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オーストラリア映画「キャンディ」を鑑賞。ヒース・レジャー主演映画で、以前から観たかった映画だったので、DVD鑑賞しました。 うーん、ヒースはどうしてこの役を演じたかったのかな。。。オーストラリアでは有名なベストセラー小説で、作家の半自伝的な内容みたいですが。難しい役柄ですよね。 愛だけで生きていけると思ったカップル。。。でも、愛だけじゃ駄目なんですよね。。。 世界がふたりだけのためにあるというのは幻想に過ぎなかったということでしょうか。 互いに愛し合いながらもドラッグに溺れて転落していく男女が辿る真実の愛への長い道のりを、赤裸々かつ繊細に描いたドラマ。主演は「ブロークバック・マウンテン」のヒース・レジャーとオーストラリア期待の新星アビー・コーニッシュ。原作は詩人でもあるルーク・デイヴィスの同名小説。監督は舞台演出家として世界的な実績を持つニール・アームフィールド。 詩人志望の青年ダンは、画家を夢見る美女キャンディと出会い恋に落ちる。ダンがヘロイン常用者だったことから、ほどなくキャンディもドラッグの世界にハマっていく。やがてキャンディは、ドラッグを手に入れるため街頭に立ち身体を売り始める。そんな彼女の決意を、ダンは黙って受け入れることしかできない。ドラッグとセックスの刹那的な生活を送りながらも、確かな愛を疑わない2人だったが…。(allcinema onlineより) 「天国」「地上」「地獄」と三部構成になっています。 「天国」は、愛とドラッグに溺れる美しいふたりの世界が中心。元々ジャンキーだったダンを好きになったキャンディは、ダンの溺れる世界を知りたくなってしまった。一緒にドラッグをするんですが、あまりにも考えなさすぎなんだけど、もう考えるまでもなかった情熱があったのでしょうか。ドラッグ使用によって、世間というものから解き放たれ、完全なる二人だけの甘美の世界に行ってしまったのでしょうか。 それでも、あまりにも美しいキャンディ。その世界は、でも永遠に続けることは、不可能だったんですねー。ドラッグもふたりの生活費も、お金がなければ、働かなければ、手に入らない。ドラッグで飛んでしまって、まともに働くということができないふたりは、甘美さが欲しくて、周りのものを売ったり、お金をたかったり、盗んだり。。。とうとう、キャンディは自分を売ることになります。そんなにしても彼との甘い関係を続けたかったのか。。。ダンも駄目とは言いません。ただただ、そういう流れに身をまかせるだけ。。。 ふたりは、ダンが詩人志望、キャンディが絵描きという背景があったみたいですが、そこのところは、そんなに触れてなかったような。。。キャンディがふたりのことを絵に描いてましたが、それも一枚だけだったので、もっとそこのところを描いてあってもよかったかなーと思いましたが、そんな余裕もないほど、ドラッグに溺れちゃったということでしょうか。 こんなふたりなのに、「結婚しよう」とは。。。完全に頭が麻痺しちゃってるとしか。。。あえてわざと麻痺させてるところもあったんでしょうね。幸せの絶頂にあったふたり。 でも、愛とドラッグだけでは暮らしていけないのが常識で、その常識を破りたいくらいの気持ちがあったのかもしれないけど、破綻していくのは免れないのでした。。。美しいふたりだけど、それだけでは、この地上では生きていけなかったんですねー。身体も生活もボロボロになるのは、わかりきっていたのに、わかるって思いたくなかったのでしょうか。。。 家賃も滞納、キャンディだけが嫌な事をして働くのに次第にうんざり。キャンディが選んだことだったのに、絵も描けないくらい消耗してしまうことも、想像できないほど溺れてしまってたのか。。。 キャンディ自身も、両親との心の距離がかなりある人だったようなので、孤独を何も考えずに埋めてしまいたかったのかもしれない。自分をまるごと受け止めて、何も批判せずに愛してくれるだけのダンといるのが、心地よかったのでしょうが。。。でも、天国を求め続けて、現実がわからなくなるほどだったとは。 そんなふたりにも現実に引き戻されることが起こります。キャンディの妊娠。喜ぶふたり。自分たちだけの家族ができると思ったのでしょうか。ドラッグでボロボロなのに、親になれる!って思えたのが、不思議でしたが、抜けることができるチャンスでもありました。二人以外への責任も生まれるのだから。。。「地上」に意識を戻すふたり。しかし、「やめられるときはやめたくなくて、やめられなくなったときにやめたくなる」という冒頭の教授(オスカー俳優のジェフリー・ラッシュが好演。)の言葉通り、ドラッグから抜けるのは大変なことだった。。。 キャンディを抱きしめるダン役のヒースは、とても大きくて立派な身体の美しい青年だったんだなーとあらためて思わされました。あくまでも怒鳴ったりせず、キャンディの要求には答えてあげたい、でもその能力がない。(甲斐性が無いってことなんでしょうが。。。)「ろくでなし」のダンを優しく演じてました。薪ひとつまともに割れないのには、ヒースなら出来るんだろうけど・・・って思っちゃいましたが(笑) キャンディ役のアビー・コーニッシュは本当に輝くばかりの美しさ、可愛らしさで、ただ見つめて暮らしていけたら。。。って思ってしまうほどの躍動感にも溢れた可愛い人でした。ダンとのそういう生活を選択したのは、彼女自身の内面にも問題があったようなんですが、そこのところも丁寧に描かれてたと思います。でも、リスクが大きすぎでした。 愛だけじゃ社会では生きていけない。。。そこにドラッグ、売春、犯罪も加わったのが、また痛かったですが、納得してどん底まで地獄まで共に。。。っていう気持ちもなかった、ただただ甘美さを追っただけで。。。あくまでも美しい映像も、最後は虚しくなってしまいました。ダンに、完全にキャンディを壊して道連れにはしたくないという気持ちが残ってたのが、救いになったのか、どうか。。。 ヒースはかなりのロマンティストだったのかなー。。。好きな女性とふたりだけの世界に憧れもあったのでしょうか。恋愛しても、周囲の雑音や干渉が多かったんでしょうね。そこを思うと、ラストの一人たたずむヒースは哀しいです。。。 ただフランス映画の「ベティー・ブルー」と較べる宣伝がありましたが、かなり違うと思いました。「ベティー・ブルー」では、彼女のために懸命に働いていたし、ドラッグもなし、売春もなし、ただただ一途に生活していこうとの思いがあったので、私は「ベティー・ブルー」とは較べられないと思います。どちらかというとゲイリー・オールドマンの「シド&ナンシー」をちょっと思い出しました。ちょっと違うかな?! 愛の世界は理解できたけど、ドラッグや売春が入ってくるのは、嫌だったというのが本音でした。。。
そこまで考えられないくらいの甘い世界だったのかもしれないけどね。。。 |

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あれ、きゃりおかさん。ここにきて追悼?
ふーん。なんでコレに出たかったのでしょうね〜。こんなヤサダメ男。
今となっては自分と重なるところが多かったのでしょうか?すごい自然でなりきってますが。
最後の作品なのに(?)何度も観たいと思えない悲しい作品ですね。ドラッグものって、日本では教訓ものとしても弱いし、私にも共感しづらいですから。
2008/5/26(月) 午後 6:40
社会では許されない世界なのですけれど、なんとなくね。。わかる部分もあったりするのですよねえ。。
ドラッグや売春がどれだけ悲惨なものか、というのを知るのと同時に、恋ってなんだろう、とも考えちゃいました。
トラバさせて下さいませ♪
2008/5/26(月) 午後 11:27
ヒースね、この映画のオファーが『ブロークバック〜』のあとだったら断ったって言ってました。間に『カサノバ』が入ったおかげでシリアスな役が演したくなったと・・・。でもヒースっていつも演じ甲斐のある役を選んでるからね〜^^; ヒースがいいと提案したのは原作者のデイヴィスだそうです。監督はちょっと似合わないと思ったそうですが『チョコレート』をみて考え直したそうです。
ダンはほんとに『ろくでなし』でしたね。でも優しく演じてました。DVD購入したけどまだ観れないでいます。TBお返ししますね
2008/5/27(火) 午後 10:24
アン・リー監督がヒースのことを「タフであり、だが弱さがあり、何か切ないメランコリーがあり」と言ってましたね、saramiさん。
ヒースのそんなところがこの役、やってみたかった理由かも。重なるところがあったのかなー。。。
レスリー追悼してたら、ヒースの作品も気になってきて、レンタルにあったので借りてきました。元々生前から、この映画と「ダークナイト」ギリアム映画、ボブ・ディランの映画、観たい映画が続いてたので。残念ですよね。。。他も観ると思います。でもレスリーのは遺作から三作は観れてないんだけど。。。観てあげないとね。。。
2008/5/28(水) 午前 2:40
あまりにせつなくて重いお話でしたが、二人の演技に惹きつけられました。昨年秋の公開時に観たので又今観たらいろいろと感じることが違うだろうなとも思いますが、ストーリーとしてはドラッグの恐ろしさに尽きますね。そのために人間性まで変わってしまうのはあまりに辛いです。でも最後に強い愛を感じられたので救われましたが。。。TBさせてくださいね。
2008/5/28(水) 午前 11:25
恋する熱情だけというのは厳しいですね〜、恋さん。
最低限の生活する能力や相手を本当に大事にする気持ちが芽生えないと。。。甘美な世界だけで生きたいっていうのは、わかる気もするけど。。。といって、この人とならどん底でもという覚悟もなかったような。若さゆえの考えなさにみえちゃったのが。。。
TBありがとうございました。
2008/5/30(金) 午前 0:51
ヒースはとても大きくて、彼女が母親と喧嘩した後、すべてを包み込むように後ろから抱きしめて慰めるのに、とても素敵でした、らぐなさん。「チョコレート」も繊細な心の青年でしたね。立派な美しさを持ちながらも、脆弱な部分があったんでしょうね。。。
TBありがとうございました。
2008/5/30(金) 午前 1:02
美しいふたりだったけれど、流されるままではどんどん磨り減ってしまって。。。ドラッグって怖ろしいですね。感覚も麻痺しちゃったのでしょうか。やめたいときにやめられなかったのが、気の毒でした。もっと違う愛の形もあったでしょうに。
でも、ヒースもアビー・コーニッシュも熱演でした。今更ながら、ヒース、残念です。。。TBありがとうございました、Choroさん。
2008/5/30(金) 午前 1:26
わかっているのに抜けられない。ドラッグの恐ろしさを痛感してしまいますね。
最初の二人が小鳥の’ように幸せそうだったので、ただただ堕ちていく様子を観るのは辛かったな。
ヒースの事故のあとだと余計辛かったと思います。TBさせてくださいね。
2008/6/16(月) 午前 4:16
本当に綺麗なふたりだったので、ドラッグって、ここまでになってしまい、やめられないものだというのが辛かったですね。美しく幸せに暮らす道もあったんじゃないかと思ってしまいました。。。
ヒースの繊細さが出ていて、可哀想になってしまいました。
TBありがとうございました、pu-koさん。
2008/6/17(火) 午前 3:30
社会から逃避した世界・・ なんだか憧れてしまいますが、これは映画なんだと、割り切らなければならないですね。 ^^;
キャンディ、というタイトルもいろいろな意味にとれそうですね。
TB、お願いします。^^
2009/10/3(土) 午前 5:11
そうですねー、映画なんですよね〜。
現実に生活していくということは、厳しいです^^;
ふたりだけの甘美な世界をずっと続けていくというのは、憧れですが、後のしっぺ返しが大きいのでしょうね。
TBありがとうございました、サムソンさん。
2009/10/4(日) 午前 1:29