kariokaの「極楽鳥シネマ」

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ルド&クルシ

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メキシコ出身の世界的映画監督、アルフォンソ・キュアロン、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、ギレルモ・デル・トロの3人が立ち上げた製作会社の第1回作品として、本国メキシコで大ヒットを飛ばしたコメディ・ドラマ。主演は出世作となった「天国の口、終りの楽園。」以来の共演となるガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナ。監督はアルフォンソ・キュアロンの弟でこれが長編デビューのカルロス・キュアロン。

メキシコの片田舎のバナナ園で働くお気楽兄弟ベトとタト。地元の草サッカーでゴールキーパーとストライカーとして活躍していた2人は、スカウトの目に留まり、PK対決に勝ったタトはメキシコシティに招かれ、プロチームへの入団を果たす。一方のベトも、キーパーに欠員の出た別チームに入団する。やがて2人はそれぞれのチームで活躍、スター選手へとのし上がっていく。あっという間に栄光を手にした兄弟だったが、タトは女で、ベトはギャンブルでつまずき、一気に転落してしまう。(allcinema ONLINEより)

「ルド&クルシ」鑑賞。

「天国の口、終りの楽園」コンビのガエルとディエゴなので本当は映画館で観たかった〜。

久し振りに観たふたりは、やはり可愛い!

ガエルは常識からずれてる猪突猛進型の役が多く、ディエゴは繊細なところがある役柄を選ぶって思ってたけど、これはどうかな?そうかな???違うかな?お馬鹿兄弟、微笑ましいような呆れるようなw

スカウトのおじさんが、サッカーチームに連れてきたときに同じようなことを注意点として話すんだけど、ふたりの反応が、性格の違いによって違ってて、そこのシーンは面白かったです。

兄のベト(ディエゴ)はルド(タフな乱暴者)っていうあだ名。カッカッしやすい。賭け事にのめりこむっていう感覚がわからないけれど、賭け事好きな人にはやめられないんだろうなーという感じがよく出てました。

弟のベト(ガエル)はクルシ(うぬぼれ屋)っていうあだ名。サッカーの才能があるのに、あんまり上手じゃない歌で成功したいっていうのもトボケてる。そして、美人の恋人にのめりこみ過ぎて、益々本業であるところのサッカーが疎かに。(サッカーシーンは直接は見せないのが、サッカーに目が肥えてるメキシコの観客に納得させるようになってたようで面白かった。)

この映画、メキシコで大ヒットしたらしい。いかにもなラテン系映画?メキシコの人が共感する要素が多いんでしょうね。面白いです。

この兄弟は、貧乏でも金持ちでも成功しても失敗しても、その態度は変わらない。チャンスをつかんだから更なる高みへとか、上昇志向とか、考えてないし、ガツガツしてない。なるようになる?お馬鹿でどうしようもないと思ってしまうけど、なんだかその明るさに感心しました♪

そして、お互いになんだかんだありながらも、兄弟思いだし、母親思いでしたね。

結末はかなりしょっぱい。でも、無駄に凹まないふたりがいい!人生は続いていくんだもんね〜。「天国の口、終わりの楽園」の大人になってしまったというラストより良かったかも?いつまでも変わらないふたりだったのでした。

製作陣が豪華ですが、気負わないで観れる楽しい映画ですよ。

妙に頭から離れなくなるガエルの歌!!!あらら〜。。。

プリシラ

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夏バテでレンタルしてDVDを観るのも億劫という、私にしては心身共に弱りすぎた夏だったのですが、何か元気がでる映画が観たい!!!と思って、以前からずっと観たかった「プリシラ」をレンタルしてきました。

面白かった!ドラッグ・クイーンの映画は、元気貰えますね♪

<ストーリー>
世代も生き方も違う3人のドラッグ・クイーン(女装のゲイ)。オーストラリアの砂漠の真ん中にあるリゾートでショウ出演をするために『プリシラ号』と命名されたバスで旅に出た。それぞれヘビーな問題を抱えた3人、毒舌の喧嘩が始まったり、遭難しそうになったりの大爆笑の珍道中。小さな町での偏見で、信じられないくらいひどい目に遭いながらボロボロになる彼等。でも決してめげることなく、3人は夢をひとつひとつ実現してゆく──。

<ポイント>
●1994年度アカデミー賞衣装デザイン賞受賞
●巷で熱いブームが再燃の80年代ディスコ・ミュージック! アバ、ビレッジ・ピープルなどの大ヒット曲が満載!
●「コレクター」の名優テレンス・スタンプ、「ロード・オブ・ザ・リング」のヒューゴ・ウィーヴィング、「メメント」のガイ・ピアースらが華麗なるオカマ姿に! 笑いと涙の感動、傑作エンターテイメント! (Amazonより)

オーストラリアの何もない広大な大地を、バスで旅するロード・ムービーというところも良かった。
その何もない砂漠のような風景と、物凄い衣装とメイクの彼らのコントラストに、目が覚めました!
本当に衣装は凄すぎ。どうやってこんなに派手な衣装を考えることが出来るの〜!!!と、呆れるくらい凄くて、でもとても楽しませてもらいました。田舎じゃ全く受けないのが、哀しいけど、それもまた面白かったです。

音楽もノリノリ、ダンスもノリノリ。たとえどんなに浮いていようが、不審に思われようが、したくてしてるから、そんなの関係ない!!!という、めげない強い心に勇気貰った〜。

この3人のキャラクターも面白かった☆

3人の男優は、他の映画でも観てましたので、この変身ぶりには驚きました!

一番年長のテレンス・スタンプは、優雅だった〜。素敵なおかまさんで、この映画の格が上がったというか、上品さが増した(上の写真観ると?でしょうが、ホントに上品だった。)と思いました。

ガイ・ピアーズには一番驚いたし、この中で一番好きなキャラでした♪
凄い毒舌でうるさくて、ああいえばこういうという、なんでも冗談みたいにして悪ふざけが過ぎる。
凄く嫌な目にあっても、強い、強い、平気じゃないかもしれないけど、平気!って元気。
ガイ・ピアーズは巧いよねー。「メメント」や「LAコンフィデンシャル」と同じ人とは思えなかった。

ヒューゴ・ウィーヴィングは、「マトリックス」のエージェントスミスだったんですね!
衣装とメイクをつけると、ごっついので一番迫力ありましたが(笑)、調和を重んじるいい人で、優しい感じがいつもと違って良かったです。

映像もヴィジュアル的にも、好きだった〜。
バスの上で、衣装を風になびかせて歌い踊るのも、観てるだけで気持ちが晴れやかになりました☆

オススメです♪

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「モーターサイクル・ダイアリーズ」のDVDを購入した時についてきた、このメイキング映画である「トラベリング・ウィズ・ゲバラ」を鑑賞。ずっと観たいと思っていたのに、またまた購入すると安心してしまい、棚に置いたままになってました^_^;もうすぐ「チェ」が公開されるのと、「ブラインドネス」での極悪ガエルがちょっとショックだったので(ヘタレなファンですみません。。。)棚から下ろして鑑賞しました。爽やかだった☆

革命運動に身を投じる前の若きゲバラと親友アルベルトの南米大陸を巡る旅を描いた「モーターサイクル・ダイアリーズ」の撮影風景を記録したメイキング・ドキュメンタリー。

「モーターサイクル・ダイアリーズ」の原作者で82歳になってもなお健在であるゲバラの親友アルベルト・グラナード。彼はその作品の製作にあたり、人生の転機となった52年前のゲバラとの旅路を、撮影クルーに同行しながら再び6ヶ月に渡り辿っていった。そして過酷な本編の撮影を間近で見守りつつ、出演者やスタッフへ的確に助言し、また、蘇ってきた当時の思い出や知られざるゲバラの素顔を語っていく…。(allcinema ONLINEより)

アルベルト・グラナード本人が、52年前と同じ道程で撮影されていく「モーターサイクル・ダイアリーズ」の撮影隊とともに、当時の様子を語ったり、アドバイスしながら旅していくドキュメンタリーなのですが、映画のキャラクターどおりに、年を重ねても、フランクで明るいいい人なので、監督やガエルやアルベルト役のロドリゴ・デ・ラ・セルナを始めスタッフ全員に信頼され、愛されている様子がよくわかり、とても微笑ましかったです。上の写真のアルベルトと主演の二人のスリーショット、いい感じですよね〜。二人とも、アルベルトを尊敬していて大好きな様子でした。敬語を使ったロドリゴに「敬語を使わないで。」って言ったアルベルト。ガエルに「ゲバラの真似をするんじゃなくて、自分らしく演じればいいんじゃないかな?」と助言するなど、本当に気さくで優しい人でした♪

「不可能を夢見る癖がある。」「自分が夢見た以上のことが実現できた。」「人生よありがとう。多くのものをくれた人生よ。」と語るアルベルトは本当に素敵な人でした。
ゲバラとの友情を大切にし、よびよせられたキューバに国立の医大を作り、医学の道で貢献し続けた彼も南米で多くの人に尊敬され愛され続けています。

「モーターサイクル・ダイアリーズ」は、本当に実際の旅の出来事を忠実に作ってあったようで、アルベルト自身がこんなに再現できるなんて!と感激するほどでした。ウォーター・サレス監督(なかなかの好青年なんですね〜。)が、ゲバラの著書を読んで感激したそうで、エルネストという青年がチェになる片鱗を見せている部分も含め、忠実に映画化したそうです。綺麗にまとまってるなーと最初観た時は思ったけれど、この「モーターサイクル・ダイアリーズ」は、エルネストとアルベルトという大きな夢と理想を抱き、実現していく力を持った素晴らしい若者たちの純粋な心を描いていたので、そう感じたんだろうと、このドキュメンタリーを見て思いました。

全編に渡って、様々な歌が流れているのですが、その歌のほとんどがゲバラを讃え尊敬して作られた歌で、彼がどれほど南米の人々に愛されているのかをそこでも知ることができました。

お世話になった博士のうちで、食事の世話などをしてくれた女性のインタビューなどもあり、アルベルトは陽気でふざけてばかりだったけれど、エルネストは真面目だった、理想を追い求めすぎて食事も満足にできない生活をしていた時期もあって、手紙を貰っていたが、心配だった・・・と語っています。自分の幸せよりも、人民の幸せを考え、質素な暮らしを続けたゲバラ。何よりも、差別される人々、貧困にあえぐ人々の幸せを願ったゲバラ。どこかの国の政治屋さんに見てもらいたいドキュメンタリーでした。

ガエルのインタビューもありましたが、彼は共産主義の両親のもとで育っていて、ゲバラからの影響ははかりしれないほど大きいと語っています。彼の映画出演作品を選ぶスタンスは、自分が南米の人間だということをとても意識したところにあると思っていましたが、彼の信念は小さい頃から周囲の環境によっても作られてきたものだったんでしょうね。

最後にゲバラの有名な演説が、ゲバラ本人の声で入っています。
チェ・ゲバラを私が知ったのは、NHKのドキュメンタリーで観たのが最初でしたが、それを観た時にすっかり魅了されてしまうような魅力ある人物でした。革命家として、違う立場からは批判もあるのでしょうが、理想を諦めなかったチェ・ゲバラについて、もっと知りたくなりました。

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ブラインドネス

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11月末に映画館で「ブラインドネス」を観賞しました。

「ナイロビの蜂」のフェルナンド・メイレレス監督が、ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説『白の闇』を国際色豊かなキャスト陣で描いたパニック・サスペンス。ある日突然失明する謎の病気が感染症のように世界中に蔓延していく中、隔離施設に閉じ込められた発症者たちが極限状況で露わにしていく様々な人間の本性を寓話的に描き出す。主演は「エデンより彼方に」のジュリアン・ムーア。日本からも「CASSHERN」の伊勢谷友介と「寝ずの番」の木村佳乃が参加。

ある日、車を運転していた日本人の男が突然視力を失い、目の前が真っ白になる事態に見舞われる。しかし、彼を診た医者によれば、眼球に異常はなく原因は不明だった。その後、同様の患者が各地で続出、混乱が広がっていく。感染症の疑いが濃厚となり、政府は緊急隔離政策を発動し、発症者を片っ端からかつて精神病院だった隔離病棟へと強制収容していく。最初の患者を診た医者もやはり失明し、隔離病棟送りとなるが、その際、医者の妻は自分も失明したフリをして夫に付き添うのだった。彼女だけは、なぜか失明を免れていたのだ。こうしてただ一人、目が見えていながら隔離病棟内に入り込んだ医者の妻は、やがて想像を絶する惨状を目の当たりにするのだが…。(allcinema ONLINEより)

観ている間は、どうなってしまうんだろう?とハラハラしながら観ていましたが、視力が突然なくなり、介助してくれる人もいない状況は、不安で怖ろしいことだと、自分におきかえて観てしまいました。
観ていて、妙にリアルで、いつ自分の周囲でこういうことが起こってもおかしくない世界にいるのかもしれないと思ったり。ただ、たとえこのような事態になっても、人は助け合って生きていくものなのだと思っていたい気持ちもあるので、観ていて辛かったです。

たとえば、この目医者さんは、一生懸命みんなのことを考えて、極限の状況にあっても、よりよく暮らしていこうと考えて行動しているのに、そういう人もいれば、大事な食料を銃の力で独占し、酷い要求をつきつける独裁者きどりの人間も出てきたりもする。同じ状況におかれても、人はこんなにも違ってしまうのかと、やりきれない気持ちになりました。作ったお話ではなくても、世界でこういった理不尽なことは常に行われているわけです。そんな中で自分や大切な人が生き延びていくのはどうしたらいいのか。従うべきか、戦うべきか。何も見えなくなった分、人の心の部分がクローズアップされて描かれていたように思えました。

だから、そんな状況だったからこそ、心の繋がりが大切になっていたのでしょうね。目医者の夫婦は、日常的にも信頼しあって暮らしていた様子が描かれていました。ご主人のお世話をこまめに焼いてきた妻。このお医者さん、とってもいい人だったからこそだと思いますが、以前からお互いがとても大事な存在だったと思わされました。日本人の夫婦も、最近の暮らしでは、すれ違っていたのかもしれないけれど、いろんなものがなくなってしまって、出会いの頃のお互いを思う気持ちを思い出して一緒にいることができたのは、この凄惨な物語の中での救いでした。

人種や見た目やステイタスは関係なく、人としての心根が極限状況でのあり方に影響していました。でも、大事な人を守るためには、悪にもなれるところも描かれて(たとえば、スーパーマーケットでの医者の妻)ただただ理想を描いただけでないところが、凄いと思いました。

ただ一人、見えるという役柄のジュリアン・ムーア、熱演でしたね。目が見えるといったって、相手は銃を持っているのだから、生きていくには慎重にもなるでしょう。みんなの面倒を見て、目が見えることを告白しようかと思って葛藤するようないい人でも、慎重になるだろうと思いました。
マーク・ラファロは、本当に人を救いたい気持ちを持った、根っからのお医者様にぴったりの優しさでした。自分に力がないことを辛く思って、でも、みんなのことを妻のことを考えて。
ただこういう立派な人に、コンプレックスを持ち、憎む人物も出てきてしまうんですね。その人物をガエルくんが演じて・・・。「第三病棟の王」だって。いままで演じた中でも極悪な役柄でした。うーーーん、ショックだけど、こういう役柄、演じがいがあるんだろうなー。。。

日本人夫婦の伊勢谷と木村佳乃は、出演シーンが思った以上に多くて、生き延びていくための小さなグループの一員にも加わって、頑張ってました。(でも、英語は良さそうだったけれど、日本語の台詞だと、なんであんなにくだけちゃってたのかな?)

娼婦と少年の親子のような優しい繋がり、黒人の老人がイラついた人々の心を癒すためにラジオで音楽を聴かせる優しさ・・・ほとんど酷い状況が描かれてる映画でしたが、少しだけそういったところも描かれていたのが、後で考えるとほっとできました。

ラストは、あれっ?!と思いましたが、心だけを見つめた自分たちが、次はどうなっていくのか、再生できるのかというところを残していました。

原作の「白い闇」では、この状況が、どんなふうに描かれているのか興味が出てきたので、できたら読んでみたいです。

この状況から、アメリカのサバイバルドラマ「LOST」(お医者様、韓国人夫婦、銃を持って食料を独占する人も出てくる。テレビドラマなので、ソフトで緩めですが。)をちょっと思い出しました。人間の醜い面を描いたという点で、ラース・フォン・トリアーの「ドッグビル」も。

観終わってから随分たってからの記事UPになってしまいましたが、それだけショックも大きかったのかもしれないです。

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ざくろの色

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随分前ですが、セルゲイ・パラジャーノフ監督の映画祭が開催された時に、この「ざくろの色」の紹介記事や写真を観て、是非観てみたい!と私は思っていたのですが、レンタルにはなく、ずっと観ることができなかったんです。なんとか「アシク・ケリブ」「スラム砦の伝説」はレンタルで観ることができて、いよいよ「ざくろの色」!と思ってもレンタルには見つからず・・・。とうとうDVDを購入してしまいました。

しかし、購入するとそれで安心しちゃって、長い間観ないで棚に置いてしまって^_^;
ここのところ、展覧会などを観て、美しい絵画を観賞するように観ることができるというこの「ざくろの色」を思い出し、早速観賞しました。

いやーーー、購入して良かったです♪素晴らしいです、この映像美。とっても好みの映画でした。
私にとって、YAHOOのMYムービーのお気に入り映画に入れてもいいような素晴らしい映画になりました。何度でも観賞したい作品です。

この時代にこれだけの凝った美術、シュールな表現、凄いですね。民族的な風合いも強く、そういったものが大好きな私には堪りませんでした。あのたくさんのタペストリーも美しく。ざくろの色の鮮烈さ、黒白赤の衣装のコントラスト、鶏や孔雀や羊などの生き物たち、神や天使への儀式の様子、詩人の言葉、詩人の見た夢。。。

元々演劇的なものが大好きなので、演劇の舞台のような、無言劇のパフォーマンスのような、でもかなりの装飾性の美術と美しい人物や映像がその分多くを語っているこの映画に、私は酔うことができました。

詩人の一生が描かれているのですが、その詩人役の子供も可愛いし、青年時代の彼も子供と良く似た雰囲気の美貌・・・と思っていたら、彼は女優さんだったんですね!宝塚の男役スターみたいに美しくかっこいいですね〜。男装の麗人です。そして、その青年詩人が恋する女王役も彼女が演じて美しい!自分に似た美貌の女性に恋するなんて、随分ナルシストですが^_^;そのナルシスト振りもなんだか魅惑的に思えてくるのは、一人二役の彼女が素敵だから。。。二役どころか、実は尼僧、天使、パントマイマーも彼女、ソフィコ・チアウレリが演じているんですね!

ひとつの素敵な展覧会を観終えたような充実感を、この映画を観て感じることができました。


18世紀アルメニアの詩人サヤト・ノヴァの生涯にオマージュを捧げた美しい映像詩。愛と才に溢れた詩人の生涯を宮廷や修道院を舞台に描く。そこに映し出される人々の情熱や感情を、台詞のほとんどない映像言語で描いている。それは豊かな詩であり、舞踏であり、そして全編動く絵画である。絢爛な美術品のような美しさを放ち、また神秘的で謎めいた儀式性と様式美に彩られている本作は、他のどれとも違っており、映画史上でも特別に例外的なポテンシャルを持つ傑作である。(公式より)

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 第一章 詩人の幼年時代
 雷雨に濡れた膨大な書物を干して乾かす日常の風景。幼いサヤト・ノヴァの、書物への愛の芽生え。

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 第二章 詩人の青年時代
 宮廷詩人となったサヤト・ノヴァは王妃と恋をする。彼は琴の才に秀で、愛の詩を捧げる。

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 第三章 王の館
 王は狩りに出掛け、神に祈りが捧げられる。王妃との悲恋は、詩人を死の予感で満たす。

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 第四章 修道院
 詩人は修道院に幽閉された。そこにあるのは婚礼の喜び、宴の聖歌、そしてカザロス大司教の崩御の悲しみ。

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 第五章 詩人の夢
 夢のなかにはすべての過去がある。幼い詩人、両親、王妃がいる。

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 第六章 詩人の老年時代
 彼の眼差しは涙に閉ざされ、理性は熱に侵された。心傷つき、彼は寺院を去る。

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 第七章 死の天使との出会い
 死神が詩人の胸を血で汚す、それともそれはざくろの汁か。

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 第八章 詩人の死
 詩人は死に、彼方へと続く一本の道を手探りで進む。だが肉体は滅びても、その詩才は不滅なのだ。


この「ざくろの色」の元フィルムの「サヤト・ノヴァ」が製作されて、パラジャーノフの自由な表現に危険性をみた当局によって、いいがかりのような罪状で5年の懲役刑を言い渡され、映画製作が全く出来なくなったパラジャーノフでしたが、フェデリコ・フェリーニ、ロベルト・ロッセリーニ、ルキノ・ヴィスコンティ、フランソワ・トリュフォー、ジャン=リュック・ゴダールといったヨーロッパ中の映画人が抗議運動を展開して、刑期一年前に釈放されました。

そして、上映禁止されていた「サヤト・ノヴァ」のフィルムを集めて、再編集されたのがこの「ざくろの色」だそうです。

彼の頭の中の自由な表現までは取り締まりきれなかった!

彼の中には、こんなにも絢爛豪華な世界が溢れそうになっていたのでしょうね。
それを映像にして私たちに見せてくれたパラジャーノフ監督に感謝したくなりました☆

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