しかし、意外にシリアス風味な映画。。。 ローラ・リニーの母も、あんなに何人もと浮気したことを息子たちに正直に話してしまって、息子たち嫌だろうなーと思いました。母というよりも、私、女という部分を大事にしてしまったのかな?息子たちにしてみれば、自分たちを一番に思ってくれるなら、母の部分を一番にしてほしかったんだろうなー。 父も、若い教え子(アンナ・パキン!大きくなりました!)と息子と一緒に暮らして、平気に見えても息子は子供なんだから〜。父親のそういうのも、やはり嫌だったようですね〜。自分はできなかったのに、いろんな女の子と付き合え!とか息子に言って、真に受けた息子は、本当に好きになってくれたいい子を邪険にしちゃって・・・。 イカとクジラは、弟が生まれる前に、母親と兄がニューヨークの自然博物館で一緒に行って観た大きな模型。巨大イカとクジラが格闘している怖い巨大模型。その頃の母との幸せな記憶が、なんとなくお兄ちゃんは自分になにもかもなくなったようにみえる状況に陥った時に、いい思い出として思い出されたみたい・・・。 友達みたいな親もいいけれど、父であり母である、というところを忘れてはいけないんだなーと考えさせられました。。。子供たちは繊細だから、見放しても、過保護すぎてもいけないしねー。。。子供にも、素直だったり、頑固で天邪鬼だったり、いろんな生まれもってとしかいえないような性質もあるし。うーん。ケン・ローチのSWEET SIXTEENも観た後だったので、考えてしまいました・・・。親らしい親でいるのは困難ですねー。親も迷う・・・。 弟役の子はケヴィン・クラインとフィービー・ケイツの息子なんですね!なんだか撮影風景でとっても生意気な雰囲気。大人の俳優顔負けの理屈っぽさでした。難しい役だったからねー、こういう子じゃないと演じられなかったんでしょうね〜。巧かったです。 ところで、お兄ちゃんがパクッたピンクフロイドのヘイ・ユーはいい曲でしたよ!
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これも観ようとは思っていますが、そういう内容なんですかぁ…
耳が痛いかも!?私は親としての自覚が欠けてるかなぁ…ミーハー過ぎ!?
息子とは仲はいいほうだと思います。よく話はしてます!
娘とのほうが難しいです@@@反抗期真っ盛り!
それと、すみません、ロバート・ダウニー・Jr. 名前だけでピンときませんでした!あの人ですね〜(^-^;)ゞポリポリ
2007/8/3(金) 午後 9:10
私は子供の目線で観ていたかな。あまりにもリアルに描かれる親子、夫婦のゴタゴタが痛かったです。笑いを誘われる部分もあるものの、心からは笑えない自分がいたかもしれません。TBさせてくださいね。
2007/8/4(土) 午前 11:03
へこんだんですね〜^^;でもけっこう痛い映画ですよね〜
でもこれアメリカではかなり笑いがでてたみたいなんですよね。かなりどぎついこと言ってるみたいで、日本語訳はそんな風に訳してないんですけど。TBしますね
2007/8/6(月) 午前 0:17
Mijahさん、もっとコメディタッチかと思ってたのですが、シリアスで観てて痛かったですね〜。でも爽やかさもあったのは、親も不完全でけっしていわゆる大人ではないとわかり、現実を受け入れようとする姿勢もラストに感じられたからでしょうか?
2007/8/6(月) 午後 10:04
ジェフ・ダニエルズが演じると、よりリアルな父親像だったのかもしれません。ビル・マーレイあたりだと、もっと過剰でどうしようもなくて仕方ない人だなー、こういう人だからと思わせる可愛らしさが見えてしまうのですが・・・。かえって考えさせられる内容になりましたね。父のアドバイスで彼女を邪険にしたのは私も駄目だなーと思いました。子供はどんな親でも本当には嫌いにはなれないから、辛いところですね。父親が馬鹿にしてたテニスコーチが一番いい人そうに見えましたね〜。TBありがとうございました、einhorn2233さん。
2007/8/6(月) 午後 10:11
皆さんのブログで取り上げられていて興味がありますが、観たら自分がどういう感想を持つのかちょっと怖い気もしています。
2007/8/6(月) 午後 10:52 [ yk ]
ラルフさん、最近の一番の心配は息子のことなので、なんだかこの男の子たちを見てたら、親としてもしっかりしないといけないな〜と反省してしまいました。男の子って、甘えん坊ですが反抗的で、でもほっておくと彷徨うかも。なんだかわかりません。。。中学になったらギターでも弾いてくれると共通の話題ができる・・・かも・・・?
ラルフさんがお母さんなら頼りになって楽しそうですよ♪うちは娘は穏やかなんですけどね〜。
2007/8/7(火) 午前 1:19
そうですね、pu-koさん。子供の前でそんな話しちゃうんだなーと驚きますよね。実際彼らは動揺していたし・・・。母よりも、私、女性の部分優先になっちゃったのかな?自分の親がそんなだったら、いい気持ちはしないでしょうね〜。確かに生々しい感じでした。ローラ・リニーって、素敵だけど、いつも生々しい感じもしますね。
2007/8/7(火) 午前 1:23
なんだかリアルで、子供たちが痛々しくて、へこみました・・・。この映画はアメリカ在住のいとこが面白い!ってお勧めしてくれたんですが、きっと英語がわかって、アメリカの文化人の様子を知ってると、より可笑しかったんでしょうね〜。「アメリカン・スプレンダー」も面白いって勧められて観たけど、やはり同じにリアルでシリアスに思えてしまいましたよ、らぐなさん。
2007/8/7(火) 午前 1:27
YKさん、そんなに怖がる映画じゃないと思いますよ〜。ちょっと悩んでることがかぶったり、過去に自分と重なってしまうところがあると、ちょっと考えることが多い映画なのかもしれません。ちょっと笑える感じもありますよ。
2007/8/7(火) 午前 1:31
これってこの4人それぞれの全然共感できないのに、すっごく
”わかる〜”って思ってその後かなり気持ちひきずりました。
そういう意味で不思議です。
お嬢さんと”あの映画は、とか、あの小説は〜”ってすごい
羨ましいですね〜
TBさせてくださいね。
2007/8/8(水) 午前 0:37
この映画も、監督も知らないんですが、ジャケからして興味をそそられる話っぽいです。わりと凹む映画も嫌いじゃないし・・・!
ただ「ロイヤル・テネンバウムズ」「天才マックスの世界」の世界はワタシも好きですね☆
2007/8/13(月) 午前 9:00
カルさん、こういういやな部分って見せたくないけれど人間持っているところなので、嫌いにはなれない登場人物たちでした。ちょっとずるかったり、えらそーだったり、迷ったり、孤独だったり・・・親として子として一般的に立派じゃないところを描くのが巧い映画でしたね。TBありがとうございました。
2007/8/15(水) 午後 11:29
監督は初監督作品だそうです、anemoneさん。「ライフ・アクアティック」の共同脚本家だったそう。家族の話は自分の体験も色濃いみたいですね。だから、なんだかリアルでした。ウェス・アンダーソン作品だと、もっと超天才とか超変人とか過剰な人々が主人公なので、もっと濃くユニークな映画なので、私もそちらの方が好きですねー。リアルだと自分の家族と重ねて考えちゃうところもありました。
2007/8/15(水) 午後 11:30
かりおか家での会話なんかはむしろ憧れちゃいますけどね^^
それはそれとして、この映画は何でジャンルがコメディ。。と、私も観ながら汗。。監督の体験がもとだそうですけども、いやーなんともリアル。んで、子供には厳しい?^^; 世界でした。
トラバさせて下さいませ〜
2007/9/2(日) 午後 9:46
TBありがとう〜w
すっごくダメな親でしたね、、、私もダメ母ですが
ここまでではないのでちょっと安心してしまいました。
でもやっぱり親としては頼りないかな、私。
うちは私と息子、旦那と娘っていう組み合わせができてしまってます。
これは旦那が意図的にそうしたんですが、そういう考え方も気に入りません!(怒)こんな変な家族なんですよ、私ンち。笑
映画と関係なくてごめんなさい!
2007/9/3(月) 午前 0:20
恋さん、最近は主人は休みの日は自転車のパンクを直してるんですが、すぐまたパンクしてしまって、ムキになって直してます。自転車新しいの買ってほしいんだけど、地球規模で考えたら、再利用すべきなので自転車を一生懸命直してる・・・なんて言ってました。まじです。と、まあこんな会話でした^^; 大人げないところは似てますが、もっと家族思いかな?私は駄目母ですねー。。。
2007/9/5(水) 午前 2:47
私も子供が大きくなるにしたがって、私はこんな母でいいんだろうか?と常に思ってしまってますよ、ラルフさん!でも、思ってるだけで行動に移してないんですが。娘はおとなしいし、話してても楽しいので、主人も私も映画やコンサートに連れてきますが、息子はなかなか大変です^^; でもまだ小学生なんですよね〜。小学生っぽいところに連れてかなきゃね〜。このお兄ちゃんが博物館に行ったのを思い出すように、いい思い出で思い出してくれるようにねー。そうしたら、いろいろ大変でも、なんとか仲良くできるかしらねー。
2007/9/5(水) 午前 2:52
アナ・パキンがSEXYな学生で登場しててビックリでした!
結構このゆるい感じ好きです♪
TBしますね
2007/9/16(日) 午後 1:58
「ピアノ・レッスン」「グース」と観ていたので、成長したな〜とびっくりですよね!「25時」でも、フィリップ・シーモア・ホフマン演じる教師に好かれる役だったような・・・。おじさまに好かれるタイプ???
しょうがない人たちなんだけど。ちょっと笑ってしまうような、でも本当はシリアスな状況だったり・・・観た人それぞれが考えてしまう映画だったような・・・。TBありがとうございました、naonaoさん!
2007/9/16(日) 午後 11:40