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開幕直後の大コケから、14勝15敗3分け(9日現在)まで持ち直した巨人。最大7もあった“借金”の完済にリーチをかけた。しかし、優勝争い参入にはまだ課題山積だ。とりわけ、昨年の絶対的守護神・久保裕也投手(31)が不在となったブルペン陣の崩壊は、原辰徳監督(53)の悩みの種。独走を予想されたチームの最大の誤算が、まさにここにある。
9日の横浜DeNA戦(東京ドーム)は8−5で勝利。それでも、原監督は「(中継ぎに)もう1枚出てきてほしいんですけど…うまくいきませんね」と浮かない表情。 前日8日は6点リードを守り切れず、まさかの引き分け。「思った通りのピッチングをしてくれなかった」と、4点リードの8回に登板し制球難から1点を失った福田聡志投手(28)をやり玉に上げた。 一夜明けたこの日も、6点リードの8回。今度はDeNAから5年ぶりの古巣復帰となった、真田裕貴投手(28)である。今季初登板。しかしこれが散々。4連打を浴び1死も取れずに降板となった。 すると指揮官は前夜に続き福田をマウンドへ。ところが、1死後に代打の下園を押し出し四球。悪夢再現の冷や汗状態から、山口鉄也投手(28)にスイッチして辛くも逃げ切ったのだ。 「サナ(真田)もね…本来の力を100とするなら、(現状は)ほど遠い。あれが100なら、困ったものだ」と原監督のボヤキは止まらない。 考えてみれば、巨人の中継ぎ陣の苦しみの発端は久保の離脱から。昨年後半に抑えに定着したものの、オフに右股関節を手術。強行リハビリで開幕に間に合わせたが、右ひじまで痛め2軍に逆戻りした。 実績のある越智大祐投手(28)は大不振で、今季は5試計4イニングを投げ2本塁打を浴び4失点(防御率11・25)。こちらの2軍暮らしが続いているのも大誤算だ。 勝ちパターンの8回は、今季も16試合無失点の山口、9回は新守護神の西村健太朗投手(27)が安定しているが、7回を担う投手が見つからないと、勝利の方程式は描けない。 実は9試合に登板していまだ無失点、この日来日初セーブ挙げた新外国人、マシソン投手(28)がいる。ただし、春季キャンプ中の紅白戦で加治前竜一外野手(27)の側頭部にぶつけて病院送りにするなど、その後も制球難を露呈。いまだ“ノーコン”のイメージは払拭できていない。 原監督は「マシソンは最近ずっといいのよ。とってもいい。どこも悪くない。高木もいい。山口も健太朗もいい。ここにもう1枚加わってほしい」というのだが…。 大補強により、確かに打線と先発投手陣は厚みを増した。急務である中継ぎ陣の立て直しができない限り、V奪回への視界は開けてきそうにない。(宮脇広久) |

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