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「チェイサー」やキム・ギドク監督作品「絶対の愛」「ブレス」のハ・ジョンウと、泣きの演技ナンバー1の妻夫木聡共演、「ジョゼと虎と魚たち」「メゾン・ド・ヒミコ」「天然コケッコー」の脚本家渡辺あやさん脚本のこの「ノーボーイズ、ノークライ」!!! 映画館で鑑賞したかったのですが、またまた渋谷に行かないと上映されていなかったので、今、やっとDVD鑑賞できました。 解説: 裏稼業で知り合った日本と韓国の二人の青年が、孤独や絶望の中で人間の温もりを知り、静かにきずなを深め合う過程を描く人間ドラマ。『ジョゼと虎と魚たち』をはじめ繊細(せんさい)なストーリーを編み出す渡辺あやが脚本を担当し、韓国の新鋭・キム・ヨンナムがメガホンを取る。キャストには家族への複雑な感情を抱える青年に妻夫木聡、孤独だが純粋な運び屋に『チェイサー』のハ・ジョンウがふんする。美しく切ないタッチでつづられた若者たちの心の軌跡を前に、深い余韻が胸に迫る。 あらすじ: 古いボートで海を渡り荷物を運ぶ韓国人のヒョング(ハ・ジョンウ)と、海岸で荷物を受け取る亨(妻夫木聡)。ヒョングは親に捨てられた孤児、亨は家族についての鬱屈した思いを抱えていた。ある日、いつも運ぶキムチのつぼではなく少女・チス(チャ・スヨン)を運ぶ依頼を受けたヒョングと亨は、失踪(しっそう)したチスの父親探しに巻き込まれるが……。(シネマトゥデイ) やはり、渡辺あやさんが描く人間模様は胸をうちました。。。 ハ・ジョンウは、冷酷非情な「チェイサー」の殺人鬼とは思えないような、お人よしなところのある青年役。小さい頃に、弟だけを連れて失踪した母のことを、何故自分だけ捨てられたんだ・・・と思いながらも忘れられないでいる。知らないうちに、運び屋をやらされ、そして、知らないうちに、そのボスを裏切る行為に加担させられ・・・。 その裏切り行為をさせた亨のことを、亨の家庭の事情を知るにつれて、同情し、共感までしてしまう。 両親を亡くし、ヤリマンの妹、3人の父親の違う子ども(ひとりは重病)、呆けた祖母を抱え、見捨てずに、家族の長として頑張っている亨。この亨役の妻夫木聡は、「ギルバート・グレイプ」のジョニー・デップみたいなところがある。もっと現実的で、もっとしたたかだけれど、もっと切ない。 「俺はこいつらを守るためなら、なんだってやる!」という亨にぐっとくる。。。 好きな彼女のとの結婚も諦めざるをえない、それでもどうしようもない家族でも自分が抱えた責任を貫く亨の気持ちに、だんだん寄り添っていくヒョング。。。 もうどうしようもなくなって、ヤケになって歌った、町内カラオケ大会の「アジアの純真」!!! 男パフィーだった。。。一緒に大声で歌う姿に涙が止まらなくなってしまいましたよ・・・。 ラストの「人魚姫」の話・・・王子が王子にキスをする・・・国籍も何も越えた男の友情に涙でした。 渡辺あやさんの脚本、好きです。 (NHKで放送された渡辺あやさん脚本の単発のドラマ、「火の魚」もとっても良かったので、また再放送があったら観て下さいね。室生犀星原作、原田芳雄、尾野真千子共演でした。) とてもいい映画だと思いました。純粋な思い、優しい気持ちは続いていく・・・そういうふうにラストは思いたいです。
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