kariokaの「極楽鳥シネマ」

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きみに微笑む雨

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ホ・ジノ監督作の「ハピネス」をDVDで鑑賞したら、とても良かったので、新作を映画館に観に行きました。

新作「きみに微笑む雨」は、なんとチョン・ウソンが主人公。ウソンは実は「八月のクリスマス」から監督にオファーを貰っていたそうで、その時は自分が演じるべき時ではないと断ったそうです。
その後も、ずっとオファーし続けてきたようで、今回やっとウソンがこの役を受けたそうです。

ウソンの「八月のクリスマス」???どんな感じになってたんでしょうね〜。

「八月のクリスマス」「四月の雪」のホ・ジノ監督が、大地震から1年後の未だ傷跡の残る中国・四川を舞台に、10年ぶりに再会した男女の心の機微を繊細に綴る切ない大人のラブ・ストーリー。学生時代には互いに秘めた想いを打ち明けられぬまま別れてしまった2人が、偶然の再会によって恋心を再燃させながらも、戸惑いや躊躇いを抱え素直になりきれない姿とその顛末をリリカルなタッチで描き出す。主演は「私の頭の中の消しゴム」のチョン・ウソンと「プロジェクトBB」のカオ・ユアンユアン。
 
韓国の建設機械メーカーに勤めるドンハは、出張で中国四川省の成都を訪れる。出迎えた支社長とともに、ひとまず杜甫草堂を観光するドンハ。彼はそこで、外国人を案内する女性ガイドに気づく。彼女はアメリカ留学時代の友だち、メイだった。思いも寄らない再会に、気持ちが高揚するドンハ。その夜2人は再会を喜び合い、学生時代の思い出に花を咲かせる。やがて、当時から好きだったと告白するドンハに対し、会話を冗談めかしてはぐらかしてしまうメイだったが…。(allcinema ONLINEより)

ウソンが韓国、相手役のカオ・ユアンユアンが中国人ということで、二人の間の言葉は留学先で使っていたであろう英語。母国語でない英語での会話は、思ったことが言えないこともあったり、または母国語でないから素直に言えたり・・・そんな効果があったかもしれません。

前半は、四川で出会って、四川でデートするので、中国四川省の成都の観光ビデオ?と思うくらいでした。。。彼女の職業もガイドさんだったしね〜。
(でも、パンダ、可愛かった!竹を食べさせたりできるんですね〜。可愛いです♪)

全く中国四川省の成都には詳しくないのですが、広場で老若男女がダンスを踊ってるのは、普通の風景なのでしょうか?その次に観た中国映画でも、同じ光景がありました。あと、ドンハが食べることができなかったあの麺?は、どんな味なんでしょうね〜。

10年ぶりにあって、どうもふたりの記憶がかみ合わないのですが、それは彼女がわざとそうしているかのような。彼女に自転車を送って、自転車をふたりで連れ添って乗っていたのも覚えていないと言うし。付き合ってたというドンハに、あなたが付き合っていたのは日本人の女の子だったと言ったり・・・。

ドンハは彼女が好きだったようで、留学から帰って、文通もしていたようなんですが、好きだったというわりには、彼女からの手紙に忙しくて返事を出さなかったり、手紙出せる時期には韓国に彼女がいたり・・・。付き合ってたか付き合ってないかも、ふたりともよくわからないような・・・。

でも、ドラマティックな映画が好きだったりする私ですが、実際に実生活では、こんなものなんだろう、これがリアルなんだろうとも思いました。そんなに自分の気持ちを口に出すなんて、なかなかできないもんじゃないの!と。「いろんな人に優しくしては駄目よ。」と、メイがドンハに言ってましたが、本当に自分のことが好きかとか、自分が相手を本当に好きなのかとか、曖昧なことも多いんじゃないかなって思って、ホ・ジノ監督の描いてることは、リアルなんだと思いました。何もかもはっきりしてて、自分の思いのたけを相手にぶつけるだけの恋愛だけじゃないってこと。そうじゃない淡い思いのほうが、一般的には多いんじゃないのかなー???自分を振り返ってみると、そういうことの方が多かったようにも思います^^;あの時、ああすれば良かったとか、なんとかかんとか、ねー・・・(照)

でも、再び出会って、当時の消化しきれなかった思いがお互いに募って・・・また好きになり始めて・・・でも、メイの方には何か事情がありそうで・・・。

その事情をまた乗り越えての・・・というところで終わって、じんわりとした優しさを感じることができた映画でした。優しい思いが残りました。

ウソンは、普通の会社員の男性を演じるのに、髪も短く切り、スーツを着ていて、いつものワイルドなかっこよさはありませんでしたが、この普通の感じが、最初違和感があったんですが、だんだんこの役柄では好ましくなってきました。竹とんぼで地元の子ども達と遊んだり、無邪気な面も好印象です。
日常的な演技をするのがウソンにはチャレンジだったみたいです。

でも、実際のウソンはもっと深い情熱的な恋愛をするそうで、少し前にその恋が終わったから、このような淡い恋愛をしていた男性の役を引き受けて演じる気になったとインタビューで語ってました。
映画より情熱的なんて!ふだんのウソンはかっこよすぎなのでは〜(*^_^*) 

相手役のカオ・ユアンユアンは「プロジェクトBB」に出てたそうですが、全く覚えてない・・・。
この役も、最初の方の印象が薄く、あんまり好きなタイプの女性じゃなかったので、デートシーンは???でしたが、わけあり以降の彼女の辛さや哀しさとそれを乗り越えようとしているけなげさ、辛いことをはっきり口に出せない遠慮深さなどが良く出ていて、この映画を味わい深くしていたと思います。

原題の「好雨時節」は唐時代の詩聖、杜甫の詩「春夜喜雨」の冒頭の一節で、「良い雨は時を知り、春に降り万物を蘇生させる」から引用されてるそうです。愛を雨に例え、「愛にもタイミングがある」ということを映画の中で何度か使っていました。

映像も美しく、大画面で観れて良かったです。

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