今そこにあるNipponの危機

ようやく、ヨロヨロ└|・・;|┐、ヘロヘロ└|ーー;|┐・・・から脱皮中。

国防・安全保障

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北朝鮮の核実験と日本

北朝鮮の核実験と日本



矢島誠司の視点
(フジサンケイビジネスアイ 2006/10/28 
 矢島誠司・産経新聞論説副委員長)



〜『ダチョウの平和』は滅びの道〜

「ダチョウの平和」という言葉がある。
ダチョウは敵から追われると、砂に頭を
つっこんで、迫り来る危険を見ないようにする。

危険から目をそらしている間だけは、束の間の平和の
気分を味わっていられるが、当然ながら、現実の危険
は高まっており、最後は敵に食われてしまう。

ダチョウのこんな習性、もちろん事実ではなく、旧約聖書に
起源をもつ由緒正しい(?)誤解らしい。

ダチョウには何とも気の毒な話だが、ともあれ、危険から目を
そらしている間だけの疑似平和の事を「ダチョウの平和」と呼ぶ。

「現実逃避」という意味でも使われているようだ。

北朝鮮の核実験強行に対する日本国内の議論を聞いていて、この
言葉を思い出した。とくに、安部晋三内閣が積極的に進めている
北朝鮮に対する制裁や、日本の安全保障論議に対し、「前のめり
になるな」などど言ってブレーキをかけようとする人達の議論を
聞いていると、なぜかこの言葉が頭に浮かぶのである。

金正日独裁体制が核兵器を手にしたことの脅威は、重大視しても
重大視し過ぎることはない。日本だけでなく、これまで北朝鮮を
擁護してきた中国でさえ、対北朝鮮政策を根本から転換しつつあ
るように見えるほどだ。

まして、金正日総書記は韓国メディアによると、1991年、父親
の金日成主席の前で、北朝鮮が戦争をした場合にで自身をもって
勝てるかと問われ、

「勝てます。朝鮮のない地球は要りません。我々共和国が負ける
場合は地球が壊れ、滅びる時です」と言い放った人物である。

北朝鮮メディアはこのエピソードに基づき「朝鮮のない地球は、
たたき壊さなければならない」と国民を鼓舞したこともある。
北朝鮮の核保有で、アジアの安全保障はおそらく劇的に変わる。

金正日体制の核武装を甘く見て、適切な
対応を怠れば、将来に深刻な禍根を残す。

問題は日本としてどう対応するかである。

石破茂元防衛庁長官は、
「安全保障に携わる人間というのは、心配して、心配して、
 それで何事もなかった、そういうことでいいのです。

 楽観して、楽観して、何かあった時には責任をとらない。そ
 ういう人もいると思います。軍事について考えることを、ま
 るで危険思想のように言う人達がそうです。

 しかし、政治家というものは心配に心配を重ねて、結果とし
 て何事もなかった、という事でいいのだと私は思っています」

と、昨年はじめに刊行した著作『国防』(新潮社)の中で言っている。


今の時代、「心配に心配を重ね」、国民の命と国を守るために
どうすべきか、を考えない政治家は失格だ。

また、平和主義者たちは、自分たちの平和運動が、結果的に国
の守りを弱める方向に作用し、それが相手の日本攻撃や脅迫の
野心を高め、攻撃や脅しのきっかけになる、ということを知ら
なければならない。

平和を唱えることが戦争を招くこともあるのだ。

北朝鮮は一説に60年代の半ば、中国が64年に初めて、核実験
に成功した直後から、長期戦略のもと、核保有を目指してきた
という。

核保有国になることだけが、大国からの攻撃を抑止し、国とし
ての地位を高め、体制を維持できる唯一の道、と金日成が信じ
た結果だとされる。

この見方が正しければ、金正日体制が、今後、核兵器や核計画
を放棄することは、よっぽどのことがない限りない。

北の核脅威は今後増しこそすれ、減ることはない。

であれば、対策は早ければ早いほどよい。
「前のめり」批判は見当違いというべきなのだ。


「ダチョウの平和」に似た表現で、
「奴隷の平和」という言葉もある。

人間としての尊厳や国の主権を放棄して、侵略者のいいなりに
なることによって得られる疑似平和のことだ。

その平和のもとでは、侵略された国の人民は、侵略国の支配の
前で、二等国民から一種の奴隷に貶められる。

今の日本の防衛体制は、憲法から自衛隊法に至るまで、
「ダチョウの平和」や「奴隷の平和」を受け入れざるを
えないような不備、問題点に満ちていはしないだろうか。

北朝鮮の核武装という事態を迎えて、改めて日本の防衛、
軍事態勢というものを正面から見直す必要がある。

「本当の平和」のためにである。

___________________________________

産経新聞論説副委員長の矢島誠司氏の功論文である。

風刺のきいた皮肉のこもったサヨク・反日国家の批判の論文は産経新聞出身で
現帝京大学教授の高山正之氏は有名であるが、他の知識人ではそうお目に掛か
れるものではないと思う。

このような論文は、日本の新聞において、産経新聞か読売新聞でしか日本では
読むことが出来ない。朝日・毎日・日経・中日・共同通信では、表に出ること
は有り得ない。正常な思考を持った記者が書こうものならば、デスクに確実に
はねつけられる。そう考えて間違いはないだろう。


典型的な平和主義者の医者で文化勲章を受賞した
日野原重明氏の論文の一部を紹介しよう。(一部抜粋)
http://www.bestlife.ne.jp/hinohara/rensai/index.html

「私が本当に伝えたいこと」と題して、

私は今、日本に平和は無いと思っています。60年前、広島、長崎のことがあって
日本はすぐに敗戦を認めました。あの原爆がなければ、ベトナムのように15年く
らい戦争は続いた事でしょう。

しかし、実際にはベトナムは勝利したといえますが、あのとき使われた化学兵器
や地雷や様々な事のために、現在に至っても悲劇が続いています。日本は戦後、
平和憲法を持ち、軍隊を放棄しましたが、日本に何かがあった時には、アメリカ
がこれを全面的に援護するという了解の元に実現したものです。

世界中で一番核兵器を持っているアメリカが日本を護るという約束をしているの
ですから、今の政府がその状況を引きずらざるを得ないという事は分かりますが、
これは平和の憲法ではありません。

昨年、議会で「平和憲法」に対する世論を集めるというので、私は代議士の前で
1時間のお話をしました。その席でも私は、今の日本の憲法は平和な憲法ではな
いのだということを言いました。

私はできれば男性は就職が決まったら1〜2年くらいは難民キャンプに行くとか、
海外でボランティア経験をつんだらよいということを提案しています。世界を
見ないと国内の事はわからないと思います。世界を考えないと、本当の平和は
分からないのです。

私は、平和というのは核兵器反対だけでは実現しないのだと主張しています。

終戦後61年の間に、核兵器を持っている国は10ヶ国まで増えています。そして
実際にそれを使おうとさえしています。どこかでそれを止めなくてはなりません。

テロがあっても過剰な反応をせずに、これを繰り返してはならないというメッセ
ージを発していかなくてはなりません。仕返しをしないという犠牲の心が国民に
浸透すれば、日本は素晴らしい平和国家になると思います。

そして人種や国境を越えて人の命を大切にしましょう、すべての生命を尊厳しま
しょう、いのちを傷つけないように、お互いにかばい合おうではないかという精
神が浸透すれば、「反対」の言葉ではでき得なかったことも成就するのではない
かと思います。


虚構にまみれた、非現実的な理想妄想平和論である。
日本国内だけでしか通用しない、相手にされない、机上の空論と言えよう。

これが現実の思考停止した、我が国の平和ボケした理想平和主義者の現実なのだ。

閉じる コメント(4)

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日本の周辺には核を外交の最大のカードに使っている”地域”があります。21世紀の核は兵器というより強力な外交カードなのです、その点では「日本の脅威」というのはマスコミに作り出された虚構の世界でもあります。平和ボケの意味は、現実の世界情勢を現実問題として考えられない国民の危機感の喪失が問題なのです。軍事は政治によって決まる、ど素人が政治をやるから日本は国ではないと言われるのです。

2006/11/27(月) 午前 8:47 lamerfontene

日野原先生は、現在の平和憲法や「核兵器反対」では平和は保てない、としごくもっともな事を主張される反面、仕返しをせず犠牲心を持て、と仰います。一体「犠牲」をどこまで想定されているのかナゾですね・・・こうもり

2006/12/3(日) 午前 1:10 こうもり

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lamerfontene様、その通りですね。GHQによる愚民化教育の御陰で、思考停止した圧倒的多数の日本人を生み出してしまいました。悲しいですがこれが日本の現実なので、それを踏まえて対策を講じなければこの国の未来はありません。時既に遅しの可能性もありますが・・・。

2006/12/3(日) 午後 10:13 kar*udo*11

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こうもり様、日野原氏は平和の意味を取り違えてますね。犠牲心が通じるのは日本国内の日本人に対してのみであり、圧倒的多数の外国には通用しません。まして覇権主義の人権抑圧国家には・・・。弾圧されて侵略されるのがオチであります。

2006/12/3(日) 午後 10:17 kar*udo*11


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