ここから本文です
香椎うっちゃんのブログ
ホームページ 「香椎浪漫」(検索)も時々覗いて下さい。

書庫全体表示

志賀島の”ワカメ”と”ヒザラガイ”
 
飲み仲間である元気じいさん6人で、志賀島へ磯遊びに出掛けることになりました。3月25日(土)、朝は曇り空でしたが、昼前には晴れて温かくなりました。 Gさん宅に集合し、2台の車で出発です。

               平均年齢68歳の元気じいさん
イメージ 1

アイランドシティ、雁ノ巣、西戸崎を経由、志賀島入り口から右回りで国民休暇村に到着。玄界灘は波も小さく穏やかです。 休暇村前の下馬ヶ浜は潮が引いています。

                 下馬ヶ浜から北東 
イメージ 2
     
 
今回は下馬ヶ浜両端の岩場で、”ワカメ”と”ヒザラガイ”を採ろうと思っています。
 
その前に、2年前のブログ「志賀島でワカメ刈り(2015年3月9日)」の中での「密漁」について補足を加えておきます。 まず「密漁禁止」の看板です。
 
                 密漁禁止の看板
イメージ 3
  
2年前のブログで「ウニ・アワビ・サザエの密猟は罰せられますが、ワカメは大丈夫です」と書いてしまったのですが、説明不足で、そこが間違っています。では、ワカメは採っていけないのか、と言うと・・・そこには解釈の違いが存在します。 うっちゃんは看板に記されている「福岡市漁業協同組合」と「東警察署」に問い合わせ、質問をしました。また、弘港の漁師の方にも話を聞いてみました。 結果、いろんな事が分かりました。 もともと、何故「密漁」を厳しく取り締まるか・・・ですが、漁業許可を得ていない者が「営業」を前提として漁獲し、本来、漁師が得るべき収入を侵害する行為が「密漁」なのです。 暴力団が絡んだ事案も数多くあるんですよ。 看板に書かれている「密漁で検挙された場合は、3年以内の懲役もしくは200万円以下の罰金が課せられる」は、漁業法第138条に定められています。 要するに、営業では無く、自分達が食べる分を採るのは問題はないと解釈できます。 日本国憲法では「一般人が天然の水産物を収集し、自らの食に供することは罰せられない」となっています。 都道府県毎のきまり(通達)よりも、日本国憲法の方が優先するのでしょうね。 但し、ここで解釈の順位・違いは別として、大切な事柄があります。「養殖」です。 漁師さんや漁業組合には、将来に渡った安定した水産物供給に対して、日々努力しておられます。 志賀島エリアではアワビ・サザエの稚貝・稚ウニを放流し、養殖を行っています。 志賀島の周辺一帯が養殖施設ですから、ここで採取した場合は密漁の前に窃盗になります。密漁禁止の看板にワカメは書かれていませんが、ワカメも海底に種を植えて養殖しています。 ですから、ワカメも一般人が潜って採ったら、密漁かどうかは別としても、窃盗になります。 問題は「養殖場から抜けて海岸に流れ着いたワカメはどうなのか?」。この言葉だけで県水産課や東警察署に質問すると「ダメです」の回答になりますヨ。 質問を受ければ、そう答えざるを得ない、というか・・・分かるような気がします。
海の中は誰のものでもありません。養殖場を離れて、海の中を彷徨ったものは自然のものと解釈できます。このあたりは、個人の良識と常識による道徳判断なのではないでしょうか。 
① 子孫の為に、自然資産を保護する。
② 漁師さんや漁業関連事業者の利益を侵害しない。
個人的には、この2点で物事を判断すればいいのでは、と思っています。これは私個人的な見解ですので、個々においては責任を持って行動して下さい。
 
と言うことで、元気じいさん達の志賀島磯遊びが始まります。 潮が引いた岩礁に下りて、流れてきた”ワカメ”と岩にへばり着いている”ヒザラガイ”を探します。 
                  
イメージ 4イメージ 5













ここで、もう一つ判断しなければいけない事柄がありました。 潮が引いた岩場を長靴で下りると、数は少ないですが、30〜40cmくらいの天然の”ワカメ”を見つけることがあります。2年前には、これを採って帰ったのですが・・・先に記した内容からすると、これはOKなのか、ダメなのか。 これが自然資産を守らなければいけない、と言う観点です。まあ、このあたりはその時その時の状況と良識の範囲で・・・。

結果的に天然ワカメは見つけられないですね。 流れ着いたワカメは北側の岩場では少なかったですが、バケツ1杯は探すことが出来ました。
 
                  ヒザラガイ
イメージ 6イメージ 7













ヒザラガイ”は軟体動物の一群で、岩にくっ付いて、8枚の殻で背中を覆い、身を守っています。大きさは3cm〜4cmです。鎌の刃を岩とお腹の接着面にあてると容易に剥がすことが出来ます。剥がして置いておくと、腹面を折り曲げてダンゴ虫のような姿になります。奄美群島では珍味の高級食材として扱われ、生刺身・酢味噌和え・煮つけで食されているようです。 爪で殻を剥がし生で食べてみたのですが、コリッとした食感で美味しかったです。 でも、持ち帰っても、奥さんが気持ち悪くて調理出来ないかも・・・。
 
              玄界島方向 と ワカメ船
イメージ 8

下馬ヶ浜の反対側を探すことにしました。 ワカメ船が操業しています。 ご夫婦ですね。 奥さんが艪を漕ぎ、ご主人が長い竿でワカメを海底から船上に採り上げています。 この微笑ましい光景を見ると密漁は許せません。

                下馬ヶ浜
イメージ 9

玄界島と糸島の山々が望めます。 青い海、白い砂浜・・・清清しい空気。 これだけでも、じいさん達にとってはハッピーな気持ち。 
しかし、ワカメは流れ着いていないなあ・・・ と、潮が引いた浅瀬の底に黒っぽい影が映っているではありませんか(矢印)。 何とワカメが固まって流れ着いていたのです。
皆さん、腰まで浸かったり、長い竿で手繰り寄せたり・・・。

イメージ 10イメージ 11













たちまちバケツ5杯〜6杯のワカメを引き上げました。 ニコニコ顔で記念写真に収まっていると、我々と同年輩の近くの住人の方が寄って来られて言いました。「今日は、皆さんは幸運でしたね。私も散歩がてら砂浜を歩いて、ワカメを1本・2本拾って帰ることはあるけど、こんなに沢山流れてくることは珍しいよ」。

              ワカメ大漁の記念写真
イメージ 12

「ああ〜運が良かったんだ。俺達は日頃の行ないがいいもんね」と、6人のじいさんはバケツに1杯づつ分け合って、幸せ気分で帰宅したのでした。
 
こんな日の夜は、反省会?の酒を飲みに再び集まります。楽しい一日は夜更けまで続いたのでした。

イメージ 13
イメージ 14












 
さて、うっちゃんちの”ワカメ”と”ヒザラガイ”はどうなったのか・・・。
帰宅後、見た目の悪いダンゴ虫のような”ヒザラガイ”を奥さんに見せると・・・「あらあ、これ美味しいのよ」。 実家の出雲で時々調理したことがあるようです。

イメージ 15イメージ 16













軽く湯通して、殻を剝いて腸を取り出します。 (右写真右側)甘辛く煮たそうです。本当に美味しかった。 手間が掛かるので「あまり持ち帰ってほしくない」と言われました。右写真左側は「めかぶ」です。 これは普段スーパーで売られているパックをよく食べますが、今回のほうが新鮮で美味しかった。
 
次の日(26日)の夜は、冷蔵庫に残っていた豚肉・白ネギ・白菜と一緒に「ワカメのしゃぶしゃぶ」をいただきました。

               ワカメのシャブシャブ
イメージ 17

ワカメをお鍋の中でサラッサラッと浸すと、きれいな緑色になります。これをポン酢に浸けていただくと・・・潮の香りが口の中に広がります。 奥さんも美味しいと喜んでおります。 右下はワカメの茎のキンピラです。 ビールに合いました。
 
残ったワカメは一夜干しにして保存です。

イメージ 18イメージ 19











 
今回はいろいろと学んだことが多かった磯遊びでした。
 
 
 
 

この記事に

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事