kariokaの「極楽鳥シネマ」

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韓国映画・ドラマ

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「チェイサー」やキム・ギドク監督作品「絶対の愛」「ブレス」のハ・ジョンウと、泣きの演技ナンバー1の妻夫木聡共演、「ジョゼと虎と魚たち」「メゾン・ド・ヒミコ」「天然コケッコー」の脚本家渡辺あやさん脚本のこの「ノーボーイズ、ノークライ」!!!

映画館で鑑賞したかったのですが、またまた渋谷に行かないと上映されていなかったので、今、やっとDVD鑑賞できました。

解説: 裏稼業で知り合った日本と韓国の二人の青年が、孤独や絶望の中で人間の温もりを知り、静かにきずなを深め合う過程を描く人間ドラマ。『ジョゼと虎と魚たち』をはじめ繊細(せんさい)なストーリーを編み出す渡辺あやが脚本を担当し、韓国の新鋭・キム・ヨンナムがメガホンを取る。キャストには家族への複雑な感情を抱える青年に妻夫木聡、孤独だが純粋な運び屋に『チェイサー』のハ・ジョンウがふんする。美しく切ないタッチでつづられた若者たちの心の軌跡を前に、深い余韻が胸に迫る。

 
あらすじ: 古いボートで海を渡り荷物を運ぶ韓国人のヒョング(ハ・ジョンウ)と、海岸で荷物を受け取る亨(妻夫木聡)。ヒョングは親に捨てられた孤児、亨は家族についての鬱屈した思いを抱えていた。ある日、いつも運ぶキムチのつぼではなく少女・チス(チャ・スヨン)を運ぶ依頼を受けたヒョングと亨は、失踪(しっそう)したチスの父親探しに巻き込まれるが……。(シネマトゥデイ)

やはり、渡辺あやさんが描く人間模様は胸をうちました。。。

ハ・ジョンウは、冷酷非情な「チェイサー」の殺人鬼とは思えないような、お人よしなところのある青年役。小さい頃に、弟だけを連れて失踪した母のことを、何故自分だけ捨てられたんだ・・・と思いながらも忘れられないでいる。知らないうちに、運び屋をやらされ、そして、知らないうちに、そのボスを裏切る行為に加担させられ・・・。

その裏切り行為をさせた亨のことを、亨の家庭の事情を知るにつれて、同情し、共感までしてしまう。
両親を亡くし、ヤリマンの妹、3人の父親の違う子ども(ひとりは重病)、呆けた祖母を抱え、見捨てずに、家族の長として頑張っている亨。この亨役の妻夫木聡は、「ギルバート・グレイプ」のジョニー・デップみたいなところがある。もっと現実的で、もっとしたたかだけれど、もっと切ない。

「俺はこいつらを守るためなら、なんだってやる!」という亨にぐっとくる。。。

好きな彼女のとの結婚も諦めざるをえない、それでもどうしようもない家族でも自分が抱えた責任を貫く亨の気持ちに、だんだん寄り添っていくヒョング。。。

もうどうしようもなくなって、ヤケになって歌った、町内カラオケ大会の「アジアの純真」!!!
男パフィーだった。。。一緒に大声で歌う姿に涙が止まらなくなってしまいましたよ・・・。

ラストの「人魚姫」の話・・・王子が王子にキスをする・・・国籍も何も越えた男の友情に涙でした。

渡辺あやさんの脚本、好きです。

(NHKで放送された渡辺あやさん脚本の単発のドラマ、「火の魚」もとっても良かったので、また再放送があったら観て下さいね。室生犀星原作、原田芳雄、尾野真千子共演でした。)

とてもいい映画だと思いました。純粋な思い、優しい気持ちは続いていく・・・そういうふうにラストは思いたいです。

チェイサー

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韓国映画「チェイサー」。昨年のベストで上位に入っている作品なので、DVD鑑賞してみました。

解説: 10か月に21人を殺害した疑いで逮捕された、韓国で“殺人機械”と言われた連続殺人鬼ユ・ヨンチョルの事件をベースにした衝撃のクライム・サスペンス。狂気のシリアルキラーをたった一人で追う元刑事の追走劇が、緊迫感あふれるダイナミックかつハイスピードな展開で描かれる。長編初監督の新鋭ナ・ホンジンのもと、連続殺人鬼役のハ・ジョンウと、元刑事役のキム・ユンソクが圧倒的な演技を披露。事件を追う過程で垣間見える人間の心の闇に戦慄(せんりつ)する。

あらすじ: デリヘルを経営する元刑事ジュンホ(キム・ユンソク)のところから女たちが相次いで失踪(しっそう)して、ときを同じくして街では連続猟奇殺人事件が発生する。ジュンホは女たちが残した携帯電話の番号から客の一人ヨンミン(ハ・ジョンウ)にたどり着く。ヨンミンはあっけなく逮捕されて自供するが、証拠不十分で再び街に放たれてしまい……。(シネマトゥデイより)

韓国映画「母なる証明」や「殺人の追憶」でもそうでしたが、なんとも警察が間抜けというかなんというか・・・。
そういうふうに、警察に対しての不満を描いているとしか思えないような場面が続くので、韓国では警察に対して、不満が蓄積されてるのかと思ってしまいました。実際は、韓国に住んでるわけじゃないのでよくわからないのですが・・・。証拠不十分だからって、この殺人鬼を何回も釈放してしまうなんて・・・。今回も、自分からあっさり自白したので、もうこの映画は終わり?っていう感じでしたが、その後からが長かったですねー。なかなか解決せず、まだ犯罪を重ねていくし、証拠にはなかなかたどり着かないし・・・で、ハラハラしました。

ハ・ジョンウが殺人鬼を演じてましたが、キム・ギドク監督作「絶対の愛」「ブレス」では、女性に振り回される側の優しかったり優柔不断だったりする男性役だったので、今回の殺人鬼役も、最初の登場の印象は、普通の気弱な優しげな男性に見えました。しかし・・・いきなり、金槌とノミを持ってきて、相手の頭を殴り殺そうとするのにはびっくり!普通に見えたからこそ、その意外性がとても怖ろしく見えました。

どうして彼がそうなってしまったか・・・ということは、この映画ではほとんど語られません。だから、この犯人の行為の残虐性がこの映画では更に不気味に際立っていて、早くどうにかしてほしい!と見ながら願わずにはいられませんでした。あのお店のおばちゃんとのシーンなんて、あー、なんでーと思った通りに・・・。

追いかける側の元刑事役にキム・ユンソク。いかにも胡散臭いおっさんで、何か不祥事を起こしたか何かで警察を辞めて、デリヘルの仕事に。女の子がどんどん行方がわからなくなるので、引き抜きか何かと思い、商売に支障をきたす!と怒り、犯人探しを始めました。自分の利益優先の男だったのですが、デリヘル嬢ミジンが風邪で具合が悪かったのに、無理やり客のところに行かせて、そのミジンが行方不明になり、彼女に幼い子どもがいたことで、罪悪感を感じ始め、だんだん元刑事としての気持ちも蘇り・・・凄まじい執念と気力で、犯人と、まだ生きているらしいミジンの行方を追い続けるのです。

この元刑事が、今の現職の刑事たち大人数よりもできる人で、他の刑事がアンポンタンに益々見えて・・・。ひとりで、何人もの警察官を暴れて振り払ってしまうし、この人の真剣なパワーは凄かった!
みんな駄目だから、もうジュンホしかいない!!!と観てる私も、このやさぐれた元刑事のジュンホを、頑張れ!頑張れ!って応援してしまってました。

住宅地の狭い上り坂の路地を、ひたすら走り続けるシーンの連続で、どれだけ俳優は大変だったんだろう・・・と想像するだけで気が遠くなるような・・・。最後は、もう、犯人と元刑事のガチンコ対決で、本当に、凄い迫力でした。ふたりのアクションシーンは、NGなしで、その場のリアクションを全部生かした映画作りだったようで、お互いに反応のいい俳優同士だったので、いいシーンが撮影できたそうです。凄かった。

ただ、本当に、非情で残酷な事件を描いていて、見終わった後も、救われないような気持ちになったけれど、監督は、この映画で、誰にも救ってもらえなかったイラクで拉致された人質のことを思っていて、そんな時、誰かひとりでも、この元刑事のジュンホのような人物が必死でその人のために闘ったんだ・・・ということが描けたら・・・と、この映画のインタビューで語っていたのが印象に残りました。

犯人のヨンミンは、キリストの絵を壁いっぱいに大迫力で描いていて、十字架を掲げた教会がすぐ近くにある、その十字架のもとで、この怖ろしい犯罪が行われたという皮肉な事実もこの映画には描かれていました。

韓国映画の迫力、まだまだ健在でした!

レオナルド・ディカプリオでリメイクらしいけど、どちらの役なんでしょう?レオは猟奇殺人鬼はやらなそうだけど・・・。元刑事かな?どんな感じになるんでしょうねー。。。

きみに微笑む雨

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ホ・ジノ監督作の「ハピネス」をDVDで鑑賞したら、とても良かったので、新作を映画館に観に行きました。

新作「きみに微笑む雨」は、なんとチョン・ウソンが主人公。ウソンは実は「八月のクリスマス」から監督にオファーを貰っていたそうで、その時は自分が演じるべき時ではないと断ったそうです。
その後も、ずっとオファーし続けてきたようで、今回やっとウソンがこの役を受けたそうです。

ウソンの「八月のクリスマス」???どんな感じになってたんでしょうね〜。

「八月のクリスマス」「四月の雪」のホ・ジノ監督が、大地震から1年後の未だ傷跡の残る中国・四川を舞台に、10年ぶりに再会した男女の心の機微を繊細に綴る切ない大人のラブ・ストーリー。学生時代には互いに秘めた想いを打ち明けられぬまま別れてしまった2人が、偶然の再会によって恋心を再燃させながらも、戸惑いや躊躇いを抱え素直になりきれない姿とその顛末をリリカルなタッチで描き出す。主演は「私の頭の中の消しゴム」のチョン・ウソンと「プロジェクトBB」のカオ・ユアンユアン。
 
韓国の建設機械メーカーに勤めるドンハは、出張で中国四川省の成都を訪れる。出迎えた支社長とともに、ひとまず杜甫草堂を観光するドンハ。彼はそこで、外国人を案内する女性ガイドに気づく。彼女はアメリカ留学時代の友だち、メイだった。思いも寄らない再会に、気持ちが高揚するドンハ。その夜2人は再会を喜び合い、学生時代の思い出に花を咲かせる。やがて、当時から好きだったと告白するドンハに対し、会話を冗談めかしてはぐらかしてしまうメイだったが…。(allcinema ONLINEより)

ウソンが韓国、相手役のカオ・ユアンユアンが中国人ということで、二人の間の言葉は留学先で使っていたであろう英語。母国語でない英語での会話は、思ったことが言えないこともあったり、または母国語でないから素直に言えたり・・・そんな効果があったかもしれません。

前半は、四川で出会って、四川でデートするので、中国四川省の成都の観光ビデオ?と思うくらいでした。。。彼女の職業もガイドさんだったしね〜。
(でも、パンダ、可愛かった!竹を食べさせたりできるんですね〜。可愛いです♪)

全く中国四川省の成都には詳しくないのですが、広場で老若男女がダンスを踊ってるのは、普通の風景なのでしょうか?その次に観た中国映画でも、同じ光景がありました。あと、ドンハが食べることができなかったあの麺?は、どんな味なんでしょうね〜。

10年ぶりにあって、どうもふたりの記憶がかみ合わないのですが、それは彼女がわざとそうしているかのような。彼女に自転車を送って、自転車をふたりで連れ添って乗っていたのも覚えていないと言うし。付き合ってたというドンハに、あなたが付き合っていたのは日本人の女の子だったと言ったり・・・。

ドンハは彼女が好きだったようで、留学から帰って、文通もしていたようなんですが、好きだったというわりには、彼女からの手紙に忙しくて返事を出さなかったり、手紙出せる時期には韓国に彼女がいたり・・・。付き合ってたか付き合ってないかも、ふたりともよくわからないような・・・。

でも、ドラマティックな映画が好きだったりする私ですが、実際に実生活では、こんなものなんだろう、これがリアルなんだろうとも思いました。そんなに自分の気持ちを口に出すなんて、なかなかできないもんじゃないの!と。「いろんな人に優しくしては駄目よ。」と、メイがドンハに言ってましたが、本当に自分のことが好きかとか、自分が相手を本当に好きなのかとか、曖昧なことも多いんじゃないかなって思って、ホ・ジノ監督の描いてることは、リアルなんだと思いました。何もかもはっきりしてて、自分の思いのたけを相手にぶつけるだけの恋愛だけじゃないってこと。そうじゃない淡い思いのほうが、一般的には多いんじゃないのかなー???自分を振り返ってみると、そういうことの方が多かったようにも思います^^;あの時、ああすれば良かったとか、なんとかかんとか、ねー・・・(照)

でも、再び出会って、当時の消化しきれなかった思いがお互いに募って・・・また好きになり始めて・・・でも、メイの方には何か事情がありそうで・・・。

その事情をまた乗り越えての・・・というところで終わって、じんわりとした優しさを感じることができた映画でした。優しい思いが残りました。

ウソンは、普通の会社員の男性を演じるのに、髪も短く切り、スーツを着ていて、いつものワイルドなかっこよさはありませんでしたが、この普通の感じが、最初違和感があったんですが、だんだんこの役柄では好ましくなってきました。竹とんぼで地元の子ども達と遊んだり、無邪気な面も好印象です。
日常的な演技をするのがウソンにはチャレンジだったみたいです。

でも、実際のウソンはもっと深い情熱的な恋愛をするそうで、少し前にその恋が終わったから、このような淡い恋愛をしていた男性の役を引き受けて演じる気になったとインタビューで語ってました。
映画より情熱的なんて!ふだんのウソンはかっこよすぎなのでは〜(*^_^*) 

相手役のカオ・ユアンユアンは「プロジェクトBB」に出てたそうですが、全く覚えてない・・・。
この役も、最初の方の印象が薄く、あんまり好きなタイプの女性じゃなかったので、デートシーンは???でしたが、わけあり以降の彼女の辛さや哀しさとそれを乗り越えようとしているけなげさ、辛いことをはっきり口に出せない遠慮深さなどが良く出ていて、この映画を味わい深くしていたと思います。

原題の「好雨時節」は唐時代の詩聖、杜甫の詩「春夜喜雨」の冒頭の一節で、「良い雨は時を知り、春に降り万物を蘇生させる」から引用されてるそうです。愛を雨に例え、「愛にもタイミングがある」ということを映画の中で何度か使っていました。

映像も美しく、大画面で観れて良かったです。

母なる証明

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ポン・ジュノ監督の新作「母なる証明」を映画館で鑑賞。

うーーーーん、こんな映画、作ってしまっていいのだろうか。。。

韓国映画の凄い映画は、こちらが隠しておきたいような事柄を表に出してきて、感情的に痛いところを突いてくるようなところがあって、参った・・・と思うんですが、この映画もかなり凄いんです。

ポン・ジュノは、どういうつもりでこんな映画を作ってしまったんだろう。。。心が抉り取られそうになる。母はここまで息子のために・・・これが本当の母性というものなのかなー。。。綺麗事や建前や世間体なんてものは、ここには全く存在してないんですよね。ただ、母と息子の関係性だけ。その強い絆が何よりも優先される。。。ショックでした。本当の姿なのかもしれないけど、これを描いてしまったことに驚愕しました。映画として、本当に凄いけれど、それを描いてしまっていいのだろうか・・・。

冒頭、ひとり枯野で、母は奇妙なダンスを踊っています。このダンスの前にあった出来事を後で知り、愕然とします。魂がなくなったような奇妙なダンス。普通の状態じゃない鬼気迫るような不思議なダンスに、どうしたんだろうこの人は?と、映画のストーリーに引き込まれる見事な幕開けでした。。。

「殺人の追憶」「グエムル -漢江の怪物-」のポン・ジュノ監督がとある寒村を舞台に、息子の無実を信じてたった一人で真犯人探しに奔走する母親の執念の姿をスリリングに描き出した衝撃のヒューマン・サスペンス・ミステリー。息子役には兵役後の復帰第1作となる「ブラザーフッド」のウォンビン。また、圧巻の母親を演じているのはTVドラマを中心に活躍し“韓国の母”とも称される国民的大女優、キム・ヘジャ。

静かな田舎町。トジュンは子どものような純粋無垢な心を持った青年。漢方薬店で働く母にとって、トジュンの存在は人生の全てであり、いつも悪友のジンテと遊んでいることで心配の絶えない毎日だった。そんなある日、女子高生が無惨に殺される事件が起き、容疑者としてトジュンが逮捕されてしまう。唯一の証拠はトジュンが持っていたゴルフボールが現場で発見されたこと。しかし事件解決を急ぐ警察は、強引な取り調べでトジュンの自白を引き出すことに成功する。息子の無実を確信する母だったが、刑事ばかりか弁護士までもが彼女の訴えに耳を貸そうとしない。そこでついに、自ら真犯人を探すことを決意し行動を開始する母だったが…。(allcinema ONLINEより)

韓国の警察のことはよくわからないですが、「殺人の追憶」でも、田舎の警察が、捜査もろくにしなくても、自白を強要できるような弱い立場の人間を犯人に仕立て上げるような杜撰なところがあるように描かれていました。けれど、実際のところはよくわからないので。。。ポン・ジュノ監督が、韓国社会のそういう悪い点を告発してるという側面も、この映画にはあるのでしょうか。

犯人とされたトジュンも、トジュンの母も、殺されてしまった女子高生も、みんな社会的に虐げられてきたような人たち。女子高生が本当に心を許し仲良くしてきたのも、顔に大きな傷がある友人だったり。
事件に関わっていると思われる誰もが、生活苦や弱さや絶望を抱えていて、閉塞感があり、その中で起こったこの殺人事件は、やりきれないものでした。そして、登場人物誰もが、いい人悪い人とは一概に言えないような清濁あわせ持って描かれていました。

やりきれない映画だけれど、サスペンスの要素もあり、全く飽きることなく見せていくポン・ジュノの監督としての力量は、見事というしかないです。でも・・・って、心にひっかっかるところが多分にある映画でもありました。

母のキム・ヘジャは、母そのもの。母の哀しさ、滑稽さ、一途な愛情でいっぱいでした。

4年ぶりの復帰作となるウォンビンも、本当にトジュンになりきっていて、凄いです。

ウォンビンは作品を選んで出演しているようで、そんなにたくさんのドラマや映画に出演しているわけではないのですが、どれも心に響くようなところがあるもので、ウォンビン出演作は、実は私は全部観てるんですよね〜。(長い長い「コッチ」も観ました!韓国の家族を描いた秀逸なドラマでした。波乱万丈で喜怒哀楽も激しく面白かったです。「秋の童話」「ブラザーフッド」も良かったです。娘がウォンビン大好き!なので一緒に観た・・・っていうのもあるのですが^^; )

で、今回、よくポン・ジュノのこの映画を復帰作に選んだなーと思いました。美しい男として有名なウォンビンが、ここまで演じるとは・・・。とても自然で、難なく見えますが、そこが凄かったです。演技者としてのウォンビンにこれからも期待したいと思いました。

パク・チャヌク監督の「オールド・ボーイ」、イ・チャンドン監督の「オアシス」を観た後に受けたような衝撃があった作品でした。

凄い作品です。でも、オススメはできません。好きとはいえない、辛い後味の映画でした。

ハピネス

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シネマート六本木の昨年の韓流フェスティバルで上映された「ハピネス」をDVD鑑賞しました。

「八月のクリスマス」や「四月の雪」のホ・ジノ監督の作品で、イム・スジョンとファンジョンミンというトップ俳優の共演なのに、その映画祭でしか上映されなかったのはもったいないと思いました。

ホ・ジノ監督の映画は、淡々としているので、観る前はのれるか不安でしたが、この映画は、哀しいんだけれど、主人公ふたりの気持ちが、いい悪いは抜きにして伝わってきて、人にとって「幸せ(ハピネス)」ってなんだろう?自分にとっての「幸せ」って・・・と考えてしまうようなところがたくさんありました。

恋愛映画の巨匠ホ・ジノ監督が、『四月の雪』に続いて贈る、切ないラヴストーリー。大人の愛の"幸福"を誇張することなく、ありのままにあぶり出した、涙なくして観ることのできない感動作だ。肝硬変を患った男ヨンスは、夢破れた都会生活を捨て、田舎の療養院に入所する。そこでヨンスは、肺疾患患者のウニと恋におち、陽気なウニの支えで、健康を取り戻す。しかし、そんな彼の前に昔の恋人が現われる。ウニ役には『サイボーグでも大丈夫』のイム・スジョン。従来のはかない少女のイメージを脱ぎ捨て、成熟した女性役で新生面を発揮する一方、優柔不断のダメ男ヨンス役に『ユア・マイ・サンシャイン』のファン・ジョンミン。愛に揺れる男の本音を繊細に演じ、観る者の目をとらえて離さない。

ストーリー
ソウルで自由奔放に生きるヨンス(ファン・ジョンミン)。しかし、経営していたクラブは潰れ、恋人スヨン(コン・ヒョジン)とも別れた彼は、深刻な肝硬変に侵されていた。田舎の療養院<希望の家>に入院したヨンスは、そこで重い肺疾患患者のウニ(イム・スジョン)と出逢う。やがて、病気を恐れないウニと恋におちたふたりは、療養院を出て一緒に暮らし始める。1年後、健康を取り戻したヨンスの前にスヨンが現われた......。(公式より)

長い間、闘病生活をしてきたウニ。彼女は、だからこそ瞬間瞬間を幸せな気持ちで生きたい!と望み、軽い気持ちで接近してきたかもしれないヨンスに、心を許して、この出会いを大事にしようと、思ったんだろうと思います。

女性慣れしたヨンスには、ウニも、たくさんの女性たちのひとりなのかもしれない。たまたま「希望の家」にいた若く可愛い女性がウニで、仲良くしたかっただけだったに違いない。

でも、ウニには一期一会の出会いだった。ウニが愛しているという気持ちは、心からの純粋な一途な思いから。誰よりも愛し、誰よりも尽くせる・・・彼女が、自分が好きになってしまった気持ちを抑える必要が全くなかったのに、驚きと感動を覚えました。

好きと思ったら、どんどん自分から行動に移していくウニの勇気!

たとえ、その場限りかもしれない愛の言葉であっても、後で傷つくかもしれない予感なんて吹き飛ばすように愛していくウニ。凄く綺麗なものを見た!と思えました。

たとえ田舎の質素な暮らしでも、ふたりが愛し合っていて、毎日元気で、おいしくご飯が食べれれば、これ以上の幸せがあるだろうか・・・と。

でも、ヨンスは、ウニの健康管理のおかげですっかり元気になり、都会からの友人や恋人の訪問を受けて、都会での派手な暮らしが懐かしくなって・・・。ウニの愛が重荷になってきて・・・。

酷い男なのかもしれないけど、ヨンスの気持ちもわかるような気もしました。どちらかというと、私はヨンス側に近い心の弱い優柔不断な人間かもしれないとも思えて、ヨンスの揺れ動く気持ちの方がわかりました。

愛を素直に行動に移せる素晴らしい相手に、自分の自堕落さが負い目になってきたのかもしれない。彼女の迷いのない心の強さが、辛くなってきたのかも知れない。

ヨンスを愛してしまったウニは、ヨンスの気持ちに気付き、肺が悪くて走れないはずなのに、走って、その苦しさよりも心が苦しくなってしまっている様子は、本当に可愛そうでした。。。

ウニの「あなたに会えて本当に良かった。」というのは嘘のない正直な気持ちだったんですよね。「でも、今のあなたは大嫌い。」と、自分の気持ちが不幸になることは、拒否した潔さ。。。心が「幸福」な状態を保つ難しさはあるけれど、つかの間だったかもしれないけれど「幸福」な気持ちを優先させて選択した彼女の強さを尊敬しました。

ウニ役のイム・スジョンの、彼女を観ているだけで、台詞を聞くだけで、なんだか涙が止まらなくなってしまうような透明な存在感は健在でした。

ヨンス役のファン・ジョンミンも「ユア・マイ・サンシャイン」の一途な愛を貫く純朴な男とは全く正反対のどうしようもない男性像なのに、特有のあたたかさをなおも感じさせる愛すべきところが出ていたのが、彼だからできたヨンスだったと思いました。酷い男だけれど、恨めない憎めない愛すべき人物像でした。

単純にハッピーエンドなお話じゃなく、人生の苦さや思いどおりにならないもどかしさはあるんだけれど、でもなお恋や人との関わりって素晴らしいんじゃないかな、と思えるようなラブストーリーになったのが、奇跡のように思えました。

ホ・ジノ監督の次回作、チョン・ウソン主演の「きみに微笑む雨」も観たくなりました。

(ヨンスの都会の恋人役のコン・ヒョジンも、好きな女優さんです。彼女もヨンスへの混沌とした気持ちを抑えられない感じが上手かったです。助演女優賞をこの映画で受賞してました。)

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