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マニラを中心に各所に繋がる主な幹線道路沿いには、マニラ名物の一つと言われている大きな広告看板が目に付く。大きい物だと高さが100m近い物まであり、特に高速道路沿いではその大きさを競っているように沢山の広告看板が並んでいる。
この大看板ですが、昨年マニラを直撃した2つの台風で大変な被害を受けたと同時に、大きな社会問題になりました。看板を支えている鉄骨が無残にも真っ二つに折れ曲がり、付近に住んでいた多くの住民がその下敷きになってしまったからです。被害者への補償問題は勿論ですが、この大看板を修復するのかどうかについても多くの議論がありました。その間、改修工事のみとなり、新しい看板はなかなか見ることが出来ませんでした。その結論が昨年暮に正式に決まり、今各所で新しい大看板の建築が進み掛けています。
政府が決めた新しい基準は至って単純なものです。看板を支える鉄骨が従来よりも折れ難い・倒れ難い物にする事は勿論ですが、注目すべき点は、看板を造る方向でした。フィリピンに来る台風はすべて東から遣って来ます。従って風向きは殆んど東から吹くという事で大看板を建築する際には、必ず東西方向で建築する事に決まりました。事実、南北方向に建っていた看板が大きな被害を出していたのです。従って今、南北方向で建っている看板は全て回収しなければならなくなり、当然場所も移動せざるを得ない状況になりました。
日本では日当たりなどで結構方角を気にする事がありましたが、こちらでは年中暑いので、むしろ北向きの方がいいなと思っていましたし、方角を気にするような出来事が全くと言っていい程、ありませんでした。しかし、これからは違いますね!? 新しい看板を見るだけで方角が解るようになりますよ!?
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