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東京国際映画祭のクロージング作品、「シルク」を舞台挨拶付きで観ました。 当初はフランソワ・ジラール監督と主演のマイケル・ピットだけが舞台挨拶なのかなーと思ってましたが(二人の名前しかなかったので。)日本のキャストももちろん日本の映画祭ですから、来場しました〜。中谷美紀は「自虐の詩」でも舞台挨拶をしていたので、当然こちらもということでした。ただ、主要キャストではキーラ・ナイトレイが来日しませんでした。トロント映画祭には来てたのにね〜。パイレーツの時も来日してなかったので、日本嫌いなのか?!と思ってしまいましたが、どうでしょう・・・? 舞台挨拶はフランソワ・ジラール監督、マイケル・ピット、中谷美紀、役所広司、芦名星、本郷奏多、國村準。 私達の周囲の20代くらいの女の人たちが身を乗り出して舞台を見つめだしたので、一体誰のファンなのかしら?マイケル・ピット?役所広司???あの子?本郷くん?と不思議に思っていたら、どうもお目当ては本郷奏多くんみたいでした!彼は「NANA2」でシンちゃんを演じていたし、ドラマもよく出演していて、うちの娘も大好きなんですが、彼は高校生くらいかな?舞台挨拶のような場所が苦手らしくて、泣きそうな顔で繊細そうな表情をずっとしてました。質問に答えるときはにこやかだったですが・・・。 あんなお姉さま方からも人気なんだなーと、ちょっと驚きました。(私には子供たちの友人たちと同じようにしか見えないので。。。) マイケル・ピットは「ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ」のヘドウィグを裏切る少年役と、「ラストデイズ」のカート・コバーンらしき人物役で見たことがありましたが、本物はちょっと丸っこくしておっとりさせたディカプリオ風で、おとなしそうな子でした。スーツに汚れたバスケシューズを履いていたので、隣の中谷美紀に指差されて笑いながら何か言われていたみたい。 役所広司もかっこいいけれど、やはりおっとりとしていておとなしそうな人でしたよ。 芦名星も期待の新星と言われてるようですが、おとなしい女の人でした。 國村さんは、テレビで観るのと変わらず、かもかのおっちゃんだったし。(NHKの朝ドラのまま。) 男の人の中では、実は監督が一番かっこよかったかもしれません・・・。おしゃれでハンサムな俳優さんみたいな監督さんでした〜。 でもやはり、一番一般人と違うオーラが出ていたのは、中谷美紀でした!主役じゃないので、オープニングのレッドカーペットの羽ドレスや「自虐の詩」のようには派手にせずに、黒の落ち着いたスーツ姿で登場してました。しかし、タイツは鮮やかな紫色のタイツ!ポイントとなって目立ってましたね〜。ずっと張り付いたような笑顔でにこやかで、姿勢良くまっすぐと楚々としてステージに立ってました。気遣いの人にみえましたよ。彼女のエッセイのなかでも、一つの行動を起こすのに、いろんなことを考えてる人みたいで、人をいい方にとる傾向にあるみたいだし、謙虚で礼儀正しそうな雰囲気でしたが、実物もそんな感じ。あんな楚々とした人が、映画では思いっきり演技してるのが不思議で奇跡のようだなーと感じられて、あらためて女優だなーと中谷美紀のことを感じましたね〜。益々、好きになったかも。 映画については、ゆったりとした時間が流れる映画です。浸ってください。・・・と皆さん言っていたので、もしかしてゆったりし過ぎて、眠くなる映画なのでは?と、大変不安になりました^^;でも、本編を観ると、とても静かな映画なんですが、そんなに眠気を感じることはありませんでしたよ。全編に流れる坂本龍一の曲が心地よかったからでしょうか?音楽担当が坂本龍一でした。中谷美紀が長年の夢がかなって、出演映画に音楽を担当してもらえました。。。と言ってました。 1860年代のフランス。蚕の疫病が発生したことにより、エルヴェ(マイケル・ピット)は妻・エレーヌ(キーラ・ナイトレイ)をフランスに残し、世界でもっとも美しい絹糸を吐く蚕の卵を求めて日本へと旅に出る。そして幕末の日本へと到着したエルヴェは、蚕産業者の原十兵衛(役所広司)が連れていた、絹のように光る白い肌の少女(芦名星)に目を奪われる。フランスに帰国してからもその少女の姿が頭から離れないエルヴェは、在仏日本人のマダム・ブランシュ(中谷美紀)の力を借りて再び日本へと向かうが…。『海の上のピアニスト』のアレッサンドロ・バリッコが脚色した、西洋と和の邂逅を描いたピュアなラブストーリー。(シネマカフェより) この映画は途中までは、特に感情が昂ぶるようなストーリーでもないし、主役のマイケル・ピットが静かな青年なので、異国の地についても、別にドラマティックでもないんです。 幕末の日本の山形が舞台で、「日本の雪国の風景だな〜」としか、日本人の私には思えなかったのですが、外国人から見たら、ウルルン滞在記のように全く未知の異国の地の暮らし振りに見えて、面白いのかもしれないなーと思いました。 しかし、シルクロードを旅して、三回も一枚の紹介の手紙だけで日本に来るとは!!!そちらにびっくりですが、そこはあっさり描かれていて、難なく日本に来ているみたいにみえました。実は彼は凄い人なんじゃないかと思うんだけど、淡々と描かれてましたね〜。 日本で出会う役所広司演ずる原十兵衛って何者?とか、日本の掟の残酷さとかが妙に強調されてて違和感があったり(原住民の野蛮行為みたいにみえなくもない描き方です。)もしました。でも、もっと酷い日本の描かれ方に較べたら、巧く描かれてたのではないでしょうか。でも、何故蚕の卵を買うために山形に?そういう事実があったのかしら〜? 彼が忘れられない日本の少女は、いかにも外国人が好みそうな黒髪に一重の女性で、宣伝ほどは存在感は薄かったような気がしました。。。やはりキーラ・ナイトレイや中谷美紀の方が存在感あります。でも東洋の神秘なのでしょうか?台詞は全くなく思わせぶりな女性でしたが・・・。 この映画のいいところは、ラスト近くで「やられた!」ってとてもびっくりする展開があり、涙が溢れ出てくるような話になっているところだと思います。静かな映画だったけれど、ラストのここが描きたかったんだなーと。ちょっと胸がいっぱいになるような。。。そして、結局、キーラ・ナイトレイの映画だったし、出演シーンは多くないですが、フランスで娼館を経営するマダム役の中谷美紀の凛とした存在感や巧さも、その展開に生きてましたよ。 だから、キーラは来日するべきでした!!!一番感動を誘い、涙を流させたのは、キーラでした・・・。 フランスと日本の田舎の風景もとても美しかったですよ。特にキーラが望んだ百合でいっぱいの庭園は素晴らしかったです。 来年一月には全国公開されます。カナダ・日本・イタリアの合作映画です。 (私、実は、このシルクを台湾映画のシルクと勘違いしてチケットを獲ったのでした^^;あのチャン・チェンや江口洋介が出演していたシルクは日本で一般公開されたのかしら?)
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