kariokaの「極楽鳥シネマ」

ご無沙汰してますm(__)mツイッターの方で感想つぶやいてます。。。http://twitter.com/kariokaaaaa

ヨーロッパ映画

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

パンズ・ラビリンス

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

アカデミー賞で話題になったこのダーク・ファンタジーがとても観たかった。
映画館で観れなかったので、DVDで観賞。観終わった後、とてもしんみりとした気持ちになってしまいました。。。そして、その哀しい気持ちが、まだなかなか抜けません。
とても、いい映画だったんだけど、堪らない哀しさが胸の奥に残ってしまったみたい。
「アンネの日記」を読んだ後にも似てるかも。。。

「ブレイド2」「ヘルボーイ」のギレルモ・デル・トロ監督が「デビルズ・バックボーン」に続いて再びスペイン内戦を背景に描く哀切のダーク・ファンタジー。再婚した母に連れられ、山中でレジスタンス掃討の指揮をとる冷酷な義父のもとへとやって来た空想好きの少女は、やがて残酷な現実世界から逃避し森の中の不思議な迷宮へと迷い込んでいくが…。イマジネーションあふれるヴィジュアルと深いテーマ性が高く評価され、いわゆるジャンル映画でありながら数々の映画賞を席巻する活躍で大きな注目を集めた話題作。
 
1944年のスペイン。内戦終結後もフランコ政権の圧政に反発する人々がゲリラ闘争を繰り広げる山間部。内戦で父を亡くした少女オフェリアは、臨月の母カルメンと共にこの山奥へとやって来る。この地でゲリラの鎮圧にあたるビダル将軍と母が再婚したのだった。冷酷で残忍な義父に恐怖と憎しみを募らせるオフェリア。その夜、彼女は昆虫の姿をした不思議な妖精に導かれ、謎めいた迷宮へと足を踏み入れる。そこでオフェリアを出迎えたパン<牧神>は、彼女が地底の魔法の国のプリンセスの生まれ変わりで、満月の夜までに3つの試練を乗り越えれば、魔法の国に帰ることが出来ると告げる。オフェリアはその言葉を信じて、与えられた3つの試練に立ち向かう決意を固めるのだったが…。
(allcinema onlineより)

オフェリア役のイバナ・バケロが、とても利発そうな可愛い子で、この子が不幸な目に合うのは嫌だなーと思いながら、映画を観てました。ビダル将軍は、絵に描いたような冷酷で非情な独裁者で、オフェリアに愛情は微塵も感じられなかったし、迷宮の案内人?のパンも、ただ優しくはなく、試練に関して厳しく、なんだか信用ができないようにも見えるし。。。大好きな母も、ビダル将軍がどんな人物であろうが頼ってしまう弱いところのある女性で、その弱さをオフェリアはわかっているので、母とお腹にいる弟を自分なりに守っていなければならない。緊張した現実があり、ファンタジーの中でさえも困難を克服しなければならない彼女は、心が安らぐ時が、ほとんどなかったみたい。唯一、屋敷で出会った召使いの女性メルセデス(マリベル・ベルドゥ・・・どこかで見た顔・・・と思ってたら「天国の口、終わりの楽園」の人妻だったんですね!びっくり。)に、子守唄を歌ってもらっていた時が、安らぎの時だったのかしら。。。その子守唄が、この映画のテーマ音楽になっていて、物語の哀しさとともに、今も私の心の中で鳴り続けているみたいなんです。。。

ギレルモ・デル・トロ監督作は初めてでしたが、想像世界の美術は独特の不気味さと美しさがあって、興味深かったです。オフェリアが出会う、ナナフシにも似た昆虫のような妖精の造形も見事だったし、パン(牧神)の不気味さ、子供を食べてしまう怪物の怖くてユーモラスな気持ち悪さ(手に目玉がついてるんですね〜。)、木の根っこに寄生していた巨大ガエルや虫たちのネバネバ、ドロドロとした様子、本に表れる文字や絵や血、お腹の中の赤ちゃん、泣き叫ぶマンドラゴラ・・・現実の悪夢が、また違う形で心象風景みたいに彼女の迷宮に不気味に現れていました。暗いトーンの静かな画面も効果的でした。

ただ、こういった美術は好きな方だったんですが、現実世界でのビダル将軍の拷問がかなり耐えられませんでした。。。瓶で殴るシーンも酷い。ビダル将軍自身の、あの裂けてしまった口を縫い付けるシーンは、見てられなかった〜。。。ファシズムの狂気の暴力性をそこで表現していたのでしょうから、ここまで嫌がってる私には、かなり効果的だったんですが、もう1回は観たくない凄惨さが描かれてました。。。ビダル将軍自身も、軍人として立派に散る・・・という思い込みに、かなり支配されている人物だったから、あえて非情で冷酷な行動を選択していったのかもしれません。独裁政権側にふさわしい行動を。。。怖いです。

監督は日本のアニメがかなり好きで、特にこの映画の主演のイバナ・バケロには、事前にジブリの「風の谷のナウシカ」を見せたそうです。彼女も日本のアニメでは「火垂るの墓」が一番好きだそう。そういえば、いろんなところにジブリっぽいところが、あったかもしれないですねー。

ただ、ラストはいいほうに解釈したいけれど、哀しさの方が、私には強くなってしまいました。。。
こういった物語、子供の頃はとっても苦手で、読みたくなかったほうでした。哀しすぎるから、嫌だったのかなー。生に執着が強かったからかも。。。大人になった今は、そんなこともあるかもしれないって、思いたいなーとも思うんですが。。。

いつまでも心に残りそうな名作映画でした。。。
オフェリアのような可愛い女の子には、平和な世の中で、幸せに暮らしてほしかったな。。。と、強く思いました。

袋小路

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

「反撥」の次の日に、同じポランスキー監督の映画「袋小路」を放映していたので、録画して観賞。
こちらのヒロインはカトリーヌ・ドヌーブの一歳上実姉のフランソワーズ・ドルレアック。
「反撥」の2年後に作られました。そして、この3年後、フランソワーズ・ドルレアックは、25歳の若さで、交通事故で夭折しています。

全財産を投げうって、念願の孤島での暮らしを始めた中年の夫ジョージと若く物憂げな妻テレサ。二人の棲む古城にある日、凶悪犯の男が逃げ込んでくる。気の弱いジョージは男の言いなりで、それを見たテレサは失望していく。やがてテレサは、その凶悪犯に興味を示すようになり、三人は奇妙な三角関係の様相を呈してくるが…。

"行き詰まり"という精神的閉鎖状態に遭遇した人間の奇妙な行動や異常心理をブラックな語り口で描いたロマン・ポランスキーの傑作。ベルリン映画祭金熊賞受賞。

この映画はコメディタッチで描かれているんですが、油断して観ていると、ラストに呆然。
男たちが可哀想過ぎて、なんだか物凄く動揺してしまいました。。。

凶悪犯と言っても、だみ声で、意外と気のいいおじさんなんですよね〜。いっしょにいた男も、愛嬌ある情けなーいおじさんだったし。協力しないと殺すって言ってるけど、口だけみたいなところもある。
満ち潮になると、この孤島は道路が水没(この風景も面白い!)、車で来たのが出て行けなくなっただけだし、いきなり家に押しかけたといっても、助けを求める電話がしたかっただけだったし。乱暴な雰囲気だけど、そんなにこの夫婦に酷いことはしない。けっこう友好的?!

夫のジョージも、逆らわないんだけれど、別に逃げようと思えば逃げれそうだし、無理やり密造酒を飲まされて、凶悪犯のおじさんに本音で生活の愚痴を言ったり。髭剃りを手伝わされたりして、ナイフを持たされても、ただ髭を剃ってあげてるだけ。ナイフで逆に脅したりもなし。お客が来て、召使の振りのおじさんが手を怪我してるのにお酒を運んだり料理をするのを気にしてあげたり。

どっちも案外、人がいいおじさんたちみたい。

ただ妻テレサは、自由奔放な女性。新婚だというのに、近所に住む美青年と浮気しているみたいだし、夫の面倒もあまりみない。夫に女物の服を着せたり、メイクしたりして、悪ふざけ。凶悪犯だろうがなんだろうが、はっきりと嫌なものは嫌と言い、夫をヒヤヒヤさせる。そうかと思うと、閉じ込められた部屋から逃げ出し、凶悪犯に密造酒を振る舞い、一緒に酔っ払う。仲良くなったかと思わせて、気まぐれと嘘で、窮地に追い込んだり・・・。

フランソワーズ・ドルレアックは、そんな自由な女性を、明るくおおらかにしたたかに演じていて、妹のカトリーヌ・ドヌーブの「反撥」の演技とは対照的でした。自由の塊みたいな女性にみえました。

目の上の魔女のようなメイク、背中はお尻のあたりまで開けたドレスを着て。。。
ドヌーヴが役にのめり込んで演じていたのと、ちょっと違って、もって生まれた陽性の魅力を周囲に撒き散らしていたんじゃないかなーと思えるような存在感でした☆いかにもフランス女優らしいファム・ファタールぶりです。フランソワ・トリュフォーも彼女のことが大好きで、「1分でも彼女と居れば、その魅力の虜になる。」と語って、「柔らかい肌」の主演に起用しています。そちらも未見なので、観たくなってしまいました。

ポランスキー映画、面白いです!長編デヴューの「水の中のナイフ」も放映してたのに、録画し損ねた!レンタルみつけて、是非、観たいですね〜。「吸血鬼」「マクベス」「テナント」も観てなかった!もったいないことしました〜。かなり、やはり面白かったです!

反撥

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

カトリーヌ・ドヌーブ主演、ロマン・ポランスキー監督の「反撥」をNHKBSで放送。
レンタルないなーと思っていたので、嬉しくて、録画して早速観賞。

凄い!後半、エ〜〜っ!!!て、あまりの衝撃に、口開いたままみてしまいました!

やはりカトリーヌ・ドヌーブは凄い女優さんですね!

今も綺麗で、お金持ちのマダム風ですが、この頃の悪魔的な冷たい美しさといったら!!!
冷たいってわかっていても、惹かれずにはいられない女性。
彼女は「恋なんか、誰にもしてない。」んです。あくまで、自分本位。自分の気持ちが一番。
人の無神経な振る舞いには我慢できない潔癖症の人物像。
うーーーん。。。すっかり参りました。

ルイス・ブニュエルの「昼顔」や「哀しみのトリスターナ」でも驚いて、ドヌーブの虜になってしまいましたが、この映画のドヌーブも物凄いね!発狂系の女優の代表の演技ですね。
この前観た香港映画「妄想diary」も発狂系演技を香港のシャーリーン・チョイが頑張って演じてましたが、この映画のドヌーブは、更に凄い、そして怖い。。。尋常じゃない美しさもある。
そして、その発狂していく彼女の気持ち、わからなくはない。。。

ポランスキーは「ローズマリーの赤ちゃん」を観たことありますが、あの映画に匹敵するくらいの怖さかも。ホラーじゃなくて、サイコサスペンスなんですけどね。1964年の映画で、ここまでみせれるっていう手腕も素晴らしいです!大傑作でした!なんで今まで観なかったんだろう?!

ひび割れる壁、腐っていく兎肉、あのお風呂場の中。。。ひえ〜〜〜っとなりました。。。

イギリスで働くポーランド姉妹のキャロルとヘレン。姉のヘレンが活動的な性格なのに対し、妹のキャロルは内気な女性だった。姉の、恋人との情事の音を、毎晩のように聞かされていたキャロルは、次第に男性恐怖症に陥っていく。そしてその一方で、男との官能を妄想するようになる。やがてその幻想は……。男性恐怖症の女性が、狂気にむしばまれていく様を描いたサイコ・スリラー。(YAHOO映画より)

開く トラックバック(2)

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

やっと観れました!!!製作の噂を聞いてからどれだけ待ったでしょう。
ワンパターンだろうが、「恋する惑星」に似てようが、いいんです!
MTVみたいだっていい!かっこよくて美しい!!!
ただただこの甘く酸っぱいストーリーに感激しました〜♪良かったです!いままでのウォン・カーウァイテイスト満載の嬉しい映画でしたね〜。甘くてもいいんです(^^♪いいんですよー。

「花様年華」「2046」のウォン・カーウァイ監督が、自身初の英語作品に挑んだラブ・ストーリー。これが映画デビューとなるノラ・ジョーンズを主演に迎え、愛に傷ついたヒロインの心の彷徨を優しく見つめる。共演にジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、デヴィッド・ストラザーン、レイチェル・ワイズ。

ニューヨークのとあるカフェ。失恋したエリザベスは、この店のオーナー、ジェレミーが焼くブルーベリー・パイを食べ少しだけ心癒やされる。それでも、なかなか別れた恋人のことが忘れられない彼女は、ついに宛のない旅に出る。仕事をしながらメンフィス、ラスベガスとアメリカを横断していくエリザベス。彼女はその先々で、それぞれに愛を求め愛に傷つく人々と出会い、彼らと束の間の時間を共有していく中で新たな自分を見いだしていく。(allcinema onlineより)


ノラ・ジョーンズを主役に迎えて、また若返った映画になったみたい。最近はウォン・カーウァイ映画は彼の年齢相応のような大人なお話が多かった気がしますが、この映画はまっすぐでまだ何にも染まってない若く可愛いノラ・ジョーンズが主人公なので、ウォン・カーウァイのまるでデヴューの頃のような雰囲気もあってフレッシュでした!

でも、ただ若い彼女の話だけじゃなくて、恋して結婚しても、恋が醒めて、かわりにお酒に溺れ、それでも修復できないのに固執する・・・そんな夫婦の話や、人を信じられない恋なんかしないと語る同じ年頃の女ギャンブラーがいたり、ただ甘い恋だけの映画にはなってない・・・他人は自分を写しだす鏡と言ってるような、人生はままならない、けれどいろんな人生があるんだ・・・みたいな。旅に出ることで、自分を客観的にとらえていける、自分の道がわかるような・・・そんな若い彼女の成長物語になってました。

ノラ・ジョーンズは、意志が強そうな目、堂々とした雰囲気があって、映画に落ち着きを与えています。
同じ歌姫で、演技が初めてだった「恋する惑星」のフェイ・ウォンは、カメラに収まりきれない浮遊感やキュートさが魅力で、それはクリストファー・ドイルの手持ちのカメラで揺れるおっかけた映像がフェイに合っていたけれど、ノラには「デリカテッセン」や「ロスト・チルドレン」のカメラマンの耽美で優雅なカメラがぴったり合っていたみたいに思えました。綺麗な映像でしたね〜♪ノラが作った曲も何度も流れて、素敵でしたねー。「恋する惑星」のフェイの歌声が魅力的だったように、ノラの歌声も素晴らしかったです。音楽の使い方は、やはり絶妙ですね〜♪

夜に光り輝く電車の早回し映像、カフェでいきなりおこる乱闘、数字へのこだわり、カフェのカウンターに鍵を預ける、心の中の独白や鍵のエピソードなど村上春樹の小説みたいだったり、街をきちんと周回する規則正しい警察官、失恋して旅にでる女の子、奔放でわがままだけど魅力的な人物、待ち続ける優しき人物、ちょっとした喪失感、ラストの希望ある終わり方・・・ウォン・カーウァイ印があちこちに!そして、アメリカ横断にライ・クーダーの曲なんて、まるでヴェンダースの「パリ・テキサス」へのオマージュだなーとか。。。

そして、特に、レスリー・チャンへのオマージュがまたこの映画にもあったような気がして(「2046」ではチャン・チェンとカリーナ・ラウのシーンでした。)、思い込みかもしれないけど、勝手に泣けちゃったりもしました。(もうすぐ命日なのでよけいに。この時期公開なんてねー、ずるいです。)
ナタリー・ポートマン演じるギャンブラーの役名がレスリーで、あの曲者の自由なキャラクターは、レスリーが「ブエノスアイレス」などで演じたキャラみたいに思えたり、ウォン・カーウァイがわざわざインタビューでジュードの演技はレスリーを思い出す・・・なんて言ってみたり、ノラのおでこがレスリーに似てる?なんて話もあったり。死んだ人は思い出を語るしかない・・・なんて台詞は、もうたまらなかったです・・・。わたしの勝手な思い込みなんですけど、ウォン・カーウァイはレスリーが大好きだったんだなーなんて思ってしまいました。。。

この映画は、いつもよりも単純でわかりやすいストーリーでしたが、なんか良かった!また映画館で観たい!浸りたい!やはり雰囲気は相当いいんですよね〜。しっとり、うっとりなところもあって!!!

ウォン・カーウァイはキャラクターを役者そのものの個性に当てはめていくので、脚本はどんどん変更されるのですが、ノラ・ジョーンズはやはり著名なミュージシャンなので、彼女そのものがとっても魅力があり、演技初めてとは思えないような存在感でした。ジュードも「ホリデイ」や「こわれゆく世界の中で」のような優しい男性像だったんですが、この優しい感じが地に近いのかもしれないですね。まあ、でも、本当だったら、他の女の子が放っておかないから、こんなにジュードは待ってくれないでしょうが(笑)それだけ彼女が魅力的だったとも言えるのかな?マラソンランナーだったんだけれど、走るのを辞めて、カフェのオーナーになった・・・という設定がありました。人の痛みがわかる優しさは、そこからも感じられました。レスリーというよりも、トニー・レオンなんじゃないのかしら?

レイチェル・ワイズの元奥さんは、なんか勝手でわがままな言い分だったんですが、わかるような共感できるような気もして。。。
「ただ、私のことを放してほしかった。でも、こうして絆が切れると、たまらなく心が痛むの。」
酷いんだけど、こんなふうに上手くいかない関係ってあるんじゃないのかなーと。ノラと顔がちょっと似てて、未来のノラである可能性も感じさせたり。でも、エリザベスは彼女みたいにはならないでしょうけど。恋のこんな行く末もあるんだというところが示されてるような、苦いエピソードでした。「欲望の翼」のアンディ・ラウとマギー・チャンのその後のような感じもあったり。

ナタリー・ポートマンは「レオン」を観たばかりだったので、大きくなったなーと(笑)不良でキュートな賢い役柄が、ナタリーに合ってましたね。いろんな面を見せれる女優・・・と監督は絶賛です。

ハリウッド・スターを使い、違う言語で撮影したこの映画を、まさに最初の監督作品と見なしていると監督は語っていますが、それにしても、ウォン・カーウァイ作品には、演技派といわれる時代を代表するようなスターがキャスティングされてますよねー。香港時代も香港の大スターばかりが出演していたし。それだけ、監督や監督の映画は魅力的なんでしょうね。。。自分自身の引き出しを出し尽くさなければならない演出方法だから、俳優は挑戦しがいがあるのでしょうか?この映画にも、知的で美しい俳優ばかり出演してますね〜。ノラ以外の俳優は、みんなアカデミー賞受賞かノミネートしてる人ばかりです。

短い撮影期間で、まずは欧米へのデヴュー作として挑んだこの映画の次は?ニコール・キッドマン主演で上海を舞台にした大人の映画を撮影予定のようですが、ニコール妊娠してしまったし・・・。よく企画が流れたり、変更になる監督ですが、次回作はどうなるのでしょう?更なる進化を期待したいです。

映画観た後、ブルーベリーパイを買って帰ってしまいました^^;
クリームだらけの唇をなめるキスシーン、素敵でしたね。監督は嬉しそうに何回も撮影したそうです。
ふたりは大変だったみたい?!
ガーリームービーだったかも?男性受けは良くないかもしれないですが、そんな映画を作るウォン・カーウァイって・・・不思議。。。

トランシルヴァニア

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

昨年一番好きだった映画「愛より強く」!
その主演のビロル・ユーネルがアーシア・アルジェントと共演している「トランシルヴァニア」を観ました!

カルさんに「絶対かりおかさんが大好きな映画ですよ〜。」とゲスブにお知らせしていただきました。
知らない映画だったんですが、調べてみると、興味深く、とっても観たい映画となりました。

解説: 2006年カンヌ映画祭のクロージングを飾ったトニー・ガトリフ監督の最新作。愛する男を追ってトランシルヴァニアへやって来た女性が、真実の愛を求めてさすらう姿を描く。傷つき苦しみながら自らを再生していくヒロインに、監督としても活躍するアーシア・アルジェント。彼女を見守り、旅をともにする男を『愛より強く』のビロル・ユーネルが熱演。トランシルヴァニアの民俗音楽を基に、監督が作ったオリジナル曲が、ドラマを情熱的に彩る。(シネマトゥデイ) 

あらすじ: 突然、姿を消した恋人を見つけるために、ジンガリナ(アーシア・アルジェント)は彼の故郷トランシルヴァニアへと旅立つ。恋人と再会を果たすものの、彼には愛情のかけらさえ残っていなかった。妊娠していることも告げられず、悲嘆に暮れてあてもなくさすらう彼女の前に、謎めいた男チャンガロ(ビロル・ユーネル)が現れる。(シネマトゥデイ) 

わ〜!!!とっても好きな映画でした〜。

ビロルの登場シーンで、ドキーン!かっこいい。。。ビロル好きなんだわーと再確認(笑)
うさんくさいおっさんなんだけど、ワイルドなのに優しさと繊細さがあって、生活力もあるし、一緒に放浪してもいいよ〜ビロル!な〜んて思ってしまいました^_^;心に深い傷があるんじゃないかな?と思わせるようなところもあり。。。一切、この人物の背景は語られないんですが、ドイツ語の歌を歌ってるところから、ドイツから来たのかしら?と思わされ、これは「愛より強く」のその後の物語なのか・・・と錯覚してしまうほどでした。

そのビロルよりも更に強烈なアーシア・アルジェント。フランスから親友のマリーとミュージシャンの彼氏を探しに来たときは、普通に綺麗なお姉さんみたいに見えましたが、彼氏に邪険にされ、自暴自棄になってからは、なかなかの感じ。絶望して、彷徨い、踊り狂い、お皿を割り続け(お店の人、注意もせず淡々と割れた破片を片付けるのみ。びっくり。)フランスに一緒に帰ろうというマリーが離れた隙に、ロマの少女とトランシルヴァニアを放浪し始めるのです。マリーはとても美しい人で、普通ではできないくらいジンガリナに親身になって、たぶん同性愛的な感情をジンガリナに持っていて、共にフランスで暮らそうと思っていたみたいなんですが、置いていかれてしまうのです。取り残されたマリーが可哀想でした。彼に捨てられても「何故惹かれる・・・。」と、つぶやき、トランシルヴァニアという土地に魅了されて、姿を消したジンガリナ。結局、ジンガリナもどういう背景を持った女性なのかは語られないまま。

チャンガロ(ビロル)は、フランスから来たばかりのジンガリナ(アーシア)に一目ぼれしていて、「愛を探しにここに来た。」と言って、手の平の刺青の目を見せたジンガリナに強烈な印象を持ってました。
車から、ロマの女の子を連れ歩くジンガリナを発見。「これが愛!?」と大笑い。

一緒に車で市場に行くと、ひとりでストリートで生きてきたロマの女の子は、ジンガリナを置いて逃げ出します。「失いたくない!」と絶叫するジンガリナ。チャンガロは無理やり車に乗せる。暴れるジンガリナ。森に逃げ込み、絶望して暴れ狂う。「命を粗末にするな!」とチャンガロ。気絶したジンガリナを友人の家に連れて帰り、落ち着かせるためにジンガリナに悪魔祓いの儀式を受けさせます。

白い牛乳を頭から被る儀式を終え、すっかり悪魔が取れたようなジンガリナは、ロマの女の服を着て、チャンガロとともに、行商の旅に。恋を失って、絶望で自暴自棄になっていても、とても逞しいアーシア・アルジェントでした。ここから、この土地の女性であるかのように、旅が始まるのですが、本当に生命力に満ち溢れていて、見ていて、刹那的というよりも、自己再生能力の高さを感じ、こちらまで元気になってくるみたいでした。お風呂も入らず、ボロボロなんだけれど、お腹も大きくなってくるんだけれど、ビロルと馬が合うというか、なんというか、自転車をこいだり、ボクシングをしてみたり、寝るのは車中、寒いのにキャンプのような生活にすっかり馴染んで。。。車のボンネットでチャンガロが叩き潰したタマネギとトマトの料理、電線から電気を貰って点けた野外のシャンデリアも、私は好きでした。

周囲には、常にジプシー音楽が。この音楽は、ロマの血をひく監督が作曲したものを地元のミュージシャンに演奏してもらってるそう。この地域の人々は常に楽器を弾き、歌い、踊り、暮らしているのです。

トランシルヴァニアとは、ルーマニアのカルパチア山脈に囲まれた「深い森」の地域、今はルーマニアの領土だが、ルーマニア人、ハンガリー人、ドイツ人、アルメニア人、ユダヤ人が住みつき多民族が共生する西ルーマニア地方のこと。領土問題で紛争もありましたが、多くの文化が存在することで、集落ごとに特色ある民族衣装や祭りに出会うことが出来る、民族色豊かな土地。放浪する民、ロマの人々も多く存在する土地でもあるのです。映画の中でも、様々な民族、風習、祭り、音楽に主人公たちは出会っています。

ロマさながらに変貌していく逞しいジンガリナ、引きずっていた心の傷をジンガリナと関わることで癒していくかにも見えるチャンガロ。

絶望よりも、強い生命力を感じた映画でした。

観ている最中は、どういうつもりだろう?どういった人たちなんだろう?とも思っていましたが、観終わると、絶え間なく流れていたジプシー音楽にトランス状態になり、再びその世界に浸りたいと思わされてしまいました。生まれ変わりがあるなら、私はロマだったのかも・・・と、思うくらい嵌った!でも、実際は、こんなに生命力がなく、すぐ寒く放浪する生活に嫌気がさす私かもしれませんが(笑)力強いふたりだった〜。。。

アーシアのお腹の天使の刺青と、手の平の目の刺青は、アーシア自身のものらしいです!

予告篇。観てるとまた観たくなってくる・・・。音楽も素晴らしいです!



.
かりおか
かりおか
女性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

ブログバナー

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
検索 検索

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン
ふるさと納税サイト『さとふる』
お米、お肉などの好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事