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内海はわずか108球でコイ料理。今季初完封で29日からの首位決戦へブルペンに休養をプレゼント (撮影・桐山弘太)【拡大】 額の汗を、気持ちよさそうに拭った。わずか108球、2時間27分でのコイ料理。広島の蒸し暑さの中、内海が理想的な省エネ投法で、敵地に詰めかけたG党に心地よい勝利を届けた。
「すごく気持ちよく投げられました。きょうはツーシームが良かった。今季初完封? 遅いと思いますね」
わずか4安打で、今季初の完封勝利。実は5月17日にチャンスがあった。ソフトバンク戦(ヤフードーム)で、八回まで2安打、117球。ベンチは開幕から無失点を続けていた山口への“石橋継投”を選択した。この日は逆に、29日からの中日3連戦(東京ドーム)へブルペンを温存。内海のエースらしさが光った、ファインプレーだった。
交流戦から手応えをつかんだツーシームを軸に、右打者の内角を果敢に攻めた。三回には先頭の石原に右越え二塁打を許した。次打者は投手の今井。簡単に犠打を許すまいと内角を攻め、自身の目の前に転がったバントを素早く処理して三塁封殺。「しっかりチャージできた。あそこがポイントだった」と胸を張った。投げるだけではいけない。9人目の野手として守ってこそ、エースとして貪欲に勝利を手にすることができる。
週に一度の先発で力を出しきるため、一切の妥協を許さない。走り込みを欠かさないために、照明点灯前の薄暗い東京ドームで一人、走る。神宮や横浜で試合があれば、午前中にジャイアンツ球場の外野を走ってから球場入りする日も。早起きにも「毎日子供を幼稚園に送っているからね。こっちの方が集中できるでしょ」とサラリ。努力を当たり前にできるのが、内海の強さでもある。
「すべてのボールの精度がよかった。きのう(27日)山口も2イニング放ってますし、そういう点では、6連戦の中日(なかび)に完封してくれるというのは非常に大きいですね」
原監督は、内海の完封に納得の表情を浮かべた。6月までに10完封勝利は、V9時代(1965−73年)の2年目、66年以来46年ぶり。20カード連続負け越しなし、最高の状態で29日から中日にぶつかっていける。ゲーム差は2。3連勝しなければ首位には立てない。だがそれを可能にしそうな勢いが、今の巨人にはある。 |

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