ミシェル・ゴンドリー監督を 「恋愛睡眠のすすめ」のトークショーで観てから、話を聞いて興味を持ち、このDVDを買ってしまいました!
4月に観たのですが、記事にするのを忘れてました!ラルフさんがちょうどホワイト・ストライプスとビョークの記事を書いていらしたので、思い出して記事にしてみましたよ☆
ゴンドリー監督は「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のアイスランドの歌姫ビョークのPVで有名で、ビョークとはこのDVDの中では6本撮ってます。ビョークの場合は6割は彼女からのイメージだそうで、他の作品とはやはり雰囲気からして違ってます。他のは遊び心に溢れた子供っぽい作風ですが、ビョ−クとだと神秘的で少し怖く哀しいファンタジーのような作品に仕上がっていますね。森や緑、大地などが、ビョークからのイメージなのでしょうか?他のゴンドリー作品では出てこないので。
他の作品では「恋愛睡眠のすすめ」のように夢と現実の混同した世界、また人が増殖していくイメージ、長回しみたいなのに同じ人物が何回も現れたり・・・。思い浮かべたアイデアを映像化してるのが凄いです!繰り返しの日常生活みたいなものが苦手なのか、そういった人物が夢に侵食されていくのがよく映像になっているようですが、その夢さえも決まった法則で繰り返しがある夢で、夢と現実がわからなくなるというのは「恋愛睡眠のすすめ」の主人公に重なりますね。監督作「エターナル・サンシャイン」も脳の中の思い出という夢の中のような話です。どちらの映画も大好きです!
12歳のまま成長が止まっている・・・と監督が言ってるように、12歳の感性のまま天才的な映像マジックを持てた人でしょうね。家族や友人もクリエイティブな人しか周りにいない環境。息子さえも、子供なのに映画監督だそうですよ。創造的なところにいつも身を置いて、それが当たり前のような生活。常に子供の頃からなんですね〜。
このDVDは本当に面白い!!!イメージの宝庫です。このシリーズで「マルコビッチの穴」のスパイク・ジョーンズのPV集もありますが、そちらも欲しい〜。やはりビョークの「It’s Oh So Quiet」がありますね。もうひとり、クリス・カニンガムのPV集は悪夢の映像化のようで、予告を観たら、あんまり好きじゃなかったかも。こちらもビョークの「All Is Full Of Love」が入ってます。ビョークがロボットになっているPV。ホラー好き、フリークス好きの人はこの監督作が好きかもしれませんね。
ビョークって、イメージを喚起させてくれる、映像作家たちのミューズのような存在なのでしょうか。3人のPVを較べてみても面白いでしょうね〜。
曲目と映像の様子を記事にしてみました(^^♪
曲目リスト
ディスク:1
1. The Hardest Button To Button(ホワイト・ストライプス) ドラムセットが叩くたびに増えていく。アンプも増える。地下鉄や道路など野外で演奏しています。ドラムセットやアンプも16個用意したそうです。
2. Come Into My World(カイリー・ミノーグ) カイリー・ミノーグ や街の人が、カイリー・ミノーグが街を一周するたびにひとりずつ増殖。歌の終わりには五人に増えていて、街も人で溢れます!
3. Dead Leaves&The Dirty Ground(ホワイト・ストライプス) 家にひとり帰ってくるジャック。荒れ果てた家に一人でいると、出て行った彼女や仲間たちとの楽しい思い出の映像が、同時に重なって見えてきます。これを観て、ポール・マッカートニーの新曲のPVがミシェル・ゴンドリーだとわかりました!あちらはゴーストが出てくるんです。面白いPVです。
4. Fell In Love With A Girl(ホワイト・ストライプス) レゴブロックでジャックとメグの演奏する様子をアニメーションみたいに作ってます!凄い!レゴってロボット作れたり、パソコンに繋げて映画作ったりするセットも売ってますよね。レゴの塾もあるから、うちの息子に習わせたかったけれど、遠かった・・・。
5. Star Guitar(ケミカル・ブラザーズ) 電車の外の流れる風景が音楽に合わせて作ってあります。同じ建物がいくつも続いたり、音楽の区切りで車外の様子が変化します。
6. Let Forever Be(ケミカル・ブラザーズ) 浮浪者風のドラマーと化粧品販売員の女の人の寝起きから出勤までの様子を、女の人は7人に増殖させてダンスを躍らせながらまたひとりにして違う場面に移動。移動しているうちに家と職場との区別がつかなくなってくる。
7. Joga(ビョーク) 地球を上から眺めている流れるような映像に彩色したもの。地殻変動も起こる。緑、花、雪に覆われた大地や海、河などが映し出される。
8. Deadweight(ベック) 映画「普通じゃない」のテーマソングなのか、ユアン・マクレガーとキャメロン・ディアスの映像が出てくる。ベックが海辺で会社の事務をしたり、会社でバカンス、影と人の逆転など「普通じゃない」ことをしています!
9. Bachelorette(ビョーク) 緑の森の中で何も書いてない本を拾うビョーク。開くとマイストーリーが自然に書かれる。面白いので出版社に持っていくとベストセラーに。お芝居にもなるのですが、その舞台が3重にもなって劇中劇が演じられます。しかし字が消えて、緑が侵食し始め、都会が最初の森になります。これ、好きです、私!
10. Everlong(フー・ファイターズ) カップルが寝ながら別々の夢を観ていますが、いつの間にか悪漢が登場して、もうひとりの夢に入り込みます。退治するために彼女の夢に・・・。
11. Around The World(ダフト・パンク) 骸骨、ロボット、ディスコガール、小さい頭と大きな脚の運動選手、ミイラが4人ずつで、ロボットダンスを楽器ごとにパターン化されて踊ります。
12. Suger Water(チボ・マット) チボ・マットのふたりが、起きて出かける準備をして外出し出会って衝突。そこからまた戻っていくのを、普通撮りと逆回しを組み合わせて、画面を二分割して見せます。これも凄いです。
13. Hyperballad(ビョーク) 眠り姫のようなビョークの上に、もうひとりのビョークの歌う映像が幽体のように重なる不思議映像。
〈インタラクティヴ・ドキュメンタリー〉I’ve Been 12 Forever(Part 2:12歳~12歳)〈映像作品〉ショート・フィルム「La Lettre」/ショート・フィルム「One Day」/ショート・フィルム「Lacuna Inc.」/コマーシャル リーバイス「Drugstore」/コマーシャル スミノフ「Smarienberg」/コマーシャル ポラロイド「Resignation」
ディスク:2
1. Like A Rolling Stone(ローリング・ストーンズ) パトリシア・アークエットが、揺らめく映像とストーンズの演奏の中を、グルーピーのパーティーガールと落ちぶれたジャンキー娘(パーティーガールのその後?)を交互に演じます。パトリシアはさすが!これだけでドラマになってます!
2. Army Of Me(ビョーク) 大型トラックのエンジンが何故か巨大な歯。虫歯になったようで、ビョークがゴリラの歯医者にいくとダイヤモンドが口から。そのダイヤを奪い取り、トラックの口に入れると、歯はピカピカに!美術館に眠る恋人救出のため、美術館爆破に向かう。
3. Isobel(ビョーク) モノクロ映像の中、ピアノを弾くビョーク。ピアノの中に、森や湖が現れる。
4. Protection(マッシヴ・アタック)
5. Lucas With The Lid Off(ルーカス)
6. Human Behavior(ビョーク) 森の小人の家のような一軒家にビョーク。熊、ハリネズミ、蛾も登場。メルヘンの世界のよう。
7. Je Danse Le Mia(アイ・アム)
8. La Tour De Pise(ジャン=フランソワ・コーエン)
9. Ma Maison(ウイ・ウイ)ウイ・ウイはミシェル・ゴンドリーがドラムを担当。ストップモーションアニメやアニメーションで作ってあります。技術的には素朴な雰囲気です。これらを観て、ビョークがPVを依頼したそうです。
10. Bolide(ウイ・ウイ)
11. Junior Et Sa Voix D’Or(ウイ・ウイ)
12. Les Cailloux(ウイ・ウイ)
13. Un Joyeux Noel(ウイ・ウイ)
14. La Ville(ウイ・ウイ)
〈インタラクティヴ・ドキュメンタリー〉I’ve Been 12 Forever(Part 1:12歳~12歳)〈映像作品〉ショート・フィルム「Drumb And Drumber」/ショート・フィルム「Pecan Pie」(主演:ジム・キャリー)/ショート・フィルム「Three Dead People」/ショート・フィルム「My Brother’s 24th Birthday」/ショート・フィルム「Tiny」\〈映像特典〉[2]ウイ・ウイ インタビュー+ライブ/関連作品予告編集
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