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誤嚥(ごえん)性肺炎

誤嚥(ごえん)性肺炎
 
福岡県医師会「県民健康づくりセミナー」の案内ハガキが3月上旬に届きました。 セミナーのテーマが「肺炎予防 〜あなたの”食べる”は大丈夫ですか?〜」となっています。、「肺炎と”食べる”は関係あるんだろうか?」と、興味を持ったのでした。
 
福岡県医師会館での3月のセミナーには、いつもよりは多い80名ほどの受講者が参加していました。この日の講師は福岡大学病院の緒方 静子先生です。
           
             福岡大学病院 緒方 静子先
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緒方先生は自己紹介の後、講義に入る前に受講者に質問されました。「”えんげ と言う言葉をご存知ですか?」 半数以上の人が挙手されました。 うっちゃんは正直言って、初めて聞く?言葉でした。 これまでの人生に於いて、病気・健康に対する勉強不足・意識の低さを痛感した次第です。 まあ、いいや! だからこそ、こうしてセミナーに参加してるんだから!
 
■ えんげ(嚥下)
                            
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「えんげ」の漢字「嚥下」も知りませんでした。
「えんげ(嚥下)」とは、「飲食物をごっくんと飲み込む」ことだと、緒方先生のお話しで分かりました・・・が、それが肺炎とどんな関わりが・・・???。
 
次に咽(のど)は「空気」と「飲食物」の通り道であることを確認しました。 気道(気管)と食道の通路が喉頭で交差していること、つまり、つながっていることは知っています。
 
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口の中で食べ物を噛んで、”ごっくん”する動きによって、筋肉が気道を閉めるので、食べ物が食道へ流されるんです。当たり前のように思っていたのですが、再確認ですね。
 
次に「ごえん」と言う言葉です。
 
■ ごえん (誤嚥)

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漢字では「誤嚥」と書きます。 ナルほど! 機能の低下なのかどうかは分からないが、以前に、水が気管に入って「むせる」ことはありましたね。 これが機能の低下によって、度々起こるとヤバイのだそうです。
 
嚥下えんげ)」と「誤嚥ごえん)」について学んだことを、一度横に置いといて、「肺炎」について確認します。
 
■ 肺炎は、日本人の死因の第3位です!

第1位:悪性新生物(がん)
第2位:心疾患
第3位:肺炎
第4位:脳血管障害

つい近年まで「脳血管障害」が第3位でしたが、肺炎が抜いてしまいました。
 
我々にとって問題なのは、肺炎死亡者の95%が65歳以上と言う事実。
 
肺炎は肺の炎症性疾患のことで、一般的には急性感染症として引き起こされます。
感染症の病原菌としては、肺炎球菌インフルエンザ菌など多数の細菌・ウィルスが確認されています。

肺炎の分類

① 市中肺炎・・・通常の社会生活の中で罹患する
② 院内肺炎・・・入院患者が基礎疾患や治療により感染しやすくなる
③ 誤嚥(ごえん)性肺炎・・・誤嚥(ごえん)により続発
 
肺炎の分類の中で、3番目に「誤嚥(ごえん)性肺炎」が出てきました。
誤嚥(ごえん)性肺炎の病原菌は「口腔内常在菌」です。
 
ゴックン」から「肺炎」までの係わりが分かりました。
誤嚥(ごえん)によって、食べ物が誤って気管を通る時、口腔内の菌類が一緒に肺まで入り込み・・・高齢によって抵抗力が無い場合は肺炎を引き起こす。 なるほど・・・。
 
■ 誤嚥(ごえん)が起きてしまう原因

(1)機能的な問題:脳の病気、筋肉・神経などの病気
(2)器質的な問題:口内炎、食堂の病気、甲状腺などの病気
(3)加齢による :年齢とともに噛む・呑みこむ機能に関連する筋肉の低下
 
(1)、(2)の問題を抱えていない場合、我々高齢者は(3)の事項について、学習できる範囲で予防対策を心がけねばなりません。
 
 誤嚥(ごえん)を疑う症状
 
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緒方先生のお話し及び資料によると、「むせ」や「咳」は必ずしも”ごえん”ではなく、防御反応の場合もあります。

また「”ごえん”した」=「ごえん性肺炎が発症」ではないことも、しっかり認識しておかなければなりません。
 
チェック表で「おかしい」と思う点があれば、お医者さんに診てもらうのが一番です。
 
■ ごえん性肺炎になりやすい状況とは?

口の中が不衛生な状況・・・適度に温度やしつどが保たれている口の中は、細菌が繁殖しやすい環境にあります。歯磨きを怠ると細菌が更に繁殖し、ごえんした時に、容易に肺炎を発症することになります。

むせた時に喀出する力が弱い状況・・・むせた時に力強い咳(せき)ができれば、気管に入りかけた食物をしっかり吐き出すことができます。咳の力が弱いと十分に吐き出す事ができません。

免疫や体力が低下している状況・・・体力が低下していると、むせた時に力強い咳をする事ができなくなります。さらに、免疫力が低下している場合、身体の中に侵入した細菌や異物から自分の身体を守る事ができなくなります。
(緒方静子先生 配布資料より)
 
以上のことから、大切な予防は

1.お口の中を清潔に保つこと
2.免疫力を上げて、体力を維持すること
3.喉(のど)の筋肉を鍛えておくこと
 
■ えんげ体操

口に取り入れた食べ物や飲み物を食道まで送り込むために使う「舌・口・首」の筋肉を鍛える体操です。毎日コツコツ続けましょう。

                えんげ体操
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緒方先生は最後に「肺炎の一般的な症状・徴候を理解し、早めに受診することが大切」だと話されました。
                大切なことは
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緒方先生の講義は解り易く、良く理解できました。
緒方先生、県医師会事務局の皆さん、ありがとうございました。
 
*ブログ内説明画像は、全て3月のセミナー配布資料から引用しました。
 
 
 

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