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エフェソス遺跡の最終回です。前回クレテス通りを下ってセルシウス図書館へ至る途中の遺跡を紹介しました。今回はセルシウス図書館からマーブル通り、大劇場、アルカディアン通りに至る遺跡の最後の部分を紹介します。 2階建てのファサードのセルシウス図書館は紀元後135年、C・ユリウスがアジア州の総督だった父、C・セルシウスに捧げるために造らせた図書館だと言われており、この建物の裏手にセルシウスの墓所があります。図書館の正面は知恵、運命、学問、美徳の4つの意味を象徴する女性像がありますが、右の2体は残念ながら頭がありません。ただ、これらはすべてコピー品でオリジナルは発掘したドイツ人が持ち帰り、ベルリン美術館に収蔵されているそうです。 正面の大理石の階段を上り、中へ入ると図書館のサロンだったと思われる奥行きが6〜7m位のそれほど広くないスペースがあり、壁の下半分は石組みで上半分は洒落たレンガ造りとなっていました。この図書館は1万2000巻も書物が所蔵されていたといわれており、当時アレキサンドリア、ペルガモンに次ぐ、世界第3位の図書館だったそうです。 この建物を支えている大理石の円柱の柱頭は一階がコンポジット式(コリント式とイオニア式の混合)の柱頭、2階がコリント式の柱頭となっています。 セルシウス図書館のすぐ右側にはアウグストス帝らへの負債に苦しむ2人の奴隷、マゼウスとミトリアダテスが負債の支払いの代わりに造ったといわれている門があります。 また、マーブル通りを挟んでセルシウス図書館の正面には似つかわしくない娼婦宿の跡が残っています。当時、25万人もの港町として栄えた都市の象徴的存在かもしれません。 このエフェソス遺跡の中で最高傑作といわれている大劇場は大理石の石畳と折れた円柱が建ち並ぶマーブル通りをまっすぐ行くと右側に見えてきます。三階建てになっている大劇場はヘレニズム時代に創設されたものですが、ローマ時代になって2階、3階部分が増設されたとのこと。収容観客数:2万5000人、高さ38m(各階22段、1段が40cm)、直径154mの半円形。演劇で劇場の全観客に声を届かせるためには最上部の壁に声を反射させる位の声量が必要だったそうです。大劇場は演劇だけでなく市民の大切な集会の場でもあったといわれています。 当時の港とこの大劇場を結んだ大理石の道路がアルカディアン通り(長さ500m、幅11m)と呼ばれています。セルシウス図書館からのマーブル通りとアルカディアン通りは直角に交わっています。このアルカディアン通り沿いには体育館や公衆浴場などの跡が残されています。 聖母マリアの教会がここからやや離れたところにありますが、今回のツアーでは時間がなく、残念ながら見学できませんでした。最後の2枚の写真はエフェソス遺跡からセルチュクの街に向かう途中にある古代世界七不思議に選ばれたアルテミス神殿跡です。現在1本の円柱のみが残された寂しい遺跡となっており、その天辺にはコウノトリが巣を作っていました。 次回はエフェソス遺跡から発掘された出土品を展示しているエフェソス考古学博物館を紹介する予定です。横型写真はすべて左クリックで拡大できます。 http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 1.セルシウス図書館 紀元後135年に造られました。
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 2.セルシウス図書館正面下より
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 3.セルシウス図書館の左側入り口の女性像(これらはコピーでオリジナルはベルリン博物館に収蔵されています。)
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 4.セルシウス図書館の右側入り口の女性像(これらはコピーでオリジナルはベルリン博物館に収蔵されています。)
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 5.セルシウス図書館の内部のレンガ造りの壁
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 6.セルシウス図書館の内部のレンガ造りの壁
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 7.マゼウスの門の碑文
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 8.ミトリアダテスの門
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 9.セルシウス図書館の右側。 裏手にセルシウスの墓所があります。
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 10.マーブル通り (セルシウス図書館から大劇場まで)
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 11.マーブル通りにある娼婦宿への「足跡の道しるべ」の広告。 足跡の方向が娼婦宿の方角を表し、
その右横には女性の顔、その下にはお金のようなものが大理石に描かれています。 http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 12.セルシウス図書館の正面にある娼婦宿
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 13.セルシウス図書館の正面にある娼婦宿
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 14.大劇場
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 15.大劇場全景(収容観客数:2万5000人、高さ38m、直径154mの半円形)
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 16.アルカディアン通り(大劇場から港方向へ長さ500m、幅11m)
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 17.アルカディアン通りから大劇場を望む
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 18.古代世界七不思議に選ばれたアルテミス神殿跡(1本の円柱のみが残されています。)
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 19.アルテミス神殿跡 円柱の上にはコウノトリが巣を作っていました。
写真撮影:2008年6月30日午前 (本ブログの全ての写真はコピーライトを有す。無断転用・転載・複製を禁ず。) |
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図書館の レンガ作りの壁 おしゃれですね〜(~~)
そして 大劇場 大きいですね〜
マイクなど無い時代に 音響効果を考えてあるのは 驚きです!!
2008/7/21(月) 午前 8:58
羨ましい〜〜素晴らしいところへいってらしたんですね^^
旅行記はじめから読ませていただきました。
石灰棚やカッパドキヤなど、本やテレビでしかみたことがありませんが、
すごくて記憶に残っています。
遺跡など現在ほど技術が進んでいないのに、古代人は
よく作ったものですね。遺跡をみるとそう思います。
イスタンブールってきれいな町ですね。ショッピングは
観光客相手のおみせだと割高ですよね。それより・・
(治安がよければ)地元民のいくところが安くておもしろいでしょうね。
いってみたいな〜〜〜〜^^
2008/7/21(月) 午前 11:13
セルシウス図書館立派ですね!
良さが伝わってきましたので、次のトルコ行きにエフェソス遺跡加わりましたよ!
2008/7/21(月) 午後 1:00
みちこさん
セルシウス図書館は2世紀頃のものとしては斬新なデザインの建築物だったと思います。大劇場も統治者が変わっても受け継がれて増改築がなされたことが素晴しいですね。
2008/7/21(月) 午後 4:03
花笑みさん
旅行記はじめから読んでいただきありがとうございます。今回のトルコ旅行は天気よし、ガイドよし、観光地よし、食べ物よしで大満足でした。現地で撮った草花については近々、本ブログの花紀行で紹介しますのでお楽しみに。
2008/7/21(月) 午後 4:13
にょんにょんさん
セルシウス図書館のよさを感じていただき光栄です。エフェソス遺跡が近い将来、世界遺産登録の可能性もあると思います。一度は見る価値がある遺跡ですね。
2008/7/21(月) 午後 4:28
こんにちは。。。いろんな国を旅されているようで羨ましいです。。。カンボジアはいいですよね〜。
。。アメリカのグランドキャニオンもスケールが大きく感動200%でした。。。
2008/7/21(月) 午後 5:49
こんにちは! 今日はコメントありがとうございました。ちょうど1年前思い出しました! 楽しかったトルコ旅行・・・
昨年カンボジアも予定していたのですが諸事情により中止してしまいました。解約金仕方なく支払いましたが・・・でもトルコでその思い吹っ切れました
そうそう私 9月にスペイン行きます
kasseyさん行かれたようですのでどうぞ参考にさせてください
そしていろいろ教えていただけませんか? もちろんツァーで行きますので自由行動はあまりないのですが・・・
お気に入り登録させていただきますが・・・これからもどうぞよろしくお願いいたします
2008/7/21(月) 午後 8:32
mukku aobaさん
コメントありがとうございます。カンボジアも本当によかったですね。グランドキャニオン、一度は行ってみたいところです。
2008/7/21(月) 午後 8:52
Reyaさん
ファンポチありがとうございます。
カンボジアは残念でしたね。トルコ紀行、スペイン紀行まだまだ続きますのでまた、お立ち寄りください。マドリッドのプラド美術館は最近は残念ながら撮影禁止になったようですね。
2008/7/21(月) 午後 9:05
レンガ積みがかなり、キチンとしているのが驚き。
昨夜、コロッセオの建築を見たばかりなので、
柱の積み上げや、ア−チを興味深く拝見しました。
お天気に恵まれたようで良かったですね。
2008/7/22(火) 午前 9:54
Alamedaさん
ローマ時代の遺跡の建造物はどこもしっかりとした技術に基づいて造られているようですね。ローマ帝国の統治力が隅々まで行き渡っていたということなんでしょう。
2008/7/22(火) 午後 1:38
ここの大劇場は大きかったですね。
娼婦の宿の広告は私も撮ってきました。ポンペイの遺跡にも娼婦の宿はありますから、太古の昔から娼婦は商売になっていたのですね。
2008/7/23(水) 午前 5:49
ひろしさん
正に大劇場ですね。今回一部修復中でした。娼婦は世界最古の職業のひとつとも言われていますよね。世の古今東西、共通なんですね。
2008/7/23(水) 午後 8:48
紀元後135年の建造物か!すごいな〜!!
こんなに美しいものを作っているんだ!感激だ!!
タイムスリップしてこの場面に立ってもみたいよ!!
娼館?・・・チョッと行きたいけど怖い!!!ポチ!
2008/7/24(木) 午前 8:41
言い忘れ!!娼館の広告感心したね!!もう一度気分はポチ!!
2008/7/24(木) 午前 8:43
風祭さん
ポチありがとうございます。当時エフェソスは25万人もの人口だったそうですから夜の娼婦宿界隈は相当賑わったのではないでしょうか。図書館から娼婦宿まで地下通路があったという情報もあります。
2008/7/24(木) 午前 9:07
遅ればせながら。。。
素晴らしいところですね。こういう遺跡を見ると当時の統治者の勢力が想像を超えて強いものだったことがわかりますね。
ポチとTBお返しします。
2009/3/20(金) 午後 6:02
Maximilianoさん
ローマ時代の遺跡ですが、比較的保存状態がよかったのでここまで立派の遺跡が残されたようです。
ポチとTBありがとうございました。
2009/3/20(金) 午後 7:07