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「ゼロの焦点」を映画館で鑑賞。 松本清張の原作を読んだことがないので、どんな話か結末がわからないままに鑑賞しました。 松本清張ものは、ドラマでも映画でも、いつもかなり面白いですよねー。 この映画も、テレビでたくさん宣伝していたし、監督が「メゾン・ド・ヒミコ」の犬童一心監督だし、主演の3人の女優や西島秀俊も観たかったので、近所のシネコンで観ました。年齢層が高かったですね〜。皆さん、原作を読んだことがあるか、映画かドラマを観てた方が多かったのかもしれないですね。 松本清張の傑作ミステリーを豪華女優陣の競演で映画化した松本清張生誕100年記念作品。敗戦直後の混乱期を経て復興へと向かう昭和30年代初頭の日本を舞台に、結婚間もない夫の謎の失踪を発端として不可解な連続殺人事件に巻き込まれていく若妻が、やがて隠された衝撃の真実に直面していくさまを描く。出演は「おくりびと」の広末涼子、「嫌われ松子の一生」の中谷美紀、「ぐるりのこと。」の木村多江。監督は「ジョゼと虎と魚たち」「グーグーだって猫である」の犬童一心。 妻・禎子と結婚式を挙げて7日後の新郎・憲一は、仕事の引き継ぎで以前の勤務地・金沢へと旅立った。ところが、憲一はそのまま帰ってこなかった。見合いのため、夫の過去を全く知らなかった禎子には、失踪の理由も皆目見当がつかない。夫の行方を追って金沢へと向かった禎子は、そこで得意先会社の社長夫人・室田佐知子と受付嬢の田沼久子という2人の女と出会う。一方、時を同じくして憲一と関わりのある人物が被害者となる連続殺人事件が発生するが…。(allcinema ONLINEより) 前半は、広末の顔ばかり映画に映っていて、とても淡々としていたので、正直、なんだか飽きてきてしまいました。これは、本当に面白くなるのかしら?と不安な気持ちに。。。 雪と豪邸という舞台が、この前観た黒澤明の「白痴」になんとなく似てたけど、「白痴」の方は凄く面白かったなー・・・などと考えながら、観てると、うしろから「いびきかくなら、出てってください!」と、怒ったおじさんの声が・・・。グーグー寝てた人がいたみたいです。。。良かった、寝なくて・・・と、びびりながら鑑賞。(でも、前のご夫婦が、ちょっと茶の間のようにコソコソ話しながらの鑑賞だったので、「喋るなら、家でDVD観ててください!」と、もっとうるさかったらキレようかな?と思ってたので(実際はまだ映画館でキレたことはないんですけど。)あー、キレると、周りに緊張がはしるんだなーと、他人事ではなかったです(笑) しかし、中谷美紀演じる室田佐知子と、木村多江演じる田沼久子が車に乗ってるシーンになってからは、怒涛の展開で!!!凄かった!!!さすが松本清張原作、あなどれなかったです。 中谷美紀の狂気、木村多江の哀切に、涙ボロボロでした・・・。本当に、びっくりするほど素晴らしい演技だった。ふたりとも、観るたびにこちらの心を持っていくような感情表現をしています。凄いです。 室田社長役の鹿賀丈史も、昔から好きな俳優さんでしたが、今回はとても気合入ってました。 まるで、舞台劇を観ているかのような迫力でした。。。 広末涼子は、嫌いじゃなかったけれど、この役柄は嫌いになりました・・・。 「おくりびと」のときも「けがらわしい!!!」にびっくりしたけれど、今回も凄い台詞言わされてましたね〜。。。彼女は一番の被害者のはずなのに、とっても感じ悪かったです。違う人が演じたら、こんなにこの役、嫌いにならなかったのかな?どうかな?と、思ってしまいました。。。元々、嫌味な役柄だったのでしょうか・・・。穢れない女性の中の嫌な部分を見せれるのも、ある意味凄いのか・・・。でも、彼女は新しい時代の希望のような存在感があったほうが良かったのではないかな?そういうところ、あったかなー・・・。 「白痴」の久我美子が、禎子役だったら、「白痴」の時のように嫌味にならないのかも・・・と思ってたら、久我美子はこの役を野村芳太郎監督が映画化したときに演じてたんですね〜。 以前映画化された「ゼロの焦点」は、どんな映画だったんでしょうねー。 雪の金沢の昔の風景も、よく再現されてました。主要キャストしか有名俳優を使ってなかったのも、いい効果を出してました。本当にその頃の街が、人間ごと再現されてるように見えました。 哀しい人々の運命を重ね合わせたように、雪景色や日本海の風景も、とても哀しく見えました。。。
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私も前半は”なんだかね〜”くらいに思っていたのですが
後半の展開でぐいぐいと持っていかれました。
そうそう。ヒロスエさんね〜元々苦手なんだけれど、あの○○ーっなんて言わされちゃ、もう最悪。確かに彼女は被害者ですが、
全然同情できませんでした。
それより中谷さんと木村さんの演技の奥深さと彼女たちの背負ってる過去に、涙・・
TBさせてくださいね。
2009/11/25(水) 午前 10:21
後半は凄かったですね!カルさん。
原作でもあんなふうに描かれていたのでしょうか?それとも原作を超えるような凄さが中谷、木村のおふたりにあったのでしょうか。
原作がとても読みたくなりました。
広末の役柄は損といえば損かもしれないですが、清純な女性の傲慢さが凄くて、この役柄も原作ではどうだったのかなーと思いました。
当時は女性が主人公の推理サスペンス小説は初めてだったみたいですね。親世代のベストセラーなので、探せば家に原作がありそうです。
女性版「砂の器」みたいなところもありましたね〜。
TBありがとうございました!カルさん。
2009/11/25(水) 午後 5:34
原作はもっとたんたんとしていましたよ。
前作は原作にかなり忠実で、今回の作品はかなりオリジナルな展開でした。
でも中谷さんの狂気は凄まじいものがありましたね。
トラバさせてください。
ポチ☆
2010/11/25(木) 午前 1:11
観てから時間が経ちましたが、やはり中谷美紀と木村多江のふたりのシーンと、ラストの中谷美紀の狂気の演技の印象が強い映画でした。
女優賞ものの演技でした。びっくりしました。
このふたりの演技が、原作越えしてるのかもしれないですね。
TBありがとうございました、せんころさん。
2010/11/26(金) 午前 0:54