kariokaの「極楽鳥シネマ」

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アメリカ映画

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イーストウッド監督作品は、「ミスティック・リバー」や「ミリオンダラー・ベイビー」は、どちらかというと苦手な映画でした。。。しかし、敵国だった日本側からも第2次世界大戦を描いた「硫黄島からの手紙」と、アメリカ側から描いた「父親たちの星条旗」で、まだ生きられた同じような若者たちの命が、両国ともたくさん犠牲になったということを公平にリアルに描いていて、イーストウッド監督を尊敬しました。もっとイーストウッド作品を観てみたいと思うようになりました。

そして、昨年の「チェンジリング」「グラン・トリノ」と、ますます素晴らしい作品を発表し続けるイーストウッド監督。凄いです。

そして、今年の新作は、なんとネルソン・マンデラを描いたとのこと。

ここのところ、イーストウッド作品に感動し続けていたので、映画館で鑑賞しました。

「チェンジリング」「グラン・トリノ」の巨匠クリント・イーストウッド監督が、アパルトヘイト(人種隔離政策)後の南アフリカで開催されたラグビーワールドカップを巡る感動の実話を映画化したヒューマン・ドラマ。アパルトヘイト撤廃後も人種間対立が残る中、国民が一つにまとまる大きな転機となった自国開催のラグビーW杯での奇跡の初優勝までの道のりを、ネルソン・マンデラ大統領と代表チーム・キャプテンを務めたフランソワ・ピナール選手との間に芽生える絆を軸に描き出す。主演はモーガン・フリーマンとマット・デイモン。

1990年、アパルトヘイトに反対し27年間も投獄されていたネルソン・マンデラがついに釈放される。そして1994年、初めて全国民が参加した総選挙が実施され、ネルソン・マンデラは南アフリカ初の黒人大統領に就任する。しかしアパルトヘイト撤廃後も、白人と黒人の人種対立と経済格差は依然として解消されず、国家はいまだ分断状態にあった。マンデラ大統領にとって国民の統合こそが悲願であり、自ら寛容の精神で範を示し、国民に和解と融和を呼びかける。そして、翌95年に南アフリカで初開催されるラグビーW杯を国民融和の絶好のチャンスと捉える。彼は、長らく国際試合から閉め出され弱小化していた代表チームのキャプテン、フランソワを官邸に招き、国を一つにまとめるためにW杯での優勝が欠かせないと訴えかける。戸惑いつつも、大統領の不屈の信念に心打たれたフランソワは、やがて誰もが不可能と考えた優勝目指してチームを引っ張っていくのだが…。(allcinema ONLINEより)

題材がラグビーだそうで、私自身あまり興味がないスポーツなので、自分にはどうかなーなんて観始めたときは思っていたのですが、もう、もう、ラストの試合に近づくにつれ、映画の中に入り込んでしまって、自分が南アフリカの国民のひとりにでもなってしまったかのように、ラストは感激と感動でいっぱいになってしまいました!!!

イーストウッド監督の映画の撮り方が上手いんだと思いますが、試合も凄い臨場感で、もう、夢中になって観てしまって、最後はやはり号泣させられてしまって^^;(なんと単純な自分。。。)

この話は実話だったんですね〜。

凄いです。ネルソン・マンデラ、素晴らしい人ですね!

27年間も狭い独房に投獄され、強制労働を強いられ・・・解放されたら、そんな目にあわせた白人を憎むんじゃないかと思いますが、彼は赦すのです!

自分を警護するスタッフにも白人を多く採用して、黒人と白人を同じ仕事への責任感で結びつけ、団結させる。自ら手本となり、白人と黒人を和解させる。憎しみからは何も生まれないと語り、この国をひとつにしようと、白人のスポーツであったラグビーを、自国の誇りとして全国民に愛されるスポーツへと、ラグビーワールドカップの自国開催での優勝を目標にして、国をひとつにしていくのです。

分裂してしまっていた国が、ひとつのスポーツをひとつの国として応援する。その感動で、白人も黒人も関係なく喜んでいる姿は素晴らしかったです。

南アフリカのラグビーチームは、当時は、ワールドカップで優勝なんて無理・・・と言われていたチームだったのに、マンデラはキャプテンのフランソワをお茶に招き、自分の考えを伝えます。

「限界を越えるにはどうすればいいと思う?」とフランソワに質問。フランソワは大統領がワールドカップ優勝を自分たちに望んでいるのだと悟るのです。

27年間も自由を奪われた人物が、なぜこのような寛容な気持ちを持つことができたのか?と思い、この実話をイーストウッドは映画化したそうです。

タイトルの「インビクタス」とは、征服されざるものという意味で、ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの詩の題名からつけたもの。この詩は、マンデラが獄中で心の支えにしていた詩で、「限界を越える力」をフランソワに示すために、この詩を書いた手紙を渡しました。

夜は私を覆いつくし 北極から南極まで地獄のような間 だが、私は神に感謝する 決して挫けない魂をくれたことに どうにもならない状況でも 私はひるみも泣きもしない 不運の棍棒で打たれ続け 血みどろの頭だが、誰にも下げはしない この怒りと涙の地を越えて 恐怖の影が迫り来る だが、何年費やしても 私を脅かすことはできない その門がいくら狭かろうと いくら激しく咎められようと 私はいつも私の運命の主人であり 私はいつも私の魂の指揮官なのだ

マンデラ役のモーガン・フリーマンは、実際にマンデラと親交があり、自分が映画になるならモーガン・フリーマンに演じて欲しいと、本人に言われていたこともあって、この映画でもマンデラそのもの。
ネルソン・マンデラの映画の話は、イーストウッドにモ−ガン・フリーマンから持ち込まれた話だったようですが、あまりにも波乱万丈の人生のため、この実話を知ったイーストウッドが、ラグビーチームとマンデラの関係に絞って描いたそうです。

主将役のマット・デイモンも、小柄なほうだと思うんですが、ラグビーの主将ということで、かなり身体作りをして映画に臨んだそう。ラガーマンの体形でした!
マンデラの言葉に心動かされ、リーダーシップを発揮し、勝利に導く人物を、落ち着いた情熱溢れる演技で見せて好演でした。

とってもいい映画でした!

日本の、いや全世界の若者にも、広く観てもらいたい映画だ!と思いました。

「限界を越えるまで頑張る」とか、なかなか思えないけれど、そういうことって本当に生きる上で大事なことなんでしょうね。そうしなければいけない時にできるって凄いことで、観てる側も勇気を貰える。
とても前向きな生きる力をもらえるような素晴らしい感動作でした☆イーストウッド監督、ありがとう!

アフリカの民族音楽と融合したような映画の音楽も、またいいんですよー♪
エンディングの「惑星」(日本だと平原綾香の「ジュピター」ですね。)の歌も良かったです。

ラブリー・ボーン

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ピーター・ジャクソンの新作「ラブリー・ボーン」を映画館で鑑賞。

ピーター・ジャクソンの「乙女の祈り」は、私のベストムービーに入る映画です。
この「ラブリー・ボーン」も少女が主人公ということで、映画館で観たいと思っていました。

しかし、この可愛い少女が殺されてしまう内容だと知り、映画館に行くのを躊躇してました。
この映画、冷静には観れないかも。。。動揺してしまうんじゃないかと・・・。

でも、映画館で鑑賞してみました。。。もうこの少女、スージー・サーモンがとっても可愛くて可愛くて、この子が殺されてしまうんだと思うと、最初から涙が。。。ただ、監督のピーター・ジャクソンは演じるシアーシャ・ローナンのことも考えて、残酷な殺害シーンは映画では見せませんでした。原作小説だとリアルに描かれているそうですが、映画でそれを表現すると感覚的に膨大なものになり、殺人についての映画になってしまうから、そこはリアルには描かなかったそうです。この映画は殺人の映画ではなくて、死後の不思議な世界にいる彼女の話、そして愛についての話だったから・・・と。

アリス・シーボルドの同名ベストセラーを「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソン監督が映画化した異色のファンタジー・ドラマ。わずか14歳で残忍なレイプ殺人犯の犠牲となり天国へと旅立った少女が、崩壊していく家族に魂を寄り添わせ、その再生を見守る中で自らも悲劇を乗り越えていく姿を、優しい眼差しでファンタジックかつサスペンスフルに綴る。出演は、14歳のヒロインに「つぐない」のシアーシャ・ローナン、その両親にマーク・ウォールバーグとレイチェル・ワイズ。また、「ターミナル」「Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?」のスタンリー・トゥッチが憎々しい犯人を好演。

優しい両親とかわいい妹弟に囲まれ、楽しく幸せな毎日を送っていた14歳の少女、スージー・サーモン。初恋の予感に胸をときめかせていたある冬の日、彼女は近所の男に無慈悲に殺されてしまう。最初は自分が死んだことにも気づかなかったスージーだが、やがて天国の入り口に辿り着く。そんな中、犯人は警察の捜査を切り抜け、平然と日常生活を送っている。一方、愛する娘を失った家族は深い悲しみに暮れていた。やがて、父親は残された家族を顧みず犯人探しに妄執し、自責の念に苛まれていた母親はそんな夫に耐えられずに、ついに家を出てしまう。バラバラになっていく家族を、ただ見守ることしかできないスージーだったが…。(allcinema ONLINEより)

殺害された後に、彼女が居た現実世界との境目の美しい世界。。。最初に観た時は、まさかの丹波哲郎の「大霊界」ですか???とちょっと思ってしまったのですが、でも、あんなふうに、まだ小さいのに残酷に命を絶たれてしまった女の子が、その後にあんなに美しい世界に居ることが出来て、そこで楽しくイマジネーションの中で遊んでいる・・・と想像することができれば、残された人たちも気持ちが少しだけかもしれないけれど、安らかにいることができるのかもしれない。それならば、そういうことならば、このような世界もありなのかもしれない・・・と観ているうちに思えました。

この世界、ピーター・ジャクソンらしい想像の世界で、とても綺麗で可愛くて、少女の感性で作られた世界でした。「乙女の祈り」の想像世界の凄さに通じるところもありました。
ピーター・ジャクソンはおじさんなのに、少女の気持ちがわかるんですね〜。。。

スージー・サーモンは本当に可愛くて、邪気がなくて、とってもいい子。こういう子供が家にいると、家の中が明るく楽しくなって・・・未知の才能を伸ばすことに自分で夢中になり、初めての恋にときめき始めたばかり、家族想いでみんなと仲良し。そんな子が急にいなくなってしまうなんて、この家族にとって、本当に酷いことでした。

スージーはただ見守ることしかできないんだけれど、父が、大切にしていたボトルシップを、娘がいなくなった悲しみのあまりに粉々にしてしまうことに心を痛めながらみつめていて、逆に考えると、そうすることは彼女は望んでいなくて哀しがっているんじゃないかと思えて、そんなに粉々にするのはやめて!って、彼女とともに叫びたくなってしまいました。

事件直後は、僕が君たちを守らなければならないと言っていた父も、いなくなった娘を思うあまりに近所中の男性を疑い始め、他の家族のことが目に入らなくなってしまいました。それを見た母は、状況に耐えられなくなり、残された子ども達二人を置いて、家を出てしまい、家族はバラバラに。家族は深く深く傷ついてしまって・・・。

そんな家族にも、しっかりものの妹や、無邪気な小さな弟、ちょっとイカレた感じがかっこいいおばあちゃんが、なんとか家族という形態を維持していこうと日々暮らしていて。。。少しずつ少しずつ、スージーの不在によるほころびを癒していくのです。スージーの部屋はそのままで、みんなの心の中にずっとスージーはいるけれど、毎日は確実に過ぎていき、人々は生活していくのですね。。。

スージー役のシアーシャ・ローナンは、瞳が真っ青で美しい。とっても可愛い子ですね。
だから、余計にこの酷い犯罪が憎く、この女の子が可哀想で可哀想で堪りませんでした。
素敵な恋も、もう少しだった・・・ラストのラブシーンは、彼女のためにあり、涙でした。。。

エンドロールが凄く長くて、終わりまでいたら、明るくなっての観客は私ひとりでした^^;
でも、涙だらけになった自分を落ち着かせるには、ちょうどいい長さだったかも。
音楽はブライアン・イーノです。

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チェンジリング

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イーストウッドの「グラン・トリノ」が良かったので、「チェンジリング」もDVD鑑賞。

子どもがいなくなってしまうという内容があまり観たくなくて、昨年はレンタルしませんでしたが、観てよかった!辛い内容だけれど、この映画で闘う母の姿を観て、勇気をもらえたような気もしました。

私も自分の子どもがどこかに行ってしまうような不安が子どもが小学生くらいの頃に多少あって、帰りが遅かったり、どこに行ったかわからなくなると心配でした。だから、もしこんな状況になってしまったら・・・と、考えるだけで怖ろしい。

更に、警察の捜査ミスを隠蔽するための、被害者である彼女への酷い仕打ちには、はらわた煮えくり返るほどの怒りでいっぱいになりました。訴えても訴えても通じない人々というのがいるというのが信じられないけれど、現実にはたくさんこういうことはあるのでしょうねー。イーストウッドのそういった理不尽さに対する怒りって、相当なものなのだなと思いました。

これが、実際にあった事件だということにとても驚きました。

そして、彼女が警察によって、精神病患者扱いされ、観ている側の怒りも頂点に!!!

でも、同じような境遇に理不尽ながら陥った女性に「言うべき時は言うべきことを言う!」「守るものはもうないから怖れるものはない!」「自分のケリは自分でつける」など、「グラン・トリノ」でも一貫してあったイーストウッド的生きる美学がここにもあって、酷い話なんだけれど、闘う彼女たちはかっこよかったです。

この役、アンジェリーナ・ジョリーは適役でしたね〜。母性あり、闘う力もあり・・・。
彼女の映画は、実は「17歳のカルテ」しか観てなかったけれど、やはり内側から出てくる演じるエネルギーが相当強烈なんだなーと感心しました。心の底から演じてる感じがしました。抑えた演技だったけれど、それがまたこの母親の苦しみと哀しみが際立ったような。。。

「チェンジリング」辛い話ですけれど、ただただ救われない話にはしないで、ほんの少しの光があったことに、イーストウッドの優しさと大きさが表れていたと思いました。

クリント・イーストウッド監督がアンジェリーナ・ジョリーを主演に迎えた感動のミステリー・ドラマ。1920年代のロサンゼルスで実際に起きた事件を映画化。5ヶ月の失踪ののち保護され帰ってきた幼い息子が別人だったことから、本物の我が子を取り戻すため、捜査ミスを犯した警察の非道な圧力に屈することなく真実を追及していくシングルマザーの長きに渡る孤独な闘いを綴る。

1928年、ロサンゼルス。シングルマザーのクリスティン・コリンズは、9歳の息子ウォルターを女手一つで育てる傍ら電話会社に勤め、せわしない日々を送っていた。そんな彼女はある日、休暇を返上してウォルターをひとり家に残したまま出勤する羽目に。やがて夕方、彼女が急いで帰宅すると、ウォルターは忽然と姿を消していた。警察に通報し、翌日から捜査が始まる一方、自らも懸命に息子の消息を探るクリスティン。しかし、有力な手掛かりが何一つ掴めず、非情で虚しい時間がただ過ぎていくばかり。それから5ヶ月後、ウォルターがイリノイ州で見つかったという朗報が入る。そして、ロス市警の大仰な演出によって報道陣も集まる中、再会の喜びを噛みしめながら列車で帰ってくる我が子を駅に出迎よりえるクリスティン。だが、列車から降りてきたのは、ウォルターとは別人の全く見知らぬ少年だった…。
(allcinema ONLINEより)

グラン・トリノ

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昨年の映画で、ベスト作品のナンバー1に上げる方が多かった「グラン・トリノ」をDVD鑑賞。

イーストウッドが、この作品で俳優は引退すると決めた作品だそうですが・・・・・・。

イーストウッド、かっこよすぎます!これで俳優引退とは・・・まるで勝ち逃げ状態です。。。

ベスト1というのもわかりました・・・イーストウッドの映画は、もう別格なんですね〜。
胸が熱くなりました。。。

「ミスティック・リバー」「ミリオンダラー・ベイビー」の巨匠クリント・イーストウッド監督が、自ら主演して世の中に怒れるガンコ老人を演じた感動の人生ドラマ。急速に様変わりしていく世間を嘆き、孤独に生きる人種差別主義者の偏屈老人が、ひょんなことから隣人のアジア系移民家族と思いがけず交流を深めていくさまを、哀愁の中にもユーモアを織り交ぜつつ端正な筆致で綴ってゆく。
 
長年一筋で勤め上げたフォードの工場を引退し、妻にも先立たれた孤独な老人ウォルト・コワルスキー。いまや、彼の暮らす住宅街に昔馴染みは一人もおらず、朝鮮戦争帰還兵の彼が嫌ってやまないアジア人をはじめ外国人であふれる通りを目にしては苦虫をかみつぶし、亡き妻に頼まれたと、しつこく懺悔を勧めてくる若造神父にも悪態をついては追い返す日々。自宅をきれいに手入れしながら、愛犬デイジーと72年製フォード車グラン・トリノを心の友に、お迎えが来るのをただじっと待つ退屈な余生を送っていた。そんなある日、彼が大切にする自慢の庭で、隣に住むモン族の気弱な少年タオと不良少年グループがもみ合っているのを目撃したウォルト。彼らを追い払おうとライフルを手にするが、結果的にタオを助けることに。タオの母親と姉がこれに感謝し、以来何かとお節介を焼き始める。最初は迷惑がるものの、次第に父親のいないタオのことを気に掛けるようになるウォルトだったが…。(allcinema ONLINEより)

主役の老人は、凄い毒舌で、人種差別してるような口調なんですが、他の白人の友人たちにも、お互いにイタ公とか、なんとか、言い合うのが挨拶代わりになっていて、ああいえば、こういうというのが日常。
いろんな人々が暮らしているアメリカでは、そこのところを見ないふりをするより、こういうふうに言い合ってたほうが、健全なのかもなーと思わされました。意外にも、この映画、それぞれの会話にユーモアがあって、面白いところが多分にありました。そこがまた、いままで観てきたイーストウッドの映画よりも更に良かったです。

この老人、なかなか毒舌だけれど、話す内容は真理を突いてて面白い。そして、家の壊れたところなどもなんでも自分で直せてしまう器用な人。こんな面白くて器用なかっこいい人だったら、父親だったらいいだろうなーとも思いましたが、自分の二人の息子たちとの関係は悪かったようで、何か疎まれてるよう。男らしく厳しく接しすぎたのか、なかなか人生上手くいかないものです。。。

でも、隣家のモン族の女の子とは、性質が似てたのか、毒舌どうし、話が合って、年齢も人種も越えて仲良くなりました。(彼女、キュートでしたね〜。)

彼女とは、彼女の弟のタオが、悪い従兄弟たちのグループに入るように、無理やり老人の大切にしている自動車「グラン・トリノ」を盗むように命じられ盗みに入り、それがみつかってしまったというのが、縁だったのです。

自分の車を盗もうとしたトロい奴、と弟のタオのことを見ていた老人でしたが、父親もなく、異国の地で人種差別にもあい、同じ民族の悪い仲間に付きまとわれ、学校にも行けず、仕事もないタオのことが気になりだします。タオは、元々性質のいい、優しく、頭のいい子だったので、なんとか自立できるように支援したくなるのです。

若い頃、朝鮮戦争で、彼はタオと同じくらいの若い敵の兵士を殺してしまったことを悔やんでいて、その兵士とタオを重ね合わせたところもあるのか、または打ち解けることが出来なかった二人の息子たちに伝えられなかったことを伝えたかったのか。。。いろんな思いがあったんでしょうね。

とてもいい姉弟、いい家族なのに、悪い奴らの嫌がらせは益々エスカレート。(しかし、あの地域は車に乗らないで歩いてると、何されるかわからない状態なんでしょうか?酷いですね。)怒った老人は、力には力で、と一人をぶちのめしますが、暴力は暴力を招き・・・。

このとき、「どうするの?どうするの?」って、ウォルト=イーストウッドを見ながら、ハラハラしましたが・・・彼がこの姉弟にしてあげたこと・・・・・・こうきたか〜って。ああ、こうきたのかって、胸がいっぱいになりました。思い出すとそのときの気持ちが蘇ってきます。こういうことかと・・・。

かっこよすぎるよ・・・イーストウッド。。。複雑なアメリカの人種問題、社会問題を描きながら、こんなにヒューマンな映画を作ったイーストウッドに、本当に参ってしまいました。生き様を見せてもらった!と思いました。

この映画のように、観るべき映画を作り続けるイーストウッドは、別格。凄いです。
これは、出来すぎてるようにも思えるけれど、でも、みんなが観るべき映画で、人としてどう生きるかっていうことを自ら演じて伝えているイーストウッドの俳優としての最後の姿、思い返すほどに、かっこよすぎて涙でてくるほどでした。

次回作は、そうですか、マンデラを描くんですかー。。。伝えたいことをはっきりとシンプルに力強く描ける素晴らしい監督。次の作品、次の作品と、伝えたいことがイーストウッドには溢れてくるようですね。凄い!

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タランティーノの新作「イングロリアス・バスターズ」を映画館で鑑賞。

ブロガーの皆さんが公開すぐに続々と記事UPをされていて、羨ましい〜と思ってましたが、やっと何週か遅れで鑑賞できました!

思っていたよりも、真面目に作られた映画でした。第2次世界大戦のナチが描かれているということで、あまり不謹慎なことや過剰すぎることはしてなかったです。タランティーノの良心なのかな。

でも、これはあくまで「フィクション」なんですね!びっくりしました!

第2次世界大戦の頃のことだから・・・って思ってすっかり油断してました・・・。
大体、ナチ狩りした「バスターズ」という設定から、フィクションですもんね〜・・・。
さすが、タランティーノ、虚構であるところの映画を、とことん愛してる人なんですね!

「パルプ・フィクション」「キル・ビル」のクエンティン・タランティーノ監督が復讐劇をテーマに描く痛快アクション・エンタテインメント大作。第二次大戦下のフランスを舞台に、ナチスに家族を殺されたユダヤ人女性と、情け容赦ないナチ狩りで恐れられるユダヤ系アメリカ人部隊“バスターズ”が繰り広げる壮絶かつ壮大な復讐の行方を、タランティーノならではの映画愛あふれる演出でスリリングに綴る。主演はブラッド・ピット、共演にメラニー・ロラン、ダイアン・クルーガー。また、敵役のランダ大佐を演じたクリストフ・ヴァルツは、この演技でみごとカンヌ映画祭最優秀男優賞を受賞。

1944年、ナチス占領下のフランス。かつて、“ユダヤ・ハンター”の異名をとる冷血な男ハンス・ランダ大佐によって家族を皆殺しにされた少女ショシャナは、ただ一人逃げ延び、現在はパリで映画館主に身をやつしながら復讐の機会を窺っていた。同じ頃、アルド・レイン中尉率いるユダヤ系アメリカ人を中心とした連合軍の極秘部隊“イングロリアス・バスターズ(名誉なき野郎ども)”がナチスを次々と虐殺、血祭りに上げた相手の仕上げに頭皮を剥ぎ取るといった残虐な手口でドイツ軍を震え上がらせていた。そんな中、ショシャナの映画館でナチスのプロパガンダ映画「国民の誇り」のプレミア上映が決まり、ヒトラーはじめナチス高官が一同に集結することに。この千載一遇のチャンスを逃すまいと、ショシャナ、バスターズそれぞれが行動を開始するが…。(allcinema ONLINEより)

ナチとの会話は、やはり観ている方も緊張感がありました。ナチスに嘘がばれたら、その後どんなに酷いことになるかというのが、いろいろな戦争についての本や映画などを通して観客側は知っているので、その酷さを想像することができます。酪農家の家での会話、地下の酒場での会話、シュトルーデルを食べている時の会話、プレミア上映会場での会話・・・タランティーノ独特のダラダラとした会話のようでいて、そこには凄い緊張感が・・・。

日本人にはわかりにくいところで、どれだけ自分が理解できたかはわからないのですが、国別の人の特徴や訛りや性格の違い、そしてたぶん顔立ちの違いなども、いろいろと描かれていて、映画の重要なポイントになっているのも面白かったです。

その中でも、特に、ドイツ語、英語、イタリア語、フランス語と自由自在に使いわけることができるナチスのハンス・ランダ大佐役のクリストファ・ヴァルツが、目立っていました。頭が良く、仕事に徹し、紳士的に見えて、残虐な面も兼ね備えていて、なんでも一枚上手な印象があるような抜け目ない人物像でした。演技力もですが、語学の才能を十二分に発揮して、彼によってこの映画の面白さが増していました。特に、プレミア会場でのイタリア語のやりとりには爆笑してしまいましたよ。(あの場面は、英語以外は全く駄目という役どころのブラピも面白かったんだけど。)山登りで骨折したことへの大爆笑も面白かったです。笑いすぎ〜♪

ブラピは、上の写真のように下あごを突き出した顔をずっとして演技していました。自分であの顔を考えて演じてたみたいですね〜。バスターズ率いるアメリカ側のリーダー役で、情け容赦ないけれど、なんだかとぼけた感じもあって、面白かったです。

バスターズの行為は、「レザボアドッグス」の耳そぎ的なところもあって、あらら〜でしたが、タランティーノらしいところでもありました。意外とそういうテンション高い残酷な場面は少なめだったような?
頭の皮を剥ぐ行為も、死体から剥いでいて、「頭の皮を剥ぐ」ってこうやるんだねーと思って観てしまいました・・・。バッドで撲殺はキツかったけど。。。戦争時の狂気はどちら側にも存在していて、戦争ってそうなんだと思いました。

「ノッキンオンヘブンズドア」は未見なのですが、主役のひとりのティル・シュヴァイガーが元ナチの将校だけれどナチを惨殺してバスターズ側になった人物で登場してます。キレやすいピリピリした感じで良かったけど、出演シーンが思ったより少ないのが残念だったかも。

プロパガンダ映画の主役にダニエル・ブリュールが出ていたんですね!観て知りました。謙虚そうに見えて実は傲慢な若い軍人役で、思ったよりも多くのシーンに登場してました。

マイク・マイヤーズもゲスト出演してましたね。そうかな?って思ったけど、いつもとは別人でした。

ああいったプロパガンダ映画、絶対に許せない!っていうタランティーノの気持ち、伝わりました。
映画を愛する彼にとって、耐え難いものなんでしょうね。

ナチに家族を殺害されて、復讐を誓う少女ショシャナ役のメラニーロラン、線が細いかなーとも思いましたが、カトリーヌ・ドヌーブを彷彿させるような美貌ですね!誇り高いけれど繊細でこわれそうな可憐な美しさでした。赤いドレス、似合ってました。デビッド・ボウイの曲に合わせて、メイキャップして戦闘体制になるところは痺れました!

タランティーノは女優さんをかっこよく美しく撮る天才ですね☆ダイアン・クルーガーも、いままでいいと思ったことがなかったんですが、この女優役は凄い!良かった!面白かった!ジュリー・ドレフュス も「キルビル」に続いての出演で、美しかった。酪農家の三人姉妹も少しの出演でしたが可愛かったです。

全体に思ったよりも構成もしっかりしていて、重厚な映画だったと思います。もっとぶっ飛んだ感じの映画かと思ってちょっと期待しすぎたところはありましたが、戦争映画としてタランティーノなりの真面目な視点で作られた映画だったのかも。それでも、あくまで作り物、虚構であるところの映画にこだわった、タランティーノ印の作品でした。音楽ももちろん良かったですよ♪

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