kariokaの「極楽鳥シネマ」

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ボルベール 帰郷

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スペインのアルモドバル監督の「ボルベール 帰郷」を観賞。

アルモドバル監督って、なかなかえぐい話を優雅にしみじみと描くと、いつも思う。
タブー視されるような話を案外あっさりと感じさせるようにも描く。

人生においてそんなこともあるけど、でも逞しくいつもどおりに私は生きていくから大丈夫!と言ってるみたいにも思える。小さいことでクヨクヨしてるのが、恥ずかしくなるような。

ペネロペ・クルスは「オール・アバウト・マイ・マザー」では、運命に翻弄されてしまった清純なシスターで可憐だったが、今回は激しい気性で生きていく逞しい力を持ったスペインのお母さんの役柄。
ペネロペによると、地に近い役柄で、ペネロペのためにアルモドバルが書いてくれた役柄だそう。
あんなに可愛く綺麗な人なのに、こんなにテキパキとしていろんなことができるとは!
ペネロペ、最強ですね〜。。。

「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」のペドロ・アルモドバル監督が贈る郷愁と女性讃歌のヒューマン・ドラマ。監督自身の故郷でもあるラ・マンチャを物語の背景に、母、娘、孫娘の三代の女性たちの葛藤と和解を、色彩豊かな映像でミステリアスかつユーモラスに綴る。アカデミー賞主演女優賞にも初ノミネートされたペネロペ・クルスをはじめとする6人の女性キャストがカンヌ国際映画祭で女優賞に輝くなど、各映画賞で称賛された。
 
失業中の夫と15歳の一人娘パウラを養うため、せわしなく働くライムンダ。明るくたくましい彼女にも、10代の頃、確執のあった母がそのまま父と一緒に火事で亡くなってしまうという苦い過去があった。そんなある日、夫がパウラに関係を迫り、抵抗したパウラに刺し殺されてしまう。ライムンダは愛娘を守りたい一心で、夫の死体の処理に奔走、事件の隠蔽を図る。そのさなか、今度は故郷ラ・マンチャに住む伯母の急死の報せが。ライムンダの姉ソーレが葬儀へ駆けつけたところ、彼女はそこで死んだはずの母イレネの姿を見掛けたという奇妙な噂を耳にするのだったが…。(allcinema ONLINEより)

伯母さんが一人暮らしで困っていると、様子をうかがいにいき、隣人にいつも見ていて欲しいと頼み、亭主が失業すると「貧乏は貧乏なりの生活をしなきゃ!」と節約し自分の仕事を増やし、娘の窮地には機転をきかせてのりきり、隣の空きレストランの鍵を預かるのだが、映画撮影のクルーのお昼ごはんを30人前頼まれると、しっかり引き受けて友人に助けを借りてレストランを営業させる。友人にはちゃっかりしたお願いをしたようにも見えるけど、御礼はちゃんとはずむ。。。そして、カラフルな色彩のインテリアや洋服や生活道具の中で、けっして生活の疲れで色褪せることもない。うーーーん、凄い!凄い女性でした、この映画のペネロペは。。。常に頭をフル回転させて、それが当たり前の暮らし方で。ぼけっとしてる私には羨ましいです。。。昨年、一緒に役員をしていたMさんのことを思い出しました。このペネロペと似てる人だったな〜。いい女ぶりも似てたし。随分助けてもらいました(^^)

でも、彼女にも両親との深い確執があって、トラウマ、トラウマって、よく言われるけど、彼女にはトラウマになんかなってる暇がないほど、毎日が忙しくて。男運はなかったけれど、娘と姉と伯母さんと友人たちに囲まれて、賑やかに元気に暮らしてるんですよね〜。とってもそれが眩しかったです♪

人としての情や、親切心なんかも、ここに登場する人たちはちゃんとあって、この映画に出演した女優6人が、みんなでカンヌ映画祭の主演女優賞を受賞したのもわかるような気がしました!

「あなたの胸の谷間と、私のカクテルで、このお店を流行らせようよ!」っていう友人の言葉通り、ペネロペの胸の谷間も大変魅力的でした〜。もうちょっと華奢な気がしたけど、逞しさをだすために、ペネロペは、どうも付け尻をしてたみたいですね。しっかりした存在感がありました♪

男性はどこにいるんだろう?というような映画でもありましたが、撮影クルーとかレストランのオーナーとか、真面目に働いてる男性はたくさんいたので、彼女たちが男運なかったのかもしれないですね^^;でも、家族の絆は強くて、羨ましいくらいに仲が良かったですねー。

レストランで、昔よく人前で歌っていた少女の頃を思い出して歌う彼女も、とても素敵でした☆
生活に忙しい毎日とは違う自分が、そこにはいたんでしょうが、どちらの自分もずっと輝いてるのが素晴らしいですよ!

ちょっとのことで、元気なくなってしまう自分を反省してしまうような、元気になれる女性映画でした!

手作りのお食事、ウエハースやドーナツ、バケツプリン、みんな美味しそうだったね〜(^^)

閉じる コメント(22)

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お、こちらでも^^この記事が連続でした(笑)
ペネロッピの魅力炸裂の作品でしたね〜^^
女性賛歌3部作の最終章と言われた作品ですけど、この作品が一番好きかもです^^
アルモドバルさすがでしたね^^

少しブログをお休みしておりまして訪問が遅れてました。またよろしくお願いしますね〜(^ー^)ノ

2008/7/21(月) 午後 6:57 じゅり

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はぁ。公開のときを思い出します。
すごく観たかったんです。今もすごく観たいです〜。
タイミングを逃して色々見てると、自分を掘り下げてしまうのではないか、と思うのですよ。
でも観てみます!

2008/7/21(月) 午後 10:38 shoes

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久しぶりに本拠地に戻ったペネロペさんが生き生きとしていて素敵でした。ほんとテキパキとなんでもこなしていましたね〜
けっこう重いテーマもあるのに見終わった後はとても元気付けられる作品でした。
TBさせてくださいね。

2008/7/22(火) 午後 3:47 car*ou*he*ak

男の影が薄い映画でしたね〜。スペインって女性が強いイメージありますけどまさに強さ、逞しさを感じました。TBしますね

2008/7/22(火) 午後 9:43 LAGUNA

サスペンスかとも思わせるような内容にビックリもしましたが、
そんなはずはないですよね〜
女が強いのって、日常生活では好きじゃないんですけど、
母になると強くなっていくものなのかな、って思いました。
子供を守る強さは美しいですよね、これはちょっと大胆でしたけどw
TB、させてくださ〜い!

2008/7/24(木) 午後 11:04 R*alph

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艶やかですね〜。ペネロペさん。
この監督は作品によって、好き嫌いがハッキリしますが(私の中でも)、これはとても好きです〜♪確かに元気がでたかもしれませんわ♪TBしておきます〜

2008/7/25(金) 午前 8:03 sarami

ペネロペさん、ハリウッドよりイキイキしてましたね。
もちろん綺麗なんですがギリギリ崩れそうな中年前の肝っ玉母さんぶりは良く似合ってました。
こういった役も出来る懐の深さを再発見しましたよ。
でもアルモドバルは女性を描くのが上手いですね。
オゾンもそうですがゲイの世界では女性を見る視点が違うとこにあるんでしょうね。

2008/7/26(土) 午後 10:54 marr

客観的に観ると、とても辛いお話なのに、元気に乗り切っている彼女の様子には、爽快感もありました!人と繋がって生きていくパワーは羨ましいほど眩しかったですね〜、ペネロペ。ホント、最強でした♪サムソンさん、TBありがとうございます!

2008/8/2(土) 午前 1:08 かりおか

いつものスレンダーな可愛さではないのですが、妖艶だけれど、逞しく強く賢い彼女ですよ、delivery_pierrotさん。周りの女性たちも、情が深く、いい味だしてました〜。

2008/8/2(土) 午前 1:30 かりおか

じゅりさん、暑くてボケッとしていたら、お返事遅くなりました^_^;再開されたんですね!またよろしくお願いします。
このペネロペと違ってボケてるので、なんだか観ているうちに大反省してしまいましたが、私もアルモバドルでは、この映画は好きなほうでしたよ〜。
初期の「アタメ!」が面白かったので、初期作品の毒のあるユーモアが好みかもしれない。。。観てないのもあるので、また観賞できれば。「神経衰弱ぎりぎりの女たち」や「キカ」も観たいです。

2008/8/2(土) 午前 1:43 かりおか

公開のときにとても観たくても、DVD化されると、その時の盛り上がりが薄れて、かえってかなり後回しになることって多いです、sho*so*hoseさん。これもそのひとつでしたが、やはり観ると面白いです!映画って自分で観ないと、面白さがわからないことが多いなーと、最近よく思います。

2008/8/2(土) 午前 1:47 かりおか

言葉の関係なのか、日本人の私にはわからないですが、英語だと可愛い女の人的な役柄が多いのでしょうか?ペネロペの映画はアメリカだと「ブロウ」しか観たことないのですが、あれもあんまりいい役じゃなかったので、この生き生きとした役柄で主演女優賞が獲れて、良かったですね(^^)もっと若い頃のスペインでのペネロペ映画が観たいのですが、セクシーすぎてなんとなくまだレンタルできないけど^_^;
情熱的な濃さがペネロペには合ってそうですね、カルさん。
TBありがとうございました♪

2008/8/2(土) 午前 1:58 かりおか

男性に依存しないでも逞しく元気に生きていく彼女たち・・・しっかりした男性はいないかのような社会でしたね〜、らぐなさん。
アルモバドル監督自身が、小さい頃からスペインの逞しい女性たちに囲まれて暮らしてたのかもしれないですね。男性にはいい目に合ってなさそうですね・・・。
TBありがとうございました♪

2008/8/2(土) 午前 2:15 かりおか

あの決断の速さは凄かったですね〜。娘を守るためなら躊躇しないでテキパキとして。娘側にはっきりとついていたのが、この重く暗い話を潔くドライに見せていて良かったです。そうじゃない親も現実ではいることもあるだろうし。。。そんな悲惨な展開じゃなく、情に溢れていたので。
自分のことなら遠慮がちだったのも、子供のことだと平気だったりって、なってきますね〜、ラルフさん。TBありがとうございました♪

2008/8/2(土) 午前 2:36 かりおか

私も「トーク・トゥー・ハー」はかなり苦手なほうでした、saramiさん。「オール・アバウト・マイ・マザー」も「バッド・エデュケーション」にも戸惑うところが。。。かなりな話なのに優雅に進んでいくのが、自分に合わなかったんだけど、この映画はそれがかえって良かったですね♪頑張らなくちゃ!って思えるような映画でした。
TBありがとうございます♪

2008/8/2(土) 午前 2:40 かりおか

marrさん、ペネロペのハリウッド映画は「ブロウ」しか観てないんですが、前半は綺麗だったけど、落ちぶれてからの荒んだヒステリックな役柄は、なんだか可哀想でした。他の映画も、写真で観ると男性の横にいる可愛らしい女性・・・という役柄に見えましたが、どうだったんでしょう???
アルモバドル映画とは相性がいいみたいですね。観た二作品ともとてもいい演技でした、ペネロペ。
アルモバドルは、ゲイゆえに、女性たちと近しいところにいられて、スペインの女性たちの逞しい生き様を映画に描くことが、大好きなんでしょうね、きっと。あたたかさを感じました。

2008/8/2(土) 午前 3:20 かりおか

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オールアバウトマイマザーが衝撃的でした。この映画はちょっと薄まっていましたが、女性たちの過去はどれも悲しかったですね。

2008/8/16(土) 午後 11:08 mossan

衝撃的な話でも、語り口が優雅だなーと「オールアバウトマイマザー」とか「トークトゥーハー」を観て思いました。アルモバドルならではですね、きっと。
この映画は、衝撃度以上に、生活感や逞しさがあって、かえって良かったです、もっさんさん。

2008/8/27(水) 午後 7:05 かりおか

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おじゃましますライです☆カリオカさんのレビュー気に入りました☆「彼女にはトラウマになんかなってる暇がないほど毎日が忙しい」っていうところは、何か不思議と深く考えさせられました笑。私もこの映画大好きなので、近いうちにもう一度見てレビュー書こうかなって思ってます◎

2009/7/10(金) 午後 2:12 [ - ]

ちょっとしたことで現実生活で落ち込みがちなところがあるので、そんな暇がないほど、忙しく逞しく生活している彼女を尊敬しました。
最近観た「スラムドッグ・ミリオネア」もそうでしたが、とても辛く思い過去があっても、生き抜いていく逞しさが眩しかったです。
そういう映画を観て、元気を貰いたい!って最近は思うようになってきました。(けっこう鬱な映画ばかり若い頃は観がとだったので。)
レヴュー楽しみにしてます!ライさん。「サンシャイン・クリーニング」もそんなイメージの映画のような気がします。

2009/7/12(日) 午前 10:23 かりおか

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