kariokaの「極楽鳥シネマ」

ご無沙汰してますm(__)mツイッターの方で感想つぶやいてます。。。http://twitter.com/kariokaaaaa

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

ミスター・ロンリー

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

心に響く作品という記事をいくつか拝見したので、以前から気になっていた「ミスター・ロンリー」を観賞しました。

とても繊細な映画だと思いました。

弱冠19歳で書き上げた「KIDS/キッズ」の脚本で“恐るべき子供”と注目を集めたハーモニー・コリンが、「ジュリアン」以来8年ぶりに手掛けた監督第3作。有名人のそっくりさんとして私生活でも他人を演じ続ける人々が共同生活を送る古城を舞台に、繊細で不器用な男女が織り成す奇想天外にして切ない人間模様を綴る。主演は「天国の口、終りの楽園。」「ダンシング・ハバナ」のディエゴ・ルナ、共演に「イン・アメリカ/三つの小さな願いごと」のサマンサ・モートン。

マイケルは、幼い頃から自分に対する違和感を抱え、いつしかマイケル・ジャクソンを演じることでようやく生きていられる不器用な青年。仕事としてモノマネを披露している時はもちろん、それ以外の時もずっとマイケル・ジャクソンになりきって生活していた。ある時、老人ホームでの仕事の際、彼はマリリン・モンローとして生きる美女と出会い、恋に落ちる。彼女は夫のチャップリンと7歳の娘シャーリー・テンプルと一緒に、スコットランドの古城で他のモノマネ芸人たちと共同生活を送り、彼らと地上最大のショーの実現を目指していた。そんなマリリンに誘われるまま、スコットランドへと向かうマイケルだったが…。(allcinema ONLINEより)

ハーモニー・コリン監督作・脚本作は、とても気にはなっていたのですが、題材があんまり好きじゃないかまたは自分のネガティブな部分に反応するような、観終わってあまりいい気分にはなれそうもないかな・・・と勝手にまた先入観を持っていたので、いままで観賞してきませんでした。観ないとわからないものなのに。。。でも、この「ミスター・ロンリー」は、少し大人になった監督が撮った作品で、ずっと自分以外の人を物真似している人々(インパーソネーター)のことを描いた作品ということで、観たい!と思い観賞しました。

子供の頃から、自分自身でいることに違和感を感じ、自分があまり好きでなく、憧れの人物になりきって生活しているインパーソネーター。私も演劇に興味を持ち始めたのは、演劇の舞台上での自由さにほっとできたというところから始まったというところがあったので、この気持ち、わかるような気がしました。
ただ、舞台上の役柄って、(映画の役でもいいんだけれど。)自分が脚本や監督しているわけではないので、その役柄になってその場を生きても、必ずしも自分の好む役柄を演じ続けるわけにはいかないのです。その点、物真似芸人として、日常も生き続けるということは、ずっと憧れの人物のままで、嫌いな自分を消して生きていけることなのかな?と思いました。ここまで徹底してしまった人たちって・・・。

その憧れの人物だったら、こんなふうに行動したり発言したりできるんだ!となるのでしょうが、それは、本来の自分を嫌いといいながらも、かえって、自分にこだわってる人なんだといえるんじゃないでしょうか。自分自身を守りたい、壊されたくない、と感じすぎて、鎧を着けているような。。。本来の自分は隠されたままなので、それでは自分自身としての人生はからっぽになってしまうかもしれない。その苦しさも、また悩みになってきたり。。。ギャップに苦しむのか、もうギャップを当たり前のこととして割り切って暮らしていくのか・・・難しいようで、こんなことは人によっては簡単なことだったり・・・。わけて考えないで、それも自分として受け入れていくのか。
自分って何か、虚構に夢中にならずに自分の人生を充実させることを考えたら?って言われたことを思い出したり・・・なんとなくいろいろなことを考えてしまいました。

そもそも自分っていうものにこだわるのが馬鹿らしい、自分であるなんて何の意味があるのか?ただ生活していく、それだけで充分なんじゃないか、もっと人って単純なものでいいんじゃないか、動物たちが自分にこだわってるの?・・・そんなところまで考えていくときりなくなってくるんですけどね。。。

もうひとつ、パナマの修道女が、飛行機で貧しい人々に物資を撒いていたところ、一人のシスターが誤って飛行機から落下。絶体絶命かと思われたのですが、神に祈ったところ、奇跡がおき、シスターが助かったというお話が同時進行していきます。他のシスターたちも、試してみると、みんな飛行機から落ちても無事生還。その奇跡をローマ法王に見せることになると・・・。見返りを求めず、純粋な気持ちでいるうちは、奇跡が起こるのに。。。純粋な信仰心を考えさせられるような、または人生にいいことばかりは続かないのだと言っているかのようなビターな寓話が挟まれています。ブルーの修道服を着たシスターたちが、スカイダイビングのように空に舞っている姿が美しく印象に残りました。

マイケル・ジャクソンの物真似をする若者をディエゴ・ルナ。ディエゴは、ガエルと出演した「天国の口、終わりの楽園」でも繊細で優しい感じがあったので、この役柄には良かったんじゃないでしょうか。
繊細過ぎて、彼の心を壊しちゃいけないような気持ちになるくらい、内気で優しい彼。派手なパフォーマンスと対照的な静かな語り口でした。

サマンサ・モートンがマリリン・モンローとは、最後クレジットでるまで、よくわかりませんでした。
それだけマリリンになりきっている女性になりきっていて、明るく可愛らしいお色気のマリリン、その裏側にある寂しい心、心の部分にシンクロしてしまった女性を哀しく無邪気に演じてました。。。

エージェント役にレオス・カラックス監督!曲者だけれど2枚目な雰囲気です。俳優でも充分やっていけそうな渋さ、かっこよさでした。
そして、チャップリンにカラックス監督の分身のようなドニ・ラヴァン。少年だったのに、一気に老けて、怪優になってきましたね〜。「TOKYO!」のメルドも怖かったけど、このチャップリンも怖かったです・・・。
神父、ちょっと胡散臭い感じだなーと思っていたら、ヘルツォーク監督だったんですね^_^;

「ミスター・ロンリー」の歌、首吊りの歌・・・映画の中で、音楽が強く心に響いてきました。
聴きながら、泣けてくるような・・・。音楽の力も感じた映画でした。
どこを切り取っても美しい詩的な映像も魅力です。

イメージ 1

イメージ 2

実はダニエル・デイ=ルイスもかなり大好きな俳優さんなんです!

好きになるとその人の映画をみんな観たくなってしまうので^_^; けっこう出演作観てたなーと思いました。イギリス俳優で、シェイクスピア劇を演じ、ノーブルな雰囲気もあり・・・っていう俳優さん、好きなのかも。やはり出演作があると観てしまうレイフ・ファインズやジェレミー・アイアンズと同じような雰囲気もあり、もっとカメレオン的なところもあり。

私生活面では、私の大好きなあのイザベル・アジャーニを振り切ったのも凄いなーと思ってました^_^;
あんな綺麗で、でも怖そうな(ストーカー化しそうな?)人と付き合ってた上に振ってしまうとは・・・。怖いもの知らずですよね〜。今はアーサー・ミラーの娘さんと結婚してるらしいです。

この映画の前は引退状態で、靴職人としての修行をしてたらしいですね。凝り性なんですね。
でもオスカーもまた獲ったし、映画での活躍ももっと観たいです。

フィルモグラフィー

○ゼア・ウィル・ビー・ブラッド (2007)
○ギャング・オブ・ニューヨーク (2001)
 ボクサー (1997)
 クルーシブル (1996)  
○エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事 (1993)  
○父の祈りを (1993)
○ラスト・オブ・モヒカン (1992)  
○エバースマイル、ニュージャージー (1989)  
○マイ・レフトフット (1989)
 イングリッシュマンinニューヨーク (1988)<未>  
○存在の耐えられない軽さ (1988)  
 風の中の恋人たち (1987)  
○眺めのいい部屋 (1986)
○マイ・ビューティフル・ランドレット (1985) 
 あの頃に帰りたい (1982)<TVM>  
 ガンジー (1982)
 日曜日は別れの時

○は観た映画です!

印象に残ってるのは、「存在の耐えられない軽さ」の浮気な男役。「ラスト・オブ・モヒカン」「エイジ・オブ・イノセンス」あたりは、モテモテな感じでしたよね〜。

好きなのは、意外と軽めな「エバースマイル、ニュージャージー」かな。虫歯撲滅のために旅する歯科医の話で、なんか面白かった。変わった話でしたが、変わった話が好きなので(笑)もう一回観てみたい。

「マイ・ビューティフル・ランドレッド」のゲイのお兄ちゃん役も軽めだけど好きでした。

演技派で重厚な演技が売りのダニエル・デイ=ルイスですが、私は軽めの方が好みかも。

社会派の「父の祈りを」は映画自体が良かったです。

あ、「ガンジー」観てなかったのに気がついた!ずっと観たかったんですが。長そうですね。。。
ダニエル・デイ=ルイス出てたんですね〜。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

オスカー前哨戦の様々な賞が発表されるこの頃ですが、私は今頃昨年度オスカー関連作品をレンタルで観ているのでした^_^;

大好きなダニエル・デイ・ルイスが主演男優賞を獲得した「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」を観賞しました。ポール・トーマス・アンダーソン監督作品は、「ブギー・ナイツ」「マグノリア」にずっと興味があったのですが、なんとなく未見のままでした。絶対面白そう!とは思っているんですが。。。
今度こそは観ようと思いました。

「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」・・・ジェームス・ディーンの「ジャイアンツ」を思い出しました。石油によって成功し、巨万の富も手に入れ、でも孤独になり、破滅していく主人公・・・。
生々しくリアルな役作りで定評のあるダニエル・デイ・ルイスが、ある男の一生を全編通して演じきった作品でした!

「マグノリア」「パンチドランク・ラブ」のポール・トーマス・アンダーソン監督が名優ダニエル・デイ=ルイスを主演に迎え、石油を掘り当てアメリカンドリームを実現した男の欲望と裏切りの人生模様を骨太に描く一大叙事詩。原作は、シカゴの精肉業界の実態をあぶりだした『ジャングル』などで知られる社会派作家アプトン・シンクレアが27年に発表した『石油!』。ダニエル・デイ=ルイスは本作の演技で全米の映画賞を席巻、アカデミー賞でもみごと主演男優賞に輝いた。

20世紀初頭。一攫千金を夢見る山師の男ダニエル・プレインヴュー。孤児を自分の息子H.W.として連れ歩く彼は、ある日ポールという青年から自分の故郷の土地に油田があるはずだとの情報を得て、西部の町リトル・ボストンへと向かう。そして、すぐさま土地の買い占めに乗り出す。そんな中、ポールの双子の兄弟で住人の信頼を一手に集めるカリスマ牧師イーライが、ダニエルへの警戒を強めていく。(allcinema ONLINEより)

この主人公、そんなに悪い人じゃないと思えた。孤児になってしまったH.W.をあんなに小さな赤ん坊の頃から育てていくのは大変だっただろうし、お金儲けをするというのもあったんだろうけど、石油を発見し大きく事業を拡大し・・・という野望を持って成功させていくためには、あのくらいの押しの強さがないとうまくいかなかったろうし。仕事が出来る男だったんじゃないかと思う。

ただ、彼の一番の失敗は、本当に大切だった信頼関係を裏切ってしまったこと。息子として大事に育てたH.W.が事故で耳が聴こえなくなり失望し、そして、実の弟だと血縁関係を主張する男の出現で、その血の繋がりを優先させてしまったこと。血縁という幻想に翻弄されてしまったのかな。血が繋がっていなくても、羨ましいくらい仲良しの父子だったはずなのに。。。いったん裏切った信頼関係が修復しなかったところが、この男の人生が破滅へと向かった最大の原因だったんじゃないかと思えた。一番自分を信頼しているのは誰なのか?誰が一番大切な人なのか?あの裏切りは許されない。あんなに賢く可愛い息子だったのに。彼の人生における最大の失敗だった。

それから、普通じゃないと思ったところは、彼の執念深さ。石油を掘り当てるには、その執念深さはプラスになったのだろうが、プライドを傷つけられその恨みをいつまでも引きずり、必ず復讐するというエネルギーがとても強かった。そのエネルギーは彼を支えるパワーでもあったが、周囲の人々を遠ざけてしまう原因でもあったのでしょう。

彼は、石油王として成功する資質には恵まれた人だった。ただ、誰に非難されてもいいが、理解しどんなことがあっても信じてくれる人がいれば、彼の心の中はもっと幸せだったのにと思った。裏切るまでは、彼の息子がそうだったんだけれど。。。

また、自分の虚栄心を満たすために牧師になったかのようなイーライとの対決は、大笑いしてしまうほど強烈だった。ダニエルは、ストレートな感情の持ち主なので、あのいんちき臭い教会の様子が我慢ならなかったのでしょう。でも、お金儲けしてるんだから、ダニエルも寄付ぐらいしてあげればいいのに、とも思ったけど。どっちもどっちの勝負だった。牧師役のポール・ダノの熱演は、ダニエル・デイ・ルイスといい勝負になっていたのでは?まだ若いのに、個性的で濃い役柄を演じられる人なんですね!ポール・ダノは。(「キング 罪の王」でも、狂信的にも見えるようなクリスチャン役でしたね〜。)

強烈なパワーを持った男の一代記だった。女性はほとんどでてこないのも珍しい映画だったけれど、このダニエルについていくような女性はなかなか存在しなかったんでしょうね〜。彼も女性よりも石油事業のことで頭がいっぱいだった?

全編を何か不穏な空気にするような音楽がとても効果的で素晴らしかった。担当したのは「レディオ・ヘッド」のジョニー・グリーンウッドなんですね!「レディオ・ヘッド」ちゃんと聴いてみたいと思っていたので、やはりいいんだなーと感心しました。

開く トラックバック(2)

全1ページ

[1]


.
かりおか
かりおか
女性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

ブログバナー

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
検索 検索

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン
ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
お肉、魚介、お米、おせちまで
おすすめ特産品がランキングで選べる
ふるさと納税サイト『さとふる』
コンタクトレンズで遠近両用?
「2WEEKメニコンプレミオ遠近両用」
無料モニター募集中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事