フィリピンという国

今のフィリピンをおもいっきりお伝えします

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食 器!?

 私がお世話になっているエンジェルの家はこちらでは裕福な家ですので、食器に対して今まで気になるような事はほとんどありませんでした。しかし地元に友人が増えるに従って、彼等の家で食事をする際、あまりにも食器が少ないことには驚かされるようになって来ました。先回《スパゲッティー!?》でご紹介した友人の家もそうです。実はスープスパを作ったところまではよかったのですが、そのスープを入れる器が無く、慌てて少し底が深いスープ皿を買いに行く有様だったのです。彼等が普段使っている器は皆底が平らな物しか使わないのです。買って来たスープ皿もごく普通のもので一枚20から30ペソ程度で売っていました。別に彼等が買えない様な金額ではありません。お金が無い訳じゃなく、今まで普段の生活に必要なかったから買わなかったんでしょうね。
 底が平らな皿ばかり使っていれば、当然スープ等の水分のある料理を作る機会は少なくなります。よくいろいろな地元の友人に日本の何々が食べたいとせがまれるのですが、実は器が無いと作っても意味の無い物が多いのです。天婦羅やとんかつ・お好み焼き等はどんな器ででも食べられるから良いのですが、シチューや味噌汁・お吸い物と言った水物はそれにあった食器がないと食べられません。スープ皿にトン汁を作って食べた事がありますが、やはりトン汁にはお椀の方が良く似合います。
 よくせがまれる代表的な物にすき焼きやしゃぶしゃぶがありますが、これもやはりそれに合った器がないと美味しくありません。先日あまりにもしつこく言われたものですから、ついにすき焼きを作る事になったのですが、まず煮る鍋からしてないので、苦労しました。結局は中華鍋で作ったのですが、やはりすき焼きにはそこが平らな鍋が必要です。折角苦労して作っても綺麗に並べた食材がみんな真ん中の方に集まってしまい、結局はごった煮のようになってしまいました。食べる時もそうなんです。卵を付けて食べるにも卵用の器が無いので、スープ皿で代用する有様なんです。器が大きいとこちらも一品ずつ食する余裕もなくなり、まさにごった煮を食べているような感じになってしまいました。
 いずれにしても、何かを作る時には、その家にある食器や鍋をよく点検しないと出来ないことがよく解りました。結局は食器や鍋でその家の食事が限定されている訳なんですよね。

トライシクル!?

 タクシーやジープニーは料金が決まっているので比較的乗り易いのですが、トライシクルはある程度のルートで料金が決まっているだけで、そこから路線を離れると極端にそのドライバーによって料金が違ってきます。
 まず、路線が決まっている場合ですが、スーパーやショッピングセンター・学校等、人が多く集まる所には大抵ターミナルや集客場が設けられていて容易に乗る事が出来ます。周辺住民の足としてトライシクルは欠かす事が出来ない乗り物なのです。料金は最大5名まで乗る事が出来ますので、乗客の人数によっても変わってきます。一人で乗る時はスペシャルでお願いします、と言えば途中で乗客を拾う事無く、走ってくれます。一人の場合大体1km15ペソ位の目安で支払いますが、乗り合いだと一人6ペソ位です。
 これが既定のルートから外れるとドライバーに依って料金が極端に変わって来ます。地元の人と同乗していればいいのですが、日本人の私が一人で乗ると極端なのです。3km程離れた所に友人がいますので、よく利用するのですが、今までの最高は80ペソ、最低は30ペソでした。しかし最近はほぼ35ペソ平均で行く事が出来るようになりました。今日はその秘訣をご紹介します。
 私は2年近くこちらにいますが、未だにタガログ語は話せませんので、いつも英語で話しています。秘訣は、最初に行き先を告げてから、ドライバーが道順を知っていようが、知っていまいが、必ずこちらから話しかけて道順を誘導する事です。そして、その間にこう話し掛けます。
 《私はもうかれこれ2年以上こちらに住んでいます。毎日こうしてトライシクルで今から行く場所まで通っています。だから道順もよく知っているんですよ!?》
 ドライバーは、誰もが私がトライシクルで初めて行く場所なのかどうかを聞き出そうとしてきます。もしトライシクルで初めて行く場所であれば、料金の相場が解らないと考え、高い料金を要求してきます。ですから、わざわざ《2年以上》とか《毎日》とか《よく知っている》という言葉を入れて話すんです。そうする事で、料金相場を知っていると思い込み、普通の料金しか請求して来なくなります。完璧を期す為、到着する直前にメールして、先方に表で待っていてもらった事もありますが、今ではもうそこまでする必要がなくなりました。
 日本の皆さんからすれば、金額的に大した事では無いのですが、こちらにずっと住んでいると小額でも貴重なんです。騙されてお金を支払うより、先方の家の子供達に小遣いとしてあげたほうが、どれほど喜んでくれる事か、それはこちらに住んで見れば解ります。

 トライシクルによく似た乗り物にぺディーキャブという物があります。これはトライシクルのバイクを自転車でやっている物です。行動範囲は自転車ですので、トライシクルよりは狭くなりますが、小回りが効く分、細い住宅街でも通れますので買い物が多い時等には意外と便利なんですよ。料金はトライシクルに比べると少し割高になっています。

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