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近所のシネコンで「王妃の紋章」を観賞。 この映画、2006年の作品で、噂は聞いていたのですが、なかなか日本公開されない。。。 もう公開なしになったのかなーと思っていたら、北京オリンピックの年に合わせていたんですね。 監督のチャン・イーモウは、今回の北京オリンピックの開会式の総監督を勤めるそう。 デヴュー当時の「紅いコーリャン」なんかは、メッセージ性の強い映画だったりしたんですが、最近のチャン・イーモウは中国映画界の大巨匠になってしまったようで、中国政府と密接な繋がりのある大監督なんだなーと思わされました。この映画も、製作費をつぎ込んで、中国映画界の力をみせたような豪華絢爛、派手派手な映画になってます。 でも、最初、写真だけ観た時は、あまりにキンキラ過ぎて、コメディ映画なのかしら?と思ってしまってました。。。(以前チャン・イーモウとコン・リーが共演したコメディ映画「テラッコタ・ウォリア」って映画があったものですから。) 実際観たら、ある王家のドロドロの愛憎劇を、スケール大きく描いた物語でした。もともとは、中国に伝わる有名なお話みたいですね。中国のシェイクスピア劇みたいなもの??? 「HERO」「LOVERS」のチャン・イーモウ監督が、10世紀の五代十国時代の中国を舞台に、栄華を極めたとある王家の愛憎渦巻く陰謀と裏切りの物語を絢爛豪華に綴る歴史絵巻。主演はチョウ・ユンファと95年の「上海ルージュ」以来久々のイーモウ作品出演となるコン・リー。共演に台湾出身の人気アイドル、ジェイ・チョウ。 唐王朝滅亡後の中国。絶対権力をほしいままにする国王を頂点とする“黄金の一族”がいた。国の繁栄と王家の栄華は永遠かと思われたが、宮廷内部では誰もが秘密を抱え、悪意に満ちた策謀が複雑に入り乱れていた。すでに冷え切っていた王と王妃。王は病気がちな王妃を気づかうふりをして薬と称した毒を与え続ける。一方、皇太子はそんな王妃との不倫を解消できずに苦悩する。王に武力を見込まれる第二王子は、久々に再会した王妃の衰弱ぶりに心を痛める。さらに、唯一汚れを知らず無邪気な存在と思われた第三王子の心にも深い闇が広がる。(allcinema on lineより) いやー、しかし、凄い衣装とセットですよねー。キンピカ衣装に、キンピカの宮殿。キンピカ過ぎて、宮殿の中での前半は、ちょっと眠気が。。。しかし、医者の家族が、ご栄転で違う勤務地に移ってからは、目が覚めてきて、後は怒涛の展開!!!切り立つ崖から降りてくる密偵たちのワイヤーアクションも迫力満点。演出力をみせつけてました〜。 重陽節を祝うための、宮殿の外の庭に飾られた菊の鉢植えも物凄い数!60万本とか。。。 敷き詰められたカーペットもどれだけ長く広いものなんでしょう? 一番圧倒されたのは、人の多さ!!!さすが中国、人間がたくさんいるんだなーとびっくりします。 冒頭から、綺麗な女官(寄せてあげてる胸の数々♪)がうようよ。戦闘シーンも軍人がうようよ。 どこまでCGなのかなー。ほとんどCGじゃなかったりして。。。エキストラの人数が半端じゃないです。CGだとしても、凄い迫力。昔から人口が多い国なんだなーと、素朴に驚きました^^; 戦闘シーンも無慈悲に多くの人間が死んでいくのが、王家にとって、人の命は軽いものなんだなーと思わされるようなところもありました。戦闘が終わって、死体も血も何もかも、何事もなかったように片付けられ、また美しい絨毯がひかれ・・・。 そして、久し振りのチャン・イーモウ監督作出演のコン・リー! さすが、コン・リー。迫力満点の演技です。 トリカブトを盛られてるんですが、汗を流しながら、震えながら、怒りや嫉妬、恨み、策謀でいっぱいの業の深さは、凄まじい!キンピカ衣装に、キンピカメイクもぴったりで、艶っぽさも増してます。 大体、重陽節のために、一万枚も菊の刺繍をしてたんでしょうか?王妃は。コン・リーならやりそうに見えるくらいの執念も感じました。まさに大女優ですよねー。チャン・ツィイーよりも、やっぱりコン・リーなのかなー?!なにか主演女優賞、この映画で受賞してましたね。格が違う感じ! 対する王にチョウ・ユンファ。普段は、いつもご機嫌で、サービス満点の優しいチョウ・ユンファなんですが、ここでは、陰謀策略を張り巡らせ、殺気さえ感じられる、巨大権力を掌握している無慈悲な王の役を、やはり迫力満点で演じています。(コメディ映画やちょっと情け無い庶民役のチョウ・ユンファも大好きなんですけどね^^; )チョウ・ユンファは、決めのポーズをとると、やっぱりかなりかっこいいんですよ〜。まさに、亜細亜映帝ですね! 皇太子にリィウ・イエ。相変わらず、情けなく心が揺れる、心の弱い、根が優しい人の役を、また上手に演じてるんですよね〜。演じ方が深い気がします、いつも。一人だけ前王妃の子供なので、今の王妃と不倫関係になるんですが、父親を裏切ってるのが心苦しくて、避けようと若い女官と恋愛関係になり、でも王妃のことも考えたり、長男として父親との関係は愛し愛されてもいて。。。複雑な役柄です。王妃も皇太子を嵌めようとしているのか、でもいい人なので本当に愛があるみたいでもあるし。。。微妙な感じを大きく演じるのが巧いです☆だんだん情けなく壊れていくし〜。 次男は台湾の歌手でスーパースターのジェイ・チョウ。武道に長け、正義感の強い、母親思いの善い心の持ち主をすっきりと清廉潔白な雰囲気で演じてます。ジェイ・チョウは運動神経も抜群らしいので、格闘シーンはキレがありましたね。「頭文字D」でも主役で、観てなかったけれど観なくては。顔立ちはハンサムとはいえない?かなーなんて思ってましたがm(__)m才能の塊のような人で、大金持ちです、ジェイ・チョウ。ラストに歌が流れますが、なんか香港映画みたいでちょっとこの映画には、主演俳優が歌うっていうのはどうなの?とも思いましたが、歌、本当に上手なんですねー。大人気なのがわかりました。あんまり知らなくて、すみません。。。 医者の娘で、皇太子の恋人の蝉役を、またまたチャン・イーモウがみつけてきた新人リー・マン。色っぽくキュートですね〜。これからチャン・イーモウ映画の主役に彼女がなるのかしら? 三男役チン・ジュンジエも新人。ちょっとチャン・チェンの小さい頃にも似た感じで、この子も将来有望?! 思ったよりも、面白く観ることができました。でも、家族の愛憎劇をこの規模でみせちゃうチャン・イーモウって。。。どこに向かってるんでしょうねー。
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わたしも目がチカチカしてしまいましたよ!まぁストーリーとしてはそう面白くも,モゴ・・・(笑)。しかしあの人海戦術はすごかったですねぇ!スクリーンで観る価値大!!!でした。さすが中国。無駄に人多くないって感じですね(笑)。
やっぱり役者としてはリィウ・イエくんが印象に残りました。なかなかあの情感を出せる俳優はいないと思います。コン・リーは・・・さすがでしたが迫力ありすぎちゃってねぇ・・・(汗)。どうやってリィウ・イエくんをコマしたのかが気になります(笑)。
取り合えず最後に変な日本語の曲がかからなくてよかった〜〜とほっとした一本でした。
2008/5/6(火) 午前 0:52 [ wxrfd775 ]
今日、午後から見に行く予定です。「英雄」も「LOVERS」も見たけど、確かに素晴らしいつくりの映画ではあったと思うけど、私には面白みに欠けるイメージだけの映画のように感じ少しも楽しめなかったことを覚えています。この映画も豪華なだけでストーリー的には・・・どうなのでしょう??
まあ、今日見てきてから・・・ですね。時間とお金の無駄にならない事を祈りたいですよ。
2008/5/6(火) 午前 8:40
豪華絢爛、って感じですねぇ〜〜。 胸の谷間もものすごく気になります! ^^;
チャン・イーモウ、ですか〜。 あまり観れてませんが、気になる監督さんです。
2008/5/6(火) 午後 2:51
ポスターのキンキラリンを見て、チャン・イーモウはどこへ行くのかななんて思ってしまいました。もう「あの子をさがして」なんてのはやらないのかしら。お金のあるうちは、制作費の高い企画から手をつけようってことなのかな。
2008/5/6(火) 午後 9:31 [ einhorn2233 ]
見てきました。
ほんとにね、チャン・イーモウって、どこに向かってるんでしょうね??彼はもう、才能が枯渇しちゃったのでしょうか?
だとしたら、何が原因??
映画が撮れなくなっちゃったのかな??
それでも撮らないといけない立場であるような気もします。
最近は特に、彼は中国政府のお気に入りだから、優等生らしくしていないといけないんでしょうね・・・。
もしかしたら、撮りたいものとは全然違うものを撮ってるんかも??
分らないけど・・・。
tb貰っていきますね〜〜。
2008/5/7(水) 午後 10:48
このキラキラは凄かったですね(笑)
でも、私は結構楽しんで見てきましたよ。ストーリーの元となった『雷雨』と比較しても、うまくアレンジして作ってあるな〜と感じました。
昔の素朴なチャン・イーモウの作品も大好きですが、ド派手で迫力あるこの作品も結構気に入りました。
オリンピックの開会式もどんな演出になっているのか楽しみですね♪
2008/5/8(木) 午前 0:15
私も、チャン・イーモウはどこへ行くつもりなんだろうって思いました。皆さんそう思ってらっしゃったんですね。
コン・リーはとっても美しくて素敵でしたね。
2008/5/8(木) 午前 9:10
marrさん、出てくる女性はみんなこの衣装だったので、圧巻でしたよ(笑)ギリシャ悲劇的な物語でもあるので、苦手かしら?
私は派手な悲劇も好きなので、面白く観れました。
どうせなら大画面の方がいいかもしれないですよ〜。キンキラです☆
2008/5/8(木) 午後 11:15
あんまりテーマ性とかはなくて、ドロドロとした家族の愛憎劇でしたね〜、ゆきはねさん。キンキラと大人数の迫力・・・お金は確かにとってもかかってるみたいです。
2008/5/8(木) 午後 11:18
コン・リーの演技にかなり助けられてたんじゃないでしょうか?
チャン・イーモウとのコンビ、やはりいいみたいです、 wxrfd775さん。チャン・ツイィーだと、この路線だと迫力じゃなくて生意気に見えてしまうかも。コン・リーだと、情念が表現できるし。でも、イエくんに迫ってるのは怖かったですね〜。
ジェイ・チョウって本当に歌が巧いんですね。ピンとこない顔立ちだったので「頭文字D」をまだ観てなかったのですが、演技もまっすぐな雰囲気で良かったかも。勘がいい人なんですね〜。
2008/5/8(木) 午後 11:28
「LOVERS」は金城武とアンディ・ラウが良かったので、けっこう好きだったんですが、私も「HERO」は実は苦手なジェット・リーが出てたのであんまり。。。チャン・イーモウは「紅いコーリャン」が最初で「菊豆」「紅夢」のイメージが強く、最近のチャン・イーモウは派手でも感情が薄く感じてました。実は素朴路線もそんなに好みじゃないんですが(いい映画とは思いますが。)、xiumeiさん。
2008/5/8(木) 午後 11:40
はい、キンピカの上に、物凄い数の人間でしたよ。
コン・リーは、ますます艶っぽいですね。
谷間は何故強調したんでしょう?たくさん並ぶと迫力あるって思ったのかしら(笑)
そういえば、谷間繋がり?で、サムソンさんのお好きなリア・ディゾンちゃんが舞台挨拶に出ていたようですよ〜。ジェイ・チョウの大ファンだそうです。
2008/5/8(木) 午後 11:44
私はチャン・イーモウというと「紅いコーリャン」などの紅三部作のイメージが強かったので、素朴路線はそんなに思い入れないのですが「初恋の来た道」や「あの子を探して」などはいい映画ですよね〜、 einhorn2233さん。「秋菊の物語」は、コン・リーが田舎のおばちゃん?!と思って観てませんでしたが、面白いらしいですね〜。
最近はオペラ演出にも目覚めてるチャン・イーモウなので、絢爛豪華路線を極めたのかも。。。ここまで極めたら、次はどうするんだろう?って思いました。どうも最近一緒の製作者が商売人みたいですね。作品の質よりもヒットを!という路線なのかも。
2008/5/9(金) 午前 0:21
オペラの演出をしてから、大群衆を魅せる演出力にこだわってるのかもしれないですね。北京オリンピックの開会式は、どんな映画よりも大変で、そこをクリアできれば、なんでもできるって言ってましたね。。。中国政府寄り、権力寄り過ぎるのも、映画監督としては、なんだか・・・とも思いますが。でも、絢爛豪華なけれんみたっぷりの舞台みたいな演出は、嫌いじゃないほうなので、面白くは観れました。俳優も見せ場がありましたね。TBありがとうございました、xiumeiさん。
2008/5/9(金) 午後 9:09
さすが秋香さん、原作もご存知なんですね!
1920年代を舞台にした舞台劇で、親子、兄妹、夫婦愛憎関係を生かしてこの映画は作られたのでしょうか?労働者階級と資本主義者との確執などもテーマにあったらしいですが、そこはこの映画ではなかったですね〜。。。現代のシェイクスピア劇と言われてたんですね。蜷川さんのシェイクスピア劇なども大好きなので、この演出力は凄いと思いました。ところで、私、そんなに素朴路線が好きだったわけじゃないみたいだと、書いてるうちに気付いてしまいました^^;
ここまでキラキラにはしないみたいですが、いろいろあったオリンピックですが、開会式、力が入ってるようですね、チャン・イーモウ。
2008/5/10(土) 午前 8:42
はじめまして!コメントありがとうございます。
権力に寄り添ってるというところが、気になってしまうのですが、この演出力は凄いですよねー、チャン・イーモウ。色使いが凄いです。キンキラの次はどうする?!って思ってしまうけど、また心に染みる名作や問題提起したものも観たいですね〜、ちまきさん。
2008/5/10(土) 午前 8:43
う〜ん。私はこれ何だか滑ってしまいました。
コン・リーの初期の作品は大好きなんですけど・・
基本的に金ピカとあのピンクがダメで・・
TBさせてください。
2008/5/18(日) 午後 0:43
チャン・イーモウは色使いが派手で特徴ありますよね〜。紅いコーリャン、HERO、LOVERSも綺麗でしたが、ここまでいくとコメディかと最初思ってました^^; 極めた感じですね(笑)日光東照宮なんかが苦手だと、駄目なセンスでしょうね。カルさんが嫌だったのわかるような。。。
オリンピックの開会式は、こんなに派手じゃないと言ってましたが。。。
TBありがとうございました♪
2008/5/25(日) 午後 10:16
ほんとに、何もかも、スケールが大きくて、びっくり映画でしたね〜〜。北京オリンピックでも、びっくりさせられましたが、やっぱり中国は、全ての規模が違いますね。
この設定の中で、家族の愛憎劇をやっちゃうところも、贅沢千万!!
2009/7/12(日) 午後 6:55
ホント、オリンピックの開会式でも人が多い!って思いましたが、この映画も凄かったですね。おまけにこれでもかとキンピカだったし。
内容は愛憎劇でしたが、俳優たちが良かったので、キンピカにも負けない感じにはなってましたね。次回作はどんな感じになるのか???
TBありがとうございました、kuuさん。
2009/7/14(火) 午前 2:02