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香椎うっちゃんのブログ
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クロス山登山と樹木の勉強
 
アクロス山」は福岡市中央区の元県庁跡地に造られた人工の山です。複合施設「アクロス」南側斜面に立つ標高60mの山?。正式名称は「ステップガーデン」と言います。
1120日(日)午前、「唐津街道西新まち歩き」に参加した後、午後は天神に寄ってアクロス山に登りました。

          ●天神中央公園から眺めたアクロス山 
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造園や人工地盤など、高度の植栽技術を駆使して造られています。 土も軽量化された保水性の高い人工土壌が使われているのです。 1ヶ月間、雨が降らなくても散水の必要はありません。 当初、76種類の樹木が37千本植えられましたが、現在は120種、4万本に増えているそうです。 ムクドリ・ホオジロ・シジュウガラなどの鳥類が、糞の中に種を運んで来たからです。 山の中の所々に樹木の解説版が立っているようですから、木々の勉強を兼ねて、登ってみたいと思います。

                      ●登山道入り口 
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登って下りてくるまでの階段総数は809段。いい運動です。それでは出発!。
早速、樹木解説版がみえました。 解説版の内容に、ウィキペディア等で調べた事柄を加えて報告していきます。
 
● ニワトコ (接骨木)
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枝・幹・葉っぱを煎じて、水アメ状態になったものを骨折の際の湿布剤として用いていたことから「接骨木」の名前が付きました。若葉・若芽はテンプラにして食べれるそうです。魔除けになると言われ、正月の飾りに利用する地方もあります。 魔法を使うハリー・ポッターの杖が「ニワトコの杖」です。
 
● ナワシログミ (苗代茱萸)
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グミの実は鳥の好物らしい。 山の中にグミの木が多いのは、鳥が運んで来たのでしょう。根に共生している菌が、木の体力を強くするため、荒地の緑化に利用されています。
 
山道はこんな感じです。 いいでしょう!。
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● イロハモミジ (いろは紅葉)
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名前の由来は、手の形をした葉っぱの指を数える時に「イロハニホヘト」と数えたことによります。確かに七ツの指がありますね。
 
● アキグミ (秋茱萸)
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春に花が咲き、秋に実が稔ります。多くのグミの実は楕円形をしているのですが、アキグミは丸っこい実です。 これも鳥が運んできたのかな?。
 
途中にベンチが配してあります。 カップルで来るといいかもネ!。
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● ウバメガシ (姥目樫)
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材質は硬く、備長炭の原料として重用されてきました。 よって、産地だった和歌山県では「県の木」になっています。 乾燥や刈り込みに強いので生垣に使われることも多い。 漢字名の由来は、若芽が茶色で”おばあさんの目”の色に似ているからとのことですが、おばあさんに失礼ですよね。 別名に「ウマメガシ(馬目樫)」とあるようですから、こちらを使用したらどうでしょう。提案します。
 
途中、紅葉した木々の間から「天神中央公園」が下に見えます。
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● シロダモ
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クスノキ科で、葉っぱの裏側が粉を吹いたように白いのが特徴です。
 
石段の山道はまだまだ上に続きます。
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● クチナシ (梔)
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果実が熟しても割れないので、クチナシ(口無し)と名付けられたのです。 果実は黄色でほのかな芳香があります。 乾燥果実は漢方薬の原料になり、大分県の郷土料理「黄飯」には、色付け・香り付けとして利用されます。クチナシと言えば、渡 哲也の「くちなしの花」が思い出されます。

♪ くちなしの花の 花の香りが 旅路の果てまで ついて来る くちなしの 白い花 おまえのような 花だった 

花言葉は「胸に秘めた愛」・・・あ〜いかん、昔を思い出しちゃった。
 
● コナラ(小楢)
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名前は「小さな葉の楢」の意味。根が地中を真っ直ぐに育つので、土砂崩れが起きそうな箇所に防止策として植栽するそうです。 シイタケ栽培の菌を植え付ける原木として知られています。
 
● マサキ (柾)
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刈り込みに強く、密生するので生垣に使われます。近くの町中でも良く見かけます。葉が対で生えているのが特徴です。
 
もうすぐ山頂です。ススキを見つけました。秋の山野はいいなあ!。あッ、ここは天神か!。
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展望台到着。この日は曇り時々晴れで、展望はあまり良くありません。
博多湾方向、志賀島と玄界島が望めました。
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東の方向、キャナルシティの先に四王寺山は確認できますが、宝満山は霞んで良く見えません。
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東側の山道を通って下山します。
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● ソヨゴ (冬青)
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モチノキ科で、葉が風に吹かれてソヨソヨとそよぐ音から名前が付いたとか・・・あまりイメージが湧きません。材質は木目が細かく硬いので良質の炭に利用される他、ソロバンの珠にも使われているそうです。
 
紅葉の先に済生会病院が見えます。
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下の写真は、”アクロスではなく立花山だ”と言っても通用しますね。
しかし、都会のど真中で、こんな自然に触れられるとは嬉しいです。
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● サワラ (椹)
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樹高が30メートルにも達するヒノキ科の樹木。水湿に強いので、風呂桶などの材料になっています。
 
アクロス山には川も滝もあり、水が流れています。
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● ヤマグワ (山桑)
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蚕の餌として知られています。熟した実は養蚕場で働く人がオヤツとして食べていました。現在は果実酒やジャムなども作られているそうです。 栄西(ようさい)が日本で最初に開山した博多区の禅寺「聖福寺」は有名ですが、その山門には後鳥羽天皇から賜った「扶桑最初禅寺」と書かれた扁額が掛かっています。中国で「桑の木」は薬効を備えた聖なる木として神木化されていました。それを「扶桑」と言います。 栄西(ようさい)が書した「喫茶養生記」には、彼が中国から持ち帰った「」の栽培法と薬効が書かれているのですが、「喫茶養生記」は上巻・下巻があるのです。 下巻に「桑は是れ 仙薬の上首」と書かれ、桑の葉を煎じた「桑の湯」は医薬として、中風や脚気に大変良く効くと述べています。桑の薬効は凄かね〜。
 
 
展望台で過ごした時間も含め、30分で下りてきました。
アクロス山の中を流れていた川の水は、喫茶「シャポー」の店前に流れ落ちています。
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あ〜秋の山を満喫したバイ???。

:展望台は土・日・祝のみオープンされます。
 
樹木の参考文献:アクロスステップガーデン樹木説明版 及び ウィキペディア
 
 
 
 

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