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香港のジョニー・トー監督の「スリ」をレンタル。「スリ」って・・・昨年の東京フィルメックスで上映された「文雀」のこと???レンタルでみつけて、あわててしまいました。 いつも新作でなんか借りないのに、即レンタル!「スリ」なんて題名じゃ、借り損ねるところだった・・・。一般公開なしで、DVD化されてしまったのかー。。。でも、「エレクション2」や「マッド探偵」はDVD化もまだなので、観れただけ良かったです♪ 「文雀」って、主人公の部屋に迷い込んできた「文鳥」のことなんですが、「スリ」という意味もあるそうです。 いつもの黒社会的なダークなイメージはなくて、なかなか小粋な映画になってました。 仲間同士が集まってご飯食べてるところは「レザボアドッグス」のような、仕掛けがあるようなところは「スティング」のような、自転車の4人乗りは何故か「明日に向かって撃て!」の自転車シーンみたいな、雨のシーンは監督もそう言ってるように「シェルブールの雨傘」のような・・・。 そして、消え行く古き良き香港の町並みや風景がたくさん映っていて、監督の香港への愛が感じられる映画でした。香港に行ったことある方、香港を知ってる方、香港映画好きな方には、懐かしい雰囲気の映画かもしれません。 巨匠・杜〓峰(ジョニー・トー)監督が、3年の歳月をかけて撮影した待望の最新作。4人のメンバーからなるスリ集団と、彼らの前に現われた謎の美女を軸にしたサスペンス・ドラマだが、これまでのトー作品のようなフィルム・ノワールとはひと味違う、明るく軽快なタッチで描かれている。「失われつつある香港の情緒に対する、自分なりの思いを込めた」と監督が語っているとおり、随所で映し出されるどこか懐かしいような香港の風景も見どころのひとつだ。出演は「エレクション」の任達華(サイモン・ヤム)、「マッド探偵(神探)」の林熙蕾(ケリー・リン)、「放.逐」の林家棟(ラム・カートン)、「ザ・ミッション非情の掟(鎗火)」の林雪(ラム・シュー)、「暗戦」の羅永昌(ロー・ウィンチョン)、「PTU」の張満源(ケネス・チャン)らトー組の常連メンバー。今作は、第58回ベルリン国際映画祭でプレミア上映され好評を博した。タイトルの“文雀”とは文鳥のことで、“スリ”を意味する隠語。 【ストーリー(あらすじ)】 棋(サイモン・ヤム)は、震波(ラム・カートン)、蘇(ロー・ウィンチョン)、馬仔(ケネス・チャン)らとともにスリを働く窃盗団のリーダー。華麗な手さばきで観光客の財布を抜き取り、絶対に証拠を残さないスリの達人だ。ある日、写真が趣味の棋がいつものように街中でシャッターを切っていると、ファインダーの中に美しい女性が現われる。彼女の美貌に魅せられ、夢中でシャッターを切る棋。彼女はその後、震波、蘇、馬仔の前にも現われ、怪しげな行動で彼らを翻弄してゆく。一体、彼女は何者なのか…? スリ4人組には、「エグザイル/絆」で描かれたような男の友情や団結があるんですが、ミステリアスな美女がそれぞれに接近し誘惑すると、その友情に不協和音が(笑) 4人が美女のせいで、それぞれに大怪我をしてしまい、いつもの食堂に集まって、初めて全員が同じように美女に誘惑されたとわかった時のアンポンタンさは面白かったです。全く、どいつもこいつもという感じが愉快でした♪ 美女に嵌められてしまったわけなんですが、彼らに助けて欲しくて彼女は接近したので、人の良い彼らは彼女のために、見返りを求めずに一肌脱ぐんですよね〜。そこが男の心意気というか、ジョニー・トー監督作品らしいというか・・・。ぎくしゃくした関係も、また団結していくのが、いいなー、こんな男たち!って思えるんですよねー。 スリのリーダーにサイモン・ヤム!!! かっこいい!ちょいワルおやじだわ〜♪でも、なさけないところもあって、面白いんです。 レンタルDVDについているインタビューでも、ベテラン俳優らしい言葉で演技を語っていて、凄くかっこよかったです。本物のスリだった人に教えてもらって、カミソリの歯を口の中に忍ばせる訓練をしたのが大変だったこと(口の中のカミソリを見せてましたが、本当に忍ばせてたんですね〜!怖い!)自転車4人乗りがとても難しくて何台も自転車を壊してしまったこと(でも、仲良しの凄くいいシーンだったと思いますよ♪)ジョニー・トー監督作品は、脚本がいつもないので、最初はただ自転車に乗って香港の町中を走らされて、そしてそこに住む貧しい人たちの日々の暮らしを観察して、それを映画に生かせたこと、前の映画では怖い役柄だったが今回は軽妙な役柄で、俳優なのでいろんなことにチャレンジできるのは楽しい・・・とか、アグレッシブで広い視野とおおらかな心を持った楽しい人だな〜と思いました。サイモン・ヤムも大好きな俳優のひとりです☆ ラム・カートンも「エレクション」での狂暴なやくざとは違って、美女に弱いちょっと駄目な感じが面白かったです。ロー・ウィンチョンはスタッフ側でもあるそうですが、あの丸顔眼鏡のナース姿の女装は反則です(笑)お馴染みラム・シューもいるだけで面白い。ジョニー・トー組の俳優は、だいたい決まったメンバーなので、ここでも息がぴったりでした。監督の映画は、仕掛けのある話が多いから、俳優やスタッフの息があってるというのが、いいんでしょうねー。 ミステリアスな美女役のケリー・リンは、やはりジョニー・トー監督お気に入りの女優。どんな複雑で繊細な役柄も演じられると監督絶賛のクールビューティーです。彼女出演の他の映画、未公開だったり観てなかったりなんですが、(映画祭で観た「鐵三角」も出てたみたいですが、男性の印象が強かったので覚えてない〜。)この映画では、4人を嵌めるんですが、どこか守ってあげたくなるような繊細さな表情を見せていて、なかなか素敵な女優さんでした♪ ケリー・リンは、F4のケン・チュウの彼女なんですよねー。 ケンちゃん、かっこいい女性とつきあってるんですね!さすがです! 派手さや強烈さはないですが、粋な映画に仕上がっていました。 香港の残しておきたい街並みが実は本当の主人公でもある、ノスタルジックな映画でもありました。 面白いのに、映画祭でしか観れなかったのは残念です。 昨年東京国際映画祭だけで上映された、未公開のジョニー・トー監督の「マッド探偵」もDVDでいいから観たいんです。お願いします〜。 内容は・・・ ラウ・チンワン主演、ジョニー・トー&ワイ・カーファイ監督による異色のハードボイルド。人の心の内面を見る能力で次々と難事件を解決してきたものの、あまりの奇行ぶりに解雇されてしまった元刑事が、七つの人格を持つ殺人犯と対決する。共演はラム・カートン、ケリー・リン、アンディ・オンほか。 ね、凄く面白そうでしょ! 万人が見ている世界と、七つの人格の犯人の心が見える元刑事だけに見えている世界。二つの世界が具体的な映像として、入れ代わり立ち代わり現れるという・・・なんだか凄い映画みたいです☆
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ジョニー・トー監督で、これはまた面白そうな ^^
新作でもうDVDが出ているのでしょうか?
これは絶対借りてみます♪
かりおかさんは、アジア映画の師匠です ^^ これからもいっぱい教えてやって下さいませ♪
2009/11/15(日) 午前 10:19
いつ公開されるんだろう?と思っていたのですが、レンタルにあってびっくりしました、恋さん。
いつもの黒社会の激烈な描写や派手な銃撃戦はないのですが(だから劇場公開がなかったのかも。。。)軽妙で面白い映画でした。
香港の街並みが良かったです・・・って、こんなに香港、台湾、韓国映画を観てても、一度も行ったことないのが哀しいです(T_T)
いつか行けたらいいなー。(って近いんだから、行こうと思えば行けるんですけどねー^^; )
詳しい方は、その国の言葉のままで映画を観ていらっしゃって、未公開ばかりだと、自分の不勉強が悔やまれますねー。
でも、「マッド探偵」と「エレクション2」は観たいです!
2009/11/17(火) 午前 1:22
つい先日友人にDVDをもらって見ました。
映画の内容とは離れるんですが、映画に出てくる文鳥かわいい。
文鳥を飼ってるんで、よけいそう思います。
映画自体ももちろん面白かったです。でも邦題がいただけませんね。
2010/1/30(土) 午前 10:09
文鳥、可愛いですね!香港の人は、飼ってる文鳥を籠に入れて、お茶を飲むときにお店にも持っていって、上に吊るしておくんですね〜。
↑の写真でも、お店の上に籠が吊るしてあります。可愛がってるんでしょうね〜。
この映画は、ジョニー・トーの香港の街並みへの思いが詰まってましたね。いつもよりコメディ色が強く、軽い感じも面白かったです。
うーーん、邦題、これではスルーしてしまいますね。。。
2010/1/31(日) 午前 2:18
観ました♪『スリ』って・・・そのままのスリ?ってびっくりしましたよ。。^^;
街並みが美しかったですねえ。。
香港は近いので、是非是非1度訪れたいです ^^
プロフェッショナルに徹した男たちのかっこよさは、さすがでした。
トラバさせて下さいませ。
2010/2/20(土) 午後 11:24
「スリ」って・・・レンタル店で観てびっくりしました(笑)
香港映画や台湾映画は、映画祭で上映しただけで未公開だった映画がDVDになっていることが多いので、注意してタイトルを見ないと、借りそびれてしまうところでした〜。
香港に行ってたら、もっと興奮してこの映画を見たかもしれないです!行かないと、具体的にどこってイメージできないので。。。
香港、台湾、韓国、近いのにまだ行ってなくて^^;
映画で見たあの場所、この場所、是非行ってみたいです♪
香港の俳優さんは、特にプロフェッショナルで芸能人!という感じですよね〜。かっこいいですね!
TBありがとうございました、恋さん。
2010/2/22(月) 午前 0:11