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シロートの勝手な見解です。興味の無い方はスルーして下さい。
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今日は前「日産会長兼三菱自動車会長兼ルノー会長」であるカルロス・ゴーン氏の4度目の特捜検察による起訴の日になるという。
昨年の11月19日の羽田空港での突然の逮捕劇から何日の拘置所暮らしになるのだろうか。10億円という保釈金を積み、束の間の娑婆の空気を味わったものの4度目の逮捕と拘留延長による拘置所暮らしが続いている。
この逮捕・拘留・拘留延長・起訴劇に異常さを感じるのはゴーン氏に対する「一切の口封じ」だ。何か反論しようとすればすぐに「逮捕」「拘留」「拘留延長」と続く、その延々と続く「背任容疑」の中身は報道によると「関係者の話」や「日産幹部」の話だけだ。送金指示のメールがあると言ってもその指示が業務上の送金なのか、自分のものにする送金なのかは「関係者や日産幹部」そして特捜の捉え方次第という内容で客観性は何もない。
本当に特捜がゴーン氏の悪事の証拠を握っているなら、反論されたって証拠を突きつければそれで済む話だし、何よりも裁判で決着させればいい話だ。
裁判では無罪になる。その可能性が高いから大メディアを使い、利益を共有する日産を使い、確証も何もない、情報の断片の切り売りでNHKをはじめ多くの大新聞で「犯罪者」「強欲」の印象付けを繰り返し、繰り返し行っている。メディアはゴーン氏の不正がさも事実のようにさんざん報じた後、最後の一行で「本人は無罪を主張している」と付け加えるが、多くの人々の頭には完全に「悪人ゴーン」が刷り込まれる。
裁判では証拠も何も無く無罪になるが、その前の報道により社会的には抹殺され、名誉を棄損される。過去に何人の人々がこの被害に会っただろうか。その度に比較的心あるマスコミは反省を述べるが、いままた「喉元過ぎれば熱さを忘れ」特捜検察や陰謀を企む側の情報を一方的にまるで事実のように報じている。
さて、あなたがゴーン氏の立場だったら、どのような気持ちになるでしょうか。「そんな立場になる訳ないから考える必要はない」のかも知れませんね。でも、これほど騒がれる事件でなくても類似の小さな事件はアチコチに起こっていて、検察に目を付けられて「逮捕」「拘留」され、否認を続けると「拘留延長」になり、勤めている会社や同僚から不審の目を向けられ、会社を辞めざるを得ない・・・という事が結構起こっている。
映画でも話題になった「それでも僕はやっていない」という痴漢冤罪事件はその典型例だろう。罪を認めない(やっていないのだから当たり前)と、延々と続く拷問がらみの人質司法。こんな人権を無視した中世や戦時中のようなやり方を日本はいつまで続けるのだろうか(最近はオレオレ詐欺の犯人扱いをされて被害に会った人もいる)。
無実を訴える者を裁判の前に社会的に抹殺し、長期拘留と拷問に類する取り調べの連続で自白に追いやるこの手法を万一あなたが受けることになったらあなたは耐えられるだろうか。検察の筋書き通りの調書にサインしたら「すぐに娑婆に出してやる」というニンジンをぶら下げられてあなただったらどこまで耐えられるだろうか。
それでも本人は自らの名誉のために耐えても周囲の関係者は当たり前だが耐えてくれない。ホリエモンの事件がそうだった。かつての部下や仲間が次々と検察の拷問に耐えかねて落ちていき、その証言が証拠になり、ホリエモンは実刑を受けた。彼自身、いま「ゴーン氏の敗訴」を予測する。何でも出来る検察は本人がいくら否定し、証拠がなくても周囲の人間を落として、その供述書を証拠にする。そしてそれを裁判官も唯々諾々と受け入れる・・・と。
恐ろしい国だ。こんな恐ろしい事を堂々とやってのけられる人々の心の中はどうなっているのだろう。多分、自分なりの正義を秘めているのだろう。今回のゴーン事件では昨年の早い段階でルノーによる日産の統合話を日産が経産省に相談し、経産省が危機を感じて「統合阻止」のための「覚書」まで作っていたとの報道(フランスのマスコミ、朝日新聞)もある。
最初のゴーン逮捕の時も日産幹部(川口氏)が政府に説明に行くとき「表(正面玄関)から来い」と政府が絡んでいることをわざわざマスコミに知らしめるような行動をとっていることも、今回のゴーン事件が政府、日産が一体になりそれをマスコミが忠実な犬として報道する構図が浮かび上がらせている。
いま、起こっているゴーン氏の容疑は有罪でも無罪でも何でもいい。目的は日産のルノーへの統合を止めさせること。そのためにゴーン氏を社会的に抹殺すればそれで目的は達成される。そして特捜検察は「悪人ゴーン」を追放した正義の組織であり、例え裁判で無罪になってもそれは「敵が上手く逃げ切っただけ」と過去の類似の事件と同じ様に話すだろう。そして「特捜検察」は決して冤罪製造組織では無く「巨悪を眠らせない正義の組織」という事になり、日本を代表する企業は決して他国の軍門には下らせないという国策も成就される。
さて、日産の人々はどう思っているのだろうか。有能な外国人経営陣が次々と辞め、他の自動車会社へ移ったりしている。ゴーン時代の社風に国際的な息吹を感じて入社してきた若い人達も浮足立っているだろう。検査業務の不正が発覚し、その改善が出来ていないのにさも再発防止が確立したように発表し、何度(合計4回)も内部告発で不正を暴かれた現経営陣に真に希望があると考えている社員はどれほどいるのだろうか。ゴーン氏のメッセージビディオで、業績の悪化や経営ビジョンが無いことを指摘された西川社長はマスコミに「そこはこれから頑張ります」と言った。このすっとぼけた顔のどこかにもやはり「正義」はあるのだろうか。
拘留されてなお「私は強い人間だ」と言っていたゴーンだが、この世界の常識を無視した人権をないがしろにした拷問司法、人質司法に流石に4度目の逮捕の時は恐怖の表情を見せたという。今でも日産を愛し、日本を愛していると言い続けるこの類まれなる経営者は裁判前の人民裁判で烙印された犯罪者のレッテルを剥がせるのだろうか。何よりも、拷問司法・人質司法そして大メディアによる人民裁判に負けることなく戦う姿を見せて欲しいし、言い続けている「無実」を証明して欲しい。
いま、蔓延する権力の横暴、恣意性、不公正性、不公平性・・・そしてそれをチェックし、抑制させるべきマスコミの堕落。何とかまともな国になって欲しいと願うばかりです。
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社会・事件
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ど素人の勝手なボヤキです。長文ですので興味のある方のみ読んで頂ければ幸いです。
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はてさて、この事件も今まで特捜が手掛けて来た多くの事件と同様「竜頭蛇尾」の気配が濃厚になってきました。
日産の西川社長を首謀者とするクーデター派と特捜が手を組み、互いの利益を享受するWinwinの仕掛けですが、事前の詰めが甘く日産側の押収書類からはゴーンを逮捕したものの西川も逮捕しなくちゃおかしいだろう・・・という資料が出てくる始末(直近3年のゴーン報酬過少記載の責任者は西川社長)。
まあ、そもそも貰ってもいないゴーン会長の報酬(退職時支払い計画)が各年度で「確定」していたか、していないかの争いであり(「確定」していたら有価証券報告書に記載要)、ケリー氏が事前に金融庁に確認して記載不要OKを貰っていたり、西川社長と「確定していないという認識を共有していた」ものである(ケリーが弁護士を通じての談)。西川とケリーはそれを順法的にゴーン退職時に払う方法としてコンサルタント料や競合他社に入らないなどの「雇用合意書」を作り、お互いにサインしていた。
それなのに年度ごとの報酬が多いのでゴーンとケリーが隠すためにウソの記載をしたという罪で逮捕したという。「確定」した金額であるという事を特捜はどうやって立証するのか。また、前半5年(1回目逮捕分)はゴーン氏が提出責任者としても後半3年(再逮捕分に含まれる)は西川氏が提出責任者である。何故、西川氏は逮捕もされずにのうのうと記者団のインタビューに答えたりしているのか。それが司法取引なのだろうか、不思議だ。
あと、法の趣旨は株主の投資に影響するウソの情報を提供することを禁じたものであるが、年間の利益が概略5千億円もある企業の役員報酬が10億円過少記載されたとして投資に影響するとは到底考えられないものであり、法の趣旨に照らしても実質的な害のない形式犯での逮捕劇と云えるものだ(この罪で最も悪質なのは東芝の2000億円粉飾決算だが、「不適切記載」と表現を変え、誰も逮捕もされなければ罪にも問われていないこの不思議)。
と、まあこのおかしな事件は何故仕掛けられたのか。日産クーデター派と特捜のWinwinの関係というのは主に日産側の事情であるようだ。11月22日の取締役会でゴーン会長は西川社長の更迭を提案する予定だったという(12月9日のウォールストリーtジャーナルより・・・基本的に日本の新聞のように不明確な事は書かない)。理由は業績悪化(特に北米事業で叱責を受けていたとの事:「ガイアの夜明け・・・ゴーン事件の真相」より)。他にも不適正検査など何度もボロが出ていたし(合計4回)、そりゃ、そうだろうな・・・と思う。
それを察知した西川一派がやられる前にやれとばかりに11月19日に逮捕を誘導し、そのまま拘置所に閉じ込めた。そしてクビを提案される筈の人物(西川社長)が逮捕当日に記者会見で「悪人ゴーン」をとくとくと説明し、22日の取締役会ではこの2名を拘置所に入れて口封じ状態にしてゴーン会長を解任した(挙句の果てに自分が会長を兼務しようとしたがそれはルノーに阻止された)。※他にルノーによる支配からの脱却という目的も云われている。このため、官邸や経産省が絡んでいると・・・
それでは特捜側の利益は何か?というと、これは一部では常識になっているが、いわゆる「大物」を逮捕して、特捜の存在意義を世間に知らしめること(他に今回は司法取引の有用性を知らしめるというのもあるのではないかとのこと:郷原信郎)。日常アチコチ嗅ぎまわっている訳であるが、その網に日産の弁護士から今回の情報が入った。日産の内部通報者からも話を聞いたら「こりゃいける!」となったようだ(12月25日放送、「ガイアの夜明け・・・ゴーン事件の真相」より)。
そこですっかり特捜の犬と化している朝日に、この大捕り物を事前リークし羽田空港の逮捕劇まで撮らせる始末。後は検察と日産による一方的、且つ作為的な情報リークで「悪人ゴーン」一色の報道で世間の認識をキッチリ固めるといういつもの手口で一丁上がり。「我々、正義の味方特捜は悪人ゴーンを逮捕して、その悪事を裁くゾ!」という訳だ。
この特捜の存在意義を世間に知らしめる目的は「組織の維持」。戦後、GHQから始まる特捜の歴史の中で、時々こういう「大物逮捕」を世間に見せている(話題性の大きいところでは結局無罪になった小沢一郎の陸山会事件やホリエモンのライブドア事件など)。ホリエモンは、この特捜の組織維持のための事件創作について、ゴーン逮捕後abemaTVで話していた。また、特捜とマスコミの癒着状況についてもその目撃情報を話していた。そして最後に「奴ら(特捜)に狙われたら終わり」とも。結局、検察と裁判所が一体となっているためどんなに本人が否認しても有罪にされてしまう。そういう手法が確立されているんだ・・・と(周囲の人間がみんな人質手法による拷問的尋問に落ち、検察ストーリー通りに供述等)。
さて、ところが大どんでん返しが12月20日に起きた。検察の拘留再延長申請を裁判所が認めなかったのだ。一体だった筈の検察と裁判所。特に特捜案件で検察の申請を却下するということは前代未聞の出来事らしい。そこでケリーとゴーンが保釈されて、反論してきたら日産側が崩れて捜査に協力しなくなり、捜査がやりずらくなる。という事で何としてでも閉じ込めておきたい(しかし。こんな動機は正当化されるものなのでしょうか。本当に正義であるなら反論されても泰然自若としていられるのではないか?不思議だ)。
そこで、検討していた案件(特別背任罪)を急遽引っ張り出して、保釈の前に再々逮捕。しかし、その特別背任罪もホントーに罪になるの?という代物であることが日に日に明らかになってくる。マスコミは世間に誤解を与えようとする日産と特捜リークそのままに、自らの損失の18.5億円を日産に付け替えた・・・とだけ報道するが、詳細を見ると、それは損失含みでゴーンに戻されているとのこと。その時、追加担保を銀行から要求されたのでゴーンの友人のサウジアラビア人から30億円の担保提供を受けた。担保提供自体は問題のない話だが、その後そのサウジアラビア人に何回かに分けて約16億円を日産が送金している。これが特別背任にあたるという訳だ。
その16億円の目的は何であり、日産社内で適法に処理されたかが問題であり、検証しなければならないことだが、特捜側のリーク情報は「謝礼」で払ったものであり、その支払いの根拠となる「請求書」はねつ造だという。そりゃあ、疑えば何でも云える話だが、そんなイチャモン話を大メディアにリークしてまでも、何とか有罪に持っていこうとするのは如何なものか(検察は請求書作成のサウジ側の聴取をしていない)。
ゴーン氏が弁護士を通じて反論している「サウジでの政府や王族に対するロビー活動や、現地販売店と日産との間で生じていた深刻なトラブルの解決協力など日産の為に働いて貰っていた正当な業務の対価だ」(このサウジ人は日産の中東市場の販売、マーケティング業務をサポートする目的で2008年10月に設立された「日産ガルフ」の会長)という話をどう覆すというのだろうか。また、支払いは「最高経営責任者(CEO)予備費」から支払われたとのことだが(日産幹部:ロイター通信)、そうであればゴーンの判断で使える予備費を会社として設定していたものであり、違法性があるとは考えにくいものでもある。
この請求書はウソだと言ったって、ウソであることを立証できるのだろうか。そのサウジ人から話を聞かないことには始まらないが、そのサウジ人は検察の聴取に応じるだろうか。
ゴーンを羽田空港という日本の玄関で飛行機内にいる状態でテレビ報道付きで逮捕し、その後何十日も拘留し、拷問に等しい状況で尋問を続ける野蛮な日本の司法に身をゆだねるようなことをしてくれるだろうか。有り得ないだろう。だから、特捜も最初はあきらめていた案件だったのではないか(むしろまともに証言されたらそこで検察が万事休すかも知れないが)。
特捜の言いなりだった裁判所が急に云う事を聴かなくなくなったと逆上し、それなら特別背任で再逮捕だー! とやっては見たものの(12月22日朝日新聞)、その結末は何の成果もなく、大山鳴動ネズミ一匹・・・どころか、蟻の一匹も出るかどうかという状態だ。目標であった「特捜の存在意義を世間に知らしめる」筈が、へたすれば「特捜解体論」を再び巻き起こすことになるかも知れない。
でも、ホリエンモンが言うように彼らは「焼け太り」するんだよね(abemaTV)。厚労省局長の村木厚子冤罪事件で特捜による証拠改ざんがあったり、取り調べの可視化なども提案されたりしたが、検察はそれらを全て逆手に取り、自分たちが有利になるように法律化してしまった(全てを可視化ではなく任意の可視化にしたり、司法取引制度の導入など)。役人達の狂った「組織防衛・拡大」はどの役所にもあり、「仕事の場を作るために仕事をする」のが出世の道だが、この特捜・検察というのは絶大な権力を保持し、罪のない人をも陥れるから一層、質が悪い。
特捜が巨悪を取り締まるどころか、罪のない人々を罪人に仕立てる巨悪になってしまっている事が疑われる現状。特捜解体論が論で終わらずに現実になる日は来るのだろうか。
ps:19年前に約2兆円の有利子負債を抱え、潰れる寸前だった日産。政府も含め誰も手を差し伸べなかったがルノーが共倒れの可能性さえあるリスクを取り債務保証をし、敏腕経営者のゴーンを送り経営を抜本的に変え、V字回復させた。以来君臨するゴーン会長。彼へのクーデターが日産を再び苦境へ陥れるかも知れない。日産社員は何故立ち上がらないのか。マスコミ情報を鵜呑みにして「尊敬していた経営者だったが陰でこんな事をしていたなんて、裏切られた気持ち」(「ガイアの夜明け」より)、な〜んて云っていないで自分なりに事実を確認し、必要な行動をして欲しいものです。
この騒動で日本に来る有能な外国人経営者は二の足を踏むことになるかも知れないですね。日産はおろか日本全体に企業経営の範を示してきた人物(2004年に天皇陛下から外国人経営者初の藍綬褒章も賜っている)が、掌返しされ、問答無用で拘置所に入れられ、大メディアを通じて日本中のバッシングを受けるのだから・・・。経産省もアホ面して日産を応援していないで真の国益を考えて欲しいものです(経産省どころか総理官邸も関与している・・・ガイアの夜明け・・・というから恐ろしい)。
ガイアの夜明け「ゴーン事件の真相」の放送(12月25日)後、日産は全社員にマスコミのインタビューに絶対答えるなという箝口令を発した(日本語、英語の文書で)。そして「日産関係者」「日産幹部」という匿名で相変わらず見出しだけ見れば検察に都合のいい情報(良く読むとほとんど意味のないもの)だけをリークし続けている。
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カルロス・ゴーン氏の逮捕以降、「関係者」からの情報として、さまざまなゴーンの悪事(と思われるもの)がNHKをはじめとした民放、新聞等の大メディアから流されている。
メディアへの情報流出は記者クラブ(日本の大メディア限定)を通じた検察からの流出であろう(他に記者と検事の慣れあいでの情報など)。ゴーンを「金に貪欲な悪人」と仕立てて、拘留期間の延長や再逮捕を円滑にさせているのかも知れない。
しかし、そもそもの容疑は何かというと報酬の過少記載だ。確定している金額を記載しなければならない。という法律に対しての見解の違いだ。退職時に支払う事になっているというまだ支払われていないお金の金額が「確定」したものかどうかというのが争点だ。
「関係者」からの情報では、退職時に受け取る報酬の書類にゴーンのサイン(最近では西川社長のサインもあるとのこと)があり、「確定した」ものだというのが検察の見解で、ゴーン氏やゲレッグ・ケリー氏(取締役)は「確定していない」ものだから記載の必要はないという反論をしている。おまけにグレック・ケリー氏は事前に金融庁に確認して、確定ではないという判断を貰って書類を作成したと反論している。
それであれば、そこを詰めればいい話だが大メディアからは「あることないこと」次から次とリーク情報が流れ、「悪人ゴーン」を懸命に描きだそうとしている流れだ。でも、それは検察の目的であるだろうが、なんで名だたる大メディアがそれに乗っかっているのか不思議でならない。
これと類似の事件ですぐ思い起こされたのが厚生労働局長時代に逮捕された「村木厚子氏」の特捜による冤罪事件。あの時も、検察からのリーク情報でマスコミが踊らされた。結局は特捜側が証拠をねつ造したという前代未聞の事態になり、無実となった。この時の報道と検察のリークを村木氏は民事訴訟を起こし、正そうとしたが「誰が情報をリーク」したか分からないので不起訴となった。
今また、検察と検察リークに踊らされて「スクープ」を連発している大メディアは、ゴーンに訴訟を起こされてもどうせ罪は免れるとタカをくくっているんだろうなぁ。ホント、何やっているんだろうね。海外メディアが疑念に思うのも当然だと思ってしまいます。
ps:なおこれらの事をジャーナリストの江川紹子氏がBusiness Journalに緻密に書いている(下記リンク)ので興味のある方はご確認下さい。
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11月19日に飛び込んだテレビ(NHK)のニュース。日産・ルノー・三菱自動車の会長職のゴーンが自らの報酬に関して「ウソの報告」をしていて東京地検特捜部に逮捕されたという。
すぐ引っかかったのはこの「ウソ」という表現を使った報道。通常は虚偽報告とか、過少申告とか客観的な言葉を用いるが「ウソ」という情緒的な言葉を使った報道をするとき、そのニュースを提供する側の意図が見えてくる。勿論、NHKがこの言葉を選んだというより特捜部が使った言葉をNHKは唯々諾々と流したのであろう。
これ以降、ズーとゴーンの金にまつわる不正報道が続き、今も続いている。昨日は日産の臨時取締役会でゴーンの会長職のはく奪も行われた。この報道でも関係者の言葉として「ルノーからの取締役も『これはひどい!』と言った」として、会長罷免に賛成したとのことだ。
『これはひどい』という言葉を発したのは多分、事実だろうが、その情緒的な言葉を強調する報道にうさん臭さを感じるのはオレだけだろうか。
冷静に考えてみよう。ゴーンの報酬に対して実際と報告が違うということは今始まったことではない。もう何年も続いていて、それらの報告資料をゴーンが作るべくもなく会社として作成してきたものだ。ズーと長い間、会社とゴーンとの間で認めてきたやり方を何故このタイミングで特捜に通報し、逮捕という衝撃的なやり方で世間に暴露したか。
ゴーンの報酬は日本の企業トップでは高すぎる報酬かも知れないが、グローバルスタンダードから見れば高くはないであろうし、日産という会社や多くの従業員を救ったという実績は他の日産の経営者には出来なかったこと。当時、経営を依頼した日産のトップも報酬について日本社会では注目されるので注意すべきと申し送られたとの話題が当時からあった。
これ(ゴーンへの高い報酬)への対応として、会社ぐるみのあの手、この手が使われていたというのが実態ではないのだろうか。レバノンやブラジルの別荘、家族旅行の費用など・・・どんどんどんどんオレも含めた貧乏人たちを憤慨させるようなニュースを流しているが、それは本当にゴーンが主体的に動いたものなのか。
オレには会社が便宜を図らないと出来ないことに思えてしょうがない。実際、手続きは全て会社がやったのだろう。ゴーンからの指示メールがあったという報道もあるが、それは全てか? ホンの一つの些末な事か?全容が見えず、いや見せず、断片的な情報で国民感情をあおる一連の報道に、日産・・・場合によっては日本勢(国もか?)のゴーン追い落としとルノー支配からの決別の意図が見えてくる。
1〜2か月前に日経新聞(又はテレビ東京)の記者がゴーンにインタビューしていた。ルノーと日産の合併についてだ。以前は否定していたゴーンだが、この頃になると検討中と答えている。そして、日本では「根回し」が重要であり、今はその根回し中だとも答えていた(「根回し」のところだけ日本語で)。
報道ではゴーンは取締役会でルノーとの関係について検討することを提案し了承されていたという。西川(さいかわ)社長にも直接話していたとの事から、ゴーンは根回しを開始していたのだろうが、西川社長は反発していたとのこと。会長と社長との見解を異にする会社運営の問題が、突然特捜部(司法)による逮捕という事件になった。
迫力、説得力、ディベート力を含めたすべての面で圧倒的な力を持つゴーンを追い落とすには、今まで会社で便宜を図ってきたあらゆる金銭面の優遇措置を暴露し、捜査の手にゆだねるしたなかった・・・と、シロートながら勝手に考えてしまうオレなのでした。
しかし・・・日産。ゴーンにどれだけ恩義があるか計り知れないのではないか。これほど実績を持ち、接する人々を魅了してきた人物に対して、このような扱いをしていいのだろうか。日本の会社、いや司法まで含めた社会が世界基準で見て、どうなのか。と、問われているのかも知れないですね。
ふぅ、素人の勝手なつぶやきでした。
ps:今から17年位前だっただろうか。日産のV字回復を遂げたゴーンはあらゆる面で日本人の尊敬を受けていた。そんな頃テレビ番組で「教えて、ゴーン!」というコーナーがあった(多分、NHKの番組だと思うが)。一般の人々がゴーンに質問し、それにゴーンが答えるという番組だ。そこにこんな質問があった。「ゴーンさんが信頼できると考える人間はどういう人ですか?」 ゴーンは「それは様々な情報を得てみないと分からないが、一つ簡単に云うとすれば親を大事にしているかどうかだと思う」と答えていた。この極めて人間的な答えをオレは今でも鮮明に覚えている。
11月26日追記
11月26日7時配信の記事(現代ビジネス)で下記があった。会計人細野祐二という人のレポートだ。タイトルは「カルロス・ゴーン氏は無実だ」・・・無知なオレが直感的に書いてしまったのとは違い、理路整然と同じ趣旨が書かれていると思った。
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週刊文春と新潮・・・
新聞やテレビニュースでじゃなかなか追えないしつこい追及、追跡を重ね「あっ」と驚く報道をすることもある。
でも、この人達のやっていることの基本は権力の横暴は放置。または見て見ぬふりなのではないだろうか。今回は小室哲哉という音楽家の個人的な人間関係を世間に暴露して得意げだ。どんだけしつこい追跡を金と人をかけてやり続けたんだろう。そしてそれがどれだけ社会の役に立っているのだろう。そんな疑問がフツフツと湧いてくる。
一方で権力やその周辺への追及の淡白さは如何にもあっさりしたものだ。安部シンゾー総理が「腹心の友」という日本語にならない友(「通常は「腹心の部下」とか「刎頚の友」という使い方)の加計学園理事長の加計孝太郎氏はあれだけの騒動の元凶でありながらいまだに正面から捉えることはしない。
一方で同じ穴のむじなであった籠池夫妻は国有地払い下げの激安便宜の事件で真実がバレそうになった途端にシンゾーをはじめとする権力側から突き放される侮辱を受け、反旗を翻したことから詐欺事件で収監されながらも面会も許されない長期拘留という時代錯誤な差別的な扱いを受けている。
他にもシンゾー君に近い側の人間が税金を原資とする金にまつわる優遇のされ方は次々とニュースの端には上るがウヤムヤに消えていく。
文春よ。介護や病気で弱っている人間が心の支えを求めてよろめく姿を暴いてウレシイか。
お前たちのやることはもっと誇り高いものなのではないのか。
トランプが「アメリカファースト」というのをジーと見つめると「自分ファースト」に見えてくるが、我が国の首相もまたそれと同じに見えてくるのは気のせいなのだろうか。
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