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お待たせしました。エフェソス考古学博物館の後半は豊穣の女神アルテミス像2体とエフェソス遺跡のハドリアヌス神殿の4種類のレリーフが展示してある部屋です。 一枚目のアルテミス神殿遺跡の写真はトルコ紀行(6)で既に紹介したものの再掲載ですが、一本の円柱のみが残された寂しい遺跡です。 紀元前後の当時、この遺跡は世界七不思議のひとつといわれ大理石造基盤(55×105m)の上に大理石円柱(H=19m)127本が林立する壮麗なものだったようです。二枚目の写真参照。 2体のアルテミス像は一つの部屋の中で対峙した形で配置されています。製作年は異なりますが、AD1〜2世紀にいずれも五穀豊穣、多産を祈るために造られたものです。 アルテミス像のある部屋を抜けると博物館の最後の部屋になります。ここには8枚目の写真のエフェソス遺跡のハドリアヌス神殿にあったオリジナルのレリーフ、ドミティアヌス神殿にあったオリジナルの生贄の祭壇、遺跡の何処にあったか不明のオリジナルのドラゴンのレリーフなどが展示されています。 印象として「この考古学博物館を見ずしてエフェソス遺跡とアルテミス神殿遺跡を語るなかれ」です。小さいながらもエフェソス遺跡の魅力を充分に補完した博物館でした。横型写真はすべて左クリックで拡大できます。 http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 1.アルテミス神殿遺跡
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 2.アルテミス神殿遺跡の前にある神殿想像図
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 3.「偉大なるアルテミス」と言われている豊穣の女神アルテミス像 (全身)
製作年:AD1世紀後半、材質:大理石、 高さ:2.9m 頭部に大きな冠を被り、胸部に21個の「こぶ」みたいなものがついているのが特徴です。この「こぶ」の解釈にはまだ定説がないようですが、「女神の乳房」、「女王蜂に群がる蜜蜂」、「生贄として捧げられた牡牛の睾丸」などの説があります。最近の研究では三番目の「生贄として捧げられた牡牛の睾丸」説が有力。下半身は小動物のレリーフが施された足元までの長いタイトスカートで覆われています。残念ながら鼻と両腕の肘の部分から先が破損しています。 http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 4.「偉大なるアルテミス」 (上半身左側から撮影)
左右の上腕部分にはライオン像が、首の周りには装身具が彫られています。冠は3層からなり、上段は周りに円柱を巡らしたイオニア式神殿を中段のスフィンクスと下段のグリフィン(ギリシア神話で、頭と翼は鷲、胴はライオンの形をした怪物)とが支えています。 http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 5.「偉大なるアルテミス」 (上半身右側から撮影)
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 6.「偉大なるアルテミス」 (下半身)
腰周りにはエフェソスの象徴であるバラの花と蜜蜂、側面には地母神の使者である蜜蜂、正面には野獣の女主人アルテミスに仕える子羊、鹿、雄牛、兵士などのレリーフが施されています。 http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 7.「美しきアルテミス」と言われている豊穣の女神アルテミス像 (全身)
製作年:AD125〜175年、 材質:大理石、 高さ:1.7m こちらはライオンの像は上腕部にはなく下半身の一番上にあり、その下に花、蜜蜂、子羊、鹿、雄牛、兵士などのレリーフが施されています。上記の「偉大なるアルテミス」よりもコブが大きくなっています。 http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 8.「美しきアルテミス」 (上半身左側から撮影)
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 9.エフェソス遺跡ハドリアヌス神殿
神殿の奥の上部にレリーフ(コピー)が見えます。 http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 10.ハドリアヌス神殿のオリジナルレリーフ全体
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 11.ハドリアヌス神殿のオリジナルレリーフ (神殿奥の左上のレリーフ)
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 12.ハドリアヌス神殿のオリジナルレリーフ (神殿奥の右上のレリーフ)
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 13.ハドリアヌス神殿のオリジナルレリーフ (神殿奥の左上のレリーフ左側)
左から地域を代表する男の像、ヒペラロスの泉の象徴の容器を持った女性像、武装した男性像、(アンドロクロス?)、野生のブタを馬に跨って追いかけるアンドロクロス、兵士 http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 14.ハドリアヌス神殿のオリジナルレリーフ (神殿奥の左上のレリーフ右側)
左から兵士、男の像、ニケ、神、又はテーセウス、アルターとカルト後見人、兵士、ヘラクレス、アマゾン http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 15.ハドリアヌス神殿のオリジナルレリーフ (神殿奥の右上のレリーフ左側)
左からアマゾン1−4、パン、ディオニサス、サテュロス1、サテュロス2、象に跨ったデュオニシス、メナード http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 16.ハドリアヌス神殿のオリジナルレリーフ (神殿奥の右上のレリーフ右側)
左からダエ ローマ、セレナ(?)、神(?)、アポロン、アルテミス、アンドロクロスと犬、ヘラクレス、ディオニソス、又は皇帝テオドシウスの父親、ヘルメス、又は皇帝オドシウス、ヘカテ、又はアルテミスエフェシア、アフロディッテ(?)、シベレ(?)、又は皇帝テオドシウスの妻 http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 17.ドミティアヌス神殿の生贄の祭壇 AD1世紀
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 18.オリジナルのドラゴンのレリーフ 発掘場所確認できず。
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php 19.オリジナルのドラゴンのレリーフ 発掘場所確認できず。
写真撮影:2008年6月30日午前 (本ブログの全ての写真はコピーライトを有す。無断転用・転載・複製を禁ず。) |
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地母神の瘤は乳房かと思いました。
メキシコにも、いくつもの乳房でその数の
部族を養ったという神話と女神が
あったと記憶しています。
でも、牡牛の生贄からして、
こう丸と言う事も有りですね。
2008/8/2(土) 午後 2:54
Alamedaさん
「こぶ」については乳房説も根強いかと思います。解釈については議論が尽きないでしょうが、いずれにせよ豊穣を祈るために祭られた偶像だったことには異論がないでしょう。
2008/8/2(土) 午後 6:54
アルテミス像 素敵ですね〜(~~)
トルコなのに ギリシャ風なのは 文明が混ざっているのでしょうか・・・・・?(すみません 無知な印象で・・・・)
2008/8/3(日) 午前 8:50
みちこさん
ギリシアからきた人たち(イオニア人)がエフェソスやアルテミスを造ったと言われています。ですから建物や神話にはギリシアの影響がでていると思います。
2008/8/3(日) 午前 9:31
はじめまして。
スフィンクスつながりで来ました。
見に来てくださ〜い。お待ちしています。
2008/8/9(土) 午前 10:07
おにもつさん
ご訪問ありがとうございます。
そちらのブログにいってきましたよ。面白いブログですね。
2008/8/9(土) 午後 0:43
トラバありがとうございました。
ギリシャ彫刻は彼方此方の博物館で
見ていますが、
発掘現場の近くの博物館で見るほうが
あの建物の所とかいろいろ想像できて
良いですね!
ナイス・ポチ!
2015/6/15(月) 午後 11:29 [ Atsuko ]