|
「藍色夏恋」が良かったので、主演のチェン・ボーリンが日本映画に出演した作品「暗いところで待ち合わせ」を観賞。台湾映画「幻遊伝」でも共演していた田中麗奈との共演作です。 ふたりともいつもの人懐こい明るさは全く見せずに、繊細で孤独な姿を見せています。 原作は人気作家乙一。うちの娘の周囲ではよく読まれているようで、乙一の小説を友人に貸してもらっていくつか読んでるみたいです。でも、怖そうな話が多いので、娘はあんまり好みじゃないみたいです。私は未読ですが^^; 人気ミステリー作家・乙一の同名原作を「がんばっていきまっしょい」の田中麗奈と「藍色夏恋」のチェン・ボーリン主演で映画化したミステリー・ロマンス。警察に追われる青年が、一人で暮らす盲目の女性の家に逃げ込んだことから始まった2人の奇妙な共同生活の行方を描く。監督は「AIKI」の天願大介。 交通事故が原因で視力を失ったミチル。ある日、一緒に暮らしていた最愛の父を病気で亡くし、以来、住み慣れた一軒家での孤独な一人暮らしが始まる。一方、職場の人間関係になじめず孤立していた青年アキヒロ。ある時、彼は殺人事件の容疑者として警察に追われる身となり、ミチルの住む家へと忍び込むのだった。気配を消して居間の隅にうずくまるアキヒロ。ミチルはいつもと同じ生活を続けながらも、微妙な違和感を抱き始めるのだったが…。(allcinema ONLINEより) 129分とちょっと長い映画なのですが、丁寧にふたりの描写がされているので、そんなに長さを感じませんでした。途中からサスペンス仕立てにもなっていて、ちょっとびっくりしましたが。あの人・・・怖かったですね。。。 原作ではアキヒロは日本人の設定だと思うんですが、チェン・ボーリンが演じているため、日本と中国のハーフということになってます。中学から日本に来たため、なかなか溶け込めずに、周囲に心を閉ざしている青年役でした。中国人だから差別されてる・・・ようなところも加わって、ちょっと嫌な感じもありましたが、工場の人たちも、中国人だから避けてるようなことは本当はなくて、飲みに行こうとか、いろいろコミュニケーションをはかろうとしてる様子はあって、アキヒロ自身が完全にひとりでもいい!という態度だったために、周囲に嫌がられてしまったところが多分にあったと思います。 チェン・ボーリン自身は、今まで地に近い人懐こい役柄が多かったようで、この役は全く自分と正反対だと語ってました。人を殺したい気持ちになったことがないと首をかしげていたので、監督はチェン・ボーリンの育ちのよさに驚いた!と語ってました。でも、他の映画でも、時々、睨むような表情をすることもよくあるので、この映画ではそんな表情が多かったですね。 とても孤独な男の子の役だったけれど、チェン・ボーリンみたいにかっこいい子だったら女の子がほっておかないとも思ったんですが^^;でも、彼のように誰とでもコミュニケーションがとれて人に可愛がられるタイプの人でも、このように心を閉ざした態度でいたら、嫌われ疎外されてしまうのだなーとも思い、人とのコミュニケーションの大事さを感じました。巧く人と付き合えない人って、多いんじゃないでしょうか。 田中麗奈ちゃんは、薄幸な女の子の役で、いつもはひまわりみたいに明るいイメージなのですが、映画の中で言ってるように、毛氈苔のような、日に当たらずに、ほとんど誰とも接触せずにひっそりと暮らしている盲目のミチルを好演していました。お母さん!と叫ぶシーンは本当に可愛そうで、盲目のひとりぼっちになってしまった女の子を、よくほっとけるものだと、怒りも感じてしまったんですけど。。。 彼女のほっとけないような静かでけなげな様子は、人との触れ合いを拒否しつづけてきたアキヒロの心にも変化をもたらしていき、彼女との最初は奇妙な付き合いだったけれど、受け入れられ孤独が癒されていくのは、いいと素直に思え、その後のふたりの幸せを願わずにはいられませんでした。 心を開いていくことの大事さを描いた、いい映画だったと思います。 ところで、佐藤浩市の意地悪上司役は、なんだか佐藤浩市が憎憎しく演じれば演じるほど、可笑しくなってしまいました!ここまで嫌な役は観たことなかったから(笑)いろんな映画に進んで出演して、映画に意欲的な人ですよね〜。
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- 映画レビュー







へえ〜こんな映画あったんですか、知らなかったなあ。
「幻遊伝」はタイムスリップする映画ですよね、それは見たなあ。
ストーリー面白そうですね、見てみたいわあ。
ボーリンって、何だか可愛い、やんちゃな男の子ってイメージあるけど、この映画ではかなり違うんですね。
佐藤浩市、コメディも出て意欲的ですなあ〜
2008/7/18(金) 午後 2:59
孤独な魂が触れ合って、居場所をみつけられそうな予感で終わるのがしみじみとして良かったですよ、banimiさん。ボーリンは優しさを残しながらも、恨みの表情とか上手でした。もっと映画頑張ればいいのに。。。金城武やチャン・チェンに続くのかと思われてたんじゃ?
「幻遊伝」面白いですか?弾けた演技のふたりみたいですね!
佐藤浩市、よくこの役、引き受けたと思いました。いろんな監督の現場を体験したいんでしょうね〜。
2008/7/23(水) 午前 3:04
乙一は、結構逐一読んでいる作家さんです。うちの娘は結構好きみたいで読んでます。あとがきが面白い方だと思ってます。
この映画は思っていたよりは良かった気がします。チェン・ボーリンの魅力は多分にある気がします。
佐藤浩市は本当にそうですね。何の役でも…
昨日観た映画『闇の中の子供達』にも短いけれど重要な部分で出演されていて…その前に観たのが『マジックアワー』で。
あの人みたいな怖い人って…程度は違っても結構いる気がします。
2008/8/4(月) 午後 8:46
旅行に行っていたので、遅くなってごめんなさいm(__)m
この映画、思ってた以上に良かったですね!
特に田中麗奈ちゃんは良かったです。テレビでの明るい演技とは真逆の印象で、上手いし、魅力的な子だなーと最近ファンになりました♪
チェン・ボーリンも魅力あったし、印象に残る映画の一つになりましたよ。日が経つにつれて、印象が濃くなってます。静かな中にも、心のふれあいが感動的だったかなーなんて思えて。
「闇の中の子供たち」も坂本順治監督作なので、観たいのですが、厳しそうな映画ですね。DVDになるかもですが、必ず観ようと思ってます。
2008/8/12(火) 午後 6:01
・・・・・チェン・ボーリン狙いでしたか・・・
いやぁ、あのホームに上ってくるシーン爆笑しそうになりました。
TBさせてくださいね〜
2008/8/25(月) 午後 11:39
「藍色夏恋」は爽やかすぎるかも・・・と敬遠してたんですが、観たら良過ぎて。チェン・ボーリンもアイドルっぽいのかと、なんか誤解してましたが、自然さが気に入って、この夏は出演作観すぎました(笑)この映画の演技も、地と違うけど良かったですし、更に田中麗奈ちゃんが良かったので、時間たつにつれて、好印象の映画です。
舞台挨拶御覧になったんですね、いいな〜。麗奈ちゃんは、インタビューなどで観る感じも可愛いですよね。最近、大好きになりました。
あのシーン、たしかに怖いっていいながら、大笑いしました^_^;
TBありがとうございます♪ozbrogさん。
2008/8/27(水) 午後 7:14