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《アメリカ崇拝政治を排し、保守を再生せよ》
(月刊現代 2006/7 小泉政権5年を総括する )
〜「米国による日本改造」〜
関岡
対米交渉は、国会もアジェンダ(議題)をチェックしてして
いませんし、ましてや国民が窺い知ることは出来ません
しかし、総理が密室で公約してしまったことを、帰国後
今度は「官邸主導」で与党さえ無視して強引に推し進める
つまり「従来外交」と「官邸主導」がドッキングすれば、
国会による歯止めも利かないまま、「米国による日本改造」
がとめどもなく進行してしまいます
本来、内閣総理大臣には、外交に関し国会に報告する義務が
あると憲法第72条で規定されているのに、官邸主導の政治な
るものが、いたずらに国会軽視の風潮を助長しているのでは
ではありませんか
平沼
僕もそう思いますよ。
最近、小泉さんは、会期延長しないと、"行政の長"
であるにも拘わらず、公然と言っているわけですね
これに対して本来だったら河野洋平衆議院議長が「それは
国会の専権事項で、"行政の長" のあなたに言われることじゃ
ない、会期を延長するかどうかは国会が決めることだ」と
切り返さないとダメなわけですよ
〜日本外交はどうあるべきか〜
関岡
小泉政権の検証で忘れてはならないのは外交ですね
城内さんは外務省出身で、ドイツを中心として豊富な
ヨーロッパ人脈があり、EU情報に精通している
平沼さんは経済産業大臣のときにエネルギー安全保障を
政策の重点に掲げ、イランのアガザデン油田の資源確保
に尽力された。また、EPA(経済連携協定)の重要性を
提唱され、それまでWTO(世界貿易機構)一辺倒だった
日本の通商政策を方向転換し、シンガポールと初のEPA
合意に漕ぎつけるなど、通商外交でも大きな実績を挙げ
ています
今後の日本外交の在り方についてどうお考えですか
城内
米国との関係は他の国とはレベルが全然違うんですね
日米安保条約はありますし、北朝鮮や中国など考えま
すと、安全保障は米国なしにはやっていけないわけです
ただ、金融面、経済面で、米国化していくのは
ある程度は歯止めをかけないといけない
総理の靖国参拝については、私は基本的には参拝すべき
だとは思うんですが、もう少し中国と水面下できちんと
やって欲しいなと思いますね
向こうが靖国問題のカードを突き付けて来るのであれば
日本も色々なカードを中国に対して、水面下でもいいか
ら示していかないと
全ての国に対して、中長期的な外交戦略
ビジョンを構築していくべきでしょうね
平沼
日本はサンフランシスコ講和条約によって主権を回復した事
になってますが、本当に主権を回復したのかと言えば、疑問
です。日米安保条約にずっと依存してきたままですから
だから竹島の問題や東シナ海の天然ガスの問題、尖閣列島
の問題でも、主権意識というのが非常に乏しいわけです
そこのツケがいま来ていると思うんです
一方、地域の経済連携で日本の役割について言えば、技術
革新によって日本が常にアジアで中国より2歩、3歩、先を
歩んで、共存共栄であるけれどもイニシアティブを取りつ
つ一大経済圏を作っていくリーダーになって行くこと
それが、21世紀の日本にとって必要な戦略だと思います
〜新たな保守の構築〜
関岡
平沼さんも城内さんも、以前は自民党の中枢におられ、昨年の
「平成の大獄」をきっかけに自民党を離れ「真の保守主義」
を掲げて鋭く政権批判を展開されています
いま権力を掌握している小泉・竹中構造改革路線は「保守主義」
といえるのかという批判の声が、最近、保守論壇の中からも
挙がり始めています
確かに、5年の長きに及んだ構造改革路線の負の部分が露呈し
始め、それに対峙する対抗軸が保守陣営の中に求められて
今漸くそれが胎動を開始したように思います
あるべき日本の真の保守主義について、どうお考えですか?
平沼
いまの日本というのはちょっと異常な状態だと思います
ですから、真っ当な日本を作らなければと思いますね
日本の伝統と文化というものを中心に据え、それは125代
続いてきた皇室というものを精神的な主柱として中心に据
えて、国というものをこれから健全な形で発展させていく
これからの保守に必要なのは、長期ビジョンです
戦後に日本にはなかったわけです。せいぜい経済
目標で、GDP(国内総生産)を高めるとかその程度で
世界を見据えて、日本の現状とポテンシャリティから
どう世界に貢献し、日本が繁栄できるかという
そういうのを考えないといけない
城内
真の保守主義とは、日本の伝統文化を守ることだと思います
その中心にあるのは、私は皇室だと思うんですね。人生の4分
の1の約10年間を外国で過ごしたからこそ、他の国が羨まし
がるくらいの有り難い存在だと言うことがわかるんです
もう一つは、日本語教育ですよね。
まず日本語を正しく話せるように、そしてできれば古文、漢文
日本精神に親しませるような教育を進めなければならない
そういう教育をやれば、教育基本法に「愛国心」を書かなくても
自然と伝統を愛し、文化を愛し、国旗・国家法を制定しなくても
国を愛する心が涵養される真っ当な国になれるんですね
関岡
その意味でいま
国会に上程されている教育基本法改正案は重要ですね
平沼
教育基本法は日本国憲法と表裏一体もので、前文があって、その中
では我々は日本国憲法を制定して、その日本国憲法の精神に則って
この教育基本法を制定すると書かれているわけです
家族の絆だとか、文化・伝統とか歴史とか、そういう
ものは全く捨象されてしまっているわけですね
関岡
どこの国の「基本法」なのか分からないですね
平沼
そうなんです。それで3年前に、中央教育審議会が教育基本法の改
正を答申して、それに基づいてずっと作業をやってきたわけです
それでも与党間で「国を愛する心」の「心」の問題で、折り合いが
つかず、結局、いま出てきたのは、郷土と祖国、「国を愛する態度」
になっているわけです。「態度」というのは、ふりをするだけでも
いいわけです
教育基本法で改めなければいけないのは三つに収斂していて、まず
は国を愛する心を入れなきゃいけないし、次に宗教的な精神の涵養
ですね
日本人のいいところは、どこの村落にも御社や鎮守の杜があって
そこへ行ったら、みんな手を合わせている。そういう宗教的な情操
を涵養するのは非常に大切なわけです。ここが二つ目でしょう
三つ目は、現行法には「不当な支配に屈することなく」という文言
があって、この部分を、日教組は、「国家権力による教育現場への
介入」だと主張して、正常な教育が行われていない。だからそんな
ものは削除したっていいじゃないかと思いますね
〜「真っ当な保守」へ〜
関岡
「真っ当な保守」の立場からの政権批判は、戦後この国には殆ど
存在しなかったと思いますが、ようやく国でも、重厚かつ建設的
な政策論議が可能になると期待しております
日本の民主主義の成熟にとって大変有り難いことだと思います
また、どう見ても米国一辺倒の「何でも民にやらせろ」
的な現政権の「保守主義」には対抗軸が必要です
今日、お話を伺って、あるべき「真っ当な保守」の
イメージが私にも少し見えてきたような気がします
日本語の大切さというお話の後でお恥ずかしいのですが
英語に「hard-headed」、「soft-headed」という表現があります
日本語で「頭が固い」は悪い意味、「頭が柔軟」は良い意味ですが
英語では逆に前者は「思慮深い」、後者は「単細胞」という意味
らしんです
一方、心については「hard-hearted」は「非情な」
「soft-hearted」は「思いやりのある」という意味だそうです
城内
まさに、誰かみたいですね(笑)
関岡
ワンフレーズを繰り返すとか、「イエスかノーか」と迫るのは
いかにも「soft-hearted」ですし、刺客を立てるのだの
「格差が悪いとは思わない」などと言い放つのは
まさに「hard-hearted」ですね
平沼
面白いな
関岡
「真っ当な保守主義」とは、「hard-hearted」で
「soft-hearted」であって欲しいと思います
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平沼赳夫氏と城内実氏は郵政解散で自民党を追い出され、
現在平沼氏は無所属、城内氏は落選して現在はフリー
として活動されている
他にも、古屋圭司氏・古川貞久氏は無所属となり、
衛藤晟一氏・森岡正宏氏・小林興起氏・江藤拓氏は落選、
亀井久興氏・亀井郁夫氏は国民新党へ後藤博子氏は最近離党された
この元自民党の保守派の人達がいなくなった小泉独裁自民党とは
保守党だろうか?。郵政法案に反対した参議院の保守派の人達の
発言も封じられており、極めていかがわしい保守党と言えるだろう
この議員達は「真の人権擁護を考える懇談会」を結成し、悪魔の法案と
言える「人権擁護法案」「在日外国人参政権」を強硬に反対していた
保守本流と言える議員だった
昨年の総選挙では保守の人達は郵政法案よりも、「人権擁護法案」
と「在日外国人参政権」を推進している岡田民主党政権誕生は絶対
阻止と行動を起こし、さほど郵政法案は重要ではなかった
結果、岡田民主党は歴史的な大敗北を喫し、この悪法は葬られたと
思っていた矢先、小泉総理は国会で「人権擁護法案」を成立させる
と述べ多くの保守派を失望させたが、内閣改造後、杉浦法務大臣が
今のままでは出せないので修正が必要だと述べ現在に至る
しかし、公明党・創価学会は「人権擁護法案」
「在日外国人参政権」を全く諦めてはいない
平和を隠れ蓑に活動する反日団体の創価学会の政治部である公明党と
自民党は一刻も早く手を切って、造反組保守と民主党保守との合同を
行い、何度廃案に追い込んでも蘇るゾンビ法案「人権擁護法案」
「在日外国人参政権」を葬り、米中に蹂躙されない真正保守党を
結成すべきである。それが日本の国益に適うのは間違いはなかろう
人権擁護法案は→http://tk01050.sakura.ne.jp/
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確実にいえることは、現在の与野党の争いは完全に茶番です。真正保守政党が構築されることが日本の最優先課題だというのは僕も全くの同感です。自民党は進歩系の左翼政党です。そのためにも日本の伝統がどういったものであるのか。また、海外における真正保守主義はどういったものなのか。この二点を固めていく必要がありそうです。
2006/7/2(日) 午前 4:19 [ ele**ia_*n_p*ose ]
日本の伝統的な慣習がどういったものなのかしっかりと解釈すれば、西洋的な論理学・哲学と照らし合わせても十分に納得できるものになって、海外にもアピールできるでしょうし、また、イギリスを中心に発達した近代保守主義をしっかりと解釈していけば、バークやチェスタトンといった秀才を見出せるわけです。
2006/7/2(日) 午前 4:24 [ ele**ia_*n_p*ose ]
フランス革命以来かどうか僕には分かりませんが、極めてゆがんだ価値観がヨーロッパ中心に席巻し、現在は日本が特に極めて貧困な精神に陥ってしまいました。しかし、ヨーロッパにもルソーなどではない、しっかりした真正保守主義者がいたからには、彼らからも学ぶべきでしょう。特にエドマンド・バークは日本人にはほとんど知られていませんが、学ぶべき真正の知識人です。
2006/7/2(日) 午前 4:28 [ ele**ia_*n_p*ose ]
ごめんなさい^^。少し長くなりすぎましたね。僕は政治より文化のほうに興味があるので、貴方からは沢山学ぶことがあります。また、うかがいます。よろしくお願いいたします^^。
2006/7/2(日) 午前 4:30 [ ele**ia_*n_p*ose ]
私は哲学の知識がないので良く分かりませんが、日本は米国よりも欧州の方が学ぶべき事例が多いと思います。政治家も経済人も対米追従依存度が高過ぎますからね。日本は戦後GHQ主導による愚民化教育の御陰で、平和主義の腑抜けた戦う事を忘れた腰抜け民族に成り下がってしまいました。その結果、外国から侵略されたら武器を持って戦うと答えた人が2割程度のような散々な内容でした。
2006/7/4(火) 午後 9:42
真正保守の日本人を育てるにはやはり教育が大事です。日本と言う国を愛し、祖国を誇りに思い、伝統・文化を愛する日本人を増やすには教育が一番重要です。私が安倍さんに期待するのは、教育改革に意欲満々で保守の仲間が多いことですね。政治は数ですから、支えるサポートする仲間が多数必要になってきます。そう言う意味で安倍さんに期待しているのです。
2006/7/4(火) 午後 9:47
真性保守政党の発足には、自民・民主・国民新党・無所属の保守合同が必要になってきます。その為には、公明党との連立を解消しなければならないし、郵政造反組の復党も必要ですし、党内左派の駆逐も必須で・・・様々なパターンが考えられます。実現する為には国民の絶大な支持も必要で、強権的な政治手法も必要になってきます。今、可能性があるのは安倍さんしかいません。後は、石原都知事くらいでしょうか。
2006/7/4(火) 午後 9:54
ごろさん、長いコメントは全く構いませんので、哲学的な発想からコメント戴ければ幸いです。ファン登録も有り難うございました♪
2006/7/4(火) 午後 9:56