風まかせお天気日記。blog版

気象予報士・片平敦の日常つれづれ日記です。

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久しぶりの更新です。みなさんお元気ですか?
「アンカー」は年内はきのう24日が最後。今年も一年、ありがとうございました!

さてさて、わけがわからないタイトルかと思いますが、
これ、おととい日曜日の僕のスケジュール。
しかも舞台はすべて「高校のなか」です。

気象予報士会で知り合いの高校の先生にお話をいただいて、
京都府立桃山高校で講演会をしてきました!
いや〜若い子たちは本当に元気ですねぇ…!!
たっぷり元気をもらって帰ってきましたが、
僕との10年の年齢の差に、大きな溝を感じてもしまいました(泣)。

僕の講演はさておき、その日は吹奏楽部のクリスマスコンサートと
地学部の天体観望会がセットで行われるというスペシャルデー!!
講演が終わったあと、僕もその両方に参加させてもらったんですが、とても良かった!!

クリスマスコンサートのほうは、なぜか特別ゲストになってしまい、
ブラスバンドの演奏をバックにカラオケまでさせてもらいました…。
恥ずかしさと妙な快感(!)との入り混じった気持ちの中で
オンチな歌声を披露させてもらいましたが、ブラスバンドの皆さんにも感謝、感謝です☆

天体観望会のほうは、晴れ男の僕のはずが、なかなか雲が切れてくれず、
残念ながら、月や火星(現在大接近中!)を見ることはできませんでした。
でもすばらしいプラネタリウムを見させてもらって、
部のメンバーの生徒さんの解説に、しばし星空に吸い込まれて見入っていました。
覚えたぞ、冬の大三角と冬のダイヤモンド。
今度晴れた日には、ベテルギウスとリゲルとプロキオンと…探してみます。



それにしても、いまどきの高校生にはなかなかいない、
素直で明るくて元気な生徒さんばかりでした。
カラオケの打ち合わせでも丁寧に話してくださってアドリブばかりの本番にも対応してくれたり、
寒い中外で待っているときに荷物持ってくれたり案内してくれて
まるで「マネージャー」さんとばかりにいろいろとしてくれた子がいたり…。大感謝。

こんな若い子がいるうちは、ニッポンの将来はまだまだ明るいです!!(笑)
本当にありがとうございました。とてもステキな経験をさせてもらった1日でした。

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僕、本を読むのが好きです。
たぶん1〜2週間に1冊くらいは読んでいるので、
年間は…うわぁ、20〜30冊以上読んでいる計算になるのか…。
(しかも図書館で借りるんじゃなくて、買いたい人、なんです)

そんな僕がオススメする本を2冊ほど…。

1冊は言わずと知れたTBSのお天気キャスターで
僕の師匠の森田正光さんによる新著「理不尽な気象」です。
近年あちらこちらで起こっている「理不尽」とも言える気象。
地球環境問題からお天気キャスターの裏話まで、あっと言う間に読み終えてしまう、
だけど、内容はとても深くて考えさせられる1冊でした。面白かった!

僕のブログでも以前書きましたが、測候所無人化に対する警鐘もあり、
無人化反対!と強く思ってアピールしているのは自分だけじゃないんだ、
もっともっと気象の現場の最前線の「ミスターお天気」とも言える
森田さんも反対と思って訴えておられて、すごく嬉しくなりました。

お天気キャスターだって、特に気象行政や環境問題について、
社会に強く訴えていくオピニオンリーダーの役割をもっとやっていくべきだと僕は思います。
森田さんは茨城県筑波山のアメダス撤去の際などにも、
テレビやラジオの放送で強く反対を訴えていらっしゃいました。
(筑波山のアメダスがなくなると、東京の雪の予報が一層難しくなるんです…)
思えば、大学生時代に森田さんから学んだことが、
今の僕の天気解説のすべての基本なんですね…。
なかなか大阪ではテレビで拝見する機会が少ないですが、
関東にお出かけの際には、皆様、ぜひご覧ください!!!

ちなみに、
「朧(おぼろ)」「霞(かすみ」「靄(もや)」「霧(きり)」
の違いってみなさん分かります? 回答は、ぜひお読みになってご確認を…。



もう1冊は、まさに僕のような天気図大好き人間にとっては「名著」に当たります。
こんな本、読みたかった!!というような本なんです。
現在気象庁予報課の主任予報官(予報の現場のトップ)を勤めておられる
永澤義嗣さんの「天気図の散歩道」。かつて月刊「気象」に連載されていたものです。

みなさんは天気図って描いたことありますか?
中学校のときにラジオを聞いて描いた、アレ、です。
「石垣島では、北の風、風力3、晴れ…」と延々続く、アレ。
僕の原点はこの天気図を中学校のときに毎日書き続けたことなんですが、
天気図の等圧線のくびれひとつにドラマを感じ、
低気圧の一生に思いを馳せる人にはたまらない、名著です…。
(このブログの読者の方に、そんな方はいるのだろうか…)

天気図に興味を持っている方、気象予報士を目指している方は、ぜひご一読を…。
日々新聞やテレビなどで目にする天気図の中に新たな発見があること、うけあいです。

ちなみに永澤さんのインタビュー記事が最近の日経BPに載っていました。
  http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/cover/taiwa/
ぜひこちらもご一読ください!!


○理不尽な気象
  森田正光 著 講談社 840円(税込) 2007年10月 ISBN 978-4-06-272465-4

○天気図の散歩道
  永沢義嗣 著 クライム 2,800円(税込) 1995年09月 ISBN 978-4-907664-17-6

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