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皇族方のご意見をなぜ伺わぬのか
(産経新聞 2006/1/18 百地章 日本大学教授)
わずか30時間の審議結果
政府は現在、「女性天皇」だけでなく「女系天皇」まで容認し、
第一子優先で皇位継承順位を定める皇室典範改正案を準備中である。
先人達の叡智と努力工夫により、二千年にわたって守り
伝えられてきた皇室の男系の伝統が、「有識者会議」の
たった十七回、わずか三十数時間の審議結果をもとに、
簡単に破壊されようとしているわけである。
伝えられるところでは、改正案には成立後、直ちに皇室に提供するとの
規定が盛り込まれるとのことだから(一月五日付朝日新聞)、
皇位継承順位第二位は、秋篠宮殿下から敬宮愛子さまに移る
そのため、もし今後、東宮ご一家や秋篠宮家に親王が
お生まれになったとしても、愛子さまが優先される。
国民のあいだでは、第一子優先と男子優先とで意見が分かれ、
ほぼ拮抗している。それに、もし親王ご誕生ということになれば、
愛子さま以上のブームがわき起こるであろうことは想像に難くない。
にもかかわらず、
皇太子殿下の次は絶対に愛子さまでなければならないと、
なぜ今、慌てて決めてしまわなければならないのであろうか。
第二の疑問は、有識者会議や政府関係者、さらに宮内庁が、当事者である
皇族方のご意見をなぜ伺おうとしないのかということである。
有識者会議の吉川座長は、安易な女系天皇の容認について異議を唱えられた
寛仁親王殿下の私的見解を、「どうということはない」と一蹴した上、
「(皇族から)意見を聴くことは憲法に反」し、仮に皇族が意見発信を
されても、「会議の議論に反映することはない」と明言してきた。
(同十月六日付産経新聞)
宮内庁長官らへの疑念も
また羽毛田宮内庁長官は「対外的に意見表明されないのが皇室の対応ぶり」
(一月十日共同通信電)、風岡宮内庁次次長も「天皇陛下や皇族方は
憲法上発言すべき立場にない」(一月十一日付読売新聞)として、
寛仁殿下に対し再三発言をお控えいただくようお伝えしてきたという。
一体、長官らは何の権限があって
皇族方のご発言を封じてしまおうとするのか。
確かに、皇族方が公の場で政治的発言をされるのは問題である。
しかし殿下の意見表明は、皇族方の意向を無視して改正論議がなされて
きたため、やむをえず私的発言やインタビューの回答としてされた。
因みに反対されているのは殿下だけではない。
また、皇族方が自ら積極的に発言されることと、当事者である
皇族方のご意見をお聞きすることとは別であって、
皇室のご意向を体すべき宮内庁が、逆にご発言を封じた上、
一切意見を聞こうともしないのは極めて異常である。
この点、皇族方の意見表明は、憲法第四条が禁止する
「国政への関与」に当たり許されないとする見解もある。
しかし、そのような解釈は疑問であって、政府見解に照らしても支持できない。
第四条は、天皇が憲法の定める国事行為のみを行い、「それ以上の国政上の機能」を
持たれないないことを定めただけだからである。(拙稿「天皇」佐藤幸治編『憲法?』)
したがって、皇族方が当事者として皇位継承に在り方につき
個人的な見解を表明されたり、有識者会議や政府から意見を
求められ発言をされたりしたからといって、憲法上何ら問題はない。
事実、現在の皇室典範でも「皇位継承の順序」の変更や「皇族の身分の離脱」
などについては皇族会議の議を経ることとされ、
皇族の意見が反映できるようになっている。
にもかかわらず、それ以上に重大な「皇位継承のルール」の抜本的な変更に
ついて皇族方の意見も聞かないということは、当事者である皇族の全く
あずかり知らないところで勝手にルールを変更してしまおうということで
あって絶対に許されない。その意味で今回の皇室典範改正は、
手続上、重大な瑕疵があるとみなければなるまい。
反皇室論者も賛成する怪
さらに面妖なのは、反皇室論者や皇室に対して必ずしも
好意的とはいえない政党、マスメディアまでが、
こぞって女系天皇容認に賛成していることである。
例えば天皇制廃止を唱え、天皇陛下の国会開会式におけるお言葉は憲法違反
だとして、昭和二十二年の第一回国会以来、出席を拒んできた共産党までが
無条件で賛成しているとなれば、首をかしげざるをえない。
このような数々の疑問をそよに、小泉内閣は残り少ない任期の中で、
二千年の皇室の伝統を破壊する皇室典範の改正を強引に行って
しまおうとするのであろうか。
■コメント■
百地氏は明確に政府の皇室典範改正について疑問を提示されている。
小泉総理に読ませてあげたいものだ。4日の報道を見ても彼の無知ぶり、
丸投げぶりが露呈された記事を読んだが、小泉総理は無知なのである。
小泉純一郎支持派の屋山太郎氏はチャンネル桜でこのような発言をされていた。
「小泉さんは総理・議員として必要な知識(10点満点中)を1しか知らない」
「せめて勉強して5くらいの知識は得て欲しかった」
「でも彼は勘が非常に良いんですよ」「○×のテストをさせると高得点を出す」
「そして喧嘩が抜群に強い」記憶ではこんな感じだったと思う。
小泉総理が丸投げだと批判されていたのも事実であって、分からないから
丸投げをして人に任す。知識がないから質問の答弁でも抽象的で同じ発言
ばかり繰り返す。今回の改正案も側近の左翼にいいように進言されて
使われているように思われる。非常に危険な総理だと言わざるを得ない。
百地氏は宮内庁に疑問を投げかけているが、男系維持派の八木秀次氏も
ハッキリと宮内庁は明らかに敵であると、皇室典範改正の反対集会で
発言されている。ここにも左翼が紛れ込んで、都合に悪い皇族の意見を
封じ、女系を推進に荷担しているのだろう。
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宮内庁にまで入り込んでいるんですね。恐ろしい事です。加藤紘一と山崎拓が賛成しています。敵はハッキリしてきたように思います。
2006/2/5(日) 午前 9:41 [ jul*a*y5* ]
組織化された左翼団体の工作員が入り込んでいるのでしょう。悪意を持った連中のやることは恐ろしいです。賛成派は日本解体を目論む左翼、無知で無関心な無党派層、カネさえ儲かればどうでもいい新自由主義者達。靖国参拝と近い構成です。加藤紘一と山崎拓は中国に媚を売る売国奴ですから当然賛成するでしょうね。
2006/2/5(日) 午後 1:22
宮内庁もそうですが、年齢的に政官財の相応の地位にいる人物で、全共闘時代などの左翼かぶれでない人は、非常に少ないのではないかと思いますね。ただ、その世代が過ぎれば、完全な「真相を知っている保守」の世代になると思います。その世代の代表格なのは、やはり安倍晋三氏あたりなのでしょう。
2006/2/5(日) 午後 10:48 [ gol*t*to*t2006 ]
それは一理あるでしょう。だが左翼がそんな簡単に消えるかと言えばそうではないと思います。あのカルト宗教はまだまだ健在だし、政治家は選挙で落とせても、官僚は落とせません。官僚のシステムが大問題。後10年も立てば日本も更に右傾化が進み強くなるでしょう。だが中国もアメリカもそんなに待ってはくれないんですよね。
2006/2/6(月) 午前 0:44