鹿島土手クラブ

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五七五

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俳句甲子園

今日(9月11日)、今年の高校生俳句大会である俳句甲子園(松山市にて開催)がEテレで放送がありました。

いやはや度肝を抜かれるような作品に出合い、若さってスゴイ!
なんて思ったものです。

Eテレでの放送はある高校に絞って甲子園前から密着取材し、経過から結果まで追ったドキュメンタリーであるのですが、今回は2校が紹介されていて、その内の東京の「家政学院高校」がクローズアップされたものです。

優勝校は過去に何度も優勝している開成高校(昔、開成高校のドキュメンタリーもありましたね)でしたが、その開成Aと予選で対戦し惜しくも敗れ、敗者復活で再び勝ち上がった「家政学園高校」が準決勝で開成Bを破り、決勝で開成Aに破られるまでを描いていました。

特筆すべきはこの「家政学院高校」の句。先週だったか東京新聞にも紹介されていましたが、その代表的な句が準決勝で開成Bを破った決めの句になったんですね。

家政学院「利口な睾丸を揺さぶれど桜桃忌」
※桜桃忌は太宰治が入水自殺して死体として発見された6月19日を云う忌日であり、俳句の季語

対する開成Bの句は「聖堂は鋭利に立ちて旱星」

太宰のイメージを「利口な睾丸」とした大胆さに「唖然!」です。太宰のエリートっぽいけど、でもちょっと道化でだらしないところを感じとってもらえれば・・・と、作者の弁論です。

審査員の小沢實氏がいいます「俳句というのはこんなに自由でアナーキーに作っていいんだとそれを教えて頂いたつもりでとても感動しました。太宰の姿が奥に立ってくるんですね」だって。

家政学院は先生の指導もあり、攻めの俳句を徹底し、観客のおばさんやおじさんたちも引き上げる女性徒達に「とても面白かったヨ」「良かったヨー」なんて声をかけていましたね。オレもまた勝手に俳句の面白さや可能性を広げるものに思ったものです。

俳句マトリックス

昨日のNHK俳句はまたも夏井いつき氏

昨日もまた面白かったですね。司会の岸本氏がいかにも楽しそうにしているのが新鮮でもありました。

掲題の「俳句マトリックス」は夏井氏が紹介した俳句の技術(?)の一つです。
俳句の季語を五感(視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚)と連想力の六つの因子で評価し、マトリックス図を描きます。例えば「麦」という季語の場合、「視覚」や「触覚」は高いが、連想力は低い(具体的なものなので)。

そこで、俳句を作る場合、季語(麦)のマトリックスで低い部分(麦の場合は連想力や聴覚、味覚)を補う言葉を季語以外の部分に使用することがポイントという訳です。

季語のマトリックスの弱い部分を補うことで俳句としての味が出てくると言うことのようでした。俳句の取り合わせでは虚子をはじめ、いろいろな方法の提示がある訳ですが、これもオモシロイと思ったものです。

なお、夏井いつき氏の場合はNHKで7千を超える投句があるとのこと。その中から夏井氏が選んだ特選三句を紹介しておきます。

三席 黝き闇に鋼の麦が鳴る
二席 どの色のくちばしが欲し麦の秋
一席 麦秋の炎の玉を馬の眸に

麦秋の炎の玉(太陽または麦秋のエネルギー)を馬の眸(目)にはめ込む  この発想に震えた・・・な〜んて言っていましたね。馬の目に炎が映るというような比喩であれば平凡だが、最後に「に」という助詞を使うことで馬の眸(目)にはめ込むという表現が可能になった。スバラシイという訳です。

写真は麦という季語と麦の秋という季語の俳句マトリックス図
このマトリックスを使って上述の特選三席を勝手に解説してみますね。

黝(あおぐろ)き闇に鋼(はがね)の麦が鳴る

これは麦畑の麦という具体的なものが季語なので、マトリックスからいくと連想力や聴覚などが不足気味。そこに「黝き闇」という曖昧模糊とした想像性をかきたてる言葉を持ってきて、鋼のような音をたてて麦が鳴る という風に聴覚因子を持ってきている。まさにマトリックスで分析した季語の弱い部分を補っている訳ですね。

調子に乗ってもう一つ、特選二席

どの色のくちばしが欲し麦の秋

これは麦の秋が「麦が黄金色に熟して取り入れ時になる初夏の頃をいう時候の季語」なので、具体性がない。従って五感が弱いことになる。特選二席の句では「どの色のくちばしが欲し」という風に麦を啄(ついば)む鳥にどんな色のくちばしが欲しい?なんて問いかける訳です。小鳥のさえずりや、くちばしの色や、啄んでいる姿など、季語に不足している部分を上手に補っていると云えるのかも知れませんね。

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民放で活躍しているらしい(一度だけ見たことがある)俳人夏井いつき氏がついにNHK俳句に登場です(今年度から)。
 
その第一回が4月22日(日)にありました(再放送が4月25日)。自由闊達なフンイキが凄くいいと思ったものです。勿論、雰囲気だけでなく俳句作りに関しても自由でいい、何でもいい、と言い切る彼女に司会の岸本氏も「すごく励まされます」なんて言っています。
 
この日の兼題は「陽炎 又は 逃水」
さて、夏井氏はどんな句を選んで、何をもって「なんでもいい」と言ったのでしょう。
一つは「陽炎やオスマントルコ軍楽隊」そしてもう一つに「陽炎の割れていきなりニューヨーク」 
 
陽炎の兼題に対し、多くが消えていくはかないものを謳うなかで、「現れる」を謳ったこれらの句。ゲストの井田寛子氏(天気予報士)がこういうものでもいいんですね。に対し「やっていいよ。なんでもいいんだよぅ」なんて笑顔で答えます。
 
そして氏が特選一席に選んだ句「二千ミリレンズに巨象かぎろへる」これの特にどこが良かったか尋ねる司会者に対しの言もまた良し。俳人は季語の本意に拘るので外国に行くと季語の本意と異なる景に躊躇してしまう。日本の陽炎と違うぅ・・・
 
でも、このような圧倒的な陽炎との出会いがあるんだもの。日本の季語の本意に拘ってためらう必要はない。作っていいんですよ。
 
そして司会の岸本氏がいいます。なんだか励まされますね。井田氏も自由でいいんですね。そして夏井氏が「やりたい事をやりましょう!!」・・・じゃんじゃん!
 
ps:見ていて楽しくてあっという間に終わってしまいました。とかく俳句の世界ではあれもダメ、これもダメと勝手に内々のルールみたいなものを作って権威づけしている感が無きにしもあらずで、息の詰まる思いの人も多いのではないかと思うけど、そういう人に「自由でいい!」は勇気をくれるかも知れないですね。

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昨日の朝、お茶の水駅近くのニコライ堂の前を通りました。

朝の冷気のなか、いまなお荘厳な感じをたたえているように思ったものです。
人々が足早に過ぎて行くなか、一人のんびり写真を撮っているオレがいました。

灯台が貫く冬の空と海

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カシマスタジアムでのホーム最終戦

スタジアムの3階から海の方を見ると水平線が空の青と海の青を真っ二つに分けていました。
そしてその2つの青を貫くように突き刺さる灯台。掲題の五七五が浮かんだものです。

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