kariokaの「極楽鳥シネマ」

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ヨーロッパ映画

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ジョイ・ディヴィジョンのことはほとんど知らなかったのですが、この伝記映画「コントロール」と、大体同時期に上映されていたジョイ・ディヴィジョンのドキュメンタリー映画が話題になっていたので、観たいなーと思っていました。

息子の学校の担任がゆらゆら帝国のファンだそうで、話をしているうちに、最近はジョイ・ディヴィジョンばかり聴いてる・・・と言っていて、「コントロール」をお貸ししましょうか?と言われて、早速借りてみました。ドキュメンタリーも貸してくれるって言ってたんですが、何故か先生オススメのバンドのsyrup16gのライブDVDが、貸してって言ってなかったのに、ついてきました^^;

神聖かまってちゃんと毛皮のマリーズの話をしたら、ディスクに落として貸してくださいました。
息子の話は全くなしでした^^;音楽友だちなのでしょうか(笑)

ニュー・オーダーの前身“ジョイ・ディヴィジョン”のヴォーカルとしてカリスマ的な輝きを放ちながらも、内面に孤独と苦悩を抱え、わずか23歳の若さで自ら命を絶った伝説のロック・ミュージシャン、イアン・カーティスの短くも波乱に満ちた後半生を、モノクロ・フィルムの繊細な映像で綴る音楽伝記ドラマ。原作はイアンの妻デボラ・カーティスの『タッチング・フロム・ア・ディスタンス イアン・カーティスとジョイ・ディヴィジョン』。イアン・カーティス役は、その入魂の演技が高く評価された新人サム・ライリー。妻デボラ役にサマンサ・モートン。監督はミュージック・ビデオも数多く手掛ける世界的写真家アントン・コービン。これが長編映画デビュー。

1970年代、デヴィッド・ボウイやイギー・ポップに憧れるロック青年イアン・カーティスは、ライヴ会場で後に妻となる女性デボラと出会い、恋に落ちる。やがて、デボラとごく普通の家庭を築きながらも、同時にバンド“ジョイ・ディヴィジョン”のヴォーカルとして大きな名声を獲得していく。そんな中、愛人アニークとの関係や癲癇の病が彼の精神を次第に追い詰めていくようになる。(allcinema ONLINEより)

モノクロの画面なんですね〜。カリスマロックミュージシャンというよりも、ごく普通の青年でもあったイアン・カーティスの側面を描いた映画だなーと思いました。

好きになった女の子と若いうちに結婚。
仕事してないのかなーと思ってたら、堅実に職業安定所の相談員として働いている。デヴィッド・ボウイやイギー・ポップが大好きで憧れているけれど、有名になりたいとか、そういう野望はなさそうな、繊細なおとなしい青年みたいでした。

妻をサマンサ・モートンが演じていて、彼女は演技派だから、若く可愛らしい恋人、彼がロックミュージシャンになっていくのを戸惑いながら見つめる複雑な気持ち、普通の幸せな家庭を築きたかったのに裏切られた辛さ・・・よくでていました。

恋のはじめは熱烈で、友人の彼女だったのをデートに誘い、プロポーズ。子ども欲しいって言ったのはイアンから。。。ジョン・ディヴィジョンでの活動と、平穏な家庭生活との両立や切り替えが困難になり、よりジョン・ディヴィジョンの活動に理解ある女性の方に気持ちが向いていく。でも、妻を好きだった純粋な気持ちは否定したくない。。。うーーーん、なんだかなーとも思いましたが、実際のイアン・カーティスが歌ってる姿を観ると、そういうことになるのも仕方ないような繊細な人に見えて、気の毒にもなりました。

演じた俳優のサム・ライリーは、ライブシーンも自分で歌っていて、なかなか頑張ってましたが、本物の凄さ迫力とは違ってました。それは仕方のないことだけれども、こういう音楽の伝記フィクションを観ると、その点が私はいつもとても気になってしまいます。。。

ただ、この映画で、歌の歌詞が日本語でついていたのが良かったです。
私が洋楽があまり得意じゃないのは、歌の歌詞がわかったほうがいいからなんですが、イアン・カーティス自身の内面を描いた歌詞を知ることができて良かった。音楽は好きな感じだったので。

できれば、ジョン・ディヴィジョンのドキュメンタリー映画が観たいです。


この映像は実際の本物のほうのライブ映像です。目付きやあの不思議なアクション、凄いですね〜。

Joy Division - She's Lost Control


職業安定所の相談員だった時に相談に乗っていた癲癇の女性が亡くなってしまったことにショックを受けて作られた歌だそうです。



Joy Division Love will tear us apart BBC version


Love will tear us apart ・・・妻のデボラにより、イアンの墓石にこの言葉が刻まれたそうです。

抱擁のかけら

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ペドロ・アルモドバル監督の最新作「抱擁のかけら」を映画館で鑑賞。アルモドバルの映画は何本か観てますが、映画館で観るのは初めて。

これが、とっても良かったです!

しっとりした大人の映画ですよね〜。生々しいところもありながら、どこか優雅。以前はこの優雅さがあまり好きじゃなかったのですが、最近の作品では、いいな〜って思ってしまいます。私が年をとったから、アルモドバルの良さがぴったりくるようになってきたのかも?

主演はアルモドバル監督のミューズ、ペネロペ・クルス。
「ボルベール/帰郷」も良かったけれど、この映画でも素晴らしい。
『美しすぎる女』・・・まさにペネロペのために描かれた役柄でした。。。

『美しすぎる女』ゆえの悲劇でもあり、だからこその情熱的な恋でもあり・・・この雰囲気、しっとりとして、激しくて、映画観てよかった・・・と思えるような余韻ある映画でした。

「ボルベール <帰郷>」に続いて4本目の共作となるペドロ・アルモドバル監督とペネロペ・クルス主演で贈る愛と再生のドラマ。生涯をかけた愛が崩壊して以来、視力や人生までも失った映画監督が封印していた悲劇の記憶を解き放ち、再び生きる道を見出していく姿をミステリアスかつ情感豊かに描き出す。共演に「バッド・エデュケーション」のルイス・オマール。

2008年のマドリード。かつて映画監督として活躍していたマテオ・ブランコは、14年前のある事件で視力を失い、以来ハリー・ケインと名乗って脚本家となり、当時の記憶を封印して違う人生を生きていた。そんなある日、ライ・Xと名乗る男がハリーの前に現われ、自分が監督する映画の脚本を執筆してほしいと持ちかける。やがて、男が自分の封印した記憶に深く関わっていることに気づくハリー。それは、甘美な恋と激しい嫉妬、恐ろしい裏切りに満ちた愛の物語だった──。1994年、新進監督だったマテオは、オーディションに現われた美女レナに一瞬で恋に落ちる。しかし、彼女は富豪エルネストの愛人だった。2人の関係を疑うエルネストは、映画の出資を申し出る一方で、息子のJr.を監視役として送り込むのだったが…。(allcinema ONLINEより)

会社の地味目の事務員としてペネロペは登場するんですが、どうも父親の病気でお金が必要みたい。
そのあたりにつけ込まれて、会社の上司の社長に、不本意ながらも援助してもらい一緒に暮らすことになるんです。嫌々ながらも、愛人として2年も。表面的には嫌なそぶりは見せない女性で、それは援助してもらっていた最低限の礼儀だったかもしれないです。

でも、彼女は女優になりたいという夢があって、諦めきれずにオーディションを受けます。
監督は一目見て彼女を気に入り、ヒロインに。
社長は、なに不自由なく暮らしているのに、彼女が何故女優になりたがるのかわからない。
彼女に執着している社長は、無理やり映画の出資者になります。

お金さえだせば、なんでも買えると思っている社長。
でも、映画について、全く理解していない。こういうお金さえだせば・・・っていう映画に関わる人々をアルモドバルは憂いているんだろうな〜という描写が続きます。
映画についてわからないだけじゃなく、口出しさえして冒涜している人物が、映画界には多くいて、映画を本当に愛する人々の顰蹙を買っている事実が多数あるのかな、と思ってしまいました。

彼女も、一緒にいて会話するだけで、とても楽しい監督に惹かれていきます。元々、彼の脚本や映画が好きだったから、オーディションを受けたんでしょうね。話していて、興味深いことばかり語る監督は、お金だけの関係の社長よりも、彼女にとって魅力に溢れていたようです。心の深いところで通じる人に出会ってしまったんでしょうね〜。

でも、ペネロペ・クルスがこの主人公との共通点をインタビューで聞かれて
「私は彼女よりも映画を愛してるわ!」と違う点を語っていましたが、この主人公は、撮っている映画よりも、この監督その人を愛してしまったみたいでした。それも、また情熱的でした。。。

ずっと、監督のそばにいた製作側の女性は、こういった主人公の態度が許せなかったし、嫉妬もあって、大きな秘密を何年も抱えながら、彼の世話をし続けていましたが、うーーーん、こんなにいろいろ隠し事ができる女性って、私は怖いなー。。。でも、こういう人が、業界ではできる人なんだろうなーとも思いました。息子は、純粋にいい子で、可愛かったです。彼女が守ってきたからでしょうねー。。。

この彼女の息子とこの監督が、脚本について話しをするところとか、微笑ましかったです♪
彼は、こういった会話をいつもしてる人なんでしょうね。どこか浮世離れしたところがある、映画や脚本のことばかり考えているような人。レナが恋に落ちて、較べて社長を益々疎ましく思ってしまったのは当然だったんでしょうね。。。でも、執着って怖いですねー。。。

どろどろした感情や激情もあるんだけれど、アルモドバル独特の美的センスや色彩感覚で優雅に見せられてしまった・・・いい映画を観たと思えました。

ペネロペがとっても艶っぽくて美しかったです。
彼女は本当に現代を代表する大人の『女優』なんですね!

BOY A

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イギリス映画「BOY A」をDVD鑑賞。

この映画、ベンジーこと浅井健一が、チラシに推薦文を書いているということで、観たかった一本。

ただ、ケン・ローチ的なところがあるらしいので、観た後滅入ってしまうのかなと不安に思いながらの観賞でした。

少年時代にある罪を犯し、長い刑期を終えて社会復帰を果たした青年が辿る悲劇を、過去を少しずつ明らかにしていく構成と、青年の苦悩と希望を優しくエモーショナルに見つめた巧みな演出で衝撃的に描き出す問題作。主演は「大いなる陰謀」のアンドリュー・ガーフィールド、共演にピーター・ミュラン。監督と脚本は「ダブリン上等!」のジョン・クローリーとマーク・オロウ。
 
イギリス、マンチェスター。かつて“少年A”と呼ばれた青年は24歳となり刑務所から出所した。“ジャック”という新しい名前を与えられ、過去を隠して新しい生活を始める。ジャックは大人になってから初めて体験する外の世界に戸惑いつつも、ソーシャルワーカー、テリーのサポートを受けながら、少しずつ社会に溶け込んでいく。職場では親しい仲間も出来、やがて人生初めての恋も経験するジャックだったが…。(allcinema ONLINEより)

確かに重く厳しいところも、後半は多い映画でしたが、この主人公のジャックが、刑務所を出所したてでありながらも、とてもいい青年で、彼の日常生活、友情、恋など、観ていて、こちらまで嬉しいような気持ちになる爽やかな印象の映画でもありました。

それは、不安を抱えながらも、新しい生活に喜びを見出していくジャックの初々しい様子が爽やかで、観ていると彼を応援したくなってくるような気持ちになったから。主演のアンドリュー・ガーフィールドの演技によるところも大きかったです。

ただ、彼の犯した罪は、とても残酷なものだったらしく、あることをきっかけに周囲にわかってしまい、拒否され、そして・・・。

罪は確かに悪魔のような罪だったのかもしれないけれど、ソーシャルワーカーのテリーは、それを充分わかった上で、彼に心底立ち直ってもらいたいと願っていました。彼の人となりを理解していて、彼ならできると思って応援していたはず。そしてそんな彼を誇りに思っていたのです。

被害者の家族の感情は別かもしれないけれど、刑期を終えた彼が、立ち直ろうとして新生活を送ったその気持ちに、周囲の人々は、テリーのように接してあげられることはできなかったのかなとも思いました。特にマスコミの報道だけが信じられていて、彼にはとても残酷な現実でした。
過去を隠されていて、急にその過去を知らされた戸惑いや怖れも大きかったとは思いますが・・・。

ベンジーの推薦文を紹介します。
やさしい子がちょっとした偶然のかさなりで、不幸な人生を歩んでしまう。
僕たちが生きるこの社会、どっからやってきて、どこへゆくのかさえ知らない人たちが大騒ぎしている。
この映画を観て思うこと、本当の「悪」が存在している場所、
それを僕たちはちゃんと知らなくてはだめだということ。
本当の悪意がどこからやってくるのか、簡単なことではないと思うけど、その場所をみつけること。
1人でも多くの人がそれを知ることによって、
この世界も今よりは少しは、笑顔がふえてくると思います。



 

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ファティ・アキン監督作「そして、私たちは愛に帰る」をDVD鑑賞。

ファティ・アキン監督作品は、鑑賞した「愛より強く」はその年の自分のベスト1、「太陽に恋して」もベストシネマに入りました。

昨年、見逃して残念だった映画のひとつが「そして、私たちは愛に帰る」でした。

やっと念願の鑑賞。やはり、ファティ・アキン作品は素晴らしかった。。。


国内に多くのトルコ系移民を抱えるドイツとEU加盟問題に揺れるトルコ、そんな両国の社会情勢を背景に、ドイツとトルコにまたがって絡み合う3組の親子の葛藤と絆を綴るヒューマン・ドラマ。監督は自身もドイツ生まれのトルコ系移民二世である「愛より強く」のファティ・アキン。

ドイツ、ブレーメン。男手一つで息子のネジャットを育て上げたアリは、定年を迎え、同じトルコ出身の娼婦イェテルを囲い孤独を紛らわす。息子はそんな父に反発する一方、イェテルが稼いだお金の大半をトルコにいる大学生の娘アイテンに仕送りしていることを知り好感を抱く。その頃、政治活動に身を投じていたアイテンはトルコを追われ、ドイツに不法入国して母の行方を捜していた。やがて一文無しとなり途方に暮れていたアイテンをドイツ人学生のロッテが自分の家に招き面倒を見る。保守的な母スザンヌは、そんな娘の行動が理解できず不安と不満を募らせていくが…。(allcinema ONLINEより)

いままでの作品のように、観ながらガツンというようなインパクトの強い作品ではないのですが、3組の親子の話が、少しずつみんな関わってきて、突然の哀しい死を体験しながら、残された人々が、お互いに赦し、まさに愛に帰る、しみじみとしたいいお話になっていました。カンヌ映画祭で脚本賞を受賞も納得の上手い構成で、感動的な脚本でした。

ドイツに住むトルコ系移民のアリと大学教授の息子ネジャット。アリが、男手ひとつで、息子の面倒を見て、高い教育を受けさせて大学教授の職につかせることは、本当に大変だったのでしょう。大人になっても、いつまでも可愛い息子で、競馬で勝ったお金で「アイスを買ってやる!」というところ、とても微笑ましいシーンでした。

そんなアリも、大きくなった息子とは離れて暮らし、寂しかったのでしょう。娼婦のイェテルに一緒に住むことをもちかけます。イェテルを紹介されたネジャットは、小さい頃に母を亡くし、故郷の娘に会いたくて泣くイェテルに、母の面影を見たのでしょうか。打ち解けた様子のふたりに、年寄りになってしまったアリが嫉妬してしまった。結末は哀しいものでした。。。

トルコに残されたイェテルの娘のアイテン。反政府運動に身を投じ、戦う毎日。ドイツに不法入国して母を捜しますが、手掛かりなし。安い学食のある大学で、とうとう一文無しになったアイテンは、学生ロッテにお金を貸して、と話しかけます。
ロッテは、なんと学食をおごり、話を聞いて、自分の家に招き泊まらせます。

なんと、天使のようなロッテ!!!

そんな優しいロッテを、母スザンヌは心配します。若い二人は、夜遅くまで飲み歩き、昼まで寝て、食べた食器もそのまま。。。不快感を持ったスザンヌは、アイテンと、トルコのEU加盟問題について口論になります。家を飛び出した途中、警察に不法滞在者として捕まってしまうアイテン。

アイテンを助けたい!と、ロッテは、母に反対されながら、アイテンが強制送還されたトルコに単身向かいます。そのトルコのイスタンブールで、アイテンを探しに来たネジャットと偶然知り合うロッテですが、ネジャットが実はアイテンを探しているとは、全く気がつかないのです。

保守的に見えた母スザンヌも、かつて若い頃はインド放浪をし、世界に目を向けていた時期もあったようで、娘は彼女と同じ道を歩んでいたよう。あんなに可愛く純粋な娘だったら、母としては、無謀に見える道に進んで欲しくないんだろうと、理解できました。たとえ自分がかつてそうであっても。。。

しかし、突然訪れた不幸に、母スザンヌのとった赦しと愛情深い態度は、娘ロッテと同じように慈悲深いものでした。やっとロッテの思いを理解し、まっすぐと受け止めた母でした。

スザンヌと知り合ったネジャットも、犠牲祭についてスザンヌと語るうちに、かつて父が言った言葉を思い出しました。「お前を守るためなら、神だって敵に回す。」。。。

喪失し、憤り、でもかつてあった強い愛情や絆を思い出し、それを受けとめ、赦し・・・あたたたかな余韻が残る映画です。

母スザンヌのイスタンブールに渡ってからの存在感が、素晴らしかったです。
ドイツの名女優、ハンナ・シグラが演じています。
他の俳優さんたちも、いい表情ですよねー。ファティ・アキン監督のキャスティングも毎回見事です。

やはりファティ・アキン監督、大好きです!新作の「ソウル・キッチン」の日本公開が待ち遠しいです。
(昨年、ドイツ映画祭で、日本公開されたようですね。一般公開、待ってます♪あのビロル・ユネールも出演ですね〜。)

4分間のピアニスト

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お正月の深夜にテレビ放映された「4分間のピアニスト」を鑑賞。

年末年始のバタバタで映画が観れず、かといってテレビも観れなかったので、実家に帰っていた深夜、皆が寝静まってからの鑑賞でした。

激しい映画。でも、こういう映画が一年の初めに観れて良かったです。

本国ドイツで大ヒットした音楽ヒューマン・ドラマ。類いまれなピアノの才能を持ちながら殺人犯として収監され、刑務所の中でも手のつけられない問題児となった女囚と、彼女の才能に惚れ込み残り少ない人生を懸ける老教師、そんな2人の女性の魂のぶつかり合いを衝撃的に描く。主演は新人ハンナー・ヘルツシュプルングとドイツの人気俳優モーリッツ・ブライブトロイを息子に持つベテラン女優モニカ・ブライブトロイ。

ピアノ教師として刑務所を訪れたトラウデ・クリューガーは、机を鍵盤代わりに無心で指を動かしている女性に目を留める。彼女の名はジェニー。天才ピアニストとして将来を嘱望されながらも道を踏み外してしまい刑務所暮らしの日々。心を閉ざし、衝動的に暴力を振るう彼女は刑務所内でも札付きの問題児。それでも、ジェニーの才能を見抜いたトラウデは所長を説得して特別レッスンを始める。来るべきコンクールでの優勝を目指し、厳しくも情熱をもって指導に当たるトラウデに、ジェニーも次第に心を開き始めるのだったが…。(allcinema ONLINEより)

女囚のジェニーは、周囲にピリピリとしたバリアを張り巡らして、ちょっとでも彼女の癇に触ろうものなら、暴力的な態度にでるような狂暴な女性。でも、彼女はかつて天才ピアニストとして注目された少女だったのです。刑務所でその才能を見抜いた老ピアノ教師トラウデは、その才能を生かすのが自分の使命だと、彼女をコンクールに出場させるためのレッスンを始めます。

始めは反発していたジェニーですが、ピアノが嫌いなわけではない。彼女の才能を伸ばしたいと願うトラウデのレッスンを受け入れていきます。

ところが、看守や女囚仲間の嫉妬や反発による妨害にあったり、ジェニーとトラウデの気持ちがすれ違ったり・・・。そのたびにジェニーの激しい気性が爆発して。。。ジェニーは更に自分も周囲も傷つけて。

「人とわかりあうのが、こんなに難しいなんて・・・。」とトラウデは思わずつぶやきます!

トラウデは若き日に、ナチスドイツによって愛する人を奪われてしまうという哀しい過去がありました。
辛い人生だったとはいえ、才能に恵まれ、まだ若いジェニー。若くして亡くなった恋人への思いを昇華するかのように、彼女を世に送り出すことが自分の残された最後の使命だと、トラウデはくじけそうな心を何度も奮い立たせます。

ただ、厳格な彼女は、礼儀としてお辞儀をすることを望み、クラッシック以外の音楽を「低俗な音楽はやめなさい」と切り捨てます。

マスコミの取材での、手錠を後手にしての前衛ジャズのようなジェニーの見事な演奏にも顔をしかめます。

クラッシックのレッスンを受け入れたかに見えたジェニーでしたが、ラストの4分間のジェニーの演奏は、自分を全部吐き出しているかのような即興の魂の演奏でした。この演奏が、また凄い!!!

実際はドイツで人気の日本人ピアニストの演奏だそうですが、チラウデが言うところの「低俗な」パンクテイスト溢れる激情の演奏!!!それにショックを受けたかのように見えたトラウデも、彼女の4分間の演奏を、聴衆とともに、最後はじっとみつめました。

二人の心は繋がったかに見えて、離れ、また繋がり、離れ・・・。

裏切られ続け人を信じられなくなったがピアノは忘れられなかったジェニーと、音楽だけを愛すると決めたトラウデ。何度も激しくぶつかり合いながら(ジェニーに殴られたりもしました!)音楽への情熱を通してお互いへの愛や感謝も感じたのでしょうか。。。

激しい魂のぶつかり合いに、ハラハラしながらも、何か観終わった後、とても熱い気持ちになりました。



(ジェニー役のハンナー・ヘルツシュプルングは、ピアノのレッスンとともに、ジェニーの凶暴性を表現するために、ボクシングのレッスンも受けたそうです^^;
激情のジェニーになりきって、その年のドイツの新人女優賞を受賞しました。

モニカ・ブライブトロイは、自分の年齢よりもかなりの老けメイクで、厳格な音楽を愛するピアノ教師の揺れ動く感情を好演していて、映画が引き締まりました。ファティ・アキン監督の最新作「ソウル・キッチン」で息子のモーリッツ・ブライブトロイと共演後、一作出演して、お亡くなりになったそうです。お正月にこの映画を観たばかりだったので、ベルリン在住のanemoneさんのブログで知り、驚きました。残念です。。。

ジェニーに嫌がらせをする女囚役に、1997年のドイツ映画「バンディッツ」という女囚脱獄バンド映画の主役のヤスミン・タバタバイが!「バンディッツ」も面白い映画でしたよ♪}

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