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体験から発信する防災・復興支援ブログ / 被災後の後始末、防災訓練、災害ボランティア、復興支援 : 遠藤正則

捨てるな!思い出の品

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 能登震災で被災し取り壊される蔵や家からでてきた先祖や家族の思い出の品(未登録の民族文化財)の
保存場所に困られているようすです。(報道記事は下にあります)

 新潟県では県立博物館が業務として常時受け入れる体制になっており、中越沖震災では、被災したこれらの家族の思い出の品は無料で一時預かり保全されました。
また、市民有志による倉庫提供による一時預かりも行われましたが、温度、湿度、虫、盗難、余震による二次災害の危険もあり、これらの有志保管の品も県立博物館に運ばれ保全されました。
なを被災直後の柏崎市内の博物館の展示品も倒れ酷い状況だったそうです。

災害に備え、文化財や家族の思い出の品(未登録の民族文化財)の一時預かり、保全体制の整備。
平時から残す意義と受け入れ体制の周知を自主防災会や学校教育で教え、発災後はすみやかに保全できる体制を整えるべきでしょう。
その為の保全ネットワークの整備、倒壊家屋からの掘り出し人材の育成と安全確保と資機材の援助、社会的認知・事故補償体制の整備も必要でしょう。
金があれば人材の育成、倉庫もなんとかなります。
この問題を大勢の人が認識し予算をつけてほしいと願います。

また、災害ボランティアが大挙して被災地に入り、冷静な判断ができない被災住民の思い出の品をゴミとして捨ててしまい、落ち着いた時期に「ボランティアが全部捨ててしまった。」と怨まれるような行為を繰り返している事を災害ボランティア関係者は意識していただきたいと願います。


関連記事
震災古文書・美術品保存のチラシ http://blogs.yahoo.co.jp/kateinobousai/46937618.html
珍しい和釘               http://blogs.yahoo.co.jp/kateinobousai/46776702.html
 


写真:輪島市門前支所にて 平成19年5月4日 

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北国新聞 12月5日 http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20071205103.htm より全文引用
◎被災地の「お宝」どこへ 輪島・民俗資料館閉館「困った」 「保管場所必要」と郷土史家ら
  
民家の蔵から見つかった總持寺祖院山門再建時の法被。被災地では貴重な民俗資料の散逸が懸念されている=金沢市内
 能登半島地震で損壊した輪島市門前町の民家や蔵から、貴重な民俗資料が多数見つかっている。二百点を超す資料の中には、明治期に焼失した總持寺祖院の山門を昭和初期に再建した際の儀式で使われた法被もある。一方、市立民俗資料館(同市町野町)が今年三月末に閉館した。震災後に見つかった資料は、市施設や廃校となった校舎に仮保管されているが、郷土史家らからは「能登特有の文化を伝えるため、しっかりした保管場所が必要だ」との声が上がっている。
 三月二十五日の震災後、門前町郷土史研究会会長で、加能民俗の会に所属する佃和雄さん(80)ら地元関係者は、県内の郷土史家や金沢学院大の研究者らで組織された「能登歴史資料保全ネットワーク」の協力を得て、散逸が懸念される資料の収集に取り組んできた。

 門前町内では十月までに、農業用具や工芸品、古文書など計二百四十一点が集められ、門前教育センターと旧七浦小校舎内に保管されている。

 中には、ほとんど現存していない資料がある。佃さんによると、同町広瀬の民家蔵で見つかった法被は、一九三二(昭和七)年に總持寺祖院山門の再建時、近くに住む子どもたちが「千本搗(づき)」と呼ばれる、地面を木の棒で打ち固める儀式に参加した際に身に着けたもので、「大本山別院」「山門千本搗」と白字で染め抜かれている。

 日中戦争に出征した軍人が、帰郷した際に集落住民に餞別(せんべつ)の返礼として配ったという、朝鮮半島や旧満州(現中国東北部)の地図をデザインした風呂敷も確認された。石川県立歴史博物館は「いずれも珍しく貴重な史料だ」としている。

 本来なら、これら資料の収蔵先に想定される市立民俗資料館は三月、入館者減で閉館した。市は収蔵資料の移転保管先が決まり次第、建物を解体し、土地を所有者に返還する予定だ。佃さんは「史料の散逸を防ぐため、合併を機に輪島地区、門前地区の史料を合わせて保存、公開できる場所を設ける必要がある」と力説するが、震災復興費が財政を圧迫する市では「当面、新しい資料館の建設は難しい」(市教委文化課)としている。

 佃さんは二日に金沢市内で開かれた加能民俗の会、石川郷土史学会、北陸史学会、石川地理学会、石川考古学研究会の県内五学会の連合研究発表会の席上、輪島市に働き掛けている「能登半島地震災害資料館(仮称)」建設構想への協力を呼び掛けた。石川考古学研究会の橋本澄夫会長=金沢学院大名誉教授=は「非常に重要な取り組みだ。県への陳情に協力したい」としている。
 
県内五学会の連合研究発表会の席上、輪島市に働き掛けている「能登半島地震災害資料館(仮称)」建設構想への協力を呼び掛けた。石川考古学研究会の橋本澄夫会長=金沢学院大名誉教授=は「非常に重要な取り組みだ。県への陳情に協力したい」としている。

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 私が中越震災後に被災地に通い続けた理由の一つに、木造建築は本当に震災に強いのか?
という疑問があったからです。
結論として、手を抜かず作った木造建築は地震の揺れに強く、現代の耐震構造、免震構造を昔から組み入れた構造でした。
木を差し込んで組み立てられ、差し込み部に隙間が多い一見加工精度が悪い作りも揺れを逃がす耐震構造でした。
土台を固定せず丸い玉石の上に家を乗せただけの作りは、最新のベアリングによる制震構造と同じと言えます。土台からずれ落ちたら持ち上げて引っ張り元の位置にもどせばよい。
補修する事を前提とした木造建築物は、震災で壊れても修復しやすい。

 世間一般に木造建築が地震に弱いように思われていますが、戦後の物資不足の時期に建てられた家や
補修する時期に補修していない家や手抜きの工法で作られた家が壊れています。
昔から伝わっている工法で作られた木造建築の家は丈夫でした。

 なぜ、建築家でもない私がこんな疑問、知識があったかと言えば長年ベストセラーになっている宮大工の方が書いた「木に学べ」という本に木造建築は地震に強いと書いてあったからです。
 木に学べ―法隆寺・薬師寺の美 (小学館文庫) (文庫)
 http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%A8%E3%81%AB%E5%AD%A6%E3%81%B9%E2%80%95%E6%B3%95%E9%9A%86%E5%AF%BA%E3%83%BB%E8%96%AC%E5%B8%AB%E5%AF%BA%E3%81%AE%E7%BE%8E-%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E9%A4%A8%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%A5%BF%E5%B2%A1-%E5%B8%B8%E4%B8%80/dp/4094058516


 被災地の古い家や寺院を見て回ると土地の文化を歴史を知ります。
震災の復興には、元の生活を取り戻したい。生まれ育ったここに住み続けたいという強い意志が必要に
なります。その意志は、その土地の文化、歴史が強く被災住民に影響を及ぼしていると気づきます。

 今、古い木造建築がどんどん減っています。国内はもとより国外も木造建築に適した木はなくなりつつあります。
昔のような木造建築で家を建てれば、とても高価な家になるでしょう。建築基準法でも問題があり認可はおりないそうですが、現在建っている木造建築はそのまま住む事ができるそうです。
 現在普及する工場でユニット化され現場で組み立てられる家は、震災も洪水も修復は困難な使い捨ての家になっているのが気になります。
残せる古い木造建築物は、日本の文化財として残し、その技術は再び現代生活に活用してもよいのではないでしょうか?

 12月1日、2日に東京でフォーラムがあります。お近くの方は参加ください。
2日は映画監督の大林宣彦さんの講演もあるようで、妙に幅広い視点で語るフォーラムだと笑ってしまいました。

 日本民家再生リサイクル協会 http://www.minka.gr.jp/index.html
  
  民家フォーラム2007 地域の文化資産としての民家をどう守り生かしていくか
  http://www.minka.gr.jp/event/forum.html




写真:山形

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ご近所にある歴史建築物(神社、石碑)や歴史を調べれば、そこが浸水地帯であったり、土砂崩れが
多い場所なのか知る事ができる。
歴史建築物を保存しようとすれば、実際の被災生活では何が困るのか? どう動くのか想定する事に
なる。
一度の講演会、会議ではなく数回重ね検討しあう事は、良い機会になるでしょう。


災害から文化財を守ろう 「ゆざ学」受講生がマップ作成 : 山形新聞
http://www.yamagata-np.jp/newhp/kiji_2/200711/02/news20071102_0017.php





写真;現在の紅葉まっさかりです。

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 3年前の中越震災では、被災した寺、神社の建物に国、県が支援する制度が当初無かったと思います。
後に新潟県の復興基金から支援される制度ができました。
人口の少ない集落や、檀家さんが少ないお寺さんは、その制度により多少は助かったと思います。
なかには集団離村するにあたり、壊れた神社を新築して集団離村した集落もあり、その想いに涙します。

 特に離村される方は、個別に配布された義援金の多くを先祖が代々お世話になった神社、寺に寄付なさ
れて離村されたのではないかと私は状況から推測しています。
 逆に、都市部では寄付金を募るお寺に対し檀家さん達が、集団で絶縁しかねない状況もありました。
それは、それぞれの事情が有り、余所者の私達が口を挟むものではありません。
しかし、神社、お寺は、宗教心が薄くても文化的なより所であり、地域としてのプライド、誇り、求心力
になり、被災地の復興に強く影響します。

 新築するにしろ、修復するにしろ、お金は必要です。
信心の強い老人は年金が収入源であり、世帯を担う息子達に寄付金を多くだすようには言えません。
息子世代も信心は強く有りませんし、日頃から付き合いも少ない時代ですから、そう多くの寄付を期待
する事はできません。
過去の良い時代のようにスポンサーになる地域のお金持ちもいない時代になりました。

 過疎地の神社、お寺を拝見すれば、その状況から数軒の氏子、檀家で長年細々と建物を維持していると
ころも見受けられます。
必要とする人が数軒、数十〜数百軒単位の建物。宗教法人に国、県の税金を投入するのかと言う意見も
あると思います。
しかし、被災地の心理面を考えれば、、先祖代々への失礼を詫びる思い。被災生活再建での金銭負担を
軽減する事は、被災したコミュニティー、個人への負担軽減、心のケアになり得ると考えます。

新潟は復興基金から支援する制度が出来ました。
能登にも同じような制度が出来る事と期待しています。
しかし、発災してから作られる制度ではなく、国が平時から支援制度を作り備え、助けていただきたい
と思います。
勿論、文化財としての支援制度で結構です。地域振興の一つの支援制度であれば、なお良いでしょう。


<能登の被災したお寺の生の声>
ブログ愚迷釋啓了 http://keiryo-y.cocolog-nifty.com/blog/
 能登半島地震 被災125日め http://keiryo-y.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_c6f9.html



写真:能登の山間地の小さな神社 平成19年5月撮影
   傾斜角は大きい。震災後、仮応急処置のままであり強い余震で倒壊の危険が有る。
   根本的に老朽化が激しい。敷地内の手入れは行き届いている。
   状況から氏子(信者)が数軒の過疎地の神社と想像。
   神社から過疎・離村問題を考える・・・

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 「倒壊した家の中から掘り出した家族の思いで詰まったアルバムが、雨で濡れていた。このままでは
カビて腐ってしまう。どう対処したらよいか?」
と質問いただきました。
水害にあった本の修復、保存を研究する大学の専門の先生に聞きました。

素人でもできる被災地環境でのアルバム等の本の保存方法です。

・泥、ゴミ等を刷毛、へらで丁寧に取り除く。

・室温18度以下にし乾燥させる。18度以上になるとカビの繁殖力が増す。
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・本、アルバムは横に置いて乾燥させない。立てた状態で乾燥させる。本の両脇に台になる物を準備し
 本が開いた状態にする。
 時々本を開き、ページをパ〜と開く。頻度は一時間に数回が理想。一日に数度でも可能。

・室温18度以下に保てないなら、冷蔵庫で冷やし保存する。
 衛生上、気になるのならビニール袋に入れ保存。
 氷で冷やすと結露し水分を経てカビる(腐る)ので注意。ドライアイスならOK。

・風通しが良い環境は良い。

・ドライヤーやストーブで急激に乾燥させると痛みが激しいので避ける。

・水分を加えるのはカビの原因になる。

・家庭用脱臭剤のファブリーズは、紙(表面の顔料)、インクの質を悪化さえる可能性がある。
 水分を加えるのと同様な現象が発生しやすい。




写真:イメージ

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