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アートな映画ということで、オススメがあったデビッド・リンチ監督作をレンタル。 まずは入門篇?ということで、「ブルーベルベット」を再見しました〜。 1986年製作、つまり23年前の映画なんですが、これ、映画館で公開したときに観ました^^; 当時はデビッド・リンチ監督作品がお初だったので、みかたがよくわからなくて、カイル・マクラクランとローラ・ダーンのカップルにイライラしながら観たものでした。特にローラ・ダーン・・・何がコマドリだー、マイクマイク(アメフト部の彼氏)言ってるんじゃないよ!、もったいぶってるけど二股じゃないの?と、パンチしたくなるほどイライラしました(笑) こういった嘘くさい学園もののドラマの優等生みたいな人たち、監督も大嫌いだったんだろうなーと思いながら、今回はイライラせずに観れました(笑)確信犯的にこんなふうに描いてるんですよね、デビッド・リンチは。。。 その後、カイル・マクラクランはドラマ「ツイン・ピーグス」で主演。ローラ・ダーンにいたっては「ワイルド・アット・ハート」と「インランド・エンパイア」と2本に主演。すっかり監督のミューズになりました。ふたりとも、どこか変なんですよねー。変態っぽいかも。ローラ・ダーンの叫び顔の怖さは恐怖通り越して、笑えます・・・。 でも、この映画の最も凄い見どころは、カイル・マクラクランが演じる青年が覗いてしまった禁断の世界のほうです。 切り落とされた耳の発見から始まって、母親であるイングリット・バーグマンそっくりの顔立ちのイザベラ・ロッセリーニの退廃美、彼女を強迫する凄いテンションのギャング役のデニス・ホッパーの怪演、倒錯世界の館の主の甘美な歌声、暴力行為にあわせて踊る倦怠感いっぱいのダンス・・・。 今回あらためて観直すと、思ったよりも、あちら側の世界が少なめだったので、あちら側を、もっともっと観たかったです♪ ノース・キャロライナ州ランバートン。製材が主産業ののどかな町。よく晴れた日、大学生のジェフリーは、庭仕事をしていて突然異常な発作に襲われた父を見舞った病院からの帰り道、野原で異様な物を見つけた。手に取ってみると、それは何と切り落とされた人間の片耳だった……。 ボビー・ビントンの歌う同名ヒット曲を背景に、赤い薔薇、白いフェンス、青い空といった絵葉書の様なアメリカの典型的な田舎町を映し出した、テクニカラーの明るい画面から一転して、カメラが草の間に入って行き、地面で虫たちが凄まじい生存競争を繰り広げるさまを描いた冒頭部、暴力、セックス、SMに絡む奇怪な登場人物など、デヴィッド・リンチ独特の世界が満喫できる作品。また、耳の持ち主はどうなったのかという謎からストーリーが進行していきながら、いわゆるハリウッド流の公式には従わず、ダークで異常なスリラーに展開してゆくのはいかにもリンチらしい。“耽美と頽廃の世紀末的世界”や“官能と倒錯の幻想的世界”といったリンチ特有の世界が堪能出来る本作は、これ以前に撮られたインディペンデント映画の傑作「イレイザーヘッド」から、この後に製作されリンチの名を世界的に広めた「ツイン・ピークス」への推移が見て取れるが、これらを含めた彼の数多い作品群には、その一つ一つの完成度の高さからいって、一言で“カルト”と言って片づけられない才能の幅の広さを感じてしまう。 (allcinema ONLINEより) デビッド・リンチは、画家でもあるので(自分の悪夢を描いた絵画の個展を開いてましたよね?)映画の中での、色の使い方が、やはり独特。この街の暮らしは、その色使いからか、どこか嘘くさく人工的に見えます。鮮やかな色の青空、花々、家、庭、人々・・・。観ていると、気持ち悪くなるくらいです。 しかし、暗黒の世界は、ブルーベルベットの衣装の色に代表されるように、ずっしりと重く濃い妖艶な色使いで、危険はいっぱいですが、どこか魅惑的でした。 イザベラ・ロッセリーニがナイトクラブで歌う「ブルー・ベルベット」の歌の甘美で妖しげなことといったら凄い!簡単に誰でも彼女の魅力に惑わされてしまいますね〜。彼女の歌、忘れられないです。。。 そして、この頃のデニス・ホッパーのキレてる演技に魅せられて、私はデニス・ホッパーを追いかけるみたいに主演作品を観ましたが(「悪魔のいけにえ2」「アメリカの友人」「リバーズ・エッジ」「ラスト・ムービー」「イージー・ライダー」「トゥルー・ロマンス」「ハートに火をつけて」「ストレート・トゥ・ヘル」「カラーズ」「バスキア」などなど。。。) このキレテル演技は、ベストアクトのひとつです!かっこいいです! デニス・ホッパーが「ファック!」って台詞を連発したので、一番言った映画になったらしいです(笑) 久し振りに観たら、とっても面白かった・・・。 デビッド・リンチの映画の中では、わかりやすい方ですね〜。 映画でバックに入る、ジーーっという効果音、他の映画でも鳴ってますよね。 おかしげな電波でも出てるんじゃなかろうか(笑) 「ロスト・ハイウェイ」も続けて再見したら、頭がおかしげになりそうでした(笑) なんだかんだ言って、リンチワールドは癖になるのかも?!
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お久しぶりです!
この映画、私も映画館で観ました。初デビッド・リンチです。(笑)
リンチ・フー?って感じでした。
ボビー・ビントン歌うあの甘い主題歌を知ってる世代ですので、あの歌と、ポスターのロッセリーニの美貌を頼りに、「ロマンチックな恋愛もの」と決めつけて観に行ったのです。(笑)
しかも、子供の幼稚園仲間のママさんを誘って・・^^;
挙句、あのデニス・ホッパーの変態演技にクラクラ。
一緒に行ったママ仲間にも気まずくて、「ごめんね〜こんなとは思わなかったのよ」と謝りまくり・・
でも、これでデビッド・リンチの悪夢ワールドを知った私は、その後TVで「ツインピークス」にどっぷりと嵌ったのでした。
2009/10/14(水) 午後 10:27 [ パリは恋人 ]
「ロマンチックな恋愛もの」と思って観にいったら、気まずいでしょうね〜。誘ってゴメンと謝りたくなる気持ち、わかります。
私は平気でも、相手がドン引きという経験、何回もあります(笑)
「ツイン・ピークス」流行りましたよねー。どうして流行ったんだろう(笑)思わせぶりなのが気になって、皆さんドラマ観てしまったのしょうか?私も映画版とパイロット版?というのは当時観ました。ドラマを観続けると、わけわからないのは、解決したのでしょうか???
今の方が、あの悪夢のようなリンチワールドが楽しめる余裕があるかもしれないと、この映画観ながら思いました!パリは恋人さん。
これを機会に、リンチ、見直そうかな?と思いましたが、どうでしょう・・・。台湾ものと交互だと精神分裂気味になりそうかもw
2009/10/15(木) 午前 1:49
私も公開当時で劇場で見ましたがすごいインパクトでしたね〜
そうそう。でもリンチ作品の中ではまだわかりやすい方かも・・
イザベラ・ロッセリーニに歌がずっと忘れられませんでした。
超・初期の記事で申し訳ないですがTBさせてくださいね。
2009/10/22(木) 午前 9:18
初めて観た時のデニス・ホッパーやイザベラ・ロッセリーニの存在感には圧倒されました。このインパクトが強すぎたのか?イザベラ・ロッセリーニ、他の映画では観たことがないのですが、バーグマンと同じ顔立ちでこの役柄・・・凄いですね〜。
今観ると、まだまだリンチワールドが遠慮がちに作られてるな〜と思いました(笑)
TBありがとうございました、カルさん。
2009/10/23(金) 午前 8:53
一見平和そうな世界の光と闇…みたいなリンチのスタイルがこれで完成されたような気がします。
長い間スランプだったデニス・ホッパーはこの作品で見事復活したんですよね。
そうそう、ローラ・ダーンの泣き顔が凄い!やっぱ彼女はこうでなきゃ。
『イレイザーヘッド』に続きこちらもTBさせてください。
2009/12/2(水) 午前 5:11
もっと闇の部分が多く描かれた映画だと思ってましたが、案外抑え目の映画だったんですね〜。デニス・ホッパーとイザベラ・ロッセリーニのインパクトが強すぎたから、そう思い込んでたのかも。相変わらず強烈な印象でしたが〜。
嘘くさいアメリカの住宅地を描いた作品、けっこうアメリカ映画にありますね。この映画以降、多くなったのかな?とも思いました。
だから「ツインピークス」も流行ったのかな?みんな薄々そう思ってたのかも。。。
久し振りに観たら、面白かったです!
TBありがとうございました、なかうさん。
2009/12/3(木) 午前 9:47