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先日の会議で「地域と社会福祉協議会と地元建築業のプロが協力し合い、家具の固定ボランティアを実
施した事例が発表されました。」
この計画が告知された時点で何割かの家は、家族、親戚で家具の固定をしたそうです。
残りの実施困難な希望する世帯(主に高齢者世帯)にボランティア作業は実施されたそうです。
震災対策の優先順位は、「避難袋を準備する事ではなく、家具を固定し怪我を予防する方が優先度が高
い」訳で、「なぜ家具固定ボランティアが盛んに実施されないのか?」
会議の休息時間に周りの人達と話が弾んだのですが、「私も以前は有料ボランティアでやろうかと思
いました(たまの休日にプライベートの時間を提供するのだから、材料費、交通費、飯代くらい提供し
てほしい)。
自宅であれば壁の中の構造も予想できますが、他人の家は難しい。賃貸であれば室内に傷をつけないよ
う固定しなければなりません。
そのため、建築関係の本を数冊(計1〜2万円)購入し勉強しましたが、「建築、内装関係のプロでな
ければできない。」という結論に達しました。
無料、有料ボランティアであろうと、「震災が発生し固定したはずの家具が原因となり怪我、死亡につ
ながった場合の責任を考えるとできない。」と言うのが本音です。
「法律上は、善意でおこなった行為で不慮の事故が発生した場合は責任を免れます。」(刑法?、民事?)
でも、民事裁判で責任を追及されれば負けてしまうでしょう。
仮にも経費としてお金をいただき「有料ボランティア」となった時、その責任を負えるか?
「私は責任を負えません。」
素人の日曜大工程度の腕前、知識の私は「責任が怖く、家具の固定ボランティアはできません。」
やるとすれば、親戚、知人の「この人は万が一の時でも訴えないだろう。」と思える人しかできません。
話を聞くと周りの防災ボランティアの人達も同じ考えだそうです。
(あうんの呼吸でお互いの考え、次の返答が予想できたのが面白い。みな同じ自問自答しているんだな!)
でも、「建築業界のプロ達が、業界ボランティアとして地域の安全に協力、奉仕する。」
これならできると思います。山形なら「業界の総意を取り実施できる」と思います。
しかし・・ 都会では、できないそうです!?
理由を訪ねると「計画を発表した時点で業界のプロ達が仕事として営業してしまう。業界の総意を取る
のは困難。」
業界の総意を取り付ける間に「悪徳業者が、その地域を荒らし回り、予想不可能な被害が大量に発生
し、家具の固定をする業者、ボランティアは信用されないだろう。」という話を聞き驚いてしまいました。
ははぁ・・・あ・・
都会なら有り得る話です。いや、山形でも宮城の悪徳リフォーム業者が暗躍し逮捕されています。
(この業者、我が家のリフォーム作業中にやって来て、関係無い所を勝手に工事しようとし、親父が
撃退! リフォーム中の家の情報が業界で漏れています。)
発表された事例にあるように、お互い知った顔、業界と地域が信頼関係がある地方の田舎町の規模な
らば可能と思われる事も、都会ではとてつもなく困難と知り、都会の防災ボランティアは大変だなと
思いました・・・。
結局「自分、家族の身は、自分で守るほかないと思います。」
P.S 建築業者が仕事として家具の固定を請け負った場合は、責任を考えれば「請け負わない」の
が良心か、「高額な技術料(業者の賠償保険料込み)」を取るだろうと考えます。
でなければ、「高額な料金を取る低品質な請負業者」か「知識、責任に無自覚な業者」か
「まさに有料ボランティア的な業者」ではないかと考えます。
現実問題として単純にL型金具を木ねじで固定した程度では、大きな揺れでは、はずれます。
気休め程度のものですが、確実に人的被害を小さくできるでしょう。
でも100%被害を防ぐのは困難です。
それを自覚すれば、プロも素人も「請け負えない」と考えます。(私感)
「それでも、しないよりまし。」とお互い納得した上で実施されるべきものと考えます。
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