

いよいよアンコール遺跡の中心的存在であるアンコール・ワットの旅行記に移る。
【はじめに】
既に、旅行記で紹介したロリュオス遺跡を訪問した同じ日(2007年9月18日)の午後にアンコール・ワット遺跡を訪問した。午前中は天気が良かったのだが、午後から雲が広がり、アンコール・ワットの参道に到着した時にポツリポツリと降り始めた雨は、長い参道(約600m)を歩き終える頃にはかなりの雨脚になっていた。他の遺跡と異なり、寺院自体が西向きに建っているので見学は通常午前中の逆光を避けて午後に組まれることが多いが、この日は雨だったので全体に薄暗い中での撮影となった。写真の出来映えは満足できるものではなかった。
【遺跡の概要】
・創 建 者 :スールヤヴァルマン2世
・建 年 代 :12世紀前半
・信 仰 :ヒンドゥー教 (ヴィシュヌ神)
・位 置 :シェムリアップの中心部から約3Km、車で約15分の距離。
・建造物の材質:砂岩
・敷地の大きさ:東西約1500m、南北約1300m
・配 置 図 :イラスト参照(A: 塔門(東西南北)、B: 参道、C: 経蔵、D: 聖池、
E: 第一回廊西塔門テラス、F: 寺院前広場、G: 第一回廊、H: 十字回廊、
I:第二回廊、J: 第一回廊コーナー、K: 第二回廊コーナー、L: 第三回廊、
M: 中央塔/中央祠堂
・再 発 見 : 密林の奥に今から約150年前にフランス人博物学者アンリ・ムオが再発見。
【見学順路】
西塔門 → 第一回廊西塔門 → 第一回廊(壁のレリーフ見学)→ 北側急勾配の階段(上り)→ 第三回廊(中央祠堂、デバターなど見学)→ 南側急勾配の階段(下り)→ 第ニ回廊(壁のレリーフ見学)→ 第一回廊西塔門 → 西塔門
【解説/所感】
睡蓮が浮かぶ環濠を左右に見ながら石作りの西参道を進み、西塔門の右にある象門から入り、西塔門内側のレリーフ(この中の一体に唯一歯を見せて笑っているのがある)を見ながら敷地内の参道をまっすぐ進んでいくと5基の尖塔を有する寺院全体が視野に入ってきた。寺院手前の参道両脇には寺院の姿を映し出した聖池が静かに横たわっている。
第一回廊西塔門から入り、反時計回りに薄暗い第一回廊を進むと、最初にヒンドゥー教の物語として有名なマハーバーラタ、順に軍隊の行進、天国と地獄、乳海攪拌、ヴィシュヌ神と阿修羅の戦い、クリシュナと阿修羅の戦いなどの見ごたえのあるレリーフが続き、最後にラーマーヤナ物語のレリーフで第一回廊が終わる。(一周:約490m) かなりの時間と労力を掛けて完成させた壮大な壁一面のレリーフを前にし、アンコール王朝最盛期のクメール族の圧倒的なパワーが感じられた。本稿(その1)では、第一回廊のレリーフの写真を主に掲載した。
(本ブログのイラスト以外の全ての写真はコピーライトを有す。無断転用・転載・複製を禁ず。)
<写真の説明> 番号は左上からの順
1.寺院全体配置図、2.環濠からの西塔門、3.西塔門南側ヴィシュヌ神像
4.西塔門外壁のデバター(歯を見せて笑っている唯一のレリーフ)
5.参道からの寺院正面、6.第一回廊西面レリーフギャラリー
7.第一回廊西面南側レリーフ(マハーバーラタ戦闘場面1)
8.第一回廊西面南側レリーフ(マハーバーラタ戦闘場面2)
9.第一回廊南面東側レリーフ(天国と地獄/地獄へ落とされる人たち)
10.第一回廊南面西側レリーフ(スールヤヴァルマン二世の行軍)
11.第一回廊東面南側レリーフ(乳海攪拌/神々と綱引きをする阿修羅)
12.第一回廊東面南側レリーフ(乳海攪拌/綱引きの采配を振るうヴィシュヌ神)
13.第一回廊東面北側レリーフ(ヴィシュヌ神と阿修羅の戦い1)
14.第一回廊東面北側レリーフ(ヴィシュヌ神と阿修羅の戦い2)
15.第一回廊西面北側レリーフ(ラーマーヤナ/ハマヌーンの肩に乗って弓を射るラーマ王子)
16.第一回廊西面北側レリーフ(ラーマーヤナ/ハマヌーン軍に対する魔王ラーヴァナ)
17.寺院の南西側から、18.聖池からの寺院全景
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わぁ〜(^O^)
2か月前は、池の水がこんなにたくさんあったんですね〜
周りも緑でいっぱいですね♪
トラックバックさせて頂きますね☆!!
2008/2/11(月) 午後 5:47 [ - ]
hitobooさん
コメント&TBありがとうございます。9月は雨季だったのでこの日も雨に遭いました。
2008/2/11(月) 午後 6:33
このトップ写真の緑と遺跡の灰のコントラスト、素晴らしいですね。
砂漠の中の中東の遺跡もいいけれど、密林の中のアンコール、いいですね〜。
2008/2/11(月) 午後 7:43
さるみみさん
写真の出来きはいまひとつかと思いますが、小雨に煙るアンコールワットの雰囲気が出ているかもしれませんね。
2008/2/11(月) 午後 7:56