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僕にとって、春の一大イベントは、「ソメイヨシノの開花」です(自分の誕生日よりも)。
なぜか昔から、サクラ開花やツバメ初見やアブラゼミ初鳴きというような
「生物季節観測」には強い興味があって、いつもウキウキワクワクいました。
東京にいたころは、大学のウラに靖国神社があって、
ここ、東京のソメイヨシノの標本木がある場所なんです。
咲くころになると、春休みも用事でよく大学に行っていた僕は、
必ず標本木にも立ち寄って、ちょくちょく開花まで見ていました。
大阪の標本木は「大阪城西の丸庭園」にあります。
やっぱり大阪に来てからはここに通い詰めて、
サクラの季節は毎日のように標本木を見に行っています。
◇ ◇ ◇
今年も、いまかいまかと待っていた大阪のソメイヨシノが、ついに26日に開花しました。
(「開花宣言」なんてよく言いますが、実は「宣言」ではなくて「開花発表」なんですが)
開花したてのソメイヨシノって、まだ満開でもないからちょっとさびしいんですが、
だいぶ枝振りが赤くなったなかに、ほんの数えるほどしかないくらいなんだけど、
桜色のキレイな花の部分がなんと目立つことか。
「満開のころよりも、咲き始めのころが好き」、という方がけっこういらっしゃいますが、
その気持ち、僕も理解できます。
◇ ◇ ◇
そしてこの開花の日ばかりは、この標本木の周りが大にぎわいになる数少ない日。
今年も開花発表の瞬間をカメラに収めようと、テレビ5社・新聞2社がやってきていました。
気象台の職員の方が開花を発表した瞬間には、毎日眺めていたこともあり、
「きっとわが子の出産に立ち会うパパの気分ってこんなんなんだろなぁ」なんて思っちゃいました。
ただサクラが咲いただけなんですが、なんとも言えない嬉しさを感じるものです。
なんで日本人って、こんなにサクラが好きなんでしょうね。
◇ ◇ ◇
今年もまもなく満開の季節になります。
お花見の名所として知られる西の丸庭園ですが、標本木に気づく人は少ないはず。
もし行く機会があれば、ぜひ標本木を探してやってくださいね!
……なんかきょうはやたらしみじみした記事になっちゃいましたが、
たまにはこんなのもアリ、ですよね?
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