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敬愛する畠山重篤さんのブログが開設されたお知らせを頂きました。
少し前のことですが、畠山重篤さんをお招きした講演会をアップします。
充分にご承知でしょうが、畠山さんは「牡蠣の森を慕う会」代表をされています。
「牡蠣の森を慕う会」とは、赤潮が頻発し、海の栄養分である藻も育たなくなった
気仙沼湾の再生を願い、1989年に設立されました。気仙沼湾上流の室根山に
広葉樹を植林しています。山の植樹に海のシンボル大漁旗がはためきます。
畠山さんのキャッチフレーズは「森は海の恋人」です。
高知県東部に位置する物部川は河口から7キロ上流に最初のダムがあります。
川上に向かって大小併せて7つのダムが存在しているため、渇水、濁水が問題に
なっています。特に永瀬ダムから下流に水が無い無水区域があります。
そのため、鮎などが鮎が遡上できず、多様性生物にも悪影響となっているため、
流域活動の一環として、畠山重篤さんをお招きして流域市民を対象とした物部川
上流から下流域間の視察と講演会を開催しました。
講演会では、まず、牡蠣の生育について説明がありました。
牡蠣は、川と海の水が混じり合う河口に育ちます。そして、海水と一緒に
吸い込んだ植物プランクトンを食べて大きくなります。牡蠣は成長する過程で
一日に200リットルもの水を吸って、水をろ過する役目を持っています。
ですから、赤潮が発生するとマズイ牡蠣になってしまいます。
牡蠣が育つ環境を陸から見ると、河口付近には工場排水が流れてきます。
田んぼは農薬や除草剤が散布されます。森では人工林の暗闇が広がり
獣の食べる木の実もありません。雨が続く土石流が発生して河口が濁ります。
美味しい牡蠣をつくりたい一心で「牡蠣の森を慕う会」を立ち上げました。
活動をはじめて気づいたことは、「森と川はつながっている」ということです。
海辺のどこでも魚が採れることは、森林の腐葉土を通ってできた水の中に、
貴重な養分があるということです。
私たちの意識を変えないと豊かな海と森は存在しない。「森は海の恋人」という
言葉が広がっていくこで「森と海はつながっているんだよ」というメッセージを
伝えていきましょう。 畠山重篤講演より
永瀬ダムより下流視察
永瀬ダムより下流の水無川
河口付近の濁水場所
物部川21世紀の森と水の会」は流域の森や川・海に関わる住民 や
団体が、植樹や間伐などの森林整備、上下流交流、啓発活動などを通じて、
豊かな水と森づくりに取り組んでいます。
畠山さんの講演をお伺いしてから目的が明確になりました。
物部川漁協や吉川漁協、地元森林組合はもとより、流域の環境団体やJA土佐香美
流域市町村、近隣小学校、大学などと連携を深めた物部川「川まつり」がはじまりました。
継続していく大切を強く意識した講演会です。 |
森林保全・里・海・農業
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高知県陸美術館で貴重な映画を観てきました。コープ自然派こうちの主催です。
食卓から始まった小さな奇跡が人々の幸せを描いていく。
南フランス・バルジャック村の1年間を描きオーガニックブームを
巻き起こしたドキュメンタリー!「未来の食卓」です。
全ての学校給食を自然の味にしようと南フランスの小さな村が立ちあがった。
美しい自然に囲まれた南フランス、バルジャック村。
ショーレ村長は子どもたちの未来を守るため“学校給食と高齢者の宅配給食を
オーガニックにする”という前例のない試みに挑戦しました。
大人たちは「オーガニックは値段が高いのに、村の財政でなまかなえるのか」と
戸惑っていましたが、オーガニック給食や学校菜園での野菜作りを通して自然の
味を覚えた子どもたちに巻き込まれて、小さな村は少しずつ変化していきます。
でも、すべての子どもが野菜好きになるためには、時間がかかります。
フライドポテトが大好きな低学年のフィリプは、まだ抵抗しています。
映画の冒頭、ユネスコ会議での「あなたの周りに、ガンや糖尿病にかかった人は
いますか?」という健康科学研究者の問いかけに、出席者のほとんどが挙手しました。
ヨーロッパでは、ガンや糖尿病などの生活習慣病の70%は食習慣を含む、
環境に原因があると言われています。
環境破壊にも農業のあり方と食生活が密接に関係しています。
この映画は有機栽培農家と一般農家との対話や家族をガンで失った主婦の体験を通して
私たちでもできる新しい生活を見せてくれます。
「いったい何を信じて食品を選べばいいの?」
日 本 は も と も と 自 然 農 法 で し た。
春 夏 秋 冬 風 土 食 を 食 べ て き た ま し た。
原 点 を も う 一 度 見 直 し ま せ ん か・・・・・。
環境ホルモン対策国民会議理事長の立川涼氏によると、
PCB研究をはじめたころ、国は、「PCB」「DDT」「BHC」など
アルファベット3文字をならべて“おどろおどろしく国民を欺く”学者が
いると批判したそうです。
新 し い 農 薬 開 発 の た め に 膨 大 な 研 究 費 が 使 わ れ て い ま す。
農 薬 被 害 の 研 究 は 僅 か で す。 「農薬による学級崩壊」を指摘する医師もいます。 国は、危険なことに目をつぶり、被害が起こってから救済の重い腰を揚げること から方向転換しないと、途方もない医療費として跳ね返ってくるでしょう。
安くて農薬たっぷりの野菜を食べ、もう一方では高額なサプリメントを
取るようなアンバランスな食生活の顛末がガンと成人病にならないよう
真剣に食の安全を考えていかなくてはなりません。
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自然農法の第一人者である故福岡正信先生は、わら一本の革命ほか著書も
読ませていただき、敬愛してやまない方です。
戦後まもなく、後免駅前にあった高知県農業試験場で、植物防疫の仕事を
なされたあと、郷里伊予市へ帰られて、自然農法を提唱、実践されたと聞いています。
高知県で福岡先生について全くほとんど語られないのが残念です。
有機農業の古典としては「マラバー農場」が有名です。
「マラバー農場」のような有機農業であれば、福岡正信先生の自然農法に 匹敵するものでしょう。有機農業はよいのですが、有機資材、肥料が農薬、
抗生剤などを使ったものも多いですが、自然農法の基本は耕さないこと。
ミミズやモグラ、微小生物などの力で土を作ってもらうこと、そのためには、
カヤなど餌となる有機物、しかも汚染されていないものを使うことに尽きると思います。
50年ぐらい前までは日本国中どこでも当たり前にやっていたことなのですが・・・。
21世紀は「食料の世紀」と言われ、世界規模の人口増加に伴う食料不足に
どう対処するかが、人類に課せられた最重要課題の一つです。翻って我が国の
現状 を眺めると、食料自給率は40%前後となり、多くを海外からの輸入に
依存する状況です。欧米先進国の食糧自給率が軒並み100%かそれに近い状況に
比べて異常です。
さらに、昨今顕著となって来た地球規模の異常気象や水資源の枯渇の問題、
加えて隣国中国の存在感の増大を考えると、将来的に海外に現在のレベルで
食料を依存し続ける事は不可能だと思われます。
真剣に日本国内での最低限の持続的食料自給体制の方策を探る時期に来ている
事はたしかです。
40%という低い食糧自給率から、世界で初めて食料自給体制を曲がりなりにも
驚異的に実現したカリブ海の島国キューバを対象に、市民レベルで学ぶべき点を
整理し、日本型食料自給体制を創るための情報センター的役割を果たす集まり
「身土不二研究会:通称キュバらん会」を設立しました。
キューバはソ連邦の崩壊という外圧により食糧自給率向上を達成しましたが、
私達はキューバの例を参考に内外圧を受けることなく自らの努力工夫で食糧
自給率を向上させ、持続的循環型社会をつくるための多くのヒントや「種」を
キューバから学ぶことができると考えます。
高知大学院黒潮圏海洋学科の先生が中心となってキューバで毎年調査しています。
二女が調査に同行しました。うちの奥さんが事務局長です。
具体的な注目点
1.約40%の食料自給率であったキューバが、ソビエト連邦の突然の崩壊を契機に
食料自給を達成した事に注目し、キューバの地域市民社会における自給達成の
ノウハウを調べます。
2.キューバでの食糧自給率の向上では、肉食から穀物食への食生活の変化も
伴っていて、その具体的な方法を調べます。
3.食料生産方法並びに使用後の廃棄物処理についても情報を収集し、
地域市民社会の環境共生力の向上を目ざします。
4.高知県を対象に、現状の食料の物流を整理し、キューバの経過を参考に
しながら、各種の食料自給率向上に効果的な基本食料供給システムを考えます。
(キューバの農場/キューバ大スタッフ)
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田辺林道の特色 1.山のどこを通るか。 山のどこを通るかで、9割方いい道か悪い道かが決まる。何度も現地調査が必要。 地形図がたまに間違っていたり、また、図面で見るのと実際に見るのでは、状況が 大きく違っていたりすることがあるので、机の上で設計を立ててもあまり意味がない。 何度も現地へ足を運べば、自然とどこを通れば一番山が痛みにくいかが見えてくる。 そこを通るようにする。 最初、図形図・航空写真で検討。なるべく平らなところ、崩れないところ、尾根を走る。 (急なところでも比較的緩いところがあるはず) 急斜面地は、無理やり通らない。(通ると金が掛かるし、維持費も掛かる) 2.注意すべき土質 赤土は、最初のうちは雨の降るたびにぐちゃぐちゃになるが、晴れた日に車で踏み固めていると、 半年もすれば固く締まるので問題ない。 細石が堆積したような粘りのない土がでてきたら注意。際限なく、崩れてくるので、それ以上 掘るのをやめるか、別のルートで行くか検討しなければならない。 3.特配仕様書 この仕様書は、作業道開設2〜3m未満を対象とする。 ・表土積みを基本に施工する。 ・路側は後記の勾配に合わせ、必要に応じ丸太積みを行う。 ・法路は、法高1.5mとし、やむをえない場合は、発注者と協議する。 ・丸太積みについては、未口12cm以上の丸太を利用し、原則として、スギ・ヒノキを使用する。 なお、別の木材を使用の場合は協議を行う。 4・お金をかけずに良い道をつくる。 ・切盛均衡(土を運ぶコストが跳ね上がる) ・谷は洗い越し(コルゲート・ヒューム管は使わない。 ・水の常時流れているところはコンクリートを打ってもよいが原則石を上手く使って施工) ・構造物は原則見地調査(山にある間伐材や石、伐り株を上手く使う) ・丸太組用の材がない場合、市場で大曲のスギ(質の悪いもので可)を買ってくる。 ・根株も上手く使う。 ・詳細な設計図は作らない(掘ってみないと分からないことが多い) ・何度も現地調査をする(バックホーのオペレーターの経験。腕が問われる) ・支障木をなつべく作らない(木を伐る手間がかかるので、なるべく木を避けていく) ・特に、道の下方の木を残す(ガードレール替わり、盛り土の固定用) ・土に埋もれるようでも極力伐らない。 |
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