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体験から発信する防災・復興支援ブログ / 被災後の後始末、防災訓練、災害ボランティア、復興支援 : 遠藤正則

岩手宮城内陸地震

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 昨夜、TBS系のドキュメント番組で岩手宮城内陸地震の被災地、栗原市花山地区の仮設住宅を訪れた男女4人のネイリスト(爪の化粧をする人)の様子が放送された。
 彼女達は「訪問すれば大歓迎で迎えてくれてネイル希望者で行列になるかもしれないと期待していたようだ。」
現実は、6時間経過しても希望者は現れず、チラシをポストに入れたり戸別訪問をし宣伝した。


 番組の詳細は、ブログ「絵ココロ」さんが詳細に書かれています。
  TBSワンステップ! 地震で家を失った人達の心にネイルの力で元気を!前編
  http://makotoecocoro.blog57.fc2.com/blog-entry-177.html


 彼女達は、TVで見た「被災地での炊き出し屋台イベント村状態や芸能人の訪問イベント」のような住民達が大歓迎してくれるプチお祭り騒ぎの様子をイメージしていたのではないだろうか?
 被災直後なら誰でも大歓迎してくれるが、仮設住宅に入居し落ち着いてくると、住民との間に人脈、信頼の和が無いとイベントに訪問しても、参加者は数名〜十数名規模だろう。
(信頼の和を持つ人が仲介、参加してくれればイベントの住民参加は増える。)
まったく人脈、信頼の和が無い人やイベント・グループならば住民参加者が2〜3人という事は有り得る。
そこから出発し、通い、交流し、信頼を得られて少しずつ参加者が増えてくる。
最初から参加者が沢山集まっているという事は、あまりない。
それが、被災地ボランティアの現実!

 訪問、実行する側は「そのイベントをしたい」かもしれないが、「住民側はどうでもよい事かもしれない。」
彼女達もその事に気づいて真っ青になり、打ちのめされていたように見える。
「私達は、何故受け入れてもらえないのだろう?」
仮設住宅を訪問するボランティア、通いボランティア達が悩み通る道。
最初から大成功し満足して帰るより、「何故なんだ?」と苦悩する方が人間的にも進歩するだろう。
人の手を触れながら会話できるネイルは、心のケアを実行するツールとして素晴らしいものだ。
今回の事で諦めずに、再びネイルの道具箱を持って戸別に仮設住宅を訪問してほしい。
カメラマンを連れず自発的にそう行動するのなら、私は拍手を贈ります。


ワンステップHP http://www.tbs.co.jp/onestep/oa.html
  
 #37 2009年4月5日放送 宮城県栗原市花山地区
 http://www.tbs.co.jp/onestep/onair/oa20090405.html
 
 #38 2009年4月12日放送 宮城県栗原市花山地区    ← 来週も続きが放送されるようです。



写真:ネイル・ボランティアが開催された「栗原市花山地区 応急仮設住宅の談話室(小型の集会室)」



P.S
 先月、開催された落語慰問ボランティアは初めての訪問でも大盛況だったそうで、彼女達が最初のうち嫌われたのはTVカメラを連れてきたからでは?

 一般的な世間の認識が最初の彼女達のような認識ならば、私達は声を大にして「マスコミが作り上げた災害ボランティアのイメージを改めなければならいのでは?」

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栗原市で落語

今日、山形在住の俊風亭太平楽さんが栗原市花山地区に落語の慰問に行きました。

 俊風亭太平楽の旬な日々。
 花山湖 http://blogs.yahoo.co.jp/tuginosuke37/13456067.html

詳しい様子は、そのうち誰かが発表するでしょう。
私は行けなかったので詳しい話は知りません。



俊風亭太平楽さんの落語は、29日に霞城セントラルで開催される派遣村の相談会の席でも見れるようです。
山形派遣村! http://blogs.yahoo.co.jp/tuginosuke37/13298159.html

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 義援金の配布は毎回もめる。栗原市のように被災者、被災地域がはっきりとしていれば配布メニューも作成しやすい。義援金を贈った人も納得しやすいだろう。
しかし、それ以外の個人の住宅被害など目に判りやすい形での被害が少なかった周辺地域に配布する事は難しい。
 話題になっている「大崎市の357ある行政区に地域防災対策支援金として、一律8万4000円の配布」は私個人の心情としては許容範囲と考えています。
というのも、「被災地内で集める義援金と被災地外で集まる義援金は、寄付する側の心情、集め方が違う。」と考えているからです。

「個人がコンビニや商店で自発的に募金箱に入れる寄付金:自発的寄付」
「友人、知人が寄付を頼むと頭を下げてまわってくる寄付:お互い様的寄付」
「地域組織、様々な業界、組織団体が依頼する寄付:半強制寄付」
では性格が違う。

 大都会仙台市や県外から義援金を贈る人の気持ちは、大部分「自発的な寄付」でしょう。
被災地、その周辺では、個人の意志による自発的寄付以外に地縁者による寄付依頼が多く発生します。
発災直後の報道が落ち着いた頃、地域組織や様々な組織による「集金目標額、一人・一団体あたりの最低寄付額を指定した募金依頼が何回もやってきます(半強制的寄付)。」
地方では、平時から地域組織を介し目標額を指定された半強制的な寄付が多く断り難い。(地方だけ?)
 
 地縁者から寄付を依頼されるなら「お互い様」と財布から金を出す気にもなるが、組織的に金額を指定され寄付を依頼されると断れない雰囲気がある(半強制)。
それが一度ならずとも何回も依頼されると「いい加減にしてれ」と言うのが本音だろう。
 
 平成16年の中越大地震では、山形に住んでいる私も企業や労組、地域組織から8回の寄付依頼があった。
熱心なボランティアの私もいいかげんにしてくれと当時思ったものだ。
(現地に行けないので自発的に熱心に義援金を集める活動をした人達の熱意も十二分に知っています。)
 
 岩手宮城内陸地震の被災地周辺でも金額を指定されての義援金を集める活動があったと聞いています。
今年、山形の防災とは関係ない集まりでビックリする話を聞きました。
「今、社会の嫌われ者は、寄付をしてくれと定期的にやってくる熱心な宗教関係者と災害の都度に寄付してくれとやってくる人だ。というブラック・ユーモアで笑いを取る司会者の話を聞きました。」

 義援金は性格的に個人の救済に使われる為のお金と私は考えています。
しかし、個人的被害が少ないのなら、その地域が様々な組織力(半強制?)で集めた義援金を次の災害に備えた防災対策として使ってもよいのではないかと考え、私は許容します。
ただ、「観光客集客やイベントに義援金が使われるのは、どうなのよ?」と私も感じるところです。 
 これらの義援金問題は毎回発生している事で、使用目的や寄付先を指定した寄付活動が広く普及すればよいと願います。





栗原復興へファンド NPOセンター 河北新報 2009年03月12
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1029/20090312_01.htm
> 復興への長い道のりをともに歩もうとNPOセンターが開設。栗原復興市民ファンドに寄せられた寄付は、くりこま耕英震災復興の会(大場浩徳会長)と花山震災復興の会「がんばっぺ」(大山幸義会長)の活動費に充てられる。 
>  寄付の振込先は「東北労働金庫本店営業部 普通預金5823126」、口座名義人はNPO法人せんだい・みやぎNPOセンター。振込者の名前の前に必ず「復興」と記す。



義援金の行政区一律配分 大崎市議会が承認   河北新報 2009年02月14日
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1029/20090214_01.htm
>義援金のうち約3000万円を市内に357ある行政区に「地域防災対策支援金」として、一律8万4000円支給するための専決処分を承認した。
>市への義援金は約1億1000万円。被災者への支給は計約6000万円


義援金の使い道/善意を無にする「ばらまき」 河北新報 社説 2009年03月02日
http://www.kahoku.co.jp/shasetsu/2009/03/20090302s01.htm
> 大崎市に寄せられた義援金は宮城県からの配分金を含めて約1億1000万円。このうち約3000万円を、地域防災対策支援金の名目で8万4000円ずつ配る。使い方は各行政区に任されるというから、まさに「ばらまき」と言わざるを得ない。
 ほかに、観光地の風評被害対策として首都圏への旅行商品売り込みやグッズ製作などに1000万円を充てる。これも適切といえるかどうか、疑問符が付く。



スポーツ選手講演会に義援金使いません!奥州市が方針転換 河北新報 2009年03月11日
 http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090311t31005.htm 
スポーツ講演会への地震義援金支出中止 奥州市 読売新聞 2009年3月12日
 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20090312-OYT8T00161.htm


写真:大崎市

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 神戸市の震災復興計画は失敗だったと言われているそうです。
人口や商業売上高は震災前の水準に戻ったが、内訳は神戸市内から転出した土地の後に市外の人が転入し数字上復興したように見えるだけ。失敗の原因は、市が復興を急ぎすぎ住民の声を反映しなかったからと書かれた文献は多い。
 今年の1月に震災から14年経過した神戸市を訪問しましたが、長田町など空き地が点在し歯抜け状態の街を見ると、たしかに住民が戻っていきていない失敗だったのかなと感じます・・。 
 復興には行政も住民も参加する。神戸の教訓は、その後の被災地で活かされているようです。



住民が独自に復興描く 栗原市の花山と栗駒耕英  河北新報 2009年01月26日
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1029/20090126_01.htm
 
 
花山を「華山村」に 栗原・住民組織が独自復興案 河北新報 2009年02月08日
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1029/20090208_01.htm
 
 
栗原市、復興計画に市民の声 来月末までに策定 河北新報 2009年02月13日
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1029/20090213_01.htm
>計画に被災者ら市民の意見を反映させるため、市民検討会(高橋寿一委員長)を設置し、初会合を市役所内で開いた。
 市民検討会は9人で構成。被災者代表として「くりこま耕英震災復興の会」(大場浩徳会長)と「花山震災復興の会がんばっぺ」(大山幸義会長)から、会長を含めそれぞれ2人が参加。市社会福祉協議会などの関係者も委員となった。
 
 
被災高齢者に公営住宅 栗原市の復興計画案まとまる 河北新報 2009年02月26日
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1029/20090226_01.htm
>公営住宅を整備し生活再建を図るほか、住宅再建の相談会を定期的に開催する。地域コミュニティー再生のため、集落支援員を配置。
  
  
税の免除など要望 事業案で意見交換 栗原  河北新報 2009年02月28日
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1029/20090228_01.htm
>計画に被災者ら市民の意見を反映させる第二回市民検討会(委員長・高橋寿一行政区長会連合会長)を市役所で開いた。
   
 
被災地との通信確保 復興計画最終案提示 栗原市  河北新報 2009年03月13日 
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1029/20090313_02.htm
>計画に被災者ら市民の意見を反映させる市民検討会の第3回会合を市役所で開き、79項目の事業案を盛り込んだ復興計画の最終案を提示した。




写真:両復興の会、住民、社協、応援者達が参加し復興を考える意見交換会の様子 2008年12月
   栗駒を応援する会の施設(元居酒屋)にて 


注:神戸市が復興を急いだ事情も知っているつもりです・・


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