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昨日、今日と戦場でのココロの傷の話がNHK総合で22時から特集されています。昨日は古くは第一次世界大戦、第二次世界大戦、太平洋戦争、そしてベトナム戦争、イラク戦争と。
人間は人間を殺すことに抵抗を感じる。だから戦闘員に対しては敵が人間ではない悪魔のようなものとして教育し、習慣化させていく。日本でもかつて「鬼畜米英」と言ったのはそういう人間以下のものとして扱うことで戦闘意欲をかきたてようとしたのかも知れません。
戦争の記憶、人を殺した罪悪感は拭いがたい記憶として心に刻まれるようです。特に子供や老人、女性などのあきらかな非戦闘員を殺した場合の心の傷は深く、自殺を試みるものも多く、そして自死に至っているケースが多々あるようです(実例紹介)。
これらのココロはPTSD(心的外傷後ストレス障害)と云い、病気なのですが、なかなか周囲の理解は得られないし、ちょっとした物音等で反射的に戦場にいる錯覚を起こし、怯えるようになります。
今日の特集はイラク戦争に行ったアメリカの母親兵達の話です。戦場で少年兵を殺してしまい、子供を愛せない、という深刻な症状を訴え、涙にくれる元兵士が痛々しいです。また、子供に「何故イラクへ行くのか?」と問われる母親にも苦悩が浮かびます。
昔、「大義」の名のもとに悲惨で無意味な戦争をしてしまった日本。そしてアメリカもまた「大義」の名のもとに戦争をしかけ、その大義がウソと分かったいまでも新たな大義のもとに戦争を継続し、自国民を悲しませています。
それにしてもイラクから帰還したアメリカ兵の約半数ほどがPTSDにかかっているというアメリカは国の内部に大きな病を継続的に生み続けていないか。敵と味方を分け、敵は殺すべき相手という戦争の基本。でも、敵の中の人間を殺したとき、人は一生苦しみ続けるのです。
誰のための戦争か。憎しみが新たな憎しみを生み、戦争を永遠に回る歯車のように回し続けています。戦争は止めろ。戦争はやめなければいけない。その思いを新たにしています。
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私も同じ番組をみました。私の感想は、トラックバックさせていただいた文章に記載しました。
2008/9/16(火) 午前 1:07 [ 琵琶 ]