kariokaの「極楽鳥シネマ」

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韓国映画・ドラマ

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チェイサー

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韓国映画「チェイサー」。昨年のベストで上位に入っている作品なので、DVD鑑賞してみました。

解説: 10か月に21人を殺害した疑いで逮捕された、韓国で“殺人機械”と言われた連続殺人鬼ユ・ヨンチョルの事件をベースにした衝撃のクライム・サスペンス。狂気のシリアルキラーをたった一人で追う元刑事の追走劇が、緊迫感あふれるダイナミックかつハイスピードな展開で描かれる。長編初監督の新鋭ナ・ホンジンのもと、連続殺人鬼役のハ・ジョンウと、元刑事役のキム・ユンソクが圧倒的な演技を披露。事件を追う過程で垣間見える人間の心の闇に戦慄(せんりつ)する。

あらすじ: デリヘルを経営する元刑事ジュンホ(キム・ユンソク)のところから女たちが相次いで失踪(しっそう)して、ときを同じくして街では連続猟奇殺人事件が発生する。ジュンホは女たちが残した携帯電話の番号から客の一人ヨンミン(ハ・ジョンウ)にたどり着く。ヨンミンはあっけなく逮捕されて自供するが、証拠不十分で再び街に放たれてしまい……。(シネマトゥデイより)

韓国映画「母なる証明」や「殺人の追憶」でもそうでしたが、なんとも警察が間抜けというかなんというか・・・。
そういうふうに、警察に対しての不満を描いているとしか思えないような場面が続くので、韓国では警察に対して、不満が蓄積されてるのかと思ってしまいました。実際は、韓国に住んでるわけじゃないのでよくわからないのですが・・・。証拠不十分だからって、この殺人鬼を何回も釈放してしまうなんて・・・。今回も、自分からあっさり自白したので、もうこの映画は終わり?っていう感じでしたが、その後からが長かったですねー。なかなか解決せず、まだ犯罪を重ねていくし、証拠にはなかなかたどり着かないし・・・で、ハラハラしました。

ハ・ジョンウが殺人鬼を演じてましたが、キム・ギドク監督作「絶対の愛」「ブレス」では、女性に振り回される側の優しかったり優柔不断だったりする男性役だったので、今回の殺人鬼役も、最初の登場の印象は、普通の気弱な優しげな男性に見えました。しかし・・・いきなり、金槌とノミを持ってきて、相手の頭を殴り殺そうとするのにはびっくり!普通に見えたからこそ、その意外性がとても怖ろしく見えました。

どうして彼がそうなってしまったか・・・ということは、この映画ではほとんど語られません。だから、この犯人の行為の残虐性がこの映画では更に不気味に際立っていて、早くどうにかしてほしい!と見ながら願わずにはいられませんでした。あのお店のおばちゃんとのシーンなんて、あー、なんでーと思った通りに・・・。

追いかける側の元刑事役にキム・ユンソク。いかにも胡散臭いおっさんで、何か不祥事を起こしたか何かで警察を辞めて、デリヘルの仕事に。女の子がどんどん行方がわからなくなるので、引き抜きか何かと思い、商売に支障をきたす!と怒り、犯人探しを始めました。自分の利益優先の男だったのですが、デリヘル嬢ミジンが風邪で具合が悪かったのに、無理やり客のところに行かせて、そのミジンが行方不明になり、彼女に幼い子どもがいたことで、罪悪感を感じ始め、だんだん元刑事としての気持ちも蘇り・・・凄まじい執念と気力で、犯人と、まだ生きているらしいミジンの行方を追い続けるのです。

この元刑事が、今の現職の刑事たち大人数よりもできる人で、他の刑事がアンポンタンに益々見えて・・・。ひとりで、何人もの警察官を暴れて振り払ってしまうし、この人の真剣なパワーは凄かった!
みんな駄目だから、もうジュンホしかいない!!!と観てる私も、このやさぐれた元刑事のジュンホを、頑張れ!頑張れ!って応援してしまってました。

住宅地の狭い上り坂の路地を、ひたすら走り続けるシーンの連続で、どれだけ俳優は大変だったんだろう・・・と想像するだけで気が遠くなるような・・・。最後は、もう、犯人と元刑事のガチンコ対決で、本当に、凄い迫力でした。ふたりのアクションシーンは、NGなしで、その場のリアクションを全部生かした映画作りだったようで、お互いに反応のいい俳優同士だったので、いいシーンが撮影できたそうです。凄かった。

ただ、本当に、非情で残酷な事件を描いていて、見終わった後も、救われないような気持ちになったけれど、監督は、この映画で、誰にも救ってもらえなかったイラクで拉致された人質のことを思っていて、そんな時、誰かひとりでも、この元刑事のジュンホのような人物が必死でその人のために闘ったんだ・・・ということが描けたら・・・と、この映画のインタビューで語っていたのが印象に残りました。

犯人のヨンミンは、キリストの絵を壁いっぱいに大迫力で描いていて、十字架を掲げた教会がすぐ近くにある、その十字架のもとで、この怖ろしい犯罪が行われたという皮肉な事実もこの映画には描かれていました。

韓国映画の迫力、まだまだ健在でした!

レオナルド・ディカプリオでリメイクらしいけど、どちらの役なんでしょう?レオは猟奇殺人鬼はやらなそうだけど・・・。元刑事かな?どんな感じになるんでしょうねー。。。

閉じる コメント(14)

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めちゃくちゃ暗い映画でしたね。韓国の映画って妙に暗くてバイオレンスだけど、この映画はサスペンスとしては秀悦でした。

2010/2/8(月) 午後 11:22 mossan

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見ごたえ十分な韓国映画でしたね。私はバイオレンスも血生臭いのも平気なので、怖いという印象はそれほどもたなかったけれど、現実に起こった事件だと思うとやっぱり日常を生きている平凡な人間としては身がすくみますよね。レオ、犯人役やって欲しいんだけどなー。
イメージ考えたらだめかな。
リメイクも観たいと思います。TBお願いします。

2010/2/9(火) 午前 0:02 オネム

警察の失態に次ぐ失態にはあきれるしかなかったですが、犯人が分かっているのに犯行を食い止められないもどかしさを感じましたね〜。
しかし犯人怖かった。そうですね。十字架のもとでの犯行。。
この世に神はいないのかとも思いました。TBさせてくださいね。

2010/2/9(火) 午前 1:52 pu-ko

リメイクはこれに勝るのか・・・と、毎回優れた韓国映画を観るたびに思ってしまいます〜
そうでしたか、監督さんのお話、胸にずっしり響きました。
そんな思いもこの作品には込められていたのですねえ。。
本当に劇場で観れたらどんなによかったか、と、思った作品です。
トラバさせて下さいませ。

2010/2/11(木) 午前 11:10 恋

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【絶対の愛】でハ・ジョンウはこの人オトコマエではないのに何故かモテちゃうタイプなんだろうなーと思っていたので,正直この役はオーマイガッ!でした。このテの韓国映画を観るといつも思うのですが,邦画やハリウッドにはない暴力の瞬発力がある気がします。えへ,劇場で観ました(えばり!)。

ディカプリオには是非殺人鬼の役をお願いしたい。ディカプリオが演らずして誰が演る!という感じです。でもこれを観て取り敢えず買っとくディカプリオは本当に映画が好きなんだろうなーと思います。

2010/2/11(木) 午後 11:33 [ wxrfd775 ]

これみなさん高評価ですよね〜
もう観たくて観たくてうずうずしてます…
そうそう、リメイクねぇ(^-^;

2010/2/13(土) 午後 8:44 じゅり

これ観たかったんですが見逃してしまいました。
ハ・ジョンウって『ブレス』に出てた方でしたか。
韓国映画ってパワーありますね。
私は最近1960年作の『下女』って韓国映画を劇場で観たんですけどこの時代からも圧倒的なパワーを感じました♪

2010/2/13(土) 午後 11:07 marr

お返事遅くなってすみませんm(__)m
韓国映画らしい映画でしたね〜。
映画として、とてもよく出来ていましたが、非情でした・・・。
TBありがとうございました、もっさんさん。

2010/2/18(木) 午後 9:28 かりおか

お返事遅くなってすみませんm(__)m
韓国映画の血生臭いバイオレンス作品、私もけっこう観てしまうほうですが、生々しいですよね。やはり鈍器で殴ってというのは怖かったです。どうしてこんなことができるんだろうって、外見が優しげなハ・ジョンウだから、益々不気味でした。ハ・ジョンウは、この役がきて、やった!とやりたい!って思ったそうですよ。でも、レオはどうでしょうね?根っからの悪人って演じてないですね〜。。。
でも、リメイクも面白そうですね。レオが出てると観たくなります!
TBありがとうございました、オネムさん。

2010/2/18(木) 午後 9:33 かりおか

お返事遅くなってすみませんm(__)m
あの警察には、ホント呆れてしまいますよね〜。
「母なる証明」でもそうだったし、韓国警察大丈夫?って思ってしまいますが、映画監督だから、反権力的なところもあるのかもしれませんねー。(「チェンジリング」も酷かったですが・・・。)
韓国はキリスト教徒が多いので、日本よりも神について意識している監督さんは多いのかも。キム・ギドクやパク・チャヌクやイ・チャンドン監督も、神について意識して映画作りしてますね。
キリスト教徒じゃないですが、そういう映画は興味深いです。
TBありがとうございました、pu-koさん。

2010/2/18(木) 午後 9:39 かりおか

お返事遅くなってすみませんm(__)m
韓国映画の独特の泥臭さは、ハリウッドリメイクだと難しそうですねー。。。でも、レオだったら、それなりに面白い映画になりそうで、ちょっと期待しながら待ちたいですね♪
本当にジュンホは懸命に犯人を追っていて、もうジュンホしかいない!という緊迫感は凄かったですね。最後の最後まで犯人との一対一の勝負で、緊張しました。
やるせない終わり方でしたが、監督のそういった思いに救われるような気もしました。ふたりとも名演技でした!
TBありがとうございました、恋さん。

2010/2/18(木) 午後 9:44 かりおか

暴力の瞬発力、ありますねー!いつもこういった韓国映画にはギョッとさせられますが、でも人間の闇の部分がリアルに描かれていて、見入ってしまいます。。。映画館だと、もっと怖かったでしょうね。
家で観てても、わー!とか大騒ぎになってしまいました^^;
ハ・ジョンウは「ノーボーイ・ノークライ」も観たいです。
韓国の男優さんって、オトコマエじゃなくてもモテる人、多いですねー。キム・ユンソクも良かったです。
レオは、面白い映画をちゃんと観てるんですねー。「AKIRA」のリメイクはなくなったのかな?こちらもいつになるかわからないけれど、公開するのが楽しみですね、wxrfd775さん!

2010/2/18(木) 午後 10:33 かりおか

じゅりさん、この映画と「母なる証明」が、韓国映画では昨年度のベストテンに入ってましたね〜。
映画としてどちらもよくできていて、目が離せないような緊迫感のある作りでした。韓国映画特有の泥臭く暗い感じも迫力でしたよ。
内容はどちらも非情でやるせないので、好きな映画という感じではないんですが、印象に残る凄い映画でした。。。(好きといったら「映画は映画だ」のほうが、私は好きだったかも。)

2010/2/18(木) 午後 10:37 かりおか

marrさん、私も映画館で観たかったですが、近くでは上映ないんですよねー。韓国映画は良作でもわざわざ東京までいかないと観れないのが残念です。
ハ・ジョンウは「ブレス」の浮気夫役でした。「絶対の愛」にも出ていてキム・ギドクのお気に入り俳優なのかも。
昔の韓国映画って、恨の感情が凄く強そう。昔の映画は女性がいつも怒鳴っている印象がありますが、「シュリ」あたりから、エンタメ性も兼ね備えて海外でもうけるようになったような気がします。
「下女」って題名だけでも強烈そうですね。。。

2010/2/18(木) 午後 10:42 かりおか

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