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《イノベート日本技術立国を推し進め飛躍、「希望の国」目指して改革》
(フジサンケイビジネスアイ 2006/5/30 御手洗冨士夫キャノン会長インタビュー )
日本経団連の第2代目会長に御手洗冨士夫キャノン会長が24日に就任し、
初代奥田碩トヨタ自動車会長からバトンタッチし新体制がスタートした。
商売のためなら首相の靖国参拝を中国の要求通りに批判する発言をした
親中派のトヨタ自動車会長・奥田碩、富士ゼロックス会長・小林陽太郎、
日本IBM会長・北城恪太郎、ファーストリテイリング会長兼社長・柳井正、
共産国の軍国主義国家へカネのためなら軍事転用される危険性がある製品
すら中国へ売却する企業、ヤマハ発動機、新日本製鐵、川崎重工・・・。
〜公平にチェレンジの機会〜
【まずは抱負を聞かせて下さい】
「『イノベート日本』をキャッチフレーズにしたいと考えています。
イノベートとは『新しく変えていく』という意味。イノベーション
イノベーションによって日本経済の成長軌道を拡大していきたい。
公正なルールの基で競争が行われ、公平にチャレンジの機会が行わ
れ、失敗しても再びチェレンジ出来る。
そして、弱い人にはセイフティネットが整備されていて、手を差し
伸べ、助け合う。物質的ではなく、精神的に豊かな国、内外から親
しみを持たれる『希望の国』を目指していきたい」
【「御手洗ビジョン」をまとめる考えはありますか】
「今後十年を視野に入れ、改題をピックアップし、対応策を体系的に
示したい。教育問題、エネルギー問題など課題はたくさんあります
が、社会保障、税制、WTO(世界貿易機構)、体制の三つの分野が
メーンとなると考えています。」
【旧経団連時代からハイテク・IT(情報技術)
企業出身の会長は初めとなりますが】
「産業構造が大きく変化する中、新しい産業の中で経営をしてきた視点
を持って、経団連の改革を進めてくれということだと受け止めていま
す。これからの日本は技術立国を推し進めていくことが重要になる。
グローバリゼーションが進み、発展途上国が追いついてくる中、イノ
ベーションによって新しい産業を生み、追っかけてくる国と常に差を
付けていく必要があると考えています」
【政治との関係強化が課題と言われていますが】
「パイプが太くないと言われていますが、これまでも政策議論などを通
じて親しくなった政治家はいます。今後も様々な課題を通じて、協労
したり、議論を戦わせていく過程で、パイプは太くなり、増えていく
と思っています。緊密に連携し強力していくますが、馴れ合いや癒着
にならないよう、一定の距離、緊張関係を保てる範囲で政治家と付き
合いたい」
【現在の政治をどう評価しますか】
「昔の保守派は、長老政治、密室政治でした。小泉政権になって、政治
手法がずいぶん変わったと思います。経済再生と財政再建、効率的な
小さな政府を目指す構造改革路線を打ち出し、デフレ不況下でも財政
出動を行わなかった。内閣主導の政治を確立し、縦割り行政の弊害を
なくしたことも評価しています」
【ポスト小泉政権に臨むことは】
「構造改革路線の継続です。規制緩和をさらに進め、中央から地方への
流れを加速させてほしい。構造改革を継続する限りにおいて、政治と
経済は車の両輪の関係で、あり続けることができる。本来的に政治と
経済は密接な関係にあります」
【政治献金についての考え方は】
「奥田(前)会長が言うように個人の献金で支えていくことが基本だと
思います。ただ、それが理想ですが、日本はまだ個人の献金や寄付に
慣れていない。アメリカに長くいたので、その差がよくわかる。
アメリカのような大きな国では、国に変わって国民にやってもらうと
いう、善意を引き出す思想に基づいた寄付税制があります。日本もこ
うした税制を考えていく必要があると思います」
【小泉首相の靖国神社参拝で対中関係がぎくしゃくしていますが】
「一般論として、戦争犠牲者に哀悼の意を表し、不戦を誓うことは当然
の事です。ただ、どういう形でやるかは、政治マターの話です。政治
の世界できっちり決着してほしい。そもそも、首相が靖国を参拝する
かは、国民的な問題で、国民全体の意思や思いを基に行われるべき。
国民全体の考え方をまとめ行動するというのは、まさしく政治の仕事
です。経済界の意見をまとめることに意味があるとは思えません。」
【格差の拡大が問題になっていますが】
「市場経済は競争原理だ動いています。競争の結果として差が出るのは、
必然的なことです。ただ、チャレンジの機会が等しく与えられ、競争
が公正に行われ、失敗しても再チャレンジができることが重要です。
能力や才能、努力がきちんと称賛され、報われることが、経済活性化
のモチベーションにもなると思います」
【企業不祥事が相次いでますが】
「絶対にゼロになるように、とにかく(経団連の)企業行動憲章を繰り
返し繰り返し訴えていくことで、自浄作用を促していきます。結局、
不祥事は経営者の倫理観によるところが大きい。経営者の育成につい
ても取り込んでいきたい」
【ライブドア事件では、入会基準が問われましたが】
「入会については、オープンでありたいと考えています。産業は時代に
よって変わっていき、新しい産業が生まれていきます。間口を広げて、
いろんな業界のメンバーがいるようにしていきたい」
【奥田経団連よりも困難な課題が山積みしてるのでは】
「奥田(前)会長時代もデフレ不況の困難な時代だったと思います。
景気面では、これからもまだ良くなっていくとみています。米国の
インフレ懸念や中国経済の過熱、資源価格の高騰などのリスク要因
もありますが、いつの時代も課題はあるもの。
一つ一つ乗り越えていくしかない。これからの課題としては、アジ
ア諸国と早くFTA(自由貿易協定)やEPA(経済連携協定)を締結
し、ダイナミックなアジアの成長が日本の成長につながるようにし
ていくことが必要です」
【アジア諸国との関係強化では、外国人労働者の問題もありますが】
「少子高齢化が進む中、足りないところは外国の人たちの力を借りる
ことも必要だと考えています。だからこそ、EPAの締結を急ぐ必要
があります」
【御手洗経団連を支えるスタッフが
足りないのではとの声がありますが】
「(キャノン)スタッフは二十人程度ですが、あえて軽い陣容にしま
した。優秀な人材がたくさんいる経団連のスタッフの活躍に期待し
ています。(会長を)やりながら、スタッフが足りないと思えば、
いくらも強化するつもりでいます」
【キャノンは日本型経営で超優良企業になったと言われていますが】
「日本にはやはり終身雇用の形態が適していると思います。労使協調
体制が取りやすく、社員は愛社精神を持ち、いわば運命共同体にな
れる。深い信頼関係が生まれ、コミュニケーションもスムーズにな
るなど非常にメリットは多い。
ただ、年功序列の賃金体系では社内が活性化しないので、
キャノンでは競争意識が働く徹底した成果主義を採用しています。
会社は、日本の社会の一部であり、社員も日本人です。
当然、日本の文化や風土、日本人の考え方や行動形式に合った経営
スタイルを取る事が、最も効率的な経営につながると考えています」
ー能力や才能、努力がきちんと称賛され、報われる
ことが、経済活性化のモチベーションにもなるー
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御手洗会長の主張はどこかで聞いたことがなかろうか。
保守派の熱烈な支持を受ける安部さんと極めて似通っている。
どちらかが模倣したのか?2人が親しく意見を集約したのか?
全くの偶然なのか?分からないが御手洗会長も保守主義と言えよう。
キャノンは株式発行数の5割を外資系に取得されており、事実上は
日本企業ではない。だが経営は御手洗会長を中心とした日本人が行い、
現在でも米国が最も忌み嫌う『終身雇用制』を貫いている企業である。
『終身雇用制』と言っても年功序列を廃止して、実力主義・成果主義を
貫き、手当を定期昇給も一切廃止した、キャノン流の『終身雇用制』だ。
そのような価値観を持つ企業、キャノンを今後も応援して行きたいと思う。
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キャノンの技術の高さ経営のよさは社長である御手洗氏の手法だとおもう。アメリカに憧れアメリカに追従するやり方は日本にはあわないと常ずね感じていた。大量に人員整理し企業は苦境を脱したといってもどれほど人身を荒廃させ住みにくい世の中なってしまったか。 御手洗さんにひそかに期待している。
2006/6/11(日) 午後 4:52
アングロサクソンの株主至上主義の論理では、終身雇用制なんかとんでもない!業績が悪化すれば即リストラ、 CEOは高い給料だけは頂いて退職。こんな馬鹿な論理はありません。今後日本企業はアングロサクソン的な企業と、日本人的企業とハッキリ分かれます。やはり日本人はキャノンのような企業を応援するべきだと思いますね。私はアングロサクソン的企業製品・米国製品は出来るだけ商品は買いません。日本企業を買いますね。
2006/6/12(月) 午前 1:07
上記の内容は私のブログの趣旨と同じことで、書庫の「企業」の゜経営者に必要な戦力的な視点」がベースと考えます。日本古来の農耕民族とアメリカの「遊牧民族」「騎馬民族] てつやさん(私のブロクのコメンター)は、http://blogs.yahoo.co.jp/sbsbisbsbi/7772371.htmlで狩猟民族とたとえていますが、みなさん御手洗さんのこと、村上さんのこと木村剛のことをそれなり価値観で討論しています。私は右左のことは詳しく存じませんが、国家の品格の記す内容が基本だと思います。
2006/6/14(水) 午後 7:01
私もキャノンの冬の時代を見てきましたが、日本型経営で成功した事に感動しました。私は株式の立場から個別銘柄を研究して、経営者、企業ポリシー、財務内容とSRIなど分析投資していますが、株価のきちと上がる 企業は国内生産を基本にしています。理由はいい技術が他の企業や国で真似できないので粗利益が高く国内生産で十分収益が上がると本物の企業だからです。キャノン電子の坂巻社長はその典型です。やはりキャノンか。 本田も国内回帰ですね。
2006/6/14(水) 午後 7:20
株と通っている経営塾の塾長の話の講義内容でしか私には情報提供できませんが、ぜひ今後とも遊びにきますね。キャノンの対極がソニーですね。 私的にはソニーの子供のゲームが許せません。子供の悩を犯してまで、 稼ぎたいのかと。任天堂もしかり。今に訴訟問題になると小児科の先生がおっしゃっていました。
2006/6/14(水) 午後 7:23
キャノンの冬の時代は記憶に殆どないのですが、元々技術力の高さを聞かされていたので好感度は高かったです。日本的な価値観の元に経営を立て直した事を知り更に好きになり、御手洗会長の国家観を持った主張には更に好感度がアップしました。今後はデジカメやプリンター・スキャナーはキヤノン製しか買わないつもりです。説得力のあるコメントですね。大変参考になりました(*^_^*)
2006/6/15(木) 午後 5:54
残念ながら日本の経済人はカネ目当てで政治や歴史を度外視して、国を売るような発言行動を度々見かけます。その手の人達を私を含めた日本の保守派が批判しているというわけです。保守的な立場から言えば、村上ファンドや木村剛は敵と言うことになりますね。「国家の品格の記す内容が基本だと思います」とお考えなら、保守的な思想をお持ちだと言えると思います。
2006/6/15(木) 午後 5:57
sbsbisbsbiさんの株や経営学の知識でコメントして戴ければ有り難いです。経済の知識のある方のコメントは殆どないもので。助かります。ソニーはCEOにアメリカ人を採用しアメリカ的経営に変更しましたから嫌いになりました。サムソンと手を組んだり、かつてのソニーらしさが消えたし・・・。子供の脳については分かりませんが、もしそうなら恐ろしい事ですね・・・(>_<)
2006/6/15(木) 午後 6:05