伝統構法耐力実験

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 次のページ ]

 
イメージ 8
 
 
松崎武彦高知エコ基金の助成を受けて蔵壁の強度実験を行いました。
 
試験体はタテ2730㎜×ヨコ1820㎜です。
土台・柱は120㎜、角・桁は240㎜、厚さ30㎜のヌキを4本入れました。
一般住宅のまわした竹は15㎜丸ほどですが、今回の実験では30㎜丸を使用。
小舞竹も柱の外側に40㎜丸の半割を使いました。
 
 
イメージ 1
 
 
イメージ 2
 
 
左官工事は現代の名工松本勉(左官松本組)さんが手がけます。
荒壁、土、砂漆喰、上塗り工程は3カ月にも及ぶ作業です。
壁の厚みは約21㎝、壁の厚みが柱より外に15㎜出ています。
内部はチリ15㎜の真壁漆喰仕上げです。
壊すのがもったいないぐらい綺麗な仕上がりですね。
 
 
いよいよ、10時に実験スタート。
 
       ↓ 油圧で引張ります
 
イメージ 3
 
 
イメージ 4
 
       (裏側は真壁で実際の蔵と同じ構造です)
 
 
イメージ 5
 
 
 
イメージ 6
 
大方の予測では、あまり力を掛けない状態で表面にクラックができると
思っていましたが、外部表面はクラックが入ることもなく出隅部分も
落ちることはありません。しかし、内部の壁はかなり落ちました。
 
 
イメージ 7
 
試験体をクレーンで持ち上げて移動させても漆喰壁は落下することなく
解体作業するまで大丈夫でした。詳しいデータはこれからです。
ただ、土の粘りと小舞竹から30㎝ピッチで出していた縄(ひげこ)に
土が付いて落ちなかったのではと想像しています。
土佐漆喰の強さは恐るべしですね。壁城に使われるハズです。
 
 
事業の実施状況

 年  月 
 実行計画 
 実施状況 
予算項目
201107
    09
    09
    10
    10
11
    11
    12
12
年度内全期間
蔵の壁の実験計画
蔵の壁製作(軸組設置)
     (小舞製作)
     (荒壁塗り)
水中乾燥実験
蔵の壁製作(中塗り)
壁塗り体験会など
蔵の壁製作(上塗り)
蔵の壁破壊実験と実験見学会実施
伝統構法の家広報活動
 終 了
 終 了
 終 了
 終 了
 進行中
 終 了
 終 了
 終 了
(予 定)
随時進行中
その他
その他
その他
その他
その他
その他
その他
その他・研修参加費
広告費

 
 
実験は高知工業高等専門学校 村本の研究に本会メンバーが参加し
土壁となる前の木造軸組の耐力を評価する実験に協力頂きました。
私たちは、木材そのものにも興味を持ち良質の製材を利用するために
水中乾燥にも取り組んでます。当日は極寒で深々と冷え込みます。
日曜日しか休めない大工職人が県下から集まりました。
高知県内でも仕様が違うため、地域独自の施工を実験することが決まり
実験後も熱い話で盛り上がりました。
日頃は口数が少ない大工ですが、この日は誰もがお喋りですき!!
あとのお楽しみ「新年会」が用意されているからじゃぁありません。
 
念願の新月伐採を行いまいた。次回報告します。
 
フェイスブックを始めて二ヶ月経ちました。やはり両方は難しいですね。
ブログをご覧の皆さん登録しませんか。
現在、あきらパパさんとお友だちです。
 
いよいよ、明日はE-ディフェンスです!!
  
ブログ仲間の「あきらパパさん」と初対面です(*^^)v
 
子煩悩な金物屋さん・・・・・。
 
 
金物史料館と鍛冶屋さんなどミニミニ、三木探訪です。
 
 
次回の勉強会は
 
1月26日 午後7時から広末木材2階です。
 
会員が講師になって好きなことを語ります。
 
 
2011年最初は、
高知大学生が主催する学生団体FAN!
 
 
詳細は帰ってからご案内します。
 
 
 
 

ガンバレ!小松棟梁へ

 
イメージ 1
 
 
 
イメージ 2
 
 
 
イメージ 3
          (松匠建築の小松棟梁から届いた現地画像です)
 
「伝統構法を学ぶ会」の沖野です。
仕事を終えてから試験体づくりの夜なべ作業が続いています。
 
暖房のない刻屋の足元はコンクリートですから、底冷えのなかでカチカチに凍りそうです。
大工職人の世界では、兵庫耐震工学研究センター E-ディフェンスで行った
実大実験試験体no.1、no.2の記録ビデオ公開で盛り上がっていますね。
南四国代表として、本会から作業員として松匠建築の小松棟梁が参加しました。
1月5日〜7日、12日〜14日、19日〜21日の合計9日間の作業に加わっています。
本日も早朝出発ですが、高速の規制と通行止めが発生したのでとても心配しています。
 
小松棟梁の担当は、加震前後の構造体の記録を録る「損傷観察」と「乾式土壁パネルの張り
替え作業」です。宮内棟梁の指導のもと同じグループでの作業で相当の意気込みです。
宮内棟梁の周りでは取材カメラが回っているので、番組に写っている可能性がありますね!!
 
震動台の調子が悪ければ3時間待ちになるようですが、空き時間を利用して三木の「常三郎」
さんの鍛冶場を見学に行ったと報告がありました。
(欲しくなっても銀行で現金を下せないようカードは未持参でが鉄則)
 
小松棟梁のブログです。http://ameblo.jp/matsu-show/
じっくりと見て上げてください。
 
イメージ 1
 
 
 
イメージ 2
 
 
イメージ 3
 
 
伝統構法を学ぶ会5月の例会です。
土佐漆喰壁の繰り返し載荷重実験の報告会を行いました。
 
10年度日本建築学会 四国支部研究発表会は持ち時間が10分という
短い時間の報告のため、改めて時間を取り報告会を行いました。
発表者は本会員の高知工業高等専門学校環境都市デザイン工学科の村本真先生と
高知県森林技術センターの沖公友主任研究員の2名です。
 
土佐漆喰は、台風の通り道である(別名:台風銀座)東部地域に多く使われています。
耐久性に優れ、水荷も強く、特に台風の通り道である高知県に適した壁素材です。
本報告では、土佐漆喰を対象に上塗りの影響に着目し、繰り返し載荷実験による
耐力評価を行いました。
漆喰塗は現代の名工に選ばれた左官松本組の松本勉さん、外枠は私が担当しました。
 
試験体
試験体は基本寸法を120㎜角とし、910㎜間隔で中柱のある軸組とする。
仕口部は長ほぞ差し、樫の込み栓締め、貫は土台、梁から300㎜の位置とし、
残りを等分した位置に合計4本の差し込み貫を設ける。
伝統的仕様の下地で製作した壁8体(A・B仕様)工期の短縮化と現場作業の簡易化を
図るための石膏ボード下地で製作した壁を1体(C仕様)の合計9体の試験体を製作。
 
伝統的仕様の試験体では、土の乾燥により生じる柱と土壁のすき間をなくすための方法として、
布連打ちを施したもの(A仕様)とちり决によって埋めたもの(B仕様)を製作。
C試験体もボードを納めるためにちり决りをを設ける。
A-6,B-2、C試験体で土佐漆喰による上塗りまでを実施。
 
実験本実験では中塗り土が耐力を大きく負担していた。また貫(A-2)と竹小舞(A-3)
最大耐力や復元力特性にはほとんど差はなく、竹小舞は耐力にはあまり寄与していない。
布連打ち(A仕様)とちり决り(B仕様)の違いは、布連打ちの方が最大耐力は大きいが、
耐力低下が急である。これは、軸組変形に土壁が一体となって追従するかどうかによると
考えられる。壁倍率は上塗り施すと中塗り壁に対して0,1(布連打ち)0,6(ちり决り)
上昇している。C仕様では1/50radまで耐力が一定であるが、変形角が大きくなるに
従って更に耐力を増し、A.B仕様とは異なる挙動を示した。
A・B仕様では最大耐力は1/50rad程度で生じるが、C仕様ではそれ以降に生じる。
軸組を実験終了後に確認すると、柱のほぞで込み栓穴の対角方向へのひび割れが
ほとんど試験体で生じていた。一方、最大耐力の大きいA-5、A-6、B-1では
ほぞが真横に折れていた。
 
まとめ
1)土佐漆喰壁における壁倍率は、中塗りまで施すと1.4〜2,0倍
 漆喰で仕上げると1,5〜2,6倍程度ある。試験体数が少ないので、ばらつきでは
 考慮できないが、上塗りを施すと壁倍率にして大きくて0,5程度の上昇がある。
 
2)土佐漆喰壁における耐力の分担は中塗り土が大きく、竹小舞の寄与は少ない。
 
3)漆喰仕上げをした壁では、破壊に至るまでのひび割れは表面には少ない。
 
4)石膏ボード下地による土佐漆喰壁では大変形時まで耐力の低下が少ない。
 
今年は高知独自の柱勝実験を申請していましたが仕分けで廃止になりそうです・・・・。
 
「春暁」の心地よい眠りから作夜来で目が覚めました。
今日は、会員が待ちかねた耐力実験日です。
高知県独自の構法に柱勝ち方式があります。通常は土台に柱を載せますが、
基礎の上場まで柱を下ろし土台を柱に差す構法です。
実験は高知県森林技術センターで行いますが、実験機器の都合で引き倒しの破壊に
なりました。
試験体は左右別にしたものをシングル2体、ダブル2体(筋交い45㎜×105㎜)です。
壁倍率における全試験体結果は、筋交いプレート入りシングル圧縮強度3倍、引張強度
2倍です。筋交いダブル圧縮強度4.5倍、引張強度4.2倍でした。骨組みだけのデータです。
 
柱勝の足元は引きボルトで留める現行使用の実験です。引きボルトが有効に働いて
変形もなく思った以上に丈夫でした。これは地震による横揺れに効果があるでしょう。
(予算の都合上、込栓留め使用は見送りました)
 
最大圧縮が加わった時の筋交いは撓みの力で筋交いが破断しましたが、ホゾに打った
込栓のダメージは小さく骨組みには直接影響していません。
 
今回の実験では、金物使用を極力減らし込栓打ちなどの留めを推進したいのですが、
ボルト使用の安全性能も分かりました。当会員からは込栓使用での実験を希望する声が
上がりました。
 
本実験は部材での実験になります。
基礎全体や家まるごと実験できる施設は地元にはありませんが、
住まいの安全性を追及するなら伝統構法実験は必要でしょう。
企業独自の仕様が氾濫するなかで、私たちも資金面からお客様に伝統構法の
安全性能を伝える努力を疎かにしてきました。
このようなデータと合わせて伝統構法の良さを伝えることが大切です。
技量に驕ることなく・・・。
 
 
 
イメージ 1
 
 
イメージ 2
 
 
イメージ 3
 
 
イメージ 4
 
 
イメージ 5
 
 
イメージ 6
 
 
イメージ 7
 
 

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 次のページ ]


.
金輪継ぎ
金輪継ぎ
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
友だち(12)
  • コッシー
  • kukai
  • あきらパパ
  • ゆうけん
  • 茅葺き屋根と囲炉裏の古民家マル七
  • 水を護る国家事業の実施を
友だち一覧

過去の記事一覧

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

CMで話題のふるさと納税サイトさとふる
毎日お礼品ランキング更新中!
2019年のふるさと納税は≪12/31まで≫

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事