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体験から発信する防災・復興支援ブログ / 被災後の後始末、防災訓練、災害ボランティア、復興支援 : 遠藤正則

捨てるな!思い出の品

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 被災地では被災直後の勢いで家族の思い出の品物を全部捨ててしまい、生活が落ち着いた頃になると悔やむ事が多いようである。
特に大勢のボランティアが一斉に屋内の片付けを行った時に熟考せずに捨ててしまう事が多く、後からボランティアが八つ当たり的に怨まれている現象が見られる。

そんな事を避けるために、ボランティアが後片付けや引越しをする前に次の事をしよう。
1)ボランティアが貯金通帳や思い出の品まで捨て、後からトラブルになる事がある事を最初に説明する。

2)貴重品や使える品、思い出の品は家族が取り除いてからボランティアを入れる。前日までに完了。
  一晩寝て忘れ物や捨てる品物の再考を促す。

3)ボランティア投入日の朝や直前に再確認をしてもらう。

4)急ぎの時は、2〜3人のボランティアで必要な品物を取り出してから、大勢のボランティアを投入する。

5)依頼者が高齢者、怪我人、一部の家族が留守にしている時は、2〜3人のボランティアで時間をかけ  片付ける。


注意事項
・ボランティアは男女ペアが望ましい。

・一人ではしない。紛失物があると泥棒の疑いを掛けられる時がある。

・悪徳業者がボランティアとして参加する事もあるので、同じグループの人だけで派遣しない。
 第三者のボランティアを入れる。(ボランティアの相互監視)

・依頼者が留守の時は絶対にしない。必ずトラブルになります。   

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 私が災害で被災した文化財の一時保存や修復に興味を持つ理由は、震災被災地や水害被災では、数ヶ月経過すると「ボランティアが全部捨ててしまった。家族の思い出の品が何も残っていない・・。」という話をよく聞くからです。
被災住民を助けるはずのボランティアが「心の二次被害」を発生させてはいけません。

 現場のボランティアは「これは捨てていいですか?」と確認してから処分していますが、被災直後の疲労や大勢のボランティアが頻繁に処分するか確認する事でよく熟考せずにパニック的に捨てる事が多いようです。
また、一時保存する仕組みや汚れた品物を綺麗にする方法を住民やボランティアが知らない事も原因でしょう。
一時保存できる仕組みを構築し、汚れた品物を綺麗にする方法を市民に広く普及させましょう。

 被災文化財保護に関心の高い関係者は、古文書や美術品などの緊急保存に関心が高いように思えますが、私は「子供が数十年前に書いた絵やノート、服。思い出の本。家族の日記、メモ書き、賞状」などを捨てないで残したいと思います。
これらの品物は特に水害被災地で、水に濡れた品物は腐るからと捨てられる事が多くのが実情です。
その時は捨ててもいいと思えても、数ヶ月経過し生活が落ち着いてくると、思い出の品が何も残っていないと悲しむ事が多いようです。

 災害ボランティアをする人、コーディネイトする人は、災害ゴミと呼ばれる「家族の思い出の品」をむやみに捨てず、いくつか残すよう処分依頼者に声をかける気配りをしましょう。
これはと思える品物は綺麗にし、家族の方が写真に撮り残すよう声をかけてください。
 また、亡くなっている先代のお爺さんやお婆さんが大切にしていた品物は、文化財として貴重な物である事が多いようです。何だか判らないと捨てないで専門家の方に確認してもらう事も大切でしょう。
捨てた後に貴重な品と気づいたり、悪質な素人古物商にタダ同然に買われてしまったと「心の三次被害」を発生させる事を防ぎましょう。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/d4/70/vamp76324/folder/1576932/img_1576932_49811722_0?20100125215425

  
『毎年1月26日は文化財防火デー』

 毎年1月26日は、「文化財防火デー」です。
 
文化財防火デーは、昭和24年1月26日に、
 現存する世界最古の木造建造物である法隆寺の金堂が、
 火災により被害を受け壁画が焼損しました

 その後、昭和29年11月3日に法隆寺金堂の修理事業が竣工し、
 文化財保護行政も確立するとともに、
 文化財保護思想の一層の強化徹底を図るために普及啓発事業が行われるようになりました。

 その一環として、法隆寺金堂の焼損した日であること、
 1・2月が1年のうちで最も火災が発生しやすい時期であることから、
 昭和30年に、当時の文化財保護委員会(現在の文化庁)と国家消防本部(現在の消防庁)が
 1月26日を「文化財防火デー」と定めました。
 
 毎年この日を中心に、全国各地の文化財で消防訓練などが実施されています。


文化財の訓練風景

 ブログ内リンク・・・善光寺にある消防設備

 善光寺文化財防火デーの様子・・・コチラ

 松本城文化財防火デーの様子・・・コチラ (動画です:メディアプレーヤー対応)
   松本市公式ホームページ くるくるねっとまつもと様より引用


 文化財建造物の多くは木造であるため、
 火災が発生すると、貴重な財産が一瞬にして失われてしまう可能性があります。
 
 文化財を火災から守り、次の世代に伝えていくためには、
 文化財の所有者、消防機関、地域が一体となり、火災を発生させない環境作りが重要となります。
 
 文化財防火デーを契機に、文化財の防火について関心を高め、
 みんなで文化財を火災から守りましょう。

  

転載元転載元: 火点は前方の標的!(狙いは真ん中のブル!)ブログ消防団V分団

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 8月に発生した兵庫県佐用町の豪雨災害で水没した史料、アルバムの保全活動を行った「歴史資料ネット」さんの活動の様子がブログで公開されています。
 「水没した紙製品の保存」は確立したノウハウがありません。また、プライバシーの問題から保存作業の様子が公開される事はあまりありません。
ブログで公開されている事は貴重なノウハウです。
拝見すれば被災現場で活動するボランティアでも出来そうな事が多くあります。災害ボランティア、防災ボランティアを志す人の多くに知っていただきたいと思います。
また、保存講習などにも参加していただきたいと思います。
 
歴史資料ネットワーク(史料ネット) http://blogs.yahoo.co.jp/siryo_net
 
 水濡れ文書や古文書を捨てる前に相談を! http://blogs.yahoo.co.jp/siryo_net/29140196.html
 
 8/15佐用町にて水損史料を保全  http://blogs.yahoo.co.jp/siryo_net/29366294.html
 
 10/12第9回佐用町レスキュー  http://blogs.yahoo.co.jp/siryo_net/folder/803450.html

 
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 震災、水害被災地では被災直後の心身とも疲労し冷静な判断が出来ない時期に、大勢の熱意に燃えるボランティアが泥だし、ゴミ捨てボランティア活動をする事により、思い出の品まで「その場の勢い」で捨ててしまい、落ち着いた時期になると「思い出の品が何も残っていない。ボランティアがすべて捨ててしまった」と、怨まれる事がある。第二、第三の心の被災を助けるはずのボランティアが作る事もあると知っていただきたい。
 アルバムや何十年も前に子供が書いた絵、ノートなどは出来るかぎり残してあげる気配りが被災地で活動するボランティアの常識になってほしいと願います。


写真:資料 水害被災地にて

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